-
スポーツ 2010年01月25日 13時00分
“ストレイト”なガチバカ一直線!? 貴乃花と船木誠勝に相通ずる“マッドネス”
大相撲の貴乃花親方が、日本相撲協会の互助会体質に一石を投じるべく、二所ノ関一門から離脱し、無所属で協会理事選に立候補して、大きな波紋を呼んでいる。現役時代は、通算22回の優勝をすべてガチンコで成し遂げた“平成の大横綱”として名を馳せ、引退後も「八百長相撲の撲滅」の理想に燃える“若き過激派”として、相撲協会の守旧派からは常に恐れられ、煙たがられる存在、それが彼なのだ。 革命のためなら孤立も厭わないのが貴乃花親方の信条だが、プロレス界にも、彼とよく似た軌跡を辿ってきた男がいる。 ハイブリッドレスラー・船木誠勝である。 船木と貴乃花親方、この二人の天才の生き方はよく似通っている。まずは両者とも、中学卒業と同時にプロの世界に身を投じ、格闘士として純粋培養されて育ったことが挙げられる。結論づけるにはいささか早計かもしれないが、両者の良くも悪くもな頑固さ、偏屈さ、融通の利かなさは、社会人生活を経験しないままスターになったプロアスリート特有のものに見える。いわゆる“世間ズレ”を知らないピュアネスこそが、彼らの最大の共通点なのだ。 そして両者ともに、その“マッドネス”すれすれのピュアネスを抱えたまま、相撲界、プロレス界、それぞれの道で、旧態依然の体制をブチ破らんとする危険分子と化す。貴乃花親方が現役時・引退後と、ともに“ガチンコ革命”を角界に起こさんと独りぼっちの闘いを続けているのは先述の通りだが、船木も80年代末期にマット界を席巻した『第2次UWF』において、当時のトップ・前田日明にUWFの全ガチンコ化を迫り、前田に「5年待て」と諭された過去を持つ。 前田の「5年待て」発言に我慢ならなかった船木は、後に秒殺集団『パンクラス』を旗揚げし、90年代の格闘技ムーヴメントを牽引した。その姿は、二所ノ関一門の親方衆からの「2年待て」という説得に耳を貸さずに一門を離脱し、相撲協会に弓を引く道を選んだ、現在の貴乃花親方に被って見える。 現役引退後の船木は、俳優業転向、パンクラス離脱と、波瀾万丈の浮沈を繰り返しながらも、現在はプロレスに復帰。かつて“マッドネス”と称された狂気の片鱗をわずかには残すものの、パンクラス時代と比較すると、だいぶ憑き物が取れたような弾けっぷりを見せている。 一方の“ガチンコ革命”に懸ける貴乃花親方の今後の相撲人生も、さらなる迷走を続けることになるのだろうか。そして、迷いに迷い続ける彼の人生に、一筋の光明が差す日はやって来るのだろうか。(鶴岡忠勝 山口敏太郎事務所)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
-
芸能 2010年01月25日 12時30分
【ドラマの見どころ!】 『まっすぐな男』、『君たちに明日はない』、『サラリーマン金太郎』ドラマで見る“ゼネコン”の今
今回の【ドラマの見どころ!】は、 大きなビルや橋を建設する、日本が誇るゼネコン・建設業で働く若い男たちや、そこで働く人たちを「リストラ」する事を生業とする若い男のドラマ。民主党、小沢幹事長の土地購入問題に絡んで、にわかにクローズアップされるゼネコン・建設会社の今、バブルの頃とはだいぶ様子が違う様だが…。 まずは、佐藤隆太主演『まっすぐな男』(フジテレビ系)。フロンティア建設という会社でマンション建設に携わる松嶋健一郎(佐藤)は、30才の熱血社員。偶然知り合った栗田鳴海(深田恭子)というフリーターの女性に振り回される毎日だ。立場の弱い鳴海に無理矢理関係を迫った建築家に“たんか”を切ったり、マンション建設に反対している住民を上手くなだめたり、まったくもって建設業の「汚い部分」に白砂をかける様なストーリー。まっすぐなのは結構だが、本当にこれやってしまったら真っ先クビになる事を念頭に置いて見た方がいい。日本の会社の現実はもっともっと汚い。健一郎に思いを寄せる町田佳乃に貫地谷しほり、女優志望の鳴海の友人に佐々木希、OL役でさくらなど、女優陣が華やか。 次は、永井大が主演を務めて第2シーズンを迎えた『サラリーマン金太郎』(テレビ朝日系)。 元暴走族ヘッドで、今はヤマト建設の社員の矢島金太郎(永井大)は、亡き妻・明美の忘れ形見の竜太を、恋人で高級クラブ「ジャルダン」のママ・末永美鈴(井上和香)に預け、アフリカ勤務に旅立っていた。一年後に帰国した金太郎を待っていたのは、ヤマト建設の合併と、新たに就任した新社長・丸山(森本レオ)のボディーガード兼運転手という仕事。一見温厚な丸山の身辺にはなにやら物騒な出来事が次々に起こり…。 あいかわらず、どこまでいっても“上司至上主義”の金太郎が、「社畜」の様に体を張って会社の為(上司の為)に尽くし続ける。この姿が、非正規雇用50%を超える今の時代にはズレまくっていて、あまり共感できない。どうせ体を張るのなら、入札を有利にする為のワイロとか、政治家の支援団体の土地取引とか、そういう部分で泥をかぶってみればいい。テレビ東京の人気時代劇「逃亡者 おりん」の青山倫子が扮するミステリアスな社員・京子の活躍が楽しみだ。 最後が、NHK土曜ドラマ『君たちに明日はない』。リストラ請負会社に勤務する村上真介(坂口憲二)は、企業から依頼された社員を面接し、なんとか「希望退職」に追い込むプロ。成績も良く、社長の高橋(堺正章)に期待されている。第一話は建材メーカーの「森松ハウス」の社員たちを次々退社させていくが…。リーマン・ショックやJALの例を見ても明らかな様に、多額の人件費がかかっているのは会社の上層部であるのに、それの味方をして多額の利益を上げているリストラ会社を「正当化」するって、NHKまさかの失態!?。「実はあなたの業績は言うほど良くなかったんだよ」とか、「他にもっといい道があるから」とか、社員の首を切る事を納得させてしまうドラマの作りに疑問だ。 回を追う事に音楽業界、百貨店と業種を変えていく筋立てらしいが、どうせなら日本社会の縮図でもある建設業界をじっくり攻めてほしかった。 以上、私たちが生活する上で欠かせない建設業。しかし、多額のカネが流通するが上にブラックな部分も多い業界なのも事実。今回の3作は、「きれい事」を並べてばかりで闇を暴かず、いまいち切り込みが浅い。せめて、ドラマの上ぐらいはもっと、歯切れの良い展開にしてほしいものだ。(コアラみどり)
-
芸能 2010年01月25日 12時00分
実は苦労人だった坊主頭の新人女性アーティスト
今年の音楽界で注目されている新人の1人が新人女性歌手のICONIQ(アイコニック)。 昨年12月、「EXILE」のATSUSHIとのデュエットした「I'm lovin' you」の音楽配信でデビューし、個性的なベビーショート(坊主頭)の髪型が話題となったが、いきなり今月から放送される資生堂の化粧品ブランド「マキアージュ」の新CMに起用された。 「ICONIQはエイベックス・マネジメントの事務所所属で、所属レコード会社はエイベックスの一押しだが、デビューからわずか1カ月しか経っておらずかなり異例の抜擢。その抜擢にこたえるため、CMではロングヘアをカットし、ベビーショートに変身する姿が紹介されている」(広告代理店関係者) いくら仕事がらみとはいえ、女性にとっては大事な髪の毛をバッサリとはかなり根性がすわっているが、過去に売れない時代を経験したからだというのだ。 「新人アーティストという売りで詳しいプロフィールは明かされていないが、実は、彼女は02年に韓国のアイドルグループ『Sugar』のメンバーとしてデビューしていた。同グループは日本進出も果たしたが全く売れず、06年に同グループは解散。帰国後、08年からエイベックスに所属し伊藤ゆみの芸名で女優として活動していたがドラマ・映画・CMに数本出ただけで09年に米国に留学。そして、昨年12月に歌手デビューした」(週刊誌記者) そんな彼女だが、意外な才能があるという。 「『Sugar』時代の05年には韓国のバラエティー番組で活躍し、『MBC放送芸能大賞』を受賞している。トークもかなりキレるはず」(同) 歌手以外でも活躍できそうだ。
-
-
芸能 2010年01月25日 11時20分
ゴマキ 大ショック!! 母親が急死 自殺か?
「モーニング娘。」の元メンバーで歌手のゴマキこと後藤真希(24)の母親である時子さんが自宅前の路上で、倒れているのが見つかった。同居しているゴマキが発見、後藤の長姉が119番通報したものの搬送先の病院で死亡した。遺書などはないが、自宅3階の窓から飛び降り自殺した可能性が高いという。 ゴマキの家族は姉2人と元EE JUMPメンバーで、2007年に銅線の窃盗容疑で逮捕され、現在服役中の弟、後藤祐樹、そして亡くなった母親の時子さん。父親はゴマキが幼いころに事故死している。時子さんは周囲の人に弟の祐樹のことで悩みを語ることもあったという。母として祐樹が逮捕されたことにショックを受けていたことは間違いない。 ゴマキは中学1年生で「モーニング娘。」に加入してからは16歳の時に自宅を建てるなど一家を支えていた。そんなゴマキの芸能活動を支えていたのは母の時子さんであった。2007年に病気のため一時コンサートを降板した時も、「母親の手料理でゆっくりした」と語ったこともある。二人で外出することもあり、周囲からは“仲の良い親子”と評判であった。 今後、彼女が芸能界で復帰する上でも欠かすことができない存在であった。亡くなった母のためにもゴマキの一日でも早い復帰を待ちたい。
-
トレンド 2010年01月25日 10時10分
映画「交渉人」公開記念で美人時計に米倉涼子らが期間限定で登場!
株式会社美人時計(本社:東京都渋谷区)が運営する、美人が1分ごとに時間を知らせてくれるウェブサイト「美人時計」内で女優の米倉涼子さんが期間限定で登場する。今回、映画「交渉人」とのタイアップとして、「美人時計」とのコラボが実現した。 正午から30分間、間米倉涼子さんらが時刻をお知らせし、公開日までカウントダウンを行う。
-
-
社会 2010年01月23日 16時30分
ロマンス力を磨け! 日本ロマンチスト協会
日本ロマンチスト協会をご存じだろうか? 少し恥ずかしくなってしまう名称を持つこの団体だが、今、注目を集めている。そこで同協会を取材、気になる活動などを聞いた。 年間の代表的な活動としては長崎県愛野町で行われる『ジャガイモ畑の中心で愛を叫ぶジャガチュー』と『6月19日のロマンスの日』があるという。「ジャガチューは収穫前のジャガイモ畑でロマンティックに叫び、その甘く叫ばれたジャガイモをロマンスポテトとして販売していこうという試みです。ロマンスの日は大切なパートナーとのホスピタリティ向上のための“きっかけづくり”として活用していきたいです」。解説してくれたのは同協会の事務局長。これらの活動はいくつかのメディアで取り上げられている。 気になるのは設立の経緯だ。「2008年当時、地球温暖化などのソーシャルキャンペーンがはやっていました。しかし地球規模の問題を考える前に自分たちは身近な大切な人を幸せにすることができているのかと考え、“身近な人を幸せにできる人=ロマンチスト”という定義のもと最初は4〜5人でスタートしました」(事務局長)。名前だけから推測すると軟派な団体ではと思ってしまうが、実はとっても熱い趣旨があるのだ。賛同する人は徐々に増え、今では750人程度が関わっているという。 最後に事務局長は「恋人や家族との関係をしっかり考えることができるロマンス力のある人は仕事でも成功するはずです。また協会のメンバーがロマンチスト(身近な人を幸せにできる人)になっていけば自然と活動も広がっていくはずです」と熱く語ってくれた。 環境問題、景気後退など現代社会には多くの問題が存在する。もちろんそれらの問題を真面目に考えることは大切だが、その前に日本ロマンチスト協会で身近な大切な人について考えてみてはいかがだろうか。
-
レジャー 2010年01月23日 16時00分
アメリカJCC(GII、中山芝2200メートル、24日)藤川京子のフォーキャスト予想!
中山11R、アメリカJCCは◎マイネルキッツが力の違いを見せつけます。 前走の有馬記念は5着と入着。4番枠もプラスに働き、行き脚がついていつもより前で競馬ができました。道中はちゃんとついて行けたし、仕掛けてから直線では最後まで頑張って渋太さを生かし切りました。大舞台でこれだけの競馬ができれば立派です。 昨年のこのレースは4着でしたが、今年は立場が違いますね。大幅に力をつけての参戦となります。距離はもう少しほしい印象を受けますが、前走は積極的なレースができていたのでここも対応できそう。2200メートルあれば圏内でしょう。ペースに関係なく、どんな競馬でもできる点はこの馬の長所。自在性豊かで、この外回りコースもうまくこなせるはずです。 真ん中の7番枠からの発走は悪くないし、中団あたりにつけられそうなイメージ。13頭とレースはしやすく、少頭数でこのメンバーなら59キロでも分があります。中間はプールと併用して進められ、至って順調。最終追い切りでは松岡騎手を背に坂路調教。俊敏な動きで併走馬に半馬身先着し、最後までしっかり伸びました。反応もいいし、最近の集中力はハンパないですね。態勢は整っています。 レースは、シャドウゲイトが引っ張る流れになりそう。キャプテントゥーレ、ベルモントルパンあたりも前に行きたい馬。スローになりやすいコースですが、多少流れそうですね。 キャプテントゥーレが徐々にペースを上げ、デルフォイ、ネヴァブション、マイネルキッツらが仕掛ける展開。前を見ながら早めに動けるキッツは競馬がしやすそうですね。 幸先いいスタートを切って、大一番へ向かいます。馬連 (7)(2)(4)(9)BOX3連単 (7)→(2)(4)(9)(12)(6)(3)(1)→(2)(4)(9)(12)(6)(3)(1)
-
社会 2010年01月23日 15時30分
男と女の官能事件簿 同棲相手を殺害し頭部を切断した歯科助手の女性(2)
神奈川県大磯町のアパートで、会社員の奥田正哉さんが頭部を切断された遺体で発見された事件で、同棲相手だった歯科助手の相原芳美が逮捕されたのは、事件発覚から2日後の午前中のことだった。 芳美は小田原市内の高校を卒業後、2001年頃から大磯町内にある歯科医院で歯科助手として働くようになる。高校時代もとくに問題などはなく過ごしていたらしい。友人も多く、カラオケなどが好きな明るい高校生だったという。 歯科医院での勤務もまじめで、口数は多いほうではなかったようだが、常識的で会話やあいさつもキチンとできる、ごく普通の女性であった。医院のスタッフや来院する患者たちからも、一様に信頼されていたという。 一方、奥田さんは、やはり2001年頃に交際していた女性が妊娠し、いわゆる「できちゃった結婚」をする。横浜市内に新居を構え、子供も無事に生まれたものの、どうやら結婚生活はうまくいかなかったようで、2003年に離婚する。 その後、実家のある厚木に引っ越してきた。芳美と出会ったのは、どうやらその頃らしい。 そして、交際を始めた奥田さんと芳美は、2004年の9月頃から同棲を始めたらしい。 同棲というと、一方がもう一方の住まいに転がり込むというケースがよく見られるが、2人の場合はわざわざアパートを新規に契約して同棲生活を開始したという。 しかも、アパートの契約は、芳美が行ったとみられている。もともと芳美は地元であり、彼女の実家は2人が住んでいた、つまり事件のあったアパートからクルマでわずか15分程度の場所にあった。あえてアパート暮らしを選ぶほど、芳美は奥田さんとの生活に期待していたのだろうか。 当初は、同棲生活も順調だったようだ。だが、しだいに問題が表面化していく。 まず、同棲を始めた頃には、奥田さんは定職についておらず、収入がほとんどない状態だった。そのため、生活費は芳美がほとんど出していた状態だった。 それでも、奥田さんはなかなか職につこうとしない。その上、趣味のサーフィンには頻繁に出かけていた。 そんな状態を、歯科助手の給料だけでまかなうのは困難だった。そこで芳美は、同棲開始直後から平塚や厚木のキャバクラで働くようになる。 昼も夜も働く芳美に対して、奥田さんはヒモのような暮らしを続けていた。(つづく)
-
トレンド 2010年01月23日 15時00分
【これじゃ売れない!】 篤姫・宮崎あおい様に“飼い殺された”、永遠の「中二病」ロック・バンド、ASIAN KUNG-FU GENERATION
いつも人気アーティストにケチをつけ、文句ばかり言っている記者。今回はめずらしくお気に入りのバンドを紹介してみよう。それは、永遠の「中二症候群」を思わせるバンド、ASIAN KUNG-FU GENERATION(アジアン・カンフー・ジェネレーション)。彼らは、若い男のエキスを出し切った様な激しいサウンドを発しながらも、この手のロックにありがちな「精子」を連想するエロティクさをあわせ持たない、なかなか稀有なバンド。やかましいが決して下品ではない。で、あるからして国民的女優・宮崎あおい様の主演映画『ソラニン』の主題歌などを任せる事ができるのだ。 現在推定年齢30才前後の彼らは、どっかの女性アーティストが引き連れている冴えない男たちと違って、ボーカルの激ヤセ眼鏡・後藤正文以下、みんなけっこうイケテるお兄さん達。だのになぜかCDジャケットはいつも少女趣味なイラストがあしらわれている。しかし中村佑介という人が描いているこの細やかなデザインが、曲の世界観と合っている。一見、荒削りなアジカンのサウンドは、実はよく聴いてみるとこの絵の様に繊細。実はバンド少年ばっかりじゃ無く、オシャレな草食系男子や女の子からの支持も厚いのだ。「アジカンの曲は、まさにエッジ(スケート靴の滑り金具の氷面に接する“ヘリ”の部分)の効いた音楽!」彼らのデビュー当時の曲を聴いて、記者はこんな感じがした。 エッジでガリガリ氷をかいて、粗い氷の粒を弾かせ、いろんな光り方をする音色だ。 しかし、デビュー当時こそ荒い氷の粒だった彼らの曲が、だんだん最初から雪だったみたいに大人しい曲調に変わっていった。年齢と共に落ち着いて激しさが無くなり、今や記者の様な中年女に満点を出されてしまうASIAN KUNG-FU GENERATION。よくよく考えるとロックとしてそれはヤバイのではないか。アジカンの曲を売るターゲットが、少子化が進む若い世代を見捨て、アラサーOLなどにシフトし、確実に年齢層を上げているのだ。 08年に出たアルバム『サーフ ブンガク カマクラ』のモチーフは何と江ノ電。サザンオールスターズの「稲村ジェーン」をもじった「稲村ヶ崎ジェーン」とかもあって、もう視点は中高年である。まさか後藤氏は「くるり」の人みたいに“鉄っちゃん”だったのか? とさえ疑いたくなる。 記者が年取ったから言うわけでは無いが、ロックはやっぱり思春期を意識した「若者」のものであってほしい。【これじゃ売れない!】とか言って、売れる方向にシフトするバンドにケチをつけるのも何だが、アジカンの様なサウンドは「年寄り」や「おばさん」に媚びたら終わり。そちらの層へのアピールは、ジャケットのイラストで匂わす程度で十分ではないか。売れてもハングリーさを残してほしいと思うのは贅沢な要求か。 ジジババが大好きな「篤姫様」に飼い殺されたアジカンだけは、見たくないのである。(コアラみどり)写真 (江ノ電モチーフの『サーフ ブンガク カマクラ』。この落ち着き様に、永遠中二病の記者はショック!)
-
-
レジャー 2010年01月23日 14時00分
“馬ドル”桜井聖良 in 船橋競馬場 Part.2 「聖良さんの予想ポイント」
1月13日に船橋競馬場にて、ウマドルである桜井聖良さんのトークショーが行われた。競馬キャスターの浅野靖典さんが司会進行役として進められたトークショーは第一部と第二部に分けられただが、第二部では競馬の予想について語られた。 浅野さん(以後、浅)「桜井さんは乗馬をやってらっしゃいますが、それはパドックで役に立ちますか?」 桜井さん(以後、桜)「役立ちますね。馬のテンションを見るんですよ。例えば今日の第1レース。9番がチャカチャカしていたんですけど、テンションが高い状態だったんですよ。それで『9番がいいね』と言ってたんですが、マネージャーさんはそれをチャカチャカしてるだけととって、買わなかったんですよ。8番9番で決まったんですが、9番抜けで外してました(笑)」 浅「馬を見る時のポイントで、一番重視しているところはどこですか?」 桜「テンションと歩き方です。歩き方がぎこちなかったり、重かったり、馬場が良い状態じゃない時は良い方向に行かないので、そういったところを見たりします。あとは雨が降って渋っている時に、踏み込みがしっかりしてるかを聞いたりしています」 浅「気配、雰囲気はもちろんですが、足音というのも大事なんですか?」 桜「大事ですね。特に馬場が渋っている時はよく聞くようにしています」 浅「癖として音が鳴る馬もいますが、それが好調のバロメーターなこともあるんですかね」 桜「あと馬は、気合が乗っていると歩く音が変わるんですよ。ですから、よく知っている馬だと分かりやすいと思います。パドックで応援している馬の歩き方を見ていると、『今日は気合が入っているな』と分かるんです」 浅「南関東の競馬はほぼ毎日行われてますんで、なかなか追いかけ続けるのは難しいですよね。一見さんに『ここを見た方が良い』というアドバイスはありますか」 桜「馬を前から見た時の、脚と脚の間の幅です。幅が広いとスタミナがあるので、長距離レースの時にはここを見ています。あとは馬を横にした時の、前脚と後ろ脚の幅ですね。もちろん筋肉も見てますけど」 浅「筋肉までくると専門的な領域に入ってしまいますね(笑)。あとは馬のやる気が重要なんですね」 桜「やる気は大事だと思います」 浅「昨日は凄く冷たい雨が降っていたんで、今日の馬場は、乾きかけみたいな馬場ですよね。砂埃も多少上がってるので『まあ、乾いてるかな』という程度ですけど。馬に乗っていて、湿っている馬場と乾いてる馬場では、乗ってる感覚は変わるものですか」 桜「乗ってる感覚は全く違いますね。スピードの乗り方も違いますし。晴れてて馬場が乾いている状態の方がスピードが乗ります」 浅「逆に私は、馬場が硬めの、湿ってる方がいいのかなと思うんですが…」 桜「湿っている方がいいと言われてるんですが、私が乗っていた時は、乾いてた方がスピードが出ている感じがするんです」 浅「タイム的には湿っている方が出るんですけどね。感覚は別物なのかもしれませんね」 桜「私はそうでした。小学生の時に馬に乗って、そこで初めて、湿った時と晴れてる時の走りの違いを知ったのが印象に残ってるんです」 乗馬経験があり、かなりの的中率を誇る桜井聖良さんのアドバイスに、観客は皆聞き入っているようであった。 浅「桜井さんは最後までレースを見て行かれますよね」 桜「しっかり見て行きます。今日はありがとうございました」 (ちなみにこの日予想した船橋記念は予想的中しました!)(梅季颯 山口敏太郎事務所)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou