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テレ東『池の水ぜんぶ抜く』に“文春砲”! 長崎県大村市長のウソとは?

 テレビ東京の人気番組『池の水ぜんぶ抜く』に“文春砲”がさく裂した。

 11月1日発売の『週刊文春』によると、10月14日放送の『緊急SOS! 池の水ぜんぶ抜く大作戦』で、長崎県大村市の大村公園の堀の水を抜いた際、ボラなど約3千匹の魚が大量死した可能性が高いという。

 指摘をしたのはNPO法人『おさかなポストの会』代表の山崎充哲氏。山崎氏はロケが行われた9月23日に現場で魚を乱暴に扱い、死なせる光景を目の当たりにしたとインタビューで答えている。記事の中で山崎氏は、
《移動先の池では当日、物凄い数の魚がひしめき合っていました。ヒレが擦れて真っ白になったり、泥に頭が突き刺さったまま死んでいた魚もいた。小さなクロダイなどもみんな死んでいましたよ。無理やり移動させられた魚たち約3千匹は死んでしまったとみて間違いない。せめて食用なり二次利用するべきだった》
 と指摘した。

 この記事を受けて園田裕史大村市長がFacebookに見解を投稿。
《テレビ番組の収録当日に移送しました魚、総数3386匹の内、収録当日の作業の移送前の桜田の堀で約20匹、移送先の池で約20匹、翌日以降の4日間に移送先の池で約30匹、桜田の堀で小魚が約100匹、合計約170匹の魚が死にましたことは確認している事実であります》

 一部の魚が死んだことを認め、謝罪している。しかしその後に、「移送先のボートレース大村近くの池には移送された3000匹を超える魚がいることを確認しています」と記事の内容を否定。山崎氏に対しては、
《記事に登場されております、なんとかポストの山崎様という方が、作業前の収録現場に「長崎県庁水産課の職員です」と名乗って立ち入られたようで、市職員が改めて所属を確認するため名刺を要求、確認したところ県職員でなかったため、その場から出ていかれ、2600名の一般見学者と同様に見学されていたという、何とも不可解なやり取りがあったことは聞いております》
と記した。

 だが、山崎氏は自らのFacebookに大村市と大村市長へ事前に「東京都レッドデータブック選定委員」と名乗った上で、9月21日にメールを送っていると主張。その内容は、池の水を抜くことの危険性を記したもので、
《事前に調査をし、守るべき生き物の洗い出しをして、保全や移植などの手立てを捕らないで水を抜くことは大変に危険なことです。市の職員や県に聞いたところ、専門家も全くいない状況でどのように作業を進めるのでしょうか。テレビ局の雇ったNPOに有識者はいません。せめて地元のレッドデータ選定委員や学芸員などの有識者と事前に対策を練ってから水を抜くべきではないでしょうか》
 と忠告している。

 さらに山崎氏は、ロケの後に「在来種しかいなかった」と、水抜きの必要がなかったことも指摘。

 大人気番組の裏側で何が起こっているのだろうか。この説明責任を果たさない限り、続編は放送できないだろう。

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