中田翔
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スポーツ 2022年09月07日 15時30分
巨人・中田、深刻低迷の危機? 突然のアクシデント対応に称賛も、心配相次ぐ
6日に行われ、巨人が「1-2」で敗れたDeNA戦。「4番・一塁」で先発した巨人のプロ15年目・33歳の中田翔が見せた振る舞いがネット上で話題となっている。 注目が集まったのは、「1-1」と両チーム同点で迎えた8回裏1死一塁でのこと。DeNA2番手・エスコバーは打席の中田に対し初球にストレートを投じたが、手元が狂ったのかボールは中田の左腕へ向かう。中田は両腕を引いてのけぞるも避けきれず左手甲に球を受けた。 打球直撃直後、エスコバーは「あっ!」といわんばかりに左手を前に出す仕草を見せると、一塁へ向かう中田へ心配そうに近づく。ただ、中田はエスコバーを見てうなずきながら左手で制止するなど、特に問題はないというような冷静な対応を見せそのまま出場を続行した。 >>巨人・中田が先輩相手に激怒「殺してみいオラァ!」 新たないざこざも時間の問題? 物議を醸した日本ハム時代の大騒動<< この中田の態度を受け、ネット上には「今の中田の対応は見ていて気持ちが良かった」、「怒るどころか逆に相手を気遣ったのは立派」、「勝負どころで打ちたい気持ちもあったと思うけど、一切不満を見せずにその場を収めたのは素晴らしい」、「元同僚のよしみ(2017年に共に日本ハムでプレー)もあるんだろうが、穏便に済ませたのは大人だな」と称賛の声が寄せられた。 ただ、ファンの反応は称賛ばかりではなく、中には今後を心配するコメントも上がっている。中田にとって左手は過去に手首骨折(2008)、小指骨折(2012,2013)といった大けがに見舞われた、いわゆる爆弾を抱える箇所。今回の死球はプロテクターを着用していたこともあり大事には至らなかったようだが、一部からは「古傷かばって打撃狂わせることにならないか不安」、「死球で不調が悪化した去年みたいになりそうで怖い」といった意見も散見される。 中田は昨季8月26日・広島戦でも左手甲に死球を受け途中交代しているが、同戦を機に試合前時点で「.222」と低かった打率がさらに下がり、「.150」まで落ち込んだ9月11日に登録を抹消されている。死球が不振を深刻化させた昨季の二の舞になるのではと、試合結果そっちのけで心配を募らせているファンも少なくないようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年08月15日 11時00分
巨人・菅野、次カードから一軍復帰? 原監督が意味深発言も課題は山積か
8月14日の広島戦に勝利し、3カード連続での勝ち越しとなった。ヤクルト追撃の一番手は原巨人か、三浦DeNA? 8月16日の両チームの対戦で、セ・リーグの終盤戦の戦況も見えてきそうだ。 「中田翔を4番に据えてから、チームの雰囲気も変わりました。中田には『4番の貫禄』みたいなものもあるし」(球界関係者) 先制点は中田の2ランだった。4番に座った11日以降の打撃成績だが、14打数7安打、本塁打2、打点6。一時の打率2割を切る不振がウソのような活躍ぶりだ。 「岡本和真が復調しても、今季は『4番・中田』のまま行くのではないか」(プロ野球解説者) >>巨人戦、審判の判定に投手が両手を広げ猛抗議!「そんな怒るほどか?」異例の態度に疑問の声、当日は重い試合展開<< 14日は、グラウンド外でも終盤戦の巨人を左右する出来事があった。 ジャイアンツ球場で行われた二軍戦で、坂本勇人がスタメン出場を果たしたのは既報通り。「2番遊撃」で守備にも就き、軽快な動きを見せたそうだ。原辰徳監督も、 「火曜日(16日)から合流する可能性はあります。まだ分からないけどね」 と、2位DeNAとの3連戦からの一軍合流を示唆していた。 しかし、チームを左右する出来事はそれだけではなかった。 「ピッチャー、井上」――。 6回、2番手に期待の左腕・井上温大がコールされた。 東京ドームの巨人ファンは盛り上がっていたが、こんな情報も駆け巡っていたのだ。16日の先発は井上らしい、と。 先のプロ野球解説者がこう続ける。 「先月(7月16日)、一軍デビューを果たした時、スゴイ左腕が出てきたと感心させられました。原監督も認めていましたし、近いうちに先発に回すと聞いていたんですが」 球宴、大量な陽性者を出した新型コロナウイルス騒動などで、“先発デビュー”が遅れてしまった。また、現在の先発ローテーションだが、「メルセデス、戸郷翔征、堀田賢慎、山崎伊織、直江大輔、シューメーカー」の6人。右ヒジにメスを入れた堀田、山崎は、中6日での登板は回避したいところ。よって、“7人目の先発要員”も必要で、井上はその有力候補と伝えられていたのだ。 14日にリリーフ登板した井上の「16日先発」は考えにくい。代わって浮上してきたのが、菅野智之だ。 「菅野は11日の二軍戦で投げていますが、2回4失点と調子は良くありませんでした」(スポーツ紙記者) その菅野を14日の東京ドームで目撃した。試合前の練習中、短パン、Tシャツ姿ではあったが、外野フェンス沿いをランニングしていた。寡黙と言うか、その必死さは伝わってきたが、二軍戦での乱調ぶりが気になる。 「菅野はピッチングスタイルそのものを変えなければなりません。スライダーなど、これまで得意としていたボールが通用しなくなってきた」(前出・球界関係者) 試合後のインタビューで、原監督はDeNA3連戦に向けての意気込みを聞かれ、こう答えている。 「先発ピッチャーが頑張り、粘って粘って、1点でも上回るという、そういう野球を」 菅野を念頭に入れ、そう答えたのだろうか。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年07月14日 11時00分
巨人・原監督、背信投球のメルセデスに激怒? ヤクルト戦での登板機会も剥奪か
「厳しさ」の裏側に見えたのは、「余裕の無さ」だった。 7月13日の甲子園球場での一戦は、巨人の大惨敗だった。聞けば、阪神戦での「2ケタ失点+完封負け」は2020年9月17日以来だそうだ。また、NPBデータによれば、対阪神で「13点差&完封負け」は1982年4月29日以来、2度目。歴史的な惨敗と言っていいだろう。 >>巨人・岡本、三振後の態度に「嫌いになった」と批判 敵ベンチへのバット投げ捨てが物議、際どい球に内心イライラだった?<< 「前日12日から9連戦となりました。その9連戦を一つでも多く勝っておきたいと、原辰徳監督は考えていたんですが」(プロ野球解説者) 「大敗の扉」を明けてしまったのは、2回裏の守備。一塁走者・島田海吏に二盗を許し、一死二、三塁となった時だった。3番・近本光司の一ゴロを中田翔がエラー、4点目が入るのと同時に原監督と桑田真澄チーフ投手コーチがベンチを飛び出した。 原監督は先発・メルセデスだけではなく、一塁手・中田の交代も告げた。エラーに対する「懲罰交代」というヤツだ。スタンドがちょっとざわついた。 「原監督は中田に対し、厳しく接してきました。それは中田のことを思っての振る舞いでしたが」(前出・同) 中田は緊張感を持って守備に就いていた。懲罰交代は「厳しく」の一環だが、ファン、関係者にはそうは見えなかった。 余裕がないのだな、と…。 この試合を落とせば、44勝44敗1分で、再び勝率5割。甲子園球場に入ってきた他球場の途中経過を見ると、主力選手が大量離脱した首位ヤクルトは、この時点で中日をリードしていた。DeNA戦を戦っている3位広島のスコアは1対1。長いペナントレースにおいて、大敗する日もあるのだが…。 「中田がエラーした後、原監督は間髪を入れずにベンチを飛び出しました。桑田コーチが慌ててそれを追い掛けるように」(球界関係者) 中田のモチベーションも心配だが、2回途中での交代となったメルセデスの不振は気掛かりだ。 「この9連戦の最後の対戦カードがヤクルトです。予定通りに行けば、中6日でメルセデスがそのヤクルト3連戦の最終戦(20日)に先発します。この調子では他のピッチャーを探さないと…」(前出・同) 桑田コーチは「その予定」と記者団に話していたが、原監督は「スターティングオーダーは昨日と変わってないけど、1人だけ変わっていたというところでね」と、吐き捨てていた。変わったのは先発投手、つまり、メルセデスだ。その様子からすると、メルセデスも“懲罰交代”で、一度、ローテーションを外されるのではないだろうか。 前出のプロ野球解説者がこう続ける。 「18日からのヤクルト3連戦ですが、原監督はローテーションを崩して、菅野智之、戸郷翔征、メルセデスの3人を先発させる必勝態勢を口にしていました。メルセデスの不甲斐なさに、原監督は20日のヤクルト戦も重ねて見ていたのでは」 主催者発表によれば、同日入場者数は3万9124人。そのほとんどが虎ファンである。声を出しての応援はNGだが、得点を挙げる度に盛り上がり、巨人ベンチを追い込んでいった。このダメージが残らなければいいのだが…。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年06月07日 11時00分
巨人・中田の二軍降格、球団の体質にも原因アリ? 立ち位置を掴めない現状に原監督も失望気味か
巨人・中田翔内野手が一軍登録を抹消された(6月6日)。その一報が飛び込んできた時、各メディアが確認を急いだのは「前回、二軍調整となった首の痛みが再発したのか?」だった。球団は詳細を発表していないが(6日時点)、関係者の話を総合すると、「打撃不振のための二軍落ち」ということのようだ。 「打率2割1分5厘、本塁打5、打点20。本人にとっても不本意な成績であり、首脳陣から再調整の時間をもらったと解釈すべき」(球界関係者) 今回の抹消が不振ではなく、故障を疑ったのにはワケがある。 >>巨人・中田が先輩相手に激怒「殺してみいオラァ!」 新たないざこざも時間の問題? 物議を醸した日本ハム時代の大騒動<< まず、中田は試合前の練習で外野ノックも受けていたこと。特にレフトのウォーカーは守備面に不安要素が多い。セ・パ交流戦の残り2カードは埼玉西武、東北楽天で、指名打者制となる。パ・リーグで打点王を3度も獲得した実績を買って、「左翼・中田、DH・ウォーカー」の布陣も予想されていた。 「ライトのポランコも肩が強くありません。交流戦が終わった後も、中田を外野で使っていく案が聞こえていたんですが」(スポーツ紙記者) 日本ハム時代、外野手部門で2度、ベストナインにも選ばれている(2013、14年)。試合前の外野ノックだが、中田自身も楽しんでいるといった雰囲気も伝わってきた。 「若手にも話し掛けたり、自身がベンチスタートとなっても、早いイニングから代打の準備を始めるなどしていました」(前出・関係者) チームにも馴染んできたようだが、いまだ“不慣れ”なところもある。 「試合の中で調整する機会」が少ないのだ。 スタメン一塁手は、赤マル急上昇中の増田陸(以下、増田)。外野手としての待機組には、機動力も使える立岡宗一郎がいる。選手層の厚さが二軍再調整の時間を与えたと解釈されているが、同時にこんな見方もある。 「巨人は試合の中で調整することができないチームでもあります。実績のあるベテランになると、結果が出なくても、ある程度の期間はスタメンで使ってもらえます。ベテランはその間に調整し、本来の当たりを取り戻していくものですが」(プロ野球解説者) また、原辰徳監督の中田評も気になる。中田の活躍について質問をする際、どうしても、「日本ハム時代のような」の前振りが出てしまう。すると、原監督は「ワタシは当時のことを知らないんで」と淡々と返すのだ。中田当人を発奮させるためのパフォーマンスだと思われるが、次に一軍昇格する時は、すぐに結果を出さなければ、「現状」は変えられないだろう。 「変える」と言えば、増田が「人生を変えようと思って…」と再び支配下登録を勝ち取るまでの心境を語り、そのコメントがファンの共感を呼んでいる。 「彼の高校時代の恩師が、光星学院高校時代の坂本勇人を指導していたのは有名な話です。恩師や学校関係者たちは増田に期待していたんでしょう。関東地区担当の巨人スカウトが学校関係者に会うと、必ず増田のことを聞かれていたそうです。巨人の育成について“お叱り”もあったとか…」(前出・球界関係者) 応援してくれる人がいる、増田が頑張れた一因だろう。中田も応援してくれる人の期待に応えなければならない。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年06月06日 20時30分
巨人、中田の二軍降格で原監督に批判「雑に扱ったせいだ」 再昇格直後は好調も、その後の処遇に問題アリと指摘の声
今季「41試合・.215・5本・20打点」といった数字を残している巨人のプロ15年目・33歳の中田翔。6日、一軍登録を抹消されたことがNPBから公示された。 NPB公式サイトはこの日、巨人が中田の登録を抹消し二軍降格としたことを公示。抹消を伝える報道では、成績不振が降格の理由ではとみられている。 今季の中田は「23試合・.188・2本・8打点」といった数字にとどまっていた4月22日、首のコンディション不良を理由に登録抹消。その後再調整を経て5月10日に一軍に再昇格したが、同日から6月5日までの成績は「18試合・.263・3本・12打点」と微妙な数字となっていた。 >>巨人・中田が先輩相手に激怒「殺してみいオラァ!」 新たないざこざも時間の問題? 物議を醸した日本ハム時代の大騒動<< 中田の二軍降格を受け、ネット上には「見てくれの数字は凄く悪いわけじゃないけど、6月は1本もヒット打ってないからまあ妥当か」、「一塁スタメンは増田(陸/打率.333)、代打枠は中島(宏之/代打打率.286)がいるから使いどころがない」、「増田らが調子落とした時に備えて、二軍でじっくり再調整させるのはアリだと思う」と納得の声が寄せられた。 一方、「原(辰徳)監督が雑に使ったせいだろ」、「昇格直後はスタメンで好調だったのに、突然控え起用に切り替えたことが悪手だったのでは」、「変な起用法で復調しきれずにまた落とされた中田が不憫だ」と、首脳陣の起用法を問題視するコメントも多数みられた。 「中田は再昇格した5月10~14日にかけ5試合連続でスタメン起用され、『.313・2本・7打点』と復調を印象付けるような好成績をマーク。ところが、首脳陣は翌15日から6月5日にかけての18試合で中田を3試合、中島を8試合、増田を7試合で一塁スタメン起用と中田以外の一塁手を重用しており、途中出場が主となった中田はこの間『13試合・.200・1本・5打点』と打率を1割以上落としています。首脳陣が結果を出していた中田が突然控え要員にしたことには、数字は良くても何か納得できない点があった、5月末に今季初めてスタメン起用した増田が好調で外せなくなったなど複数の要因が絡んでいるものと思われますが、スタメンで固定起用していれば中田が低迷し、二軍再降格となることもなかったのではとみているファンも少なからずいるようです」(野球ライター) ファンの間でも賛否が分かれている中田の二軍再降格。この件について原監督ら首脳陣が何かコメントしたとは特に伝えられていないが、果たしてその意図はどこにあるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年05月11日 19時30分
巨人、元木ヘッドの指示ミスが止まらない? 中田が本塁憤死で「広島戦から何も学んでない」と批判、交代求める声も
10日に行われ、巨人が「1-3」で敗れたDeNA戦。三塁コーチャーを務めた巨人・元木大介一軍ヘッドコーチのミスがネット上で物議を醸している。 問題となっているのは、「1-3」と巨人2点ビハインドの7回表に飛び出したミス。この回巨人は2死から中田翔が中安で出塁すると、続く大城卓三が右中間を破る長打を放つ。これを見た元木ヘッドは三塁へ走ってきた中田に、腕をグルグル回すジェスチャーで本塁突入を指示。中田は指示通りに三塁を蹴り本塁へスライディングで突入した。 ところが、DeNA守備陣は素早い中継プレーで、中田がスライディングの動作を見せる前に本塁返球を完了。そのため、中田はボールを持って待ち構えた捕手・山本祐大に余裕を持ってタッチアウトにされ、巨人は無得点でこの回を終える結果となった。 >>巨人・秋広に元木ヘッドが「おかしいでしょ」 新人なのにコーチを酷評? 超生意気発言にファンも驚き<< 突入指示が裏目に出た元木ヘッドに対し、ネット上には「元木の明らかな判断ミスのせいで好機が潰れた」、「クロスプレーにすらなってないから何一つ擁護できない」、「無理して行かせてなければ代打・中島(宏之/得点圏打率375)で一打同点も狙えたのに」と批判が寄せられた。 同時に、「元木ヘッドはこないだの広島戦から何も学んでないな…」、「2週連続の指示ミスはマジで勘弁してほしい」、「先週本塁憤死3連発したのをもう忘れたのか」と、直近のミスを引き合いに出した呆れ声も多数見られた。 「元木ヘッドは4日・広島戦の3回表〜5回表にかけ、本塁突入を指示した走者が3イニング連続でアウトに取られています。試合自体は『6-3』で勝利を収めましたが、ファンの間では『元木のやらかしが無ければもっと楽に勝ててた』と不満が噴出しました。この広島戦から1週間足らずで同様の指示ミスを犯したことから、元木ヘッドの判断能力に対する憤りはますます高まっているようです」(野球ライター) 10日の試合後、「ちょっと俺も反省してる」と指示ミスを悔やんだことが伝えられている元木ヘッド。だが、一部からは「三塁コーチャーは別のコーチに任せるべきでは」と交代を望む意見も挙がっている。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年05月11日 11時00分
巨人、正二塁手・吉川は当分復帰できない? 先の見えない打線復調に原監督は内心激怒か
救世主は誰か? 5月10日、中田翔が一軍に復帰した。期待されていたのは、打撃力であり、年齢的にもチームのまとめ役になってくれると思われていた。 「巨人に来てから、人が変わりました。今までは常にグループの中心にいるタイプでしたが、巨人に来てからは相手を立てることも多く、どちらかというと、聞き役に徹しています」(ベテラン記者) チームは連敗中。同日のDeNA戦を落とし、5連敗を喫したわけだが、こんな情報も広がっていた。 「10日からのDeNA戦は変則日程。新潟県での遠征が1試合(10日)、1日移動日を挟んで横浜スタジアムで1試合。中田の合流は10日ではなく、横浜スタジアムで試合がある12日ではないかとも伝えられていました」(球界関係者) 5月のここまでの7試合で打線が挙げた総得点数は「17」。1試合平均では、約2・4点となる。一発も期待できる中田の合流を急いだということだろう。 もっとも、その中田は3打数2安打と活躍したが、連敗を止めることはできなかった。中田が再登録されたこの日も、打線は「1点」しか挙げられなかった。坂本勇人、吉川尚輝を故障で欠き、打線の低迷は深刻だ。 「中田をスタメンで使えば、好機に強い中島宏之を代打待機させることになります。中島にセカンドを守らせ、2人を同時にスタメン起用する案が浮上してきました」(前出・同) 2019年の巨人移籍以降、中島は主に一塁を守ってきた。移籍1年目に10試合ほど三塁を守っているが、20年以降、一塁以外のポジションに入ったことはない。 その信憑性はともかく、こうした“臨時コンバート”の話が出るということは、正二塁手・吉川の復帰がかなり遅れそうだとも解釈できるが…。 吉川が肩甲骨周辺の死球を食らったのは、5月4日。その後、精密検査を受け、「骨挫傷」と発表されたが、その怪我の度合いや復帰時期の目処などの詳細は明かされていない。 「最近の傾向ですよね。たとえば、『コンディション不良』とだけ伝え、具体的な病名は言わないってヤツです。状況を具体的に言うと、対戦相手にもチームの内情を教えることになりますから」 他球団の関係者だが、そんな話をしてくれた。 右ヒザの内側側副靱帯損傷と伝えられた坂本にしてもそうだ。その度合いや復帰時期については発表されなかった。 「坂本、吉川は二軍のジャイアンツ球場で軽めの練習をしています。実戦を想定したものではないので一軍復帰はまだ先になりそうですが、通院はしていないようです」(前出・ベテラン記者) チームの内情を隠すのは、大事なことだ。 しかし、打撃陣の低迷は隠しようがない。原辰徳監督は打線改造でピンチを脱出しようとしているが、「(打線が)なかなか機能しないね」とボヤいていた。こんな風に淡々と喋る時が本当に怒っているのだという。4位中日とのゲーム差も「0・5」まで縮まった。次の“コンディション不良者”が出た場合、チームの内情を隠す必要もないくらい、順位を落としてしまうだろう。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年05月09日 11時00分
巨人・大勢の初救援失敗、原因は原監督? 先発・高橋とは真逆、えこひいき起用の意図とは
試合後、巨人・原辰徳監督、桑田真澄投手チーフコーチが記者団の質疑に応えてくれた。そこから分かったのは、5月8日の試合の中に「非情」と「温情」の両方が秘められていたことだ。 「試合前、『今日は負けられない』の声がたくさん聞かれました。キャプテン・坂本勇人が右ヒザを負傷したのが、4月30日。その日から、1勝6敗(8日試合開始前時点)とチームは散々な状態です」(スポーツ紙記者) >>巨人・坂本、右ひざ故障離脱は予言されていた? 守備の師匠が懸念していた深刻な問題点とは<< 「負けられない」の気持ちは、投手起用に表れた。先発・高橋優貴を5回途中で降板させた。先取点を奪われたとは言え、1点である。2アウトまでこぎ着けており、連敗でなければ、“勉強”を兼ねて続投させていたはずだ。 桑田コーチは「もう少し投げさせてあげたかった」と話してした。原監督は降板させた5回を指して、「先頭打者のピッチャーに四球を出すようでは…」と怒っていた。また、救援の今村信貴が3連続四死球と振るわなかったことについても、「フォローできないね」と言い放っている。 坂本、菅野智之、吉川尚輝と投打の主力が欠場しており、原監督は新主将役を探していたのかもしれない。 「坂本、吉川がいなくなり、得点能力がガタ落ちです。味方投手が失点する度にチームの雰囲気も悪くなっていくので、投手が踏ん張れるかどうかが勝敗のカギになっていました」(前出・同) 投手陣の奮闘に期待していた。指揮官から非情のコメントが出た理由はこの辺にもありそうだ。 そんな「負けられない一戦」の中で、原監督が「温情」を見せたのは、ルーキー・大勢(翁田大勢)に対してだった。 逆転に成功し、1点リードで迎えた9回表、原監督は“絶対的守護神”となりつつある大勢をマウンドに送った。その大勢が初となる救援に失敗したのは既報通りだが、「非情」に徹すれば、他の投手に交代させていたはず。だが、原監督、桑田コーチともに「交代の選択肢」はなかったようだ。 「いろんな意味で勉強、次につなげることが…」 原監督がそう言えば、桑田コーチも「(今日の敗戦が)後に何勝にも変えてくれると思いますので、そこに期待したいと思います」と答えていた。 ここまで、大勢は新人とは思えないほどの安定感を見せてきた。 とは言え、大勢には「温情」で、他投手には「非情」では単なるエコ贔屓だ。チーム関係者の一人がこう反論する。 「イニングの途中で、クローザーに救援を送ることは、『クローザー失格』を意味します。その方がチームに与える影響が大きい」 大勢が連打された時点で、原監督は敗戦を覚悟したのかもしれない。しかし、守護神までは喪失したくないとし、ガマンした。守護神という、最後の砦は死守したかったのだろう。 繰り返しになるが、主将・坂本を喪失し、原巨人は全く違うチームになってしまった。中田翔の近々の昇格も伝えられるが、大勢が原監督の温情に応え、中田が坂本の代役を務められなければ、このままズルズルと落ちていくだけだろう。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年03月08日 11時00分
巨人、新助っ人野手は日本で通用しない?「クリーンアップを打って」原監督は期待も拭えぬ不安とは
今年の巨人は新外国人選手よりも、松原聖弥、中田翔、ゼラス・ウィーラーがキーマンになりそうだ。 3月16日まで、原巨人は西日本方面での長期遠征が続く。その間、新外国人選手のグレゴリー・ポランコ外野手、マット・シューメーカー投手、アダム・ウォーカー外野手が合流するとも伝えられてきた。3月7日時点での情報だが、彼らはファームで実戦経験を積むことになるという。 その通りだとすれば、ポランコたちは開幕戦の直前に“一軍デビュー”となる。 >>巨人・菅野が堀田に「何やってんだよ!」と厳しく注意? 本拠地デビュー直前の練習動画が話題、 大ブレークを願う“親心”の表れか<< 「一軍当落のボーダーライン上にいる選手は、ポランコたちが合流する前に結果を出さなければなりません」(プロ野球解説者) ハイレベルでのレギュラー争い。原辰徳監督の望んでいることかもしれないが、新外国人野手は“未知数な要素”が多すぎる。 特に、メジャー通算96本塁打&98盗塁と、前評判の高いポランコは心配だ。 「近年、ポランコは『今年こそは!』と言われ続けてきました。19年に利き腕の左肩を故障し、以後、打撃、守備ともに精彩を欠いています」(米国人ライター) ポランコは第4回WBC大会が開かれた2017年からパイレーツと5年契約を結んでいた。同大会ではドミニカ共和国代表として出場し、最優秀外野手にも選ばれたが、契約最終年の昨季途中、解雇された。すぐにブルージェイズとマイナー契約を結んだが、復活とはならなかった。 「ホームランは『超』の付く特大アーチばかり。巨人の渉外担当者は再生可能と判断したのでしょう」(前出・米国人ライター) ウォーカーは米独立リーグで活躍してきた。独立リーグは地区によってレベルも大きく違うため、日本で通用するかどうか、本当に分からない。 ポランコの近年の状況を聞かされると、今季の巨人の外野布陣は「左翼・ウィーラー、中堅・丸、右翼・松原」となり、故障で別メニュー調整の梶谷隆幸の復帰を待つことになるのでは? 野手陣は昨季と同じ顔ぶれとなりそうだ。 「中田が絶好調です。それだけで巨人の得点力は上がるはず」(前出・プロ野球解説者) レギュラー落ちの危機も伝えられる松原は、昨季27試合連続安打を記録した。ウィーラーに関しては、外国人選手の出場登録枠の問題で「二軍スタート」も予想されるが、得点圏打率では3割4分6厘(昨季)の勝負強さを誇る。彼らをスタメンから外すのはむしろマイナスでしかない。 札幌遠征前、原監督は「クリーンアップを打ってくれれば」とポランコへの期待感を語っていた。しかし、近年の低迷を知らないはずはない。 「松原たちを発奮させるためにあえてそう言ったのかも。でも、プロ野球チームも会社組織なので、監督の思い通りにはならないこともあります。新外国人選手は100打席くらい使って、様子を見ることになりそう」(球界関係者) リードオフマンの松原が出塁し、4番岡本の後を中田、ウィーラーで固める。彼らが万全で開幕を迎えられたら、昨季のように前半戦で出遅れることはないのだが…。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年02月28日 15時30分
巨人・中田に「怠慢プレーだろ」批判の声 本人も苦笑の“本塁打確信歩き”が物議、過去には猛バッシングを受けた選手も
27日に行われたオープン戦・巨人対DeNA戦。「1-1」で両チーム引き分けたが、試合結果以上に話題となったのが巨人のプロ15年目・32歳の中田翔の“本塁打確信歩き”だった。 両チーム無得点の4回裏無死満塁。先制点の大チャンスで打席に入った中田は、DeNA2番手・ロメロの7球目をフルスイング。バックスクリーン方向へ大きく伸びた打球がそのまま本塁打になると確信したのか、中田はスイング後2、3歩ゆっくりと歩いてから一塁に走り出した。 ところが、打球は上空の風の影響を受けたのかフェンス手前で失速し、中堅・桑原将志が難なく捕球。返球の間に三走・丸佳浩が生還したため先制の犠牲フライにはなったが、中田は首をかしげながら自軍ベンチに下がった。 >>巨人・中田が先輩相手に激怒「殺してみいオラァ!」 新たないざこざも時間の問題? 物議を醸した日本ハム時代の大騒動<< この中田の確信歩きを受け、ネット上には「どれだけ手応えあったのか知らんがセルフジャッジするなよ、点入ったとはいえ明らかな怠慢プレーだろ」、「フェンス直撃とか、敵野手が落球する可能性も考えてちゃんと走るべきだった」と苦言が寄せられた。一方、「昔小久保がやった怠慢走塁を思い出した」、「小久保みたいにバッシング受けかねないから本当に反省した方がいい」とソフトバンク・小久保裕紀二軍監督の過去のプレーを思い出すコメントも多数みられた。 「小久保二軍監督は現役時代の2010年10月16日のクライマックスシリーズ・ファイナル第3戦・ロッテ戦で打球を放った際に確信歩きしガッツポーズまで見せるも、打球はスタンドには届かずフェンスに直撃。普通に走っていれば二塁には行けた当たりでしたが、全力疾走を怠ったこともあり結果は単打となったため、怠慢プレーとして当時のファンからかなりの批判を浴びています」(野球ライター) 試合後の報道によると、確信歩きについて「打った瞬間にいったと思ってしまったので、2、3歩、歩いて走ってセンターフライでめちゃくちゃダサかった」と苦笑いで語ったという中田。27日終了時点では実戦打率「.455」と絶好調なだけに、今後はもったいないプレーは避けたいところだ。文 / 柴田雅人
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巨人・原監督の中田へのコメントに怒りの声「神経を疑う」 一軍復帰戦でノーヒットも“お咎め無し”だったワケは
2021年09月22日 18時30分
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巨人・中田、首位攻防戦までの一軍復帰は濃厚? 阿部二軍監督の“監視”でこれまでの悪癖を払拭か
2021年09月17日 11時00分
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巨人・中田にベンチ幽閉の危機? 不振に加え迫るライバルの一軍合流、敵コーチが指摘した復調のカギは
2021年09月07日 11時00分
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阪神・矢野監督、首位攻防戦前のコメントが物議「的外れ過ぎ」 不振の中田を最警戒? 過去の相性から擁護も
2021年09月03日 19時10分
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阪神・藤浪、登板ナシで二軍再降格? 突然の誤算に矢野監督も苦悩「空いているところがない」
2021年09月03日 11時00分
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スポーツ
巨人・中田の怠慢走塁に原監督が激怒? 好機を潰した凡ミスを一喝、直後のヘッスラは反省の表れか
2021年09月01日 11時00分
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スポーツ
巨人、中田を外さないと優勝争いは厳しい?「さっさと二軍に落とせ」打率0割目前の不振に降格待望論が浮上
2021年08月30日 15時30分
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スポーツ
巨人・中田が先輩相手に激怒「殺してみいオラァ!」 新たないざこざも時間の問題? 物議を醸した日本ハム時代の大騒動
2021年08月28日 11時00分
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スポーツ
巨人・中田、日本ハム時代の悲劇再び? 予期せぬ途中交代に「古傷が悪化したかも」心配の声
2021年08月27日 18時30分
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スポーツ
日本ハム、中田の“会見無しトレード”に「ファンを無視した」金村氏ら球界OBが苦言 不可解な放出劇にファンも怒り
2021年08月24日 20時30分
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スポーツ
巨人、中田の電撃加入で異例の休日返上? 若手が悲鳴の支配下枠争いは今オフのFA戦線にも影響か
2021年08月24日 11時35分
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スポーツ
巨人・テームズのクビに憶測飛び交う「用済みになったってことか」 中田獲得が決定打に? 更なる補強の可能性指摘も
2021年08月23日 19時30分
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スポーツ
巨人・中田の初アーチは「喜べる心情じゃない」 中畑氏が不安要素を指摘、ウィーラーらとのスタメン争いにも勝てない?
2021年08月23日 17時00分
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スポーツ
日本ハム、中田に続いて大田も巨人行き? 失意の移籍から5年後の出戻りが急浮上しているワケ
2021年08月23日 11時00分
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スポーツ
巨人、中田のトレード獲得に「13年越しの恩返しか」 不可解な補強に憶測飛び交う、新背番号10にも意味が?
2021年08月20日 15時30分
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スポーツ
日本ハム・栗山監督は中田の残留を望んでいる? 意味深発言の裏にある温情、次期監督の意向も去就を左右か
2021年08月18日 11時00分
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スポーツ
日本ハム・中田、セ・パ全チームから締め出される? 栗山監督が放出示唆も厳しい声「絶対どこも手を挙げない」
2021年08月17日 15時45分
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スポーツ
侍ジャパン外れた日本ハム・中田、成績以外にも大きな役目? 大不振でも球団がクビにしなさそうなワケは
2021年07月29日 11時20分
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スポーツ
日本ハム・栗山監督のメンタルが崩壊寸前? 体たらくな主力、口だけのフロントにもはや打つ手ナシか
2021年06月29日 11時00分
特集
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少年隊・錦織、東山ジャニーズ新社長就任に意味深投稿? 植草とのYouTubeもストップ、現在の活動は
芸能ネタ
2023年09月18日 12時00分
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ジャニーズ最大のタブー? 嵐メンバー4人と“男女の仲”報道、セクシー女優の死【芸能界、別れた二人の真相】
芸能ネタ
2023年09月17日 12時00分
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Snow Man向井、ジャニー氏お小遣い秘話が拡散? グループ不仲説の真相は<実は不仲?【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月16日 12時00分
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一転しジャニーズ契約継続なし、モス広告Snow Manの顔を紙で隠した画像が拡散「イジメ」「涙出てきた」ファン怒り
芸能ニュース
2023年09月13日 18時00分
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株上げた井ノ原快彦、年下に嫌われていた? 森田剛から「嫌い」緊張関係続く<芸能界【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月10日 17時00分