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ペットのヤギに、約250万円の紙幣を食べられた? その結末に仰天

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画像はイメージです

 ロシアのRTテレビが、変わった事件を報じた。セルビア中部に住むシミック一家は、農場の拡大をするために、2万ユーロ(約250万円)を貯金。10ヘクタールの土地を契約する日の朝、牛の世話をするために外へ行く際に、その大切な紙幣をテーブルに置き、リビングのドアを閉じるのを忘れてしまったのだという。一家の父親は「それが私たちの不幸の原因だった」とのちに述べた。

 奇妙な音が気になった父親がリビングに行くと、シミック一家が何年間も飼っていたペットのヤギ「シロちゃん」がリビングに侵入し、紙幣を全て食べてしまっていた。父親はあまりのショックに一日中一言も口を聞かず、唖然としながら壁を見つめていたとのことだ。

 ヤギをペットとして飼うことは日本でも合法ではあるものの、それほど一般的なことだとは言えない。ここまででも十分に珍しい出来事だが、さらに事態は意外な展開を見せる。「シロちゃん」に対して怒り心頭の一家は、「シロちゃん」を丸焼きにして食べてしまったのだ。一家はニュースを聞いて集まった報道陣にも「シロちゃん」の肉を振る舞ったという。

 2009年にもペットが失態を犯し、話題になったことはあった。ケニアで、ある男性が給料をベッドの上に置きっぱなしにして出勤した。帰宅すると、バラバラになった紙幣の切れ端がわずかに床の上に散らばっていた。男性の飼っていた犬がしでかしたことで、怒った男性は犬を警察に連れて行き、「こいつを捕まえてくれ」と頼んだという。もちろん警察は断ったが、男性が警官の一人に“謝礼”を渡すと態度を変えて、犬を預かったのだ。その後、警官は賄賂を受け取ったとして解雇され、犬は男性に返された。しかし、給料を食べられた男性の怒りは鎮まらず、犬は売り飛ばされてしまったとのことだ。

 思わず笑ってしまいそうになる“珍事件”だが、お金を失った方としてはたまったものではないだろう。その結末が、仮にも大切に飼っていたはずのペットを食べるという事態になるのは穏やかではないが…。

文/浅利 水奈

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