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日本ハム・中田の打撃“若手に悪影響”と指摘 岩本氏、ドラ1・早川相手の“3タコ”に苦言 前回対戦と真逆の結果になったワケは

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中田翔

 野球解説者の岩本勉氏が、18日放送の『プロ野球ニュース 2021』(フジテレビONE)に生出演。日本ハム・中田翔の打撃に苦言を呈した。

 今回の番組で岩本氏は、同日に行われ楽天が「4-1」で勝利した日本ハム対楽天の一戦を解説。その中で、中田が楽天先発・早川隆久に「3打数無安打」と抑え込まれたことも打線が機能しなかった一因だったと語った。

 同戦では早川が左腕ということもあり、近藤健介を除き全員右打者でスタメンを組んだ日本ハム。右打者8名の中で前日もスタメン出場したのは中田、大田泰示(対早川は3打数1安打)の2名だけだったが、岩本氏は「普段レギュラーとして出ている打者陣(中田ら)の工夫が足りなかった」と苦言を呈した。

 岩本氏は続けて、「しっかりボールを引き付けて、もしくは(打席の中で)投手寄りに立ってセンターから右方向に打ち返す。そういう工夫も必要ではないかと(思った)」とコメント。早川は最速155キロの直球に加えチェンジアップ、カーブといった変化球も持ち味の投手だが、中田らは打席で前寄りに立って変化球が落ち切る前に捉えられるようにする、球を引き付けて逆方向へ打ち返すことを意識するよう心がけるべきだったと指摘した。

 また、岩本氏は「主軸の打者が(相手の)思うようにアウトを取られてると、他の若い右打者たちも『あれ? そんなに投手いいのかな?』と嫌な錯覚を起こしたりする」と、主軸打者がすんなりと打ち取られると他の打者の精神面にも悪影響が及ぶと主張。その上で、「(中田らには)相手投手、バッテリーが嫌がるような節(工夫)をもう1つでも2つでも見たかった(見せてほしかった)」と語っていた。

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 今回の放送を受け、ネット上には「大田は1安打だからともかく、中田は3打席全て何も見どころが無かった」、「昨日2本塁打だったのに今日はからっきし、中田の復調はまだ時間がかかりそうだな」、「中田は前回早川を打ったから、『今日も打てるだろ』って油断したのでは?」といった反応が多数寄せられている。

 「今回岩本氏からやり玉に挙げられた中田ですが、前回早川と対戦した3月28日・楽天戦では『3打数2安打』と結果を残しています。この試合で中田は第2打席でチェンジアップを捉え左安、第3打席ではスライダーを打ち返し左二塁打としました。ただ、18日の試合では第1打席でカットボール、第2、3打席ではストレートを打ってそれぞれ凡打に打ち取られていますので、早川が前回から攻め方を変えそれに対応できなかったという見方ができるのではないでしょうか」(野球ライター)

 18日終了時点で「.194・2本・7打点」と打率が2割を切っている中田。「5勝11敗3分・勝率.313」でリーグ最下位に沈んでいるチームとしては、一刻も早い復調が待たれるところだ。

文 / 柴田雅人

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