search
とじる
トップ > トレンド > 文豪たちの性癖その二

文豪たちの性癖その二

 日本の作家の中でも三島由紀夫ほど、名声を得ながら、自ら非業の死を遂げた作家は居ないだろう。彼はその理知的で重厚な文体で数々の名作を世に送り出した。『仮面の告白』『潮騒』など、誰でも彼の著作を1冊は読んだことだろう。
 三島由紀夫は戦時中に、兵役検査に落ちるほどの虚弱体質だった。彼は次第に強固な身体に憧れを抱くようになり、恋愛対象も男性だった。彼が同性愛者だったのは有名な話である。そのコンプレックスから彼はボディビルや剣道などのスポーツに夢中になったと言う。

 川端康成はノーベル賞を日本人作家として初めて受賞した作家である。『伊豆の踊り子』『古都』など名作が多い。
 彼は三島由紀夫の結婚の媒酌人を努める程に後輩の三島を可愛がっていたと言う。三島の自決後、昭和47年に自宅マンションでガス自殺をした。享年72歳だった。自殺の原因として噂されているのが、川端康成は当時18歳の女給に恋をしたのだが、彼女に失恋したのが自殺の原因と言われている。
 そう言えば、川端康成の作品には十代の若い女性の主人公が多い気がするのは、川端康成の性癖のなせる技かも知れない。
(藤原真)

関連記事


トレンド→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

トレンド→

もっと見る→

注目タグ