同作は、週刊少年ジャンプ(集英社)3代目編集長、西村繁男の著書「さらば、わが青春の少年ジャンプ」が原作。653万部という驚異的な発売部数を誇った少年ジャンプの、黎明期からのエピソードが記録されたノンフィクションだ。
「少年リーダム」の作画を担当しているのは次原隆二。黄金期ジャンプの人気タイトル「よろしくメカドック」の作者だけに、作品への思い入れは強い。
「今思うと、当時は『よろしくメカドック』の連載中で自分のことだけに必死で編集者がどんな風なことを考えていたかなど思い至らなかった。今になってこんな風に考えていたのかと感心もしながら描いています。これから激動の1983年に入っていきますので、週刊少年ジャンプが大躍進する時に編集部がどんな動きをしていたのかをみて、当時を懐かしんでもらえたらいいなと思います」(次原)
今年はデビュー30周年でもある次原。「少年リーダム」はますます面白くなるに違いない。