中田翔
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スポーツ 2021年09月07日 11時00分
巨人・中田にベンチ幽閉の危機? 不振に加え迫るライバルの一軍合流、敵コーチが指摘した復調のカギは
新加入、復帰の選手に期待するのも良いが、「中田翔の起用法」を見直してみては? 長期遠征から帰京した巨人・原辰徳監督が、新加入のスコット・ハイネマン、故障離脱中だった梶谷隆幸の両外野手が9月7日からの二軍戦に出場すると伝えた。関係者によれば、「結果に関わらず、両選手とも近く一軍に合流させる」とのこと。丸佳浩外野手の打撃成績が下降気味だっただけに期待も大きそうだが、ここ数日、実際に対戦したチームからは“原監督とは異なる評価”も聞かれた。「一番コワイのは、中田翔」――。 >>巨人・中田が先輩相手に激怒「殺してみいオラァ!」 新たないざこざも時間の問題? 物議を醸した日本ハム時代の大騒動<< 中田は13試合に出場し、打率1割5分6厘。本塁打1、打点2。移籍前の不振がまだ続いているような印象だ。それでも、他球団が脅威に感じているのは、中田の打撃力だという。 パ・リーグ出身のプロ野球解説者がこう続ける。 「中田は集中力と言うか、期待に応えようとする時、ものスゴイ爆発力を発揮するタイプ。パ・リーグ時代の打点王3回の実績はもちろんですが、岡本やウィーラーの後に中田が続く打線は、対戦投手からすればやはりコワイ」 確かに、巨人戦を迎える前の阪神・井上一樹ヘッドコーチも同じようなことを言っていた。 「メンタル的なものもあると思います。あれだけの大ごとになってしまったんですから。あと、巨人に来て間もないので、遠慮している部分もあるのでは。コワオモテですが、けっこう繊細な一面もあるので」(前出・プロ野球解説者) 中田の繊細な一面は聞かされているが、「試合に出て打てない」という状況が続くと、メンタル的にさらに追い込んでしまうと思っているようだ。時折、スタメンから外すのは、原監督を始めとする首脳陣の配慮だろう。 また、近く一軍合流となるハイネマン、梶谷について、こんな情報も聞かれた。 「ハイネマンは(渉外担当からの)報告よりも肩が強いですね。打撃フォームも良い意味でクセがないというか、左右にコンスタントに打ち分けていました。梶谷は右手の故障中、走り込みをしっかりしていたので、動きも軽快でした」(球界関係者) 不振の丸をスタメンから外し、ハイネマンや梶谷を使うことも十分に考えられるが、ハイネマンは一塁も守れる。状況次第ではポジションが重なる中田の方が、出番がなくなってしまうかもしれない。 9月5日の阪神戦の試合前だった。先に練習を終えた阪神ナインがグラウンドに引き上げる際、藤浪晋太郎が中田を見つけた。 2人は大阪桐蔭高の先輩後輩である。藤浪はマスクをしていたので何を喋ったのか分からなかったが、中田の右手を両手で握り返し、何度も頭を下げた。中田も二言三言返したが、後輩の挨拶に恐縮していたように見受けられた。 前出のパ・リーグ出身のプロ野球解説者は「遠慮している」と言ったが、セ・リーグという新しい環境にまだ馴染めず、オロオロしていたのではないだろうか。巨人が反撃に転じるのは中田に遠慮がなくなった時だとすれば、さほど時間は残っていない。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年09月03日 19時10分
阪神・矢野監督、首位攻防戦前のコメントが物議「的外れ過ぎ」 不振の中田を最警戒? 過去の相性から擁護も
3~5日にかけ、0.5ゲーム差で追う首位巨人との3連戦に臨む阪神。首位攻防戦を前に伝えられた阪神・矢野燿大監督のコメントがネット上で物議を醸している。 現在巨人を0.5ゲーム差で追う阪神は、3日からの3連戦を2勝1分以上で終えれば巨人を抜き首位に浮上。一方、1試合でも落とせば3連戦中の首位浮上はなくなる上、同日から広島と3連戦を戦う3位ヤクルトが3連勝した場合は3位に転落する状況となっている。 報道によると、2日・中日戦が雨天中止となった後に取材に応じた矢野監督は「もちろん目の前のライバルというか、敵でもある。しっかりした野球をしていくというのが必要なチームだと思う」と、今季「7勝8敗」と負け越している巨人の攻略に闘志を燃やした。その上で、「中田が後から(試合途中から)出るにしても、そういう選手がベンチにいるというのはもちろん簡単ではない。ホームランを打てるというのは警戒が必要な部分はバッテリーとしても出る」と、特に中田翔の一発に警戒している旨を口にしたという。 >>巨人・中田が先輩相手に激怒「殺してみいオラァ!」 新たないざこざも時間の問題? 物議を醸した日本ハム時代の大騒動<< 矢野監督の発言を受け、ネット上には「巨人相手に意気込むのはいいが、今の中田を警戒するのは的外れ過ぎじゃないか」、「打率2割にも満たない中田の何を心配してるのか」、「中田なんか置いといて、岡本(和真/.283・33本・89打点)やウィーラー(.307・11本・45打点)を警戒した方がいいと思うんだけど」と疑問の声が寄せられている。 一方、「これまでは不振でも3連戦でどうなるかは分からない、いきなり打ち込まれて復調でもされたら大事だ」、「先陣を切る西(勇輝)との対戦成績を考えたらマークしない方がおかしいだろ」、「西が一発でも打たれたら復調の足掛かりになるかもだし、警戒しておくこと自体は別に間違ってないのでは」と、矢野監督の見解は間違っていないとするコメントも複数挙がった。 「中田は日本ハムからトレードで巨人入りした8月20日から9月2日までに10試合に出場していますが、この間の成績は『.154・1本・2打点』で、日本ハム時代の今季成績と合わせても『.186・5本・15打点』と今ひとつ。阪神とは同3日からの3連戦が移籍後初めての顔合わせとなりますが、不調が長引いている現状から警戒には値しないと考えているファンは少なくないようです。一方、中田が初戦の3日の先発、西勇輝に対して通算で『.313・5本・18打点』と好相性であることからか、初戦で勢いづかせて復調するのを避けるためにも警戒しておくに越したことはないという意見も見られます」(野球ライター) 3日の試合では「6番・一塁」でスタメンに名を連ねている中田。調子が出ていない中田をこのまま眠らせておくことができるのかは、3連戦の結果を左右するポイントの一つなのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年09月03日 11時00分
阪神・藤浪、登板ナシで二軍再降格? 突然の誤算に矢野監督も苦悩「空いているところがない」
阪神・藤浪晋太郎投手にとっては“涙雨”となってしまった。 9月2日の対中日戦が雨天中止となった。前日の同カードは勝利したが、ここ最近は広島3連戦で3連敗を喫するなど、矢野阪神のチーム状態は決して良くない。こういう場合、指揮官は「気分転換になれば」と捉えるのだが、そうはならなかった。 >>阪神・藤浪の先発復帰でブルペンが崩壊? 矢野監督の温情采配、その裏で懸念される致命的リスクとは<< 「同日先発の藤浪はどうなるのか?」 矢野燿大監督はこの記者団の質問に顔をしかめ、「今すぐには、う~ん、決めにくい」とこぼした。 「いったん中継ぎに入る形で調整していくのか、順番的に(先発が)空いているところがないんで。もう登録しているんで」 今回の先発は、いわゆるローテーションの谷間を埋めるため。連戦などより、通常の先発ローテーション投手だけでは足らなくなり、藤浪にチャンスが回ってきたのだ。 「8月26日のオリックス二軍との試合で好投しています(7回1失点)。9月2日の先発登板に対し、藤浪も自信を持っていたと思います」(在阪記者) しかし、今回はローテーションの谷間を埋める役割以外は求めていなかったようだ。 同日の甲子園球場でのこと。藤浪が一軍登録されたのは、午後3時。「午後3時」は、二軍選手との入れ換えがある場合の締切り時刻である。この時点で、甲子園球場を整備する阪神園芸のスタッフたちは内野フィールドにシートを敷くなどし、試合を行う方向で準備を進めていた。雨が降ったり止んだりを繰り返していたが。 しかし、試合中止が宣告されたのは午後4時過ぎ。藤浪の登録は“無意味”になってしまった。 「二保旭を先発で使っていくつもり。二保は8月21日の中日戦で敗戦投手になりました。矢野監督はいったん二軍に落とし、先発投手として再調整させ、9月に一軍に呼び戻す予定。西勇輝、青柳、秋山、ガンケル、伊藤将司、二保。先発ローテーション枠の6人は埋まっています」(前出・在阪記者) 中継ぎ投手陣は8月30日にアルカンタラを外国人選手の出場枠の問題で一軍登録から外しており、火の車だ。藤浪が増員されるのであれば、岩崎、馬場、小川、及川らは大歓迎だろうが、「ほぼ毎日投げる中継ぎと、一定間隔を空けて長いイニングを放る先発投手は、調整が異なります。藤浪は先発要員として二軍で調整してきました。矢野監督が迷うのは当然」(プロ野球解説者) と反対する声も聞かれた。 このまま登板ナシで再び二軍降格となりそうな雰囲気だったが…。 9月3日からライバル巨人との3連戦が始まる。井上一樹ヘッドコーチなど複数の首脳陣から中田翔選手を警戒する声が聞かれた。 そう言えば、藤浪と中田は同じ大阪桐蔭高の出身だ。奇しくも、ともに苦しい立場に置かれている。直接対決を見たいと思うファンは多いはずだが、矢野監督は藤浪の今後をどう考えているのだろうか。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年09月01日 11時00分
巨人・中田の怠慢走塁に原監督が激怒? 好機を潰した凡ミスを一喝、直後のヘッスラは反省の表れか
球団社長の謝罪コメントよりも響いたのではないだろうか。 8月31日、セ・リーグ首位攻防戦の舞台となった岐阜・長良川球場で巨人が快勝し、岐阜県出身の吉川尚輝内野手がお立ち台に呼ばれた。しかし、中田翔内野手にとっても、忘れられない一戦となったようだ。 >>巨人、中田を外さないと優勝争いは厳しい?「さっさと二軍に落とせ」打率0割目前の不振に降格待望論が浮上<< 移籍後初のマルチを決めたからではない。原辰徳監督に一喝されてしまった。 1点を追う4回裏、ウィーラーがレフト前ヒットを放った。二塁走者の中田は三塁ベースを回ったところでストップし、帰塁した。その瞬間だった。原監督が怒鳴った。マスクをしていたせいか、言葉は聞き取れなかったが、中田の方を見ながら右腕を右から左に大きく動かしていた。「ホームイン、できただろ?」のアクションだ。 「次打者がレフト後方に犠牲フライを上げ、中田はヘッドスライディングでホームインしました。主力クラスの選手が必死なプレーを見せたので、ベンチは盛り上がりましたが」(スポーツ紙記者) 原監督に怒鳴られ、中田も「ホームインすべきだった」と後悔したのだろう。ヘッドスライディングは、その反省を態度で示したものだ。 中田の“走塁ミス”について確認してみたら、こんな声も聞かれた。 「三塁コーチャーの後藤孝志野手チーフコーチが『ストップ』の指示を出してきました。だから、中田はホームインしようとせず、三塁に帰塁したんです」(球界関係者) しかし、原監督の怒声はやはり中田に向けられていたようだ。 「いや、中田は全力疾走していませんでした。後藤コーチはそのスピードでは間に合わないと思ったから、止めたんです」(プロ野球解説者) ベテランと呼ばれる年齢になると、走塁で手抜きをすることも多くなる。「怪我防止」ということで首脳陣も黙認しているが、中田はまだその年齢ではない。気がつかないうちに手抜きを覚えてしまったのだろう。 試合後、原監督は4打数2安打と活躍した中田の打撃と、本塁へのヘッドスライディングについて質問を受けた。 「まあ、気持ちの出ている人だから。走塁も含めて、良いと思います」 ヘッドスライディングの前の「三塁帰塁」については言葉を濁した。しかし、手抜きは許さないとする気持ちは中田本人に伝わったはずだ。 「移籍してきた直後、全力疾走しなかったことがありました。その時は何も言われませんでしたが、2度目は許さないと決めていたのでは。だから、試合中にも関わらず、原監督は大きな声を上げたんだと思う」(前出・同) 奇しくも、同日の試合前、古巣・日本ハムの川村浩二球団社長が中田の一連の暴力行為を改めて謝罪し、球団の対応も適切ではなかったとして頭を下げている。 原監督のように凡ミスには一喝し、それを取り戻そうとした次の全力プレーについては称賛する。それで良いのではないだろうか。セ・リーグは混戦が続いている。覚醒した中田がキーマンになりそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年08月30日 15時30分
巨人、中田を外さないと優勝争いは厳しい?「さっさと二軍に落とせ」打率0割目前の不振に降格待望論が浮上
29日に行われた巨人対中日の一戦。「5-1」で巨人が勝利したが、試合結果以上に話題となったのが巨人のプロ14年目・32歳の中田翔の不調ぶりだった。 >>巨人・中田が先輩相手に激怒「殺してみいオラァ!」 新たないざこざも時間の問題? 物議を醸した日本ハム時代の大騒動<< 28日の試合に出場せず連続スタメン出場が5試合で止まった中田はこの日、「5番・一塁」で2戦ぶりに先発。1回表2死一、二塁で迎えた第1打席では、中日先発・小笠原慎之介の球を見極め7球目に四球を選び出塁した。 しかし、3回表の第2打席では一邪飛に倒れると、5回表の第3打席では中飛、7回表の第4打席でも見逃し三振に倒れるなどヒットは打てず。この日の結果を含め、巨人加入後の成績は「7試合・.118・1本・2打点」と打率0割台突入が目前となった。 中田の不調ぶりを受け、ネット上には「スタメン復帰した意味がまるでない、何もいいところが無い試合だ」、「やっぱり広島戦の死球で左手痛んでるんじゃないか?」、「V争いの足かせになりそうだし、死球の影響の有無に関わらずさっさと二軍に落とした方がいいのでは」といった反応が寄せられている。 一方、「今季の中田は元々この程度の選手だっただろ」、「日本ハムでの数字を考えると、ある意味調子は変わってないといえるな」、「『ほとんど打ってない選手を引き入れて大丈夫なのか』っていう不安が的中しつつあって悲しい」と、日本ハム時代の成績を絡めたコメントも複数見受けられた。 「中田は26日・広島戦で九里亜蓮から左手甲に死球を受け途中交代しましたが、その後は29日終了時点で6打数ノーヒットが続いています。報道では特に故障していないと伝えられていますが、その後の結果を踏まえ死球が尾を引いていると考えているファンも少なからずいるようです。一方、中田は巨人移籍前、日本ハムでの今季打率が『.193』と1割台だったことから、調子自体はそこまで変わっていないのではという意見も見られます」(野球ライター) 一部では「絶対中島(宏之/後半戦打率.412)を一塁で使った方がいい」という声も挙がっている中田の不調。チームを率いる原辰徳監督の今後の起用法には注目が集まりそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年08月28日 11時00分
巨人・中田が先輩相手に激怒「殺してみいオラァ!」 新たないざこざも時間の問題? 物議を醸した日本ハム時代の大騒動
2008年のプロ入りから日本ハム(2008-)でプレーし、昨季までに「.252・257本・937打点」といった数字を残しているプロ14年目・32歳の中田翔。その中田が20日に巨人へ無償トレードで移籍したことは多くのプロ野球ファンの注目を集めた。 中田は同4日のエキシビションマッチ・DeNA戦前に同僚の後輩選手1名に暴力を振るったとして、11日に球団から当面の間の出場停止処分を受けると、16日には栗山英樹監督が「正直、このチームでは(プレーを続けるのは)難しい」と今後の放出・退団の可能性を示唆。この発言から他球団移籍の可能性が浮上したが、暴行問題に加え今季「39試合・.193・4本・13打点・26安打」と成績も振るわないことから新天地は見つからないのではと思われていた。 ただ、栗山監督の発言から4日後の同20日、中田の無償トレード成立を電撃発表。チームを移った中田は同21日に移籍後初出場を果たすと、翌22日には移籍後初本塁打を放ったが、今後の成績面・素行面への不安は完全には払しょくできていない。 >>巨人の中田トレード獲得、稲葉監督や梨田氏が根回ししていた? 電撃移籍の舞台裏を原監督が大久保氏に明かす<< 現在巨人の一軍には坂本勇人(中田の1学年上)、中島宏之(同7学年上)、亀井善行(同7学年上)といった先輩選手が複数名を連ねているため、今後は横暴な振る舞いはできないという見方もされている中田。ただ、一部からは「先輩が目を光らせるから大丈夫とか言ってる人らは、中田が昔先輩に刃向かった過去があることを忘れてないか?」、「さすがにしばらくはおとなしくしてるだろうが、時間が経てばまた周囲といざこざ起こす可能性は捨てきれない」といった懸念が広がっている。 「中田は当時プロ4年目・22歳の2011年8月26日・西武戦の試合後に、当時同僚で3学年上の先輩・鵜久森淳志(元日本ハム他)といざこざを起こしたことがあります。日本ハムが『3-4』でサヨナラ負けを喫した同戦は中田が『4番・左翼』で出場するも『3打数無安打』、鵜久森は未出場だったのですが、試合後に両者がベンチ裏で口論になったと複数メディアが報道。当時は詳しい理由は不明でしたが、後に中田が鵜久森の振る舞いに難癖をつけたことがきっかけだったと判明しています」(野球ライター) 中田は2016年1月8日放送の『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)にゲスト出演した際、鵜久森とのいざこざについて詳細を語っている。中田によると、試合後に選手たちが道具の片づけなどを行う中、鵜久森は「結構チンタラチンタラしていた」、「試合に出てもないのに、バット片付けながらすごい悔しそうな雰囲気を出して(た)」とのこと。これを受けた中田は左翼を守っていた自身の頭上を越されての敗戦にイライラしていたこともあり、「早くどいてもらっていいですか」と不満をぶつけたという。 すると、鵜久森が「お前誰に口聞いてんねん、殺すぞ!」と激怒したため、中田も「殺してみいオラァ!」と激高。ただ、すぐにコーチが制止に入ったため取っ組み合いなどには発展せず、その後「後輩なのに失礼なこと言ってすみませんでした」と謝罪し和解に至ったという。 先輩の鵜久森にここまで刃向かった理由について、中田は「プロ(の実績)では僕の方が上」と、具体的な関係性は不明だがそれまでは鵜久森を格下に見ていたことが一因だと告白。また、同番組では昔から後輩に偉そうな態度をする先輩が大嫌いだということや、大阪桐蔭高校時代に気に入らない先輩を頭から乾燥機に突っ込んだというエピソードも明かしていた。 先輩相手にもお構いなしに反抗していた過去から、巨人での“再犯”も危惧されている中田。次に問題を起こせば選手生命が危うくなる可能性もあるが、果たしてどこまで自分を律することができるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年08月27日 18時30分
巨人・中田、日本ハム時代の悲劇再び? 予期せぬ途中交代に「古傷が悪化したかも」心配の声
26日に行われた巨人対広島戦。「11-2」で広島が勝利したが、試合結果以上に話題となったのが巨人のプロ14年目・32歳の中田翔の途中交代だった。 >>巨人の中田トレード獲得、稲葉監督や梨田氏が根回ししていた? 電撃移籍の舞台裏を原監督が大久保氏に明かす<< アクシデントが起こったのは、「1-5」と巨人4点ビハインドの6回裏。中田はこの回先頭で打席に入ったが、広島先発・九里亜蓮が投じた6球目のシュートが左手甲に直撃。中田は当たった瞬間に左手を上下に振るような仕草を見せたが、特に表情を変えることはなく一塁へ出塁しプレーを続けた。 ただ、無得点で終わった6回裏が終了すると、中田は中島宏之と入れ替わる形でベンチに退く。試合後の報道では特に大事には至っていないことや、27日・中日戦の出場は様子を見ながらの判断になることなどが伝えられた。 中田の途中交代を受け、ネット上には「当たった瞬間ヒヤッとしたけど大丈夫そうでよかった」、「大怪我ならもっと痛がってすぐに交代してるだろうから大事をとっただけか」、「一塁守備で手首に負担かかるのを避けたかったんだろうな」といった反応が寄せられている。 一方、「左手甲ってのがちょっとなあ…美馬に骨折られた時と同じ箇所だから心配」、「一応問題は無いらしいけど、あの時みたいにシャレにならないことになる可能性もあるからまだ安心できない」、「もしかしたら左手の古傷が悪化したかもしれないから、念には念を入れて精密検査をしておくべきでは」と、今後の状態を懸念するコメントも複数見受けられた。 「中田は日本ハム時代の2013年8月21日・楽天戦で、楽天・美馬学(現ロッテ)から左手甲に死球を受け左手第5中手骨を骨折。この負傷により約1カ月半の離脱を強いられ、同戦前時点でトップに立っていたリーグ本塁打王争いにも敗れる結果となりました。今回の死球については現時点で大事には至っていないと伝えられていますが、ボールを受けた箇所が8年前に故障を負った箇所と同じであることからか、患部の状態を不安視しているファンも少なくないようです」(野球ライター) 27日の試合では「5番・一塁」でスタメンに名を連ねてはいる中田。ただ、左手甲はスイングだけでなく一塁守備でも負担がかかる箇所だけに、首脳陣は今後も慎重に状態を見ていく必要があるかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年08月24日 20時30分
日本ハム、中田の“会見無しトレード”に「ファンを無視した」金村氏ら球界OBが苦言 不可解な放出劇にファンも怒り
野球解説者の金村義明氏(元近鉄他)が、23日放送の『上泉雄一のええなぁ!』(MBSラジオ)に生出演。日本ハムに苦言を呈しネット上で話題となっている。 金村氏は週末のスポーツニュースを語る番組内のコーナーで、同僚への暴行問題で11日に球団から出場停止処分を受けた日本ハムのプロ14年目・32歳の中田翔が、20日に巨人へ無償トレード移籍した話題についてトーク。電撃移籍の一報を聞いた際の衝撃や、移籍後の中田への期待などを語った。 >>巨人の中田トレード獲得、稲葉監督や梨田氏が根回ししていた? 電撃移籍の舞台裏を原監督が大久保氏に明かす<< その中で、金村氏はトレード移籍が成立した20日に、中田が巨人の球団事務所で入団・謝罪会見を行った点を問題視。「どこの球団で(謝罪の)記者会見してんねやいう話。(球団は)日本ハムの(地元)北海道でまず(謝罪)会見して、それから『申し訳ない。(中田は)一から出直す。そこで巨人から救いの手が来た』と(報告するべきだった)。(そこで中田が)『頑張ってきます』言うたら、北海道の人(ファン)はみんな拍手で『おし、頑張ってこい』と(送り出せたはず)」と、暴行問題を謝罪する場を設けないまま中田を巨人へ放出した日本ハム側に苦言を呈した。 金村氏は続けて、「(日本ハム)フロントは『おかしいぞ』と(思わなかったのか)。これはファンを無視したようなやり方やからね、だから違和感を感じる」とコメント。会見なしでのトレード放出はこれまでチーム、中田を応援していたファンを裏切るようなやり方ではないかと指摘した。ただ、なぜ日本ハムが会見をしないまま放出したのかについては触れなかった。 金村氏の発言を受け、ネット上には「確かに中田が移籍先の巨人の事務所で謝罪会見したのは『なんで?』と思った、巨人所属としては何も問題起こしてないのに」、「出すなら出すで、日本ハムや中田本人の口からファンに謝罪や報告をしてほしかった」、「何の説明も無しで放出というのは納得できない、こんな対応するような球団は二度と応援しない」といった反応が寄せられている。 同時に、「逆に会見を行わない明確な理由があるなら知りたいな」、「会見の場で報道陣から質問責めにあうのを嫌ったのか?」、「日本ハム側が会見拒んだってニュースもあるけど、そんなにさっさと縁切りたかったんだろうか」と、会見なしの理由を推測するコメントも複数見受けられた。 「日本ハムが公に会見を開かないまま中田を巨人へ放出したことについては、他にも複数の球界OBが疑問を呈しています。元日本ハム・岩本勉氏は23日放送の『岩本勉のまいどスポーツ』(文化放送)に生出演した際、番組内で『(日本ハム側は)けじめに値する何かを示さないといけなかった。うやむやにするのは絶対に良くないし、ファンありきのプロ野球でファンを無視している』と日本ハム側へ苦言。元DeNA監督・中畑清氏も、24日の『スポニチアネックス』(スポーツニッポン新聞社)の記事内で『まずは日本ハムが記者会見を開いてトレードに至る経緯を説明し、中田はその席でファンに謝罪するべきじゃなかったのか。きちんとけじめをつけた上で処分を解除し、受け入れ先の新天地へというのが筋だろう。それなのに日本ハムはコメントを出すだけで、会見は開かなかった。自分の球団で起こした問題なのに、もう関係ありませんという態度だ』と批判しています。なお、日本ハムがなぜこのような形をとったのかは不明ですが、一部報道では日本ハム側がかたくなに会見を拒んだため、巨人側で謝罪も兼ねた会見を行わざるを得なくなったという話も伝えられています」(野球ライター) 中田は既に移籍先の巨人で一軍出場を果たしホームランも放っているが、ファンや球界OBの間では不信感が募っている日本ハム側の対応。今後球団首脳や栗山英樹監督が会見の場を設けることはあるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年08月24日 11時35分
巨人、中田の電撃加入で異例の休日返上? 若手が悲鳴の支配下枠争いは今オフのFA戦線にも影響か
“中田効果”と言っても良いではないだろうか。 8月23日の月曜日、巨人の若手・中堅野手陣が休日返上で集中練習を行った。そこに原辰徳監督やコーチも訪れ、直接指導する場面も見られた。 「急に23日に練習することが決まったみたいですね。中田翔の豪快な移籍第一号アーチに触発されたこともあれば、得点圏に走者を出しても『あと1本』出ず、ゲームを落としていますから」 関係者の一人が23日に練習が行われた理由をそう説明していた。 通常、シーズン中の月曜日は移動や休暇に充てられる。若手が自主的に練習することはあっても、Tシャツ、ジャージー姿。同日のように「ユニフォームを着て」の月曜練習は異例だ。 中田の移籍第一号(8月22日)はレフトスタンド上段に叩き込まれた。そのホームランを見て、「広い札幌ドームから、ホームランの出やすい東京ドームに本拠地球場を変えたことは大きなプラス。中田がコンディションを整えたら、スゴイ戦力になる」 と話していたプロ野球解説者も何人かいて、それに触発されて若手が休日返上で練習をしたと聞くと、中田に野球を続けるチャンスを与えた今回の移籍劇は“美談”だが、そうとは言い切れないようだ。 >>日本ハム、中田に続いて大田も巨人行き? 失意の移籍から5年後の出戻りが急浮上しているワケ<< 8月20日、69人。同23日、68人――。何の数字かというと、巨人の支配下登録選手数である。1チームが支配下登録できる選手数は、「70人まで」。今季のトレード期日は8月末まで延長された。この68人の中にはまだ来日していない新外国人選手のスコット・ハイネマン選手も含まれており、時期的に考えても、もう新たな補強はないと思われる。 「20日に中田を登録した後、故障で帰国していたエリック・テームズを自由契約にしました。中田を登録しても『あと1人』、支配下登録に加えることができたのに、テームズを外して『空き』を増やしたということは、新たな補強があるのでは」(プロ野球解説者) 育成選手を支配下登録するつもりなのかもしれない。おそらく、「補強」ではなく、チームのモチベーションの高めることが目的なのだろう。頑張って結果を出した若手に、支配下登録という評価を…。その育成選手たちのモチベーションについて、こんな指摘も聞かれた。 「故障・帰国中のテームズの自由契約は予定されていました。でも、中田の獲得で支配下登録されるはずだった育成選手が1人減ったとしたら」(スポーツ紙記者) もっとも、最後の支配下昇格は見送るとの声も聞かれた。それは今オフの補強、つまり、フリーエージェント選手の獲得を予定しており、その代償として人的補償を求められた場合、伸び盛りの若手を引き抜かれる可能性も出てくるので、人的補償の対象にならない「育成選手のまま」にしておくというもの。 中田の獲得によって、支配下選手の人数調整をしなければならなくなった。古巣・日本ハムOBのプロ野球解説者が「ファイターズが彼の謹慎を解かなければ試合に出られなかった」と厳しい意見も寄せていた。 古巣への恩返しもしなければならない。茨の道はまだ続きそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年08月23日 19時30分
巨人・テームズのクビに憶測飛び交う「用済みになったってことか」 中田獲得が決定打に? 更なる補強の可能性指摘も
4月27日・ヤクルト戦の守備中に右アキレス腱断裂の大怪我を負い、現在まで戦線離脱が続いている巨人の34歳助っ人・テームズ。8月23日、そのテームズがNPBから自由契約選手として公示された。 NPBはこの日、公式ツイッターに「【自由契約選手公示(8/23)】 読売ジャイアンツ 外野手 44 E.テームズ」と投稿。自由契約に至った理由については記載されておらず、各報道でも経緯の詳細は伝えられていない。 テームズは昨オフ年俸120万ドル(約1億2500万円/推定)の単年契約で巨人に加入。迎えた今季はコロナ禍の影響で来日が3月末にずれ込んだが、合流後は二軍戦で打率「.500」をマークするなど結果を残し、4月27日に一軍初昇格を果たした。 しかし、「6番・左翼」でスタメン出場した同日のヤクルト戦では2打席連続三振を喫した後、3回裏に左前打をジャンプして捕球しようとしたプレーで右アキレス腱を断裂。その後4月30日に米国へ帰国し翌5月4日に現地で手術を受けたが、今シーズン中の復帰は絶望的とみられていた。 >>巨人・原監督に怒りの声「謝るくらいなら投げさせるな」 継投失敗で投手に謝罪? 試合中の異例行動に批判<< テームズの放出を受け、ネット上には「デビュー戦で大怪我してそのまま退団はあまりにも不憫」、「20代ならまだ待ってもらえたかもしれないけど、30代中盤で長期離脱明けってなったら活躍する可能性低そうだしなあ」、「全く結果残さなかったけど試合中の不幸だから責められない、怪我が治った後に新天地が見つかることを祈りたい」といった反応が寄せられている。 一方、「怪我からここまで残してきたけど、穴埋めの打者を確保したから用済みになったってことかな」、「新助っ人獲ってさらに中田(翔)も来たから、テームズをキープする必要も無くなったんだろうか」、「中田の加入で圧迫された枠を空けたかったのか?」と、クビに至った背景を推測するコメントも複数見受けられた。 「テームズが負った右アキレス腱断裂は復帰までに半年以上はかかる大怪我ですが、球団は故障後からこれまで支配下登録を継続。一部報道では球団幹部が『ポストシーズンで復帰できる可能性がある』と語ったことも伝えられたことから、このまま復活を待ち続けるという見方も少なくありませんでした。ただ、球団は8月に入りハイネマン、中田といった打者を相次いで獲得した上、中田獲得でチームの支配下枠(70名)は残り1枠に。そのため、球団は代わりの打者を確保し枠が圧迫されたことを受け、当初予定を変更してテームズをクビにしたのではと推測する声も見られます」(野球ライター) 一部では「1枠空けたってことは代わりに誰か支配下に加えるつもりなのか?」という声も挙がっているテームズの自由契約。今季は東京五輪開催でシーズンが一時中断した関係で、外部補強や育成選手の支配下登録などの期限が例年より1カ月延長されている(8月31日まで)が、期限までにチームがさらなる動きを見せることはあるのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用についてNPBの公式ツイッターよりhttps://twitter.com/npb
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