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スポーツ 2010年01月22日 12時30分
貴乃花の“造反”の陰に、北の湖の“復讐”あり!?
相撲界の火薬庫(?)こと貴乃花親方(元65代横綱・貴乃花)の周囲が、またしても揺れに揺れている。初場所後の2月1日に行われる日本相撲協会理事選挙に、自身が所属する二所ノ関一門から離脱して出馬を表明した貴乃花親方の行動が、またまた角界に波紋を呼んでいるのだ。 通常、理事選とは、角界に厳然と存在する「一門」同士が事前協議によって、そのポストの割り振りを決するもの。いわば、相撲協会の“互助会体質”の最たるものが理事選なのだ。その協会の旧態依然体質に、ガチンコな“過激派”貴乃花親方が弓を引いた。今回の理事選において、二所ノ関一門に割り振られた理事のポストは3つ。すでに一門内で、理事候補には二所ノ関(元関脇・金剛)、放駒(元大関・魁傑)、鳴戸(元第59代横綱・隆の里)の3親方の選出が内定していた。角界改革のために燃える貴乃花親方はそれを良しとせず、慣習を断ち切って断固立ち上がるが、周囲の親方衆からは「2年待て」と猛反発を受ける。その2年も待てぬとばかりに一門離脱、無所属出馬と相成った。 角界のガチンコ改革に燃える若きプリンス、立ち上がる! と捉えれば響きはよいだろうが、実は今回の貴乃花親方の周辺に、あるキナ臭い噂が流れている。なんと、彼の行動を後押しし、裏で糸を引いているのが、前協会理事長の北の湖親方(元55代横綱・北の湖)だというのだ! 北の湖前理事長といえば、時津風部屋リンチ死事件やロシア人力士大麻騒動などの一連の角界不祥事の責任を負い、自ら理事長職を辞した印象がある。しかし実情としては、在任末期には理事会で堂々と退任要求を突きつけられるなどのクーデターに遭い、石もて追われるような引き際であった。 そして今回の貴乃花親方の造反劇を裏で操っているのが、己を追い出した現行の理事会に強い恨みを持つ前理事長…という噂が今流れている。クーデターに破れた者が、クーデター返しを目論む−−。本当ならば初場所の大相撲に水を差す“泥試合”であるが、真相が明るみになる日は来るのだろうか…。
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芸能 2010年01月22日 12時00分
『龍馬伝』共演で福山雅治にロックオン? ヒロスエの男好き再燃に永井大冷汗!?
「あの福山雅治が龍馬を演じる!」と、鳴り物入りでスタートした2010年NHK大河ドラマ『龍馬伝』。放送開始前からTV界、出版界など各界で“龍馬ブーム”を引き起こし、視聴率も順調に20%超えでスタート。さらなる視聴率の上昇も見込まれ、龍馬ブームは今後も膨張する一方であろう。 NHKが総力を挙げて送り出す切り札『龍馬伝』だけに、キャスティングも社運を賭けた豪華版だが、その中でも目玉が、龍馬が初恋の相手(という設定)・平井加尾を演じる広末涼子。アカデミー賞作品『おくりびと』好演で女優キャリア上げ底急上昇の彼女にとっても、目下断トツの注目度を誇り、しかも方言指導要らずのネイティブな土佐弁を操れる『龍馬伝』出演は、願ったり叶ったりの展開と思われる。 実はこのヒロスエに、ドラマの役柄同様、福山龍馬に急接近中の噂が流れているのだ。ロケ地・岩手県で撮影中の二人の様子を目撃した現地住民の証言によると、オフ時でも広末は福山龍馬に、役柄同様に終始ぴったり寄り添っていたという。確かにかつての広末の奔放ぶりを考えれば、“最後の独身大物”福山にこれ幸いと狙いを定めたとしても何ら不思議ではない。何しろ彼女は、5歳の長男を抱えているとはいえ、離婚して今や自由の身の上である。 しかしこの噂を、現在の彼氏・特撮上がりの肉体派イケメン永井大は、いったいどんな気持ちで聞いていることか。文字通りの“永井”片思いを経て、ようやく最近になってその恋を成就させたといわれる彼氏。子持ちバツイチとはいえ、やっと射止めた極上の彼女を、もしこのまま雲の上の超大物に簡単にさらわれることとなったら、まったくもって目も当てられない。永井が天下の福山相手に、ヒロスエをめぐる恋のレースに打ち勝つには、40代の福山に“まさる““肉体性”で彼女を引き留めるしかないのかも!?
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レジャー 2010年01月21日 15時00分
「渋井哲也の気ままに朝帰り」 年始からキャバクラのはしご
年末年始、歌舞伎町や六本木のキャバクラは一時にぎわいを見せていた。歌舞伎町では、あるキャバクラは満席で、長時間待たなければならなかった、といいます。キャバクラ嬢の話を聞いても、とても忙しかった、と話す人が多かったのです。そのため、休みは1月1日だけ、という嬢も多かったのではないでしょうか。 年末年始の営業の基本は、「あけおめメール」でしょう。年賀状の代わりに、年を越してから、「あけましておめでとう」と携帯メールに送るのです。今年は、去年よりもデコメ(デコレーションメール)が多かったような気がします。 2010年の初めてのキャバクラは歌舞伎町でした。奇しくも09年の最後に行った店と同じでした。 その日、私は誰とも話していなかったので、夜、新宿ゴールデン街に飲みに行きました。すると、その店で知り合いに会ってしまいました。彼は1人会社の同僚を連れていて、3人で話しながら飲んでいたのです。すると、セッキャバに行こうという話になったのです。行き先は知り合いがかつて毎日のように通っていた店です。 店の前に行くと、知り合いは、 「○○○さんは、いますか?」 と店員に聞いた。すると、 「今日は休みです」 と答えたところで、知人のテンションは下がった。そして、 「○○○じゃないと、(40分に)一万円を払えない」 と言い出しました。たしかに、誰のためにキャバクラ代を支払うのかは重要でしょう。飲みにいくだけで、普通に飲む以上の費用がかかります。誰と飲みたいのか、誰と話したいのか、誰のおっぱいを触りたいのか、といったところがモチベーションを高めるものです。 結局この日は、再び知り合いの客引きがいる店に行くことになりました。1人1セット(60分)5000円でよい、ということなので、3人で1万5千円か、と思いきや、その客引きは、 「渋井さんは、指名ですよね?」 と言ってきた。誰のことを指すのかはわかりますが、まさか今日も入っているのか? ちょっと想定外だったな。結局指名することになり、知人の同僚も1人目で指名したことで、結局1時間で3万5千円になったわけです。年始のキャバクラだから、やや上機嫌だったのは仕方がない。 「じゃあ、帰りますか?」 と言うと、その知人が、 「この店、あと30分で閉店なんだって。だから延長という話があるんだけど」 と言ってきた。同僚がそれを願っているらしく、あと30分なら、ということで、延長になったのです。そこでテンションが急にあがったようで、嬢3人と我々の6人分のテキーラを頼んでしまいました。一気に飲みましたが、それほどアルコール濃度が高くない印象でした。私が指名した嬢も同じような印象を持ったのです。 しかし、その30分で5万円を請求され、「高いな」という印象を持ちました。なんでだ? 指名嬢に聞くと、テキーラ代が高いとのこと。「テキーラは女の子が酔いやすいので、高めに設定している」とのこと。 なぜか納得がいかない我々3人は、他の店に消えていったのでした。年始からキャバクラのはしごをするなんて…。<プロフィール>渋井哲也(しぶい てつや)フリーライター。ノンフィクション作家。栃木県生まれ。若者の生きづらさ(自殺、自傷、依存など)をテーマに取材するほか、ケータイ・ネット利用、教育、サブカルチャー、性、風俗、キャバクラなどに関心を持つ。近刊に「実録・闇サイト事件簿」(幻冬舎新書)や「解決!学校クレーム “理不尽”保護者の実態と対応実践」(河出書房新社)。他に、「明日、自殺しませんか 男女7人ネット心中」(幻冬舎文庫)、「ウェブ恋愛」(ちくま新書)、「学校裏サイト」(晋遊舎新書)など。【記事提供】キャフー http://www.kyahoo.jp/
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芸能 2010年01月21日 14時15分
東京メトロのCM「TOKYOHEART」はガッキ−へ? 厳しい風が吹く宮崎あおい
東京メトロのCM「TOKYOHEART」の出演者が4月で交代するという。現在、担当しているのは宮崎あおいだが、彼女の出演は3月で終了となり、後継はガッキ−こと新垣結衣になることが濃厚のようだ。 宮崎あおいは子役から芸能活動をはじめ、多くの映画やTVドラマで活躍、2007年には俳優の高岡蒼甫と電撃結婚。さらに2008年のNHK大河ドラマ『篤姫』では主役の座も射止めた。一方の新垣結衣はティーンファッション誌のカリスマモデルから女優へ『恋空』『フレフレ少女』などに出演し、多くの映画賞を獲得している。 ただ、二人とも“正統派”として支持を集めてきた女優であり、宮崎あおいから新垣結衣に出演者が変わったところで、さほどCMイメージが変化するとは思えない。では、なぜわざわざ交代する必要があったのか? 広告業界関係者は「CMが不評だったということはないです。ただ宮崎あおいは大河の主役になったことで、実力以上にギャラが高くなりすぎました。景気が良ければ問題ないのですが、このご時世ですからね」と解説する。また、芸能事務所関係者は「問題は宮崎あおいの夫婦仲ではないでしょうか。週刊誌などでたびたび“離婚が近いのでは?”と騒がれていますしね。CMはイメージが重要ですから」と別の見方をする。 「ギャラ」や「プライベート」の問題はどのCMに対しても同じことが言えるはず。「下手をすれば、他のCMでも切られていく可能性がありますよ」(前出の広告業界関係者)。今年は宮崎あおいに、広告業界から厳しい風が吹きそうだ。
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スポーツ 2010年01月21日 14時00分
今年は寅年 阪神の行方は? そして意外なライバルが!?
「寅年」に「今年はどうなる」とくれば、阪神タイガースを思い浮かべる方は多いことだろう。少なくとも関西圏での確率は大幅アップに違いない。 しかし残念ながら昨年は4位。真弓体制1年目はまさかのBクラスに転落した阪神だが、実力はまだまだ底知れないものがある。寅年の今年こそ、と全国のトラキチが期待するのは当然だ。 そこで気になるのが、これまで寅年に阪神は優勝したのか、ということ。はるか戦前の1リーグ時代にまでさかのぼって見てみよう。 阪神が優勝したのは、戦前の1リーグ制時代も含めると1937年秋、38年春、44、47、62、64、85、2003、2005年の9回あるが、そのうち最初の寅年は38年だ。37、38年は春秋の2シーズン制で、どちらの優勝もチームの優勝回数にカウントされる。そして、両シーズンの1位同士で年間総合優勝決定戦を行っていた。38年、阪神は巨人との年間総合優勝決定戦に勝利ししている。阪神は見事、過去に寅年に日本一になっていたのだ! しかも前年の37年も、春=巨人、秋=阪神での優勝決定戦で阪神が勝ち、2年連続のチャンピオンだ。強い阪神と強い巨人の「伝統の一戦」は、プロ野球発足時から始まっていたのだ。次の寅年の優勝は62年。2リーグ制後初優勝だが、日本シリーズでは東映フライヤーズに敗れている。残念ながら、寅年の優勝はこの2回だけだった。 他の寅年における阪神の成績はというと、以下の通りである(括弧内はその年のセ・リーグ優勝チーム)。50年=4位(松竹ロビンス)、74年=4位(中日)、86年=3位(広島)、98年=6位(横浜)…と、Aクラスは1度だけという有様だ。 ちなみに38、62年以外で阪神が優勝した年の十二支は、37年=丑、44年=申、47年=亥、64年=辰、85年=丑、2003年=未、2005年=酉。寅年と同じく丑(うし)年に2回優勝している。となると、丑年の昨年は優勝の可能性が高かったことになるのだが…。しかし、毎回優勝チームが違うことからも、寅年で2度優勝(セリーグでは1度だが)の阪神が優勝する確率は依然高いといえよう。 だが、ここに思わぬ伏兵がいた。 それが昨年最下位の横浜ベイスターズだ。50年セ・リーグ優勝の松竹ロビンスは、後に太洋ホエールズと合併している。そう、現在の横浜ベイスターズだ。これを合わせれば横浜も阪神同様、寅年に2回優勝ということになる(かなり無理やりだが)。 さらに、前回の寅年には日本シリーズで優勝、日本一になっている。横浜の寅年の順位は、チーム結成の50年から順に5位、2位、5位、4位、優勝(98年は日本シリーズも優勝)と浮き沈みが激しいが、2位と優勝があるのは見逃せない。 横浜は寅年に急に強くなる? ちなみに、巨人が2リーグ制導入後、寅年の優勝がないのが面白い。というわけで、干支から見ると、今年は阪神と横浜の一騎打ちになるのか?(もう一度言う。かなり無理やりだが)。 まあ、シーズンオフにあれこれデータを引っ張り出しこねくり回し、ああだこうだと考えて楽しむのがプロ野球ファンというもの。これも座興と許されたい。今年もキャンプインまであと少し。また胸躍る野球の季節が始まる。(横浜 六太 山口敏太郎事務所)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
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社会 2010年01月21日 13時00分
トンデモ窃盗犯ご用 被害者は30体以上のペコちゃん!
年の初めに、とんでもない事件が明るみに出た。 今月15日、和歌山東署は窃盗の疑いで、住所不定、元暴力団幹部の男(43歳、窃盗罪で起訴)を再逮捕、大阪府門真市の塗装工の男(43)ら2人を逮捕したと発表した。 この男たちが盗んだのはなんと「ペコちゃん人形」! 3人の逮捕容疑は、2008年8月31日午後5時20分頃、三重県伊賀市の「不二家」伊賀上野店から、ペコちゃん人形1体を盗んだ疑いによるものだ。同署によると、不二家の店舗からペコちゃん人形が相次いで盗まれる事件が続き、被害は和歌山市、大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、三重県など関西、近畿で30件以上に上るという。元暴力団幹部の男は「2008年8月以降、約10件の盗みにかかわった」と供述したが、塗装工の男は「喋りたくない」と容疑を否認しているという。ペコちゃん人形は時価5万円程度するそうで、当然、この犯行もネットオークションや専門店への転売目的と想像される。 お宝ブームでいろいろなグッズを収集するマニアが増え、ネットオークションの定着で意外なものにそれなりの値がつき取引される。そんな時代背景に、不況が重なった今の世の中ならではの犯罪なのだろうか。 それにしてもこの犯人たちには、米泥棒と同じような軽蔑したくなるようなみみっちさを感じる。被害に遭ったのがよく知られたキャラクターのせいか、なぜだか誘拐と同じような卑劣さを感じさせる犯罪だ。少なくとも2年前には、この犯行が行われていたことになるから、今回捕まった男たちと同一犯の仕業かはともかく、すでに何体かのペコちゃんはどこかに売られた可能性がある。 このペコちゃんたちがまだどこかに保管されてあり、全員(?)無事にもとの店に戻れることを祈りたい。今後の捜査状況を待ちたいところだ。(横浜 六太 山口敏太郎事務所)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
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芸能 2010年01月21日 12時30分
小栗旬にすがりつくしかない山田優
今月11日交際中の俳優・小栗旬とのハワイ婚前旅行から帰国したモデルで女優の山田優が20日、都内で行われたイベントに出席。一部で報じられた小栗との年内結婚については「ないですね。 全然違います!」とキッパリ否定。 しかし、結婚したい存在かについては「そうかな…まぁまぁご想像にお任せします」とのろけたが、そう簡単に結婚できないようだ。 「昨年春に長年看板モデルをつとめてきたファッション誌『CanCam』を卒業。その後、立て続けにドラマにブッキングされ、女優業にシフトしようとしているのだが…」(テレビ局のドラマ制作関係者) 今やプロフィールから抹消されているが、沖縄出身の山田は安室奈美恵らを輩出した「沖縄アクターズスクール」で歌とダンスを磨き、3人組ユニット「y'z factory」のメンバーとして芸能界デビューしたが、鳴かず飛ばず。しかし、並行して同誌モデル業を始めたところ若い女性のファッションリーダーとなって活動の幅を広げたが、演技力を磨かなかった“ツケ”を払わされているという。 「06年公開の主演映画『アキハバラ@DEEP』は興行収入1億にも満たない不入り。その後も主演映画はことごとく当たらない。演技力がないから、どの役をやっても同じにみえる。あれじゃあ、主演ドラマをやったところで、視聴率は望めない」(同) となると、もはや小栗との交際ぐらいしか話題がないが、あっさり結婚すれば話題もなくなってしまうのだ。 「小栗は都内の繁華街で相当遊び回っているが、山田は自らの生き残りのため全く気にしていない。あまり小栗にすがっていると、小栗にあきられてしまわないかが心配」(週刊誌記者) 幸せ絶頂で浮かれるのは分かるが、のろけすぎにご用心?
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トレンド 2010年01月21日 12時00分
松山ケンイチ、菊地凛子と共演はイイ感じ。でも、なぜか不安な映画『ノルウェイの森』
雑誌「TOKYO(KANSAI)★一週間」(講談社)で映画『ノルウェイの森』の、主人公“ワタナベ役”に扮した映像を「初出し公開」された俳優の松山ケンイチ。俳優として人気は高い松山ケンイチだが、『デスノート』(藤原竜也主演)こそヒットしたものの、その後の映画・ドラマの評判はどれもいまいちだ。そして12月公開予定の『ノルウェイの森』を監督するのが、賛否両論の問題作『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』を監督したトラン・アン・ユン監督。ユン監督の手で、若い松山は上手く生かされるのであろうか。 『ノルウェイの森』の原作者は、言わずと知れた村上春樹。この本が世界中に翻訳されている為、映画も世界で公開する事を想定して撮影されている。作者・村上春樹のイメージを投影した“知的青年”ワタナベ役を、何事も荒削りな松山ケンイチが演じるという無謀なキャスティングにも驚くが、ベトナム出身のフランス人、トラン・アン・ユン監督の作風はかなり異色。どういういきさつで『ノルウェイの森』を監督する事になったのか今のところ不明だが、「日本=ベトナム=オリエンタル」という、欧米人好みのザックリした“アジア感”みたいなものが関係しているようだ。 いつも、大々的にTVCMや広告をかけるので、それなりに動員数や視聴率はあるが、あまり松山の演技を評価する声は聞かれない。 二役が話題になった『デトロイト・メタル・シティ』、昨年公開のアクション『カムイ外伝』、重要キャストだった『カイジ 人生逆転ゲーム』(藤原竜也主演)、これらの映画はどれも不発。おまけに昨年の日本テレビ系のドラマ『銭ゲバ』も、内容が暗すぎると不評だった。彼に使われる「憑依俳優」とは「コスプレ俳優」をうまく言ったもので、演技に対して使われない。唯一松山の良さが出ている横浜聡子監督の異色作、『ウルトラミラクルラブストーリー』は、上映館が少ない上に、難解で評価も分かれる。どうも彼は難しい役やスケールの大きすぎる役に向かっていく傾向があるらしい。 しかし、「★一週間」の写真を見るかぎり、松山の古風な顔立ちに学生運動盛んな『ノルウェイの森』の時代性がマッチ。ワタナベの恋人、直子を演じる菊地凛子との雪景色のシーン・カットが美しく、彼の初めてしっとりとした作品になりそうだ。 菊地と松山の組み合わせは、意外に爽やかでイイ感じだが、彼女は松山主演の映画『カムイ外伝』で足を怪我して降板した、いわくつきの共演者。松山好みの「凛」とした魅力はあるが、現在放送中のフジテレビ系ドラマ『ライアーゲーム』を見る限り、特にハリウッド仕込みの演技力にも見えず、色気もいまいち、彼女で映画館に客が呼べるか心配だ。 とにかく菊地が降板したおかげで、現在の恋人・小雪と運命的な?出会いを果たした松山ケンイチ。普段は青森弁を話す純朴青年だそうで、どうも本人は何の狙いもなく、ただ「来た役を拒まず」演じているだけのよう。今のところまだ小雪にゾッコンみたいだが、役と同じ「来るものは拒まず」の精神で菊地に乗り換えたりはしないだろうか。そっちも気にかかる。(コアラみどり)
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芸能 2010年01月20日 18時00分
中山美穂が号泣 『サヨナライツカ』のジャパン・プレミア
中山美穂主演の映画『サヨナライツカ』の舞台挨拶付きのジャパン・プレミアが19日に開催された。『サヨナライツカ』はタイのバンコクを舞台に、男女の様々な愛の形と人生の究極の選択を描いたラブストーリー。 プレミアには歌手の中島美嘉がゲストとして登場。主題歌「ALWAYS」を初披露、同曲を生で初めて聴いた中山美穂は「すごくいい曲で…沓子(映画の主人公)の思いと歌詞がリンクしているので、歌を聴いているうちに、沓子の気持ちが思い出されて。そして歌詞が心に響いてきて…」と大粒の涙を流した。 監督は『私の頭の中の消しゴム』のイ・ジェハン。1月23日(土)から新宿バルト9、丸の内TOEI(2)他全国ロードショー。
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社会 2010年01月20日 16時00分
男と女の官能事件簿 熟年不倫で美人ヨガ講師を殺害(2)
名古屋市のヨガ教室講師、石田京子さんが失踪した事件で、彼女と交際していた元新聞社次長の米川源次郎が彼女の殺害を自供。供述通り彼女の遺体が発見された。 米川は京子さんとの交際のことを、「妻にはない魅力がある」「毎日にように電話で話していた」「彼女は純真な人で、一緒にいると少年のころの気持ちに戻った」などと、取材に訪れた新聞記者に臆面もなく話していたという。 米川の供述によれば、事件当日、愛知県犬山市の遊歩道で、米川は京子さんから別れ話を切り出されて口論になった。頭に血が上った米川は、道端にあった石で彼女の頭を2度にわたって殴って失神させ、首を絞めて殺害。遺体から衣服をはぎとり、バッグなどの所持品を奪うと、遊歩道側の山林に埋めた。 発見された時、遺体は下着もなくシャツ1枚だけの姿で、ひどく腐敗していたという。米川は、事件当日は遺体に土をかぶせた程度にしてその場から逃走し、後日改めて現場を訪れ、さらに深く埋め直したという。 また、犯行直後には、家族に「今、名古屋にいる」などとウソの電話をかけるなどのアリバイ工作も行っていた。 そして、自分が疑われるのを想定して、事情聴取の準備もしていたらしい。警察の取り調べにウソをすらすら答えられたのも、そのためだと見られている。 さらに、米川は事件後には頻繁に京子さんの家族に電話などで連絡し、彼女の安否を気遣うような素振りを見せている。それはあたかも、自分は無実であるとの演出のようであったという。同時に、彼女の家族から警察の動きを探る目的だったかもしれない。 しかし、そうした行動はかえって怪しいものとしか感じられなかった。結局は捜査の目が米川に向けられることとなったようである。 米川は、殺人と死体遺棄の容疑で逮捕、起訴された。2005年1月に名古屋地裁で行われた公判で、米川は「最初に彼女を石で殴った段階では、殺すつもりはなかった」などとして、起訴事実の一部を否認した。 しかし裁判所は、最初から石で2度も殴るなどの事実から「未必の故意」があったと認識。米川に懲役12年の判決を言い渡した。「一緒にいると少年のころの気持ちに戻った」などと言いながら、優柔不断な態度しか取れなかった米川。分別ある年齢にもかかわらず、あまりに身勝手な犯行だった。(了)