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「耳がジンジンしたから」奇妙な犯行動機で69歳の男がスーパーの商品の袋に鎌で穴を開ける

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画像はイメージです

 東京都日野市のスーパーで10月、グラニュー糖や塩などの商品14袋に鎌で穴を開けるなどしたとして、69歳の男が威力業務妨害の疑いで11月末に逮捕された。店内の防犯カメラに商品の袋に穴を開けている男の様子が映っており、事件後、スーパーの従業員が他に被害がないか商品の安全点検を強いられたという。被害に遭った商品の総額は5000円弱。取り調べに対し、男は「このスーパーの食べ物で、耳がジンジンしたからやった。パンを買って食べたら体調が悪くなったので、個人的な恨みでやった」と容疑を認めている。

 この事件に対して、ネットユーザーからは「耳がジンジンって何?」「パンを食べたせいで体調が悪くなったなら、普通に文句を言えばよかったのでは」「なんにせよ、店にとっては迷惑極まりない犯行」と、男の犯行と供述内容への疑問の声が多数上がっていた。また、「なんらかの病気なのではないだろうか」「正直、正常な状態の人間とは思えない」「こうした事件を起こす人の脳内ってどうなっているんだろう」といった、男の異常性に言及する声も見られた。

 今年6月7日、千葉県市川市の大型スーパーで、陳列されていたハンバーガーを手に取って指で穴を開けている様子が防犯カメラに映っていたことから、自称無職の67歳の男が偽計業務妨害の疑いで千葉県警行徳署に逮捕された。男は5月27〜30日にかけて、食品売り場のワゴンで特売されていた、少なくとも6個のハンバーガーの袋に指で穴を開け、売り物にならないようにした。スーパーでは4月上旬から、カップ麺やヨーグルトのフタ、サンドイッチの袋に穴が開けられる被害が相次ぎ、6月4日に被害届を出していた。男は容疑を認めたものの、動機に関しては「自分でも言葉ではうまく言えない」と供述したという。

 こういった犯罪を起こす人間は、なんらかの原因で、自分自身でも感情のコントロールをすることができなくなっていた可能性がある。再犯防止のためにも、その後のケアを行ってほしいところだ。

文/浅利 水奈

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