田中将大
-
スポーツ 2021年06月27日 11時00分
楽天・田中、長引く不調に改善の兆し? 節目の白星を呼び込んだ粘投、来たる五輪にも好影響か
6月16日、東京オリンピック野球日本代表メンバーが発表された。稲葉篤紀監督が背番号順に選手名を読み上げ、6番目に田中将大の名前が発せられている。「先発投手として投手陣を引っ張ってもらいたい」との指揮官の言葉通り、五輪代表の中心選手としての期待が懸かる。 今回の日本代表の中で唯一、二度目のオリンピックを戦う選手であり、若手時より国際大会の経験も豊富だ。2008年の北京五輪、2009、2013年にはワールドベースボールクラシック(WBC)にも出場し、日本代表の「浮沈」も体に刻み込まれている。五輪という舞台で、最も頼りになる投手であると考えるのは首脳陣やファンも同じだろう。 とは言え、2021年のこれまでの成績を観る限り、決して順調とは言い難いシーズンを送っている。今年1月に日本球界復帰が決定後、NPB新シーズンへの活躍が願われるとともに、かつて成し遂げた「24勝0敗」という偉業の「再現」を期待する声さえも少なくなかった。それ故、3勝4敗(6月23日現在、以下同)という数字は、田中のポテンシャルからは程遠い内容に感じられてしまう。 また、MLBでは6年連続二桁勝利しており、通算78勝は日本人歴代3位タイ。日本復帰会見でも、再びメジャーのマウンドに登る想いがあることも語っていた。現在32歳という年齢を考えても、心身とも選手として全盛期であると信じるファンも多いはずだ。 だからこそ、五輪イヤーであり、日本復帰となる特別なシーズンである今季、一年を通して誰よりも注目され続けることも確かである中、背番号18の力強い投げっぷりを求める視線も増えていくだろう。 6月23日には西武戦に先発、6回4失点ながら、今季3勝目を挙げている。初回から失点を許すなど、苦しい内容だったものの、打線の援護もあり楽天は7回表に逆転に成功、田中にとって約2か月振りの勝ち星となった。 チームの連敗を7で止めることとなり、日米通算180勝目となったこの日の勝利は、楽天イーグルス、さらには田中将大本人にとっても、極めて大きな意味を持つ白星となった。4点を失っても投げ続けたことで、「田中のマウンド姿がチームを奮起させた」との声も強く、その影響力は、やはり期待以上のものをもたらしている。 この勝利をきっかけとして、今シーズンのペナントレース、そして東京五輪の大舞台で「神の子・マー君」がこれまで以上に躍動する姿、そしてあの投球後の激しい表情を取り戻すことを期待したい。(佐藤文孝)
-
スポーツ 2021年06月12日 11時00分
巨人復帰決定の山口、ファンに手放しで喜ばれてはいない? 球界OBも「ストイックに追い込んではない」致命的な問題を指摘
2019年オフに巨人からトロント・ブルージェイズにポスティング移籍し、今季は2月からサンフランシスコ・ジャイアンツ傘下マイナーでプレーしていたプロ16年目・33歳の山口俊。10日、その山口と契約合意したことを巨人が発表し複数メディアも相次いで報じた。 山口は3日に自身の公式インスタグラムで「日本に帰国することを決断しました」とNPBに復帰する意向を表明していたが、報道によると巨人は山口から日本に帰国した5日から獲得へ向けた交渉をスタート。チームが2019年オフにポスティング移籍を容認してくれたことに山口が恩義を感じていたこともあり。交渉は10日までにスムーズにまとまったという。 山口は巨人時代(2017-2019)に通算「60登板・25勝14敗1ホールド1セーブ・防御率3.47」をマークし、2019年には最多勝(15勝)、最多奪三振(188個)、最高勝率(.789)の三冠を獲得した実績を持つ右腕。ただ、ネット上には復帰を喜ぶ声の一方、「実績は申し分ないけど、今後活躍するかと言われると怪しい」、「マー君や平野でも苦しんでるのに、山口なんかがいきなり結果残せるわけない」と冷ややかな声も少なくない。 「今季の巨人は現時点(10日試合前時点)で先発防御率がリーグ3位(3.35)、救援防御率が同4位(3.62)と先発、リリーフのどちらも他球団を圧倒するほどのクオリティは有していません。そのため、先発として複数のタイトル獲得経験があり、リリーフとしてもDeNA時代(2006-2016)に『24ホールド111セーブ』をマークした山口は一見すると心強い存在のようにも思われます。ただ、MLBでの山口は昨季『17登板・2勝4敗1ホールド・防御率8.06』と打ち込まれており、今季もマイナーで『5登板・0勝3敗・防御率6.17』と不振。加えて、今季MLBからNPBに復帰した楽天・田中将大がここまで先発として『2勝3敗』、オリックス・平野佳寿もリリーフとして『3ホールド4セーブ』と今一つの数字にとどまっていることもあり、山口も復帰後はそれほど活躍しないのではとみているファンは少なくないようです。なお、田中・平野の苦戦はMLBとNPBの間での使用球やマウンドの硬さの違いが一因とも言われていますので、山口も今後どれくらいの早さで適応できるかが成績を左右しそうです」(野球ライター) >>「出ていけ!」ブルージェイズ・山口に現地ファン激怒 2戦連続の大炎上、「中継ぎで使う方が悪い」日本のファンは反発<< 入団後の山口は自主隔離期間を経て20日にもチームに合流予定と伝えられているが、二軍で調整登板などをこなす必要があるため一軍マウンドに上がるまでには時間を要すると言われ、五輪中断明けの8月中旬まで一軍登板がずれ込む可能性も指摘されている。すぐに戦力としての運用ができない点も期待が盛り上がらない一因なのかもしれない。 また、2012~13年にかけDeNAコーチとして山口を見てきた高木豊氏(元大洋・横浜他)は、9日に自身の公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画で「(コンディションがいいとは)見受けられない。太っちゃった(ように見える)もん」、「(報道などで)映し出される風貌などを見てると、そんなにストイックに追い込んではない(印象)」と、山口のコンディションは万全のようには見えないと指摘している。そのため、2019年のような投球を取り戻せるかは極めて不透明な状況ともいえそうだ。 NPB復帰意向の表明から1週間ほどで古巣復帰が決まった山口。それだけ期待を寄せられていることの表れともいえるが、果たして今後チームを救うような活躍を見せることはできるのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について高木豊氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCgr5CkgytiVfdnk4C0M42nQ山口俊の公式インスタグラムよりhttps://www.instagram.com/shun.yamaguchi_official
-
スポーツ 2021年04月10日 11時00分
楽天・田中将大、復帰延期は怪我のせいではない? 順調な回復見せるも…石井監督の“思惑”次第で更なる長期化もあるか
今季が開幕した3月26日に右ヒラメ筋損傷の故障を負ったことが球団から発表され、その後4月3日にソフトバンク戦(同月10日)での復帰が濃厚と伝えられていた楽天・田中将大。同月7日、その田中の復帰がさらにずれ込むことを複数メディアが報じた。 報道によると、同日取材に応じた楽天・石井一久監督は田中の復帰登板について、「10日で考えていたけど、やめておきましょうと」と10日の起用を見送ることを明らかにしたとのこと。また、「(10日から1週間遅らせて)17日もあるが、もう少し手前でも考えている」とも語ったことから、15日・ロッテ戦が新たな復帰予定日になるとの見方が強まっている。 10日の登板に向け最終調整に入っていると6日に伝えられていた田中。そのため、今回の延期は一見すると故障の回復遅れが原因のようにも思われるが、別の要因を指摘する声もある。 >>楽天復帰の田中、右肩・ひじは既に限界? 毎オフの意味深行動も金村氏が暴露「ある筋から聞くと…」<< 「田中の復帰登板延期を明言した石井監督ですが、同時に『順調に回復しているという話なので心配はしていない』と田中の状態は良好との旨を口にしています。実際、7日もグラウンドに姿を現し下半身のトレーニングや70メートルの遠投を行ったとのことですので、回復遅れが生じているとは少々考えにくいところです。そのため、今回の延期は現在のチームの状況や今後の試合日程などを考慮して決定されたと考える方が自然ではないでしょうか」(野球ライター) 田中を欠いた状態で開幕を迎えた楽天だが、6日・西武戦終了時点では「7勝3敗・勝率.700」でリーグ2位と好調。また、先発陣を見ても涌井秀章(2勝0敗・防御率1.29)、岸孝之(2勝0敗・同1.20)、則本昂大(1勝0敗・同1.42)といった面々がきっちり結果を残している。田中抜きでも十分戦えている現状を考えると、田中が早期復帰を目指す必要性はそこまでないともいえる。 また、次なる復帰予定日とみられている15日も、田中を起用する上でメリットとなり得る要素がある。報道通りに15日に登板すればその後は中6日で登板していくことが予想される田中だが、今後の日程を見ると「15日・ロッテ戦→22日・試合なし→29日・オリックス戦→5月6日・試合なし」と1週おきに試合が組まれている。 順調な回復を見せているという田中だが、怪我明けで臨む復帰登板を無事に投げ切れる保証はない。また、仮に投げ切れたとしても、試合後や翌日以降に筋肉の張りなどが生じる可能性もあるだろう。そのため、石井監督は翌週以降、余裕がある日に田中を起用することで、不測の事態への対応やローテ変更などを行いやすくした可能性もあるのではないだろうか。 2013年10月8日・オリックス戦が、NPBでのレギュラーシーズン最後の登板となっている田中。多くのファンがこの時以来の登板を今か今かと待っており、中には「チケットが無駄になるからこれ以上の延期はやめてほしい」、「あんまり登板しないとグッズ売り上げも鈍りそう」という声も見られるが、果たして15日の登板は実現するのだろうか。文 / 柴田雅人
-
-
スポーツ 2021年03月26日 21時30分
楽天・田中、登板前日の故障離脱に落胆の声「せっかくチケットとったのに」 今宮級の離脱長期化に懸念も
オープン戦で「3登板・2勝1敗・防御率2.25」といった成績を残し、27日の開幕2戦目・日本ハム戦での登板が内定していた楽天のプロ15年目・32歳の田中将大。26日、その田中の故障を球団が公式サイトを通じて発表した。 球団公式サイトによると、田中は25日に仙台市内の病院で「右ヒラメ筋損傷」、「試合復帰まで3週を要する見込み」と診断を受けたとのこと。同サイトには「幸いにも怪我の程度は軽症です。一日でも早くマウンドでの姿をお見せできるようにしっかりと治します」という田中のコメントも掲載されている。 田中の故障を伝える報道によると、田中は25日の練習中に右足の張りを訴え、その後病院で検査を受けたところ故障が発覚したとのこと。また、チームの石井一久監督が「明日田中は登板しないことになった」と明言したことや、代役にプロ5年目・22歳の高田萌生が起用されることも伝えられている。 >>楽天復帰の田中、右肩・ひじは既に限界? 毎オフの意味深行動も金村氏が暴露「ある筋から聞くと…」<< 田中の登板回避を受け、ネット上には「マー君登板回避ってマジかよ、せっかくチケットとったのに」、「MLBとは違うマウンドの硬さが負担になってたのか?」、「メジャー帰り投手は割とすぐ故障する印象だけど田中もか…」、「3週間登板無しは営業面でも相当な痛手じゃないか」、「高田は単なる代役とは思わず、マー君からローテ奪い取るぐらいの気合で頑張ってほしい」といった反応が多数寄せられている。 一方、「ヒラメ筋って今宮が昨シーズン棒に振った故障箇所じゃなかったか?」、「今宮と同じ怪我なら、最悪3カ月離脱の可能性もある」、「今宮は1カ月半って言われてた離脱期間がかなり延びたから、マー君も3週間じゃ帰ってこないんじゃないか」といった、ソフトバンク・今宮健太を絡めたコメントも複数見受けられた。 「一部ファンが引き合いに出している今宮は、昨季8月下旬に左ヒラメ筋損傷で離脱。当初は復帰まで1カ月半から2カ月と見込まれていました。ところが、今宮はシーズン最終戦の11月9日・西武戦までに戦線復帰はできず、その後のCS・日本シリーズも離脱したままシーズンを終える結果となっています。そのため、今回の田中も今宮のように、当初想定されていた復帰までの期間が大幅に延びるのではと懸念しているファンも少なくないようです」(野球ライター) 違和感を訴える前までは特に予兆などはなく、実戦登板や練習をこなしていたとも伝えられている田中。チームにとっては間違いなく痛手といえる離脱だが、果たして復帰までにどれほどの時間を要することになるのだろうか。文 / 柴田雅人
-
スポーツ 2021年03月25日 15時45分
楽天・田中に「わざとやってたのか」ファン驚愕 OP戦での高めストレート多投、MLB時代からハイリスクの配球を続けるワケは
24日放送の『報道ステーション』(テレビ朝日系)に、楽天のプロ15年目・32歳の田中将大がVTR出演。オープン戦で高めのストレートを多投した理由を明かした。 番組では元広島で野球解説者の前田智徳氏が田中とリモートで対談。その中で前田氏から「高めのストレートをメジャー時代から多投されてると思うんですけど、その意図はどういうところにあるんですか?」と聞かれた田中は、高めのストレートを投げるようになった理由やOP戦で多投した狙いについて語った。 田中が高めのストレートを多投し始めたのはMLB・ヤンキース時代の2019年。同年のMLBではゴロ打ちを避け打球に角度をつけて打ち上げる打撃理論“フライボール革命”の浸透により、全体総本塁打数の史上最多記録が誕生(6776本)。田中も低めのコースをすくい上げられて本塁打にされることが多々あったため、その対策として高めのストレートに着目したという。 高めのストレートは一般的に長打のリスクが高いとされるが、田中は「いってしまった高めと狙って投げた高めは威力が違う」と、意図的に強い球を投げられれば打者に力負けはしないと考え配球に取り入れたとのこと。番組では実際に高めのストレートの投球割合が昨季まで増加し続けている(42.5%→51.5%→67.8%)ことも紹介された。 今年のOP戦でも「51.9%」の割合で高めのストレートを投じた田中だが、「(NPBの打者陣は)低めをひろうっていう練習はしても、高めを打つ練習というのは(してい)ないのかなと(思った)」という考えから積極的に投じたとのこと。実際に打者を空振り三振や凡フライに打ち取ったケースは多かったという。 「(高めのストレートは)打者から目線に一番近いところ(コース)ではあると思うので、一番速さを感じる(球種な)のかなというところはあります」と、打者の目線を狂わせる点にも手ごたえを感じたという田中。「シーズンに入っても使うことができればいいかなと思います」と、開幕後も積極的に投じたいと語っていた。 >>楽天復帰の田中、右肩・ひじは既に限界? 毎オフの意味深行動も金村氏が暴露「ある筋から聞くと…」<< 今回の放送を受け、ネット上には「高めに抜ける球が多い印象はあったが、投げ損ないじゃなくてわざとやってたのか」、「狙って投げられるなら投球にかなり幅が出そう、スプリットの威力も増すんじゃないか」、「NPBでもフライボール革命は広まってるし、打者陣にとってはかなり打ちにくい球になるのでは」といった反応が多数寄せられている。 「田中が高めのストレートを多投するきっかけとなった“フライボール革命”は、MLBだけではなくNPBにも浸透してきています。昨季は試合数削減もありセ・パ共に総本塁打数は伸びませんでしたが、2019年はセが837本、パが851本と、両リーグ共に数年前と比べて100~200本前後多く記録されました。そのため、NPBでも田中の高めのストレートは打者が打ち上げにくい厄介な球となりそうです。また、田中は下方向に鋭く落ちる変化球であるスプリットを決め球としていますが、高めのストレートを多投して打者の目線を高めに持っていかせることで、その分低めのスプリットを見極めづらくさせるというメリットも見込まれます」(野球ライター) 高めのストレートを多投したOP戦では「3登板・2勝1敗・防御率2.25」とまずまずの結果を残した田中。登板が内定している3月27日の開幕2戦目・日本ハム戦では、どのように高めのストレートを投じていくのだろうか。文 / 柴田雅人
-
-
スポーツ 2021年03月22日 19時30分
ダルビッシュ、マー君の楽天復帰にガッカリ? 移籍直前の裏話を明かし反響、“弟分”との離別を惜しんだワケは
21日未明放送の『Going! Sports&News』(日本テレビ系)に、パドレス・ダルビッシュ有がVTR出演。VTR内での発言がネット上のプロ野球ファンの間で話題となっている。 日本テレビ系で放送されるプロ野球中継の“ベースボールスペシャルサポーター”KAT-TUN・亀梨和也が、ダルビッシュとリモート形式で対談。ダルビッシュは楽天・田中将大のスプリットや巨人・菅野智之のスライダーをそれぞれ高く評価した。 その中で、ダルビッシュは1月28日に楽天復帰が発表された田中について、昨季ヤンキースをFAとなった直後から移籍先の相談を受けていたと告白。そのため、田中から楽天復帰発表の1、2日前に電話がかかってきた際は、電話に出る前から楽天復帰を予感していたという。 ただ、直後に田中から楽天復帰を報告されたダルビッシュには、「やめてくれ、それを言うな」とNPB復帰を認めたくない感情があったとのこと。「日本(球界やファン)から考えると(田中の復帰は)いいことなんですけど、自分の中では寂しかった」と、2014年から共にMLBでプレーしていた田中の復帰を惜しんでいた。 >>楽天復帰の田中、右肩・ひじは既に限界? 毎オフの意味深行動も金村氏が暴露「ある筋から聞くと…」<< 今回の放送を受け、ネット上には「ダルとマー君が復帰直前にやり取りしてたって話は初めて聞いた」、「マー君のNPB復帰を寂しいと思ってたのは意外」、「ツイッターでもよくやり取りしてる仲だから、できるだけ長くMLBで一緒にやりたかったんだろうな」といった反応が多数寄せられている。 これまで日本ハム(2005-2011)、レンジャーズ(2012-2017)、ドジャース(2017)、カブス(2018-2020)、パドレス(2021-)でプレーしている34歳のダルビッシュと、楽天(2007-2013,2021-)、ヤンキース(2014-2020)に所属している32歳の田中。両者は2007年から2011年にかけパ・リーグ、2014年から2020年にかけてはMLBでそれぞれしのぎを削っている。 「ダルビッシュと田中はNPB・MLBで何度も投げ合った仲であり、2008年の北京五輪や2009年のWBCでは日本代表として共に戦った仲。田中は高校時代からダルビッシュに憧れていたといい、ダルビッシュもその田中を“まさお”という愛称で呼び、かわいがっています。今回田中が楽天に復帰したことでお互いの道が分かれる形となりましたが、2月2日にはツイッター上でお互いがプレーしているスマホゲームアプリ『プロ野球スピリッツA』(KONAMI)や『PUBG MOBILE』(PUBG Corporation)についてリプライを交わし合うなど相変わらずの仲の良さがうかがえます」(野球ライター) グラウンド内外で田中と良好な関係を築いているダルビッシュ。“弟分”のNPB復帰に寂しさを覚えたのもある意味では当然の話なのかもしれない。文 / 柴田雅人
-
スポーツ 2021年03月15日 17時00分
OP戦初勝利の楽天・田中はシーズンでは通用しない?「棒球にしか見えない」MLB時代から続く課題に懸念の声
14日に行われたオープン戦・楽天対DeNA。「3-1」で楽天が勝利したこの試合に登板した楽天・田中将大の投球が、ネット上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。 同戦の田中は、「5回1失点・被安打4・3奪三振」の投球でOP戦初勝利をマーク。ここまでの実戦で投げていなかったカットボールも交えての投球に、本人は試合後「一定の満足はありました」と手ごたえを口にしたことが伝えられた。 問題となっているのは、この日の田中のストレートの球速。同戦の田中は投じた65球中26球がストレートだったが、この中で150キロ以上を計測した球はゼロ(MAXは148キロ)。また、平均球速も142.8キロと140キロ台前半にとどまっていた。 同戦の田中の投球を受け、ネット上には「打たれなかったとはいえさすがに球速が遅すぎる」、「自己最速(158キロ)から10キロも遅いから、シーズンでは打ち込まれそうで不安」、「MLB時代から球速は低下傾向だけど、この調子じゃ通用するビジョンが見えない」、「パの打者陣からしたら棒球にしか見えないのでは」といった反応が多数寄せられている。 >>楽天復帰の田中、右肩・ひじは既に限界? 毎オフの意味深行動も金村氏が暴露「ある筋から聞くと…」<< 「田中はMLB・ヤンキース時代の2014年に右肘靭帯の部分断裂という故障を負い、その影響からか翌2015~2019年までストレートの平均球速が下落(149.3→149→148.5→147.7→147.3)。昨季は148.5キロと持ち直しましたが、新型コロナの影響でシーズンが60試合制に短縮されたこと、その影響で10登板にとどまったことによる上振れの数字という見方も少なくありませんでした。そのMLB時代よりさらに5キロほど遅い平均球速だった同戦を受け、このままなら千賀滉大(ソフトバンク/昨季平均球速153.4キロ)、バーヘイゲン(日本ハム/同152.9キロ)、山本由伸(オリックス/同151.3キロ)といった本格派先発を相手にしてきたパ・リーグ打者陣には通用しないのではと危惧しているファンは多いようです」(野球ライター) 一部からは「使用球やマウンドの硬さへの適応に手こずっているのでは」と、MLBとNPBの環境の違いが低球速の原因との指摘もされている田中。開幕前最後の登板機会とみられている20日の巨人戦で、ファンの不安を払拭する投球を見せることはできるだろうか。文 / 柴田雅人
-
スポーツ 2021年03月11日 17時00分
震災から10年、楽天のメッセージ動画に反響 浅村ら“外様選手”の決意にも称賛の声「生え抜き並みの想いを感じる」
東日本大震災から10年の節目となる11日、楽天球団公式ツイッターが動画を投稿。登場した選手の言葉が、ネット上の楽天ファンの間で話題となっている。 球団公式ツイッターはこの日「東日本大震災から10年。これからも、がんばろう東北」という一文を添え、約4分の動画を投稿。動画内には2011年当時チームに所属していた田中将大や銀次など総勢10名の選手・コーチ・球団首脳が登場し、当時の心境や今季への思いを語った。 >>マー君の調整遅れは“中6日登板”が原因? 震災から10年の今季、命運を握るのは対巨人戦か<< 話題となっているのは、動画内に登場した岸孝之、鈴木大地、浅村栄斗の言葉。この3名は全員、2011年当時はプロ入り前、もしくは別チームでプレーし、近年になってチームに移籍してきたいわゆる“外様選手”。だが、2017年に加入した岸は「僕一人じゃ何もできないので、みんなで頑張って優勝したい気持ちはすごく強い」、2020年からプレーする鈴木も「球場でプレーしていて(ファンの人たちは)温かくて、その思いに僕ら選手は応えたいなって雰囲気です」と、2013年以来のリーグ優勝・日本一を東北のファンに届けたいという強い思いを口にした。 また、2019年に移籍した浅村は「このチームで優勝するために必死こいてやろうと思って楽天に来た」と、楽天で優勝を手にしたいという思いで移籍を決断したと強調。その上で、「東北のみんなで優勝して喜びを分かち合えるように頑張りたい」と、震災から10年の節目となる今季の優勝を誓った。 この3名の発言を受け、ネット上には「この3人は元々敵選手だったけど、生え抜き並みの熱い想いを感じる」、「どの選手からも『東北のファンのために』という気持ちがひしひしと伝わってきて本当にありがたい」、「他の生え抜きたちと切磋琢磨して、ぜひとも今年はチームを優勝に導いてくれ」といった反応が多数寄せられている。 「今回動画内に登場した岸、鈴木、浅村の3名ですが、震災が発生した2011年当時は岸、浅村は西武(岸は2007-2016/浅村は2009-2018)所属。また、前ロッテ(2012-2019)の鈴木はまだプロ入りすらしていませんでした。こうした選手たちが時を経て楽天に加入し、田中や銀次など震災当時を知る生え抜き選手に負けず劣らずの決意を口にしたことに心を打たれたファンも多いようですね」(野球ライター) 岸は「7勝0敗・防御率3.21」、浅村は「.280・32本・104打点」、そして鈴木は「.295・4本・55打点」と、昨季チームが4位に沈む中奮闘した3名。26日の開幕戦・日本ハム戦から始まる今季、東北のファンに8年ぶりのリーグ優勝・日本一をもたらすような活躍を見せることはできるだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について東北楽天ゴールデンイーグルスの公式ツイッターよりhttps://twitter.com/Rakuten__Eagles
-
スポーツ 2021年03月11日 11時00分
マー君の調整遅れは“中6日登板”が原因? 震災から10年の今季、命運を握るのは対巨人戦か
田中将大投手が東日本大震災から10年の節目となる3月11日を前に“熱い思い”を語った。同日に合わせ、メディアが共同で申し込んだ企画取材ではあるが、田中の決意、覚悟がひしひしと伝わってきた。 「調整はやや遅れていると思います。メジャーリーグとは異なる日本の公式球、マウンドの硬さ、登板間隔など、完全にクリアされていません。でも、そんなことは言っていられない、被災地の皆さんのためにも勝ちたいとする思いが語られました」(ベテラン記者) >>「リーグVなんか到底無理」楽天ファンから早くも諦めの声が? マー君・早川ら加入も、OP戦2連敗で期待が萎んでいるワケは<< 次回登板は、13日のDeNA戦。チーム関係者によれば、20日の巨人戦に投げて、開幕第2戦となる3月27日の北海道日本ハム戦に臨むという。 と言うことは、20日の巨人戦が「試金石」となる。 「13、20、27日と日本式の『中6日』の間隔で調整していきます。20日の巨人戦で結果を出せなければ、次はペナントレース本番です。20日に結果を出し、中6日の調整がきちんとできた上で、ペナントレースに臨みたいはず」(チーム関係者) メジャーリーグの中4日間隔、80球から100球で交代するスタイルからまだ抜け出せないでいる。田中は「周りの皆さんが期待してくださっているところはあると思う。そこの期待を超えていくのが、選手として必要なことだと思っている」と語っていた。万全でなくても、結果を出す、勝利という結果にこだわっていくという決意だ。 「田中の話を聞き、オトナになったというか、精神的にも逞しくなったと感じました」 そんな声も多く聞かれた。 2011年3月11日。田中自身も語っていたが、当時の楽天ナインは兵庫県明石市でのオープン戦の最中で、登板予定がなかった田中は横浜への移動中だった。新幹線の中で悲劇に遭い、途中の名古屋まで戻っていた。 田中や楽天ナインが本拠地・仙台市に戻ったのは、4月7日。しかし、それまでの間、二軍調整組とリハビリで宮城県に残っていた一部選手を除き、オープン戦を戦ってきた主力選手たちと首脳陣は、なんとかして合流を果たしている。 その時のことだ。「家族の安否を確かめるため、いったん帰りたい」とする選手たちと、気丈に振る舞おうとする当時の首脳陣が“衝突”した。 どちらも正しい。お互いの言い分が熱くなり、最終的にまとめ役だった山崎武司選手(現・野球解説者)が、双方の間に立った。選手の気持ちを代弁し、改めて「どうすればいいのか」を話し合うことになった。しかし、当時22歳だった田中は“子ども扱い”され、その話し合いには参加できなかった。何人かのベテランが代表となり、首脳陣、フロントと協議した。 「選手の気持ちを伝える上で、ドロをかぶったベテランもいました。まだ若かった田中のことを思って、ベテランたちがかばって議論に参加させなかったのかな…」(当時を知る関係者) 今、田中はチームを牽引する側になった。当時を知る選手も少なくなった。楽天球団として、また田中個人も復興のための活動を続けてきたが、チームを牽引する側の言動の重さは先輩たちを見て学んでいる。 まずは、20日の巨人戦で躍動する雄姿を見せてほしい。今シーズンの田中の快投に期待したい。(スポーツライター・飯山満)
-
-
スポーツ 2021年03月08日 20時30分
「リーグVなんか到底無理」楽天ファンから早くも諦めの声が? マー君・早川ら加入も、OP戦2連敗で期待が萎んでいるワケは
6、7日に行われた楽天対中日のオープン(OP)戦2連戦。試合は楽天が「1-2」、「2-3」で中日に2連敗を喫したが、その内容が楽天ファンの間で物議を醸している。 問題となっているのは、この2連戦中に登板した開幕ローテ候補たちの投球内容。楽天は6日の第1戦目に、今月26日の開幕戦・日本ハム戦に先発予定の涌井秀章、翌27日の開幕2戦目に先発予定の田中将大をそれぞれ起用。7日の第2戦目には、石井一久監督が開幕ローテ入りを明言しているドラ1・早川隆久を登板させた。 しかし、この3名の中で無失点投球を見せたのは涌井(3回無失点・被安打2)のみで、田中(4回2失点・被安打3)、早川(4回3失点・被安打8)はそれぞれ失点。また、この失点により田中は第1戦目、早川は第2戦目の敗戦投手となっている。 >>楽天復帰の田中、右肩・ひじは既に限界? 毎オフの意味深行動も金村氏が暴露「ある筋から聞くと…」<< 対中日2連戦の結果を受け、ネット上には「まだ調整段階とはいえ、ローテ候補の2人の失点はさすがに不安になる」、「リリーフ陣は2戦とも無失点だったから、余計田中と早川の失点が気になるな」、「マー君は3試合連続失点、早川もクセ見抜かれたとかニュースになってるし大丈夫なのか?」といった不安の声が多数寄せられている。 一方、「投手陣より2戦で3点しか取れてない打線の方が問題じゃないか?」、「新助っ人もまだまだ来日できそうにないし、この調子だと間違いなくシーズンに響く」、「去年も打線が湿った月の勝敗は良くなかったけど、これが開幕から続くなら最下位の危険性もある」、「どれだけ投手が良くても、野手が現状のような貧打ならリーグVなんか到底無理」といった、打線に対する指摘や苦言も複数見受けられた。 「昨季の楽天はリーグ順位は4位でしたが、チーム打率(.258)、得点数(557)はどちらもリーグトップの数字を記録。ここにマー君や早川が加入したことを『投打が充実した』とみて、今季の楽天を上位予想しているファンや解説者は少なくありません。ただ、OP戦最初のカードとなった中日戦は2戦合計12安打(1戦目、2戦目ともに6安打)・3得点と低調。7日終了時点ではチーム打率(.188)が12球団中9位、得点数が同11位タイと、昨季とは一転して貧打に陥っています。また、ディクソン、カスティーヨといった新助っ人も来日の見通しが立っていないため、既存選手がこの調子ならシーズンでも苦しい戦いをしいられると危惧しているファンは少なくないようです。実際、楽天は昨季もチーム打率『.227』と低調だった9月は『12勝14敗』と負け越していますので、今季も打線が湿ればその分負けが込むことは想像に難くありません」(野球ライター) 涌井、田中、早川に岸孝之、則本昂大を加えた先発陣は、今季12球団の中で最も強固な陣容といわれている楽天。その先発陣の投球が活きるかは打線の援護にもかかってくるが、果たして開幕までに調子を上げファンを安心させることはできるのだろうか。文 / 柴田雅人
-
スポーツ
ヤンキース・田中の右ひじは既に限界? 現地メディアが指摘、楽天での快投で完治をアピールできるのか
2021年01月26日 11時00分
-
スポーツ
ヤンキース・田中、NPB復帰が低迷の引き金に? 楽天・石井監督も期待の帰還、上原・岩隈の二の舞を避けるポイントは
2021年01月23日 17時00分
-
スポーツ
楽天・石井監督のマー君切望はリップサービスではなかった? 則本らも復帰への雰囲気づくりをサポートか
2021年01月21日 11時00分
-
スポーツ
楽天・石井監督兼GMがマー君復帰を狙う切実な理由 三木谷オーナーの“イニエスタ級”大盤振る舞いはあるのか
2021年01月19日 11時00分
-
スポーツ
ヤンキース・田中にライバル球団移籍が浮上? 首脳陣の意味深な“沈黙”、現地メディアも残留難航を予想か
2020年12月17日 11時00分
-
スポーツ
田中マー君が証明した「捕手は日本がイチバン!」
2020年07月24日 11時30分
-
スポーツ
ヤンキース・マー君にトレードの可能性 頭部打球直撃が引き金に? 放出先の有力候補も浮上
2020年07月06日 11時35分
-
スポーツ
ダルビッシュ「もう3ヶ月過ぎた」 先の見えないMLB開幕にうんざり? 諦めムードにマー君も「それっ!」と同調
2020年06月22日 15時25分
-
スポーツ
ダルビッシュ「アメリカの方がやばい」「日本は踏ん張っている」 マー君・筒香らが帰国の中、アメリカに残る決断に称賛の声
2020年04月02日 13時30分
-
スポーツ
ダルビッシュ「家でゴロゴロしてる」 延期が続くMLB開幕延期、一時帰国決断の選手も続出する現状にマー君も「ホンマそれです」
2020年03月27日 13時20分
-
スポーツ
野村克也さんから「笑顔で見送ってくれ」 新庄氏、古田氏、マー君ら監督時代の教え子から追悼の声
2020年02月12日 15時37分
特集
-
少年隊・錦織、東山ジャニーズ新社長就任に意味深投稿? 植草とのYouTubeもストップ、現在の活動は
芸能ネタ
2023年09月18日 12時00分
-
ジャニーズ最大のタブー? 嵐メンバー4人と“男女の仲”報道、セクシー女優の死【芸能界、別れた二人の真相】
芸能ネタ
2023年09月17日 12時00分
-
-
Snow Man向井、ジャニー氏お小遣い秘話が拡散? グループ不仲説の真相は<実は不仲?【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月16日 12時00分
-
一転しジャニーズ契約継続なし、モス広告Snow Manの顔を紙で隠した画像が拡散「イジメ」「涙出てきた」ファン怒り
芸能ニュース
2023年09月13日 18時00分
-
株上げた井ノ原快彦、年下に嫌われていた? 森田剛から「嫌い」緊張関係続く<芸能界【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月10日 17時00分