演技力が取り沙汰されることも多いモデル出身女優だが、そんな中でも演技力を認められ、成功を収めた女優がいる。そのひとりが松嶋菜々子。
「現在放送中のNHK連続テレビ小説『なつぞら』で、主人公の引き取り先の母親を演じている松嶋菜々子ですが、92年に18歳で女性ファッション誌『ViVi』(講談社)の専属モデルを務めています。その後、96年にNHK朝ドラ『ひまわり』で初主演を務めると、女優として順調にキャリアを積んで行き、90年代後半の大ヒットドラマ『GTO』や(フジテレビ系)『救命病棟24時シリーズ』(フジテレビ系)に出演。11年には、主演ドラマ『家政婦のミタ』(日本テレビ系)で無表情でミステリアスな家政婦を演じ、平均視聴率25.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)、最高視聴率40%という異例な大ヒットを記録しました」(ドラマライター)
また、プライベートではお騒がせだったものの、その確かな演技力で絶賛を集めている沢尻エリカも、ティーン向けファッション誌『ニコラ』(新潮社)でモデル活動をしていた。
「98年の芸能界デビュー後、モデルとして活動していた沢尻ですが、03年にドラマ『ホットマン』(TBS系)で本格的に女優デビュー。05年には映画『パッチギ!』やドラマ『1リットルの涙』(フジテレビ系)で演技力が評価されるも、07年に主演映画『クローズド・ノート』舞台挨拶の態度の悪さが原因で一躍“お騒がせ女優”に。しかし、12年の映画『ヘルタースケルター』で再評価されると、いまでは実力派とも呼ばれるように。来年には大河ドラマ『麒麟が来る』(NHK)への出演も決定しており、今後の活躍にも期待が集まっています」(同)
また、女優の杏も15歳から女性ファッション雑誌『non-no』(集英社)のモデルとして活動していた。
「杏は05年、20歳頃からモデルとして海外でも活躍するようになり、ルイ・ヴィトンのコレクションなどにも多く出演していました。女優としては07年にドラマ『天国と地獄』(テレビ朝日系)に出演し、デビュー。13年にはNHK朝ドラ『ごちそうさん』で主演を務め、その後も『花咲舞が黙ってない』(日本テレビ系)、『デート〜恋とはどんなものかしら〜』(フジテレビ系)で主演。その演技力を評価する声は年々高まっています」(同)
今クールの中から日本のドラマ界を引っ張る女優は出現するのだろうか。注目が集まる。