>>二軍降格の日本ハム・中田、まさかのトレード説が浮上? 不自然な抹消に「広島か中日が有力候補」憶測飛び交う<<
報道によると、16日に取材に応じた栗山監督は「誰が悪いのかと言ったら監督である私自身。本当に申し訳ありません」と謝罪。その後、中田の処遇については「今すぐ『はい、どうぞ』と何もなかったように戻れるという話ではない」と早期復帰を否定。さらに、「正直、このチームでは(プレーを続けるのは)難しい」と今後の放出・退団の可能性も口にしたという。
今季は東京五輪開催でシーズンが一時中断した関係で、外部補強や育成選手の支配下登録などの期限が例年より1カ月延長されている(8月31日まで)ため、球団は同日までなら中田のトレード放出を模索できる。一方、トレードがまとまらなければ3年契約が切れる今オフに中田を戦力外・自由契約にすることが有力な放出手段となる。
栗山監督の発言を受け、ネット上には「栗山監督も完全に愛想尽かしてることがよく分かるコメントだ」、「トレード期限まであと2週間だけど本気で出す気なのか?」、「仮に放出なら、自分の贔屓チームにはぜひ獲得を検討してほしい」といった反応が寄せられている。
一方、「成績も素行も悪い選手なんかどこのチームもいらないだろ」、「素行に目をつぶったとしても、打率1割台の打者はどこも引き取ら無さそう」、「年俸が高すぎるのもネックだな、今のままじゃ絶対どこも手を挙げないと思う」と、中田の引き取り手は見つからないのではと推測するコメントも複数見受けられた。
「中田はプロ入りした2008年から昨季まで『1422試合・.252・257本・937打点・1325安打』という通算成績を残し、打点王も3度(2014,2016,2020)獲得している強打者。ただ、今季は『39試合・.193・4本・13打点・26安打』と全く振るっていない上、4月7日・ソフトバンク戦では試合中にベンチで暴れ右目を負傷するなど精神的に不安定な様子も見せていました。もともと戦力として機能していない中、今回の不祥事でさらにイメージを悪化させたこともあり、チームが放出に動いても獲得に手を挙げる他球団は出てこないのではと考えているファンは少なくないようです。また、中田の今季年俸が3億4000万円(推定)と非常に高額なことも放出に向けたネックになるのではとの意見も見られます」(野球ライター)
一部では「もう独立リーグや国外でのプレーしか道は無いのでは」と、今季を最後にNPBを追われるのではとの声も挙がっている中田。今後の動向は大きな注目を集めそうだ。
文 / 柴田雅人