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スポーツ 2013年09月12日 15時30分
結局暴力ふるっていた! 「世界柔道」金メダルの天理大・大野に停学処分
部内の暴力問題で揺れる名門・天理大柔道部で、新たな暴力事案が発覚した。当初、現場に居合わせながら、止めなかっただけとされていた、先の「世界柔道」(ブラジル・リオデジャネイロ)男子73キロ級金メダリスト・大野将平(21=4年生)が、別の事案で暴力をふるっていたことが判明し、9月10日から30日の停学処分を受けた。 同大柔道部では、5〜7月に、4年生部員4人が1年生部員に対して、平手打ちをするなどの暴力行為を行っていたことが発覚。同大は5日、再発防止策が確認されるまで、男女とも柔道部の無期限活動停止を発表。藤猪省太(ふじい・しょうぞう)部長、土佐三郎監督を解任。暴行した4年生部員4人を30日間の停学処分とした。大野は現場に居合わせながら、止めなかった責任を問われ、学長からの厳重注意の上、主将を解任された。 全日本柔道連盟(全柔連)から再調査の指示を受けた同大は、6〜9日に柔道部員93人中89人に直接会って聞き取り調査を行った。 その結果、新たな暴行事案が明るみに出た。11日に同大が発表した内容によると、5月28日に同部主将(当時)だった大野を含む4年生5人と2年生5人、1年生2人が1年生部員数人に対して、平手打ちや足蹴を行った。2年生、1年生は4年生の命令で泣く泣く手を出していた。 これにより、同大は大野を含む4年生5人を停学30日、2年生5人に停学14日、1年生2人にけん責処分を下したことを発表した。 「世界柔道」から帰国後、「止められなかった自分がふがいない」シラっと話していた大野だが、別の事案で自ら暴力を振るっていたとなると事態は深刻。 同大を通じ、大野は「今回の件につきまして全柔連が暴力行為を排除していく中で、自分がたたいたということは誠に申し訳なく、心から反省しています。これからは成人した社会人となるように出直してやっていきたいと思います」と謝罪のコメントを出した。 大野は全柔連から、資格停止などの厳しい処分を受けることも予想され、決まっていた旭化成への就職も取り消されるかもしれない。(落合一郎)
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芸能ネタ 2013年09月12日 14時00分
早くも最終回後が恐い!? あまロス「あまちゃんロス症候群」が拡大中
放送開始から、はや半年。「東京編」も終わり9月末の最終回に向け、いよいよ「震災編」に突入しているNHK朝の連ドラ『あまちゃん』。人気脚本家、宮藤官九郎が朝ドラを手掛けることで放送前から注目が集まっていたが、今や社会現象ともいえる“あまちゃん旋風”が巻き起こる人気ぶりだ。 そんな中、ドラマ終了後を不安視する視聴者の声が殺到しているのだ。 「『あまちゃん』を毎朝見る楽しみがなくなった時の喪失感、“あまちゃんロス症候群”で、略して“あまロス”などと呼ばれています。ネットでは『10月から“あまロス”になったらどうしよ』、『ドラマを見るために起床しているのに、これからは何を糧に起きればいいの』。さらには『あまロス対策に続編お願いします』など、切実な声が数多く飛び交っているんです」(ネットライター) 確かに、震災シーンに向けた8月終盤の第21週は平均視聴率23.9%を叩き出し、小泉今日子が歌う挿入歌『潮騒のメモリー』がオリコンデイリー1位を獲得。7〜8月にかけてはロケ地となった岩手県小袖海岸近辺に前年同期の23倍の観光客が訪れるなど、何を取っても注目度は抜群だ。しかし、“あまロス”なる言葉まで誕生するほど思い入れを抱かせる理由は何か。 「祖母、母、娘と女三代の関係性、小泉今日子扮する主人公アキの母・春子がアイドルに憧れていたという過去など、自分に置き換えられる人物構成は大きい。さらに、どう見てもAKB48にインスパイアされたと思われる架空のアイドルグループ『アメ横女学園』でアキが奮闘する様子など、深くハマりやすいアイドルファンたちを虜にしたことも効いているでしょう。しかし最大の要因は、東日本大震災から立ち上がる姿を扱ったこと。やはり日本人の傷は癒えていないのです」(テレビ誌記者) ちなみに“あまロス”のほか、見逃した人に内容を話してしまう“あまバレ”、視聴を強要する“あまハラ”という用語まで生まれた『あまちゃん』ブーム。最終回放送予定の9月28日はどうなることやら。
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芸能ネタ 2013年09月12日 14時00分
松井珠理奈 AKB次期エースが公開したAVまがいのラジオ体操
『SKE48』と『AKB48』を兼任している次期エース候補筆頭格、松井珠理奈(16)が、“ドエロ過激ラジオ体操”の動画を公開し、驚きの声が広がっている。 問題の動画は9月1日に放送されたフジテレビ系『AKB放送センター』で流され、同日、動画共有サイト『YouTube』にも『珠理奈のラジオ体操』というタイトルで完全版が公開された。 「わずか3分半程度の動画で、松井がラジオ体操をカメラの前でするだけの内容なのですが、映像の内容は“エロすぎる”のひと言。ネット上で瞬く間に話題となり、ファンからも『フェチビデオじゃん』『まるでAV』などという声が相次ぐ事態になっています」(アイドルライター) 映像を見てみると、裾が非常に短く、腹部を完全に露出したへそ出しセーラー服姿の松井がラジオ体操をするのだが、問題はそのカメラワーク。終始、松井の胸からへそ出し腹部、そして陰部付近のみドアップで、顔を含む全身映像は左下に小さく流れているだけ。 「手を振り上げたり、背伸びをする動作のときなどに、へそ付近が全開になり、純白のブラジャーや“下乳”が何度も見えるほどにまで腹部が露出するのです。前屈する際など、腰の部分からパンティーが見えそうにもなります。松井が16歳なだけに、ロリコンイメージビデオではないかと思ってしまうワイセツさですね」(アイドルライター) 松井は、名古屋を拠点とする『SKE48』のオーディションに合格し'08年、わずか11歳でデビュー。同年発売された『AKB48』の10枚目シングル『大声ダイヤモンド』では11歳にして選抜メンバー入り。'12年3月からは、AKB48メンバーを兼任し、今年のAKB48グループ選抜総選挙では6位に輝いた。 「松井はAKBグループの次期エース格です。ただ、あまりに多忙なためか、しばしば体調を崩して公演やイベントを欠席し、昨年は入院するなど、もろいところもあります。さらに尊敬していた篠田麻里子が7月に卒業し、精神的に不安定になっている。松井は16歳にしては美乳と引き締まったヒップで知られ、本人も露出好きといわれています。6位という順位に納得していないため、今後もエロ票増加を狙い、もっと過激な露出をしていく可能性もありそうです」(同) ほかのメンバーの過激ラジオ体操もぜひ。
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芸能ニュース 2013年09月12日 11時45分
大人になっても父親を困らせたみのもんたの次男
情報番組「みのもんたの朝ズバッ!」(TBS)の司会でおなじみのタレントみのもんたの次男で日本テレビ社員の御法川雄斗容疑者が11日、東京都港区新橋5丁目のコンビニATMで不正に入手した他人名義のキャッシュカードで現金を引き出そうとしたとして、警視庁捜査3課に窃盗未遂容疑で逮捕されたことを各メディアが大々的に報じている。 報道をまとめると、8月13日午前1時ごろ、同局に近いコンビニ前で、酒に酔って寝ていた40代男性が警察官に発見され、警察が男性を保護しようと近づくと、男性のそばから別の男が逃走し、男性のバッグが盗まれていたという。 そのため、警察官は男と服装がよく似た御法川容疑者を発見して事情聴取したが、御法川容疑者がそのコンビニから、ほど近いコンビニで男性のキャッシュカードを使って現金を引き出そうとする姿が防犯カメラに写っていたため逮捕。警視庁愛宕署で調べを受けた御法川容疑者は「話すことはありません。弁護士が来てから話します」と供述しているという。 御法川容疑者は同局のスポーツ局に勤務。派手なところはあったものの、勤務態度は良かったようだが、同局総合広報部は「当社の社員が逮捕されたことは誠に遺憾です。事実経緯の詳細が明らかになり次第、厳正に対処いたします」とコメントし、同局のニュースでも報じた。 先ごろ、番組内で女子アナに対する“セクハラ騒動”が浮上したみのだが、9日から1週間夏休みをとり、「朝ズバッ!」も休んでいるが、「非常に驚いております。次男が世間をお騒がせしていることについて、父親として申し訳ない気持ちでおります」と直筆の謝罪コメントを各社に送付した。12日放送の同番組でも御法川容疑者が逮捕された件を報じただけに、16日に復帰するみのが番組内でもコメントをするかが注目されるが、どうやら、御法川容疑者は以前から父を困らせているようだ。 「みのが夏休みをとるのは今回が2回目で、事前に逮捕情報を把握していたのではと言われている。以前、一部で報じられたところに御法川容疑者は高校時代に万引きグループの一員として“犯行”に加担し補導され、停学をくらったことがある。どうやら、父親に対する反発もあって万引きグループに入ったらしいが、その際、本来ならば1週間程度の停学処分だったはずが、たった2日間で処分が解けてしまったという。どうやら、みのが裏から手を回したようだが、今回の御法川容疑者の不祥事は立派な犯罪行為だけに、いくらみのでもかばいきれないどころか、自身の地位を揺るがせる事態になってしまっった。みの本人のセクハラ騒動もあっただけに、TBS局内では早くもみのの降板説が流れているという」(芸能記者) 御法川容疑者への処分ととみのの今後が注目される。
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芸能ニュース 2013年09月12日 11時45分
「おもてなし」ブームに水を差す出来事が…
いま日本全国が2020年東京オリンピック開催決定に沸き立っている。その立役者の一人であるフリーアナウンサー・滝川クリステルらは、国際オリンピック委員会総会から帰国した10日に、東京都庁で凱旋会見を行った。だがその場で“身内優遇”とも取れる行為がなされるなど、祝福ムードの裏では不穏な空気に包まれていた。 猪瀬直樹東京都知事や森喜朗元首相らと並んで、滝川は出席。大注目の会見とあって多数の報道陣が押し寄せたのだが、その中にも注目の人物がいた。日本テレビ系「NEWS ZERO」でキャスターを務めている山岸舞彩だ。会見前から報道陣席で異常なほどの存在感を出していたから、目立つこと極まりない。 そして会見が始まり、質疑応答の時間に突入した時に、問題視されてもおかしくないような事が起きた。五輪招致決定後初めての会見とあって、多くの報道陣が質問をしようと挙手をしたのだが、質問が許されたのは4社だけ。そのうちの一人が山岸だったのだ。「2020年まで後7年、東京がどのように変わってほしいか?」との質問を自信満々にしたのだが、裏では報道陣から大ブーイングが起こっていた。 出席した某マスコミ関係者は「絶対に“八百長”ですよ。山岸はフリーアナを多く抱えた芸能プロダクション『セントフォース』所属。滝川はそのセントフォースが出資しているフォニックスの所属。同族事務所と言えます。初めから山岸が質問することが決まっていたのでしょう。このような国民が注目している会見で、いかがなものかと憤慨しているマスコミは多かった」 また会見後に行われる囲み取材に滝川は出席する予定だったが、それをドタキャン。その代わりと言ってはなんだが、夜に古巣のフジテレビ系「ニュースJAPAN」に生出演したのだから、報道陣の怒りの炎をますます燃え上がってしまった。「滝川は招致“Cool Tokyo”アンバサダーという肩書きだった。もちろん招致活動には税金も投入されています。今まで以上に『公人』という要素が強くなっているのに、あまり身内ばかりをひいきしていたら、いつか足を引っ張られることになるでしょう」とテレビ局関係者。 日本中で巻き起こっている「おもてなし」ブームに水を差すようなことにならなければいいが。
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芸能ニュース 2013年09月12日 11時45分
内田裕也が22年ぶりNHKに出演
ロックミュージシャンの内田裕也が13日にNHKの生活情報番組「あさイチ」に出演することがわかった。内田がNHKに出演するのは22年ぶり。 本人もツイッターで、「1991年東京都知事選立候補演説以来ナント22年振りにNHKに出演決定!」とコメントしている。
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アイドル 2013年09月12日 11時45分
柏木由紀が「ゼクシィ」特別編集長
アイドルグループ、AKB48の柏木由紀が23日発売の結婚情報誌「ゼクシィ」11月号首都圏版・特別版「プロポーズ“されたい”ゼクシィ」で特別編集長を務めた。10月16日発売のソロ第2弾シングル「Birthday wedding」とのタイアップ企画になっている。表紙ではウエディングドレス姿を披露。インタビューでは結婚観や理想のプロポーズについて語っている。
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レジャー 2013年09月12日 11時45分
ハッシーの中央競馬新馬セレクション(9/16中山・9/15阪神)
先週ピックアップした2頭。中山デビューの注目馬・マイネルレパードは、スタートで寄られ後方からの競馬。道中はドスローだったため、すぐに盛り返し中団7、8番手の位置取り。直線はヨーイドンの瞬発力勝負になると反応しきれず7着。やはり距離はもっとあった方が良く、瞬発力勝負には向かないタイプ。まだ幼い部分が多いので余計に厳しかったか。それでも距離を延ばしてくれば現在の完成度でも十分に勝負になるだろう。阪神デビューの注目馬・ミッキーアイルは、まずまずのスタートを切り、かかり気味に好位に付ける。400m程走ったところで折り合いが付き抜群の手応えで直線へ。少し気合いを付けはしたものの、残り200mまでは馬なりのまま。いざ追い出すと何度も手前を 変え、右へ左へフラフラしながらも伸び2着。手前を何度も変えながら伸びていたことや、スタートからしばらくかかっていたことを考えると能力は確か。順番はすぐにやってくる。上のクラスでも即通用するだろう。 今週の中山デビューの注目馬は、9月16日(月)第5R芝1600m戦に出走予定のサニーデイズ。馬名の由来は「晴れた日」。牡、黒鹿毛、2011年4月20日生。美浦・相沢郁厩舎。父フジキセキ、母ピンククラウド、母父ボストンハーバー。生産は日高町・前野牧場、馬主は星野祐介氏。伯母にはダートで4勝を挙げたオナーリーブ(父ダンスインザダーク)や、近親には2005年の交流重賞・兵庫ジュニアグランプリ(GIII)を勝ったモエレソーブラッズ(父フジキセキ)、2013年の共同通信杯(GIII)を制したメイケイぺガスター(父フジキセキ)がいる。近親の活躍馬の父はフジキセキが多く、上記2頭にはクロスが発生しているが、本馬はクロスなし。それでもフジキセキとは 相性の良い系統で、期待せずにはいられない。馬体を見ると、均整が取れており、トモ、肩共にしっかりとした筋肉が付いている。背はやや短めだが、母よりは距離が持ちそうな体つきで、マイルくらいまでOK。先行して押し切る競馬が合いそうなタイプ。なお、鞍上には丸山元気騎手を予定している。 阪神デビューの注目馬は、9月15日(日)第5R芝1800m戦に出走予定のエアカミュゼ。馬名の由来は「冠名+ブルゴーニュの歴史ある特級ワインの生産者名より」。牡、黒鹿毛、2011年2月23日生。栗東・池江泰寿厩舎。父キングカメハメハ、母ツィンクルヴェール、母父サンデーサイレンス。生産は安平町・ノーザンファーム、馬主はラッキーフィールド。2011年セレクトセール0歳市場において3990万円で落札された。祖母は1994年オグリローマンが勝った桜花賞(GI)で2着のツィンクルブライド。叔父には2005年のシンザン記念(GIII)を勝ち、2007年スズカフェニックスが勝った高松宮記念(GI)で2着のペールギュント(父サンデーサイレンス)が いる。馬体に目を向けると、まず目を引くのは前駆。発達した肩にたくましい胸前、そこから伸びる太い頸と、前駆から頸にかけて非常に良いつくりをしている。前駆と比べると頼りない印象を持ってしまう後駆であるが、筋肉の質は良い。やや胴が詰まっており、筋肉の付き方から距離はマイルくらいが良さそうだ。なお、鞍上には内田博幸騎手を予定している。※出走予定競争には、馬の体調、抽選非当選により出走しない場合があります。<プロフィール>ハッシー山梨県出身。北海道・浦河にある生産牧場での牧童経験を活かし、馬の適正を見極める。特技は寝わら上げ。本サイト毎週火曜掲載の「ハッシーの地方競馬セレクション」、土曜掲載の「ハッシーのロックオン〜狙ったレースは逃さない!〜」も担当している。
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社会 2013年09月12日 11時45分
中国人女性との偽装結婚を刑務所仲間に仲介した男らを逮捕
警視庁組織犯罪対策1課は、9月10日までに、中国人女性との偽装結婚を刑務所仲間に仲介したなどとして、電磁的公正証書原本不実記録・同供用容疑で、会社員の男(41=埼玉県狭山市水野)、指定暴力団稲川会系組員の男(36=東京都荒川区町屋)、中国籍の無職の女(24=大阪市西区九条南)の3人を逮捕した。同課によると、いずれも容疑を認めている。 逮捕容疑は11年10月、中国籍の女に長期在留資格を取得させるため共謀し、実際には結婚する意思がないのに、組員の男と中国籍の女との婚姻届を、埼玉県さいたま市の浦和区役所に提出し、組員の男の本籍地の東京都荒川区役所の戸籍に、嘘の記載をさせたとしている。 組員の男は中国籍の女から約50万円の報酬を受け取っていたといい、「報酬がもらえるからやった」と話しているという。 会社員の男は組員の男と服役中に知り合い、10年9月に出所後、在日中国人女性ブローカー(死亡)から紹介を受けた中国人女性と、自身や組員の男の刑務所仲間らとの偽装結婚を10組以上仲介していた。 ブローカー役を務めていた会社員の男は、中国人から報酬を得て、11年2月以降、約150万円を得ていたとみられる。 長期在留資格を得るため、外国人女性が日本人男性と偽装結婚する例は後を絶たない。今年6月には、東京都の留学斡旋(あっせん)会社の社長が、中国人女性から報酬を受け取って依頼をされ、金銭目的の日本人男性に夫役をさせ、結婚する意思がないのに婚姻届を出させたなどとして逮捕されている。(蔵元英二)
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社会 2013年09月12日 11時00分
スズキだけが“軽自動車増税論”に噛みつく理由
今や国内新車市場の4割にまで拡大している軽自動車。政府が2015年に予定している自動車取得税の廃止に伴う代替財源として、軽自動車税の大幅増税を検討していることに、スズキの鈴木修会長兼社長が「弱い者イジメだ!」と噛み付いた。 ところが、同業他社は表立った政府批判を控えている。その訳を関係者は「メーカーとしてのスタンスの違い」と指摘する。 「二輪車もあるとはいえ、スズキは自動車では軽一本ヤリです。ところが、軽で快進撃を続けているホンダはハイブリッド(HV)車など車種が多く、政府に盾突くのは得策ではないと考えている。ダイハツは親会社のトヨタがにらみを利かせている以上、触らぬ神に何とやらを決め込まざるを得ない。これに我慢できなくなった鈴木会長がガツンとぶち上げたのです」 “頑固一徹”鈴木会長の面目躍如だが、実はスマートなイメージとは裏腹に、自動車業界には他にもこんな笑うに笑えない話がある。 「政府が去年、エコカー補助金を打ち切った最大の理由は、日本自動車工業会の会長会社だった当時の日産が『HV車が売れているトヨタを利するだけ』として補助金の延長申請に抵抗したからです。日産が次世代のエースとして投入した電気自動車(EV)がパッとしないため“これ以上、利敵行為に走れない”としてライバルの足を引っ張ったのです」(情報筋) そんな懲りない“伝統”は、今なお健在である。情報筋が苦笑して続ける。 「トヨタ、ホンダ、日産、三菱自動車が7月末にEVの充電器普及で提携したのですが、これぞ同床異夢。トヨタとホンダは、燃料電池車を次世代の本命と位置づけている。EV普及を唱える政府の手前、EV命の日産、三菱自に協力のポーズを見せただけなのです」 まさにキツネとタヌキの化かし合い−−。直言居士の鈴木会長が投じた“直球”が、逆に心地よい。