受験生をモチーフにしたイベントとあり、尾木は「昭和の受験生」代表で学ランを、谷は「平成の受験生」代表でブレザーを着て登場。尾木は学生時代一日12時間の勉強をこなしていたといい、谷も受験期は10時間と決めて勉強をしていたことなどを紹介した。
谷は当時の勉強法について電子辞書などを活用し、「1時間やったら10分休憩と決めてやっていました」と回顧したが、尾木はこれに「科学的ね〜。同じ地球人だと思えない」と感心の眼差し。「昭和の時代は『四当五落』といって、4時間しか寝ていない人は合格、5時間寝ちゃうと落第と言われた時代で根性論だったんですよ」と述べ、12時になると母親が夜食を作って来てくれたエピソードなどを懐かしそうに振り返った。
尾木はまた英単語帳の約6000文字を丸暗記していたといい、「全部憶えるとほとんどの大学に合格できるといわれたんです」と過酷だった受験戦争の内情も紹介。現在の受験生には「努力は裏切らない。浪人して来た子、地方から努力してやって来た子、必ず大学で花開きます。頑張ってください」と呼びかけていた。
(取材・文:名鹿祥史)