中日
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スポーツ 2021年01月15日 11時25分
中日・与田監督、立浪臨時コーチを警戒している? 一軍スタートルーキーをドラ6だけにした狙いは
「立浪教室」の入門者は、根尾昂内野手と“未完の大器”ということになりそうだ。将来の4番とエースには別のお目付役がつけられた。今春の中日キャンプでは心理戦も繰り広げられそうだ。 ナゴヤ球場内のオフィスに与田剛監督やコーチスタッフが集まり、キャンプの一、二軍メンバーの振り分けが話し合われた。 すでに、OB・立浪和義氏のキャンプ中の臨時コーチ就任が発表されている。一軍に振り分けられた若手がその指導を仰ぐことになるわけだが、その対象となった有名どころは根尾のみ。将来の4番候補・石川昂弥内野手、ドライチのエース候補・高橋宏斗投手は二軍スタートとなった。 「14年ぶりに中日復帰した福留孝介外野手は、二軍スタートとなりました」(名古屋在住記者) ベテランが二軍キャンプに振り分けられ、スロー調整するのは、よくある話。しかし、与田監督はその福留について、こうも語っていた。 「あれだけ経験豊富な選手ですから」 マイペース調整に何も心配していないという意味だけではない。福留が石川を打撃指導することもありそうだ。 「阪神時代の福留は、若手を指導していました。野手だけではなく、投手や捕手にもアドバイスが送れます」(ベテラン記者) そのアドバイスの的確さ、若手に自ら声を掛けて回るまわる姿勢は歴代の阪神監督も認めていた。「石川を立浪氏ではなく、福留に預ける選択をした」との見方が強い。 「ドラフト1位の高橋、同2位で一軍構想に入っている2位の森博人投手も二軍スタートとなります。2人とも、福留に学んでほしいということでしょう」(前出・同) >>中日・福留、古巣復帰は次期監督への布石?阪神時代から見せていた指導者適性とは<< 立浪氏は前オーナーとの折り合いが悪かったとされる。「監督候補」と目されながら中日から遠ざかっていたのはそのためだが、昨年3月、オーナーが交代した。今回の臨時コーチも新オーナーのトップダウンで伝えられたという。与田監督が立浪氏に“警戒している”としても、おかしくはないのだ。 しかし、こんな情報も聞かれた。 「一軍スタートとなった新人は、6位の三好大倫外野手(JFE西日本)だけ」(球界関係者) 走攻守の全てにおいて高いレベルにあるという。なぜ、そんな好選手が6位指名まで残っていたかというと、彼は19年途中までピッチャーだったのだ。香川県・三本松高校時代から「エースと主砲」の二刀流、「左投手でかつストレート勝負できる豪腕」なる“希少価値”から、社会人に進んだ後もマウンドを任されてきた。 「本格的に打者になって2年。新型コロナ禍で20年はほとんど試合をしていません。『もう1年様子を見て』というのが他球団の評価であり、21年ドラフトの上位指名候補でした」(前出・同) “先行投資”で指名したこの三好が、立浪氏に託されたとの見方もある。 根尾が覚醒し、三好が頭角を現せば、やはり、与田監督は面白くないだろう。中日の春季キャンプは“意味シン”だ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年01月07日 17時00分
西武・東尾元監督、高卒ルーキーを警戒していた?「スライダーばかり投げた」現役最後の日シリでの印象深い“駆け引き”を明かす
日本プロ野球名球会が6日に公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画に、元中日で野球解説者の立浪和義氏がゲスト出演。同じくゲスト出演した元西武監督で野球解説者の東尾修氏と対戦した際の心境を語った。 >>元横浜・駒田氏、巨人と“喧嘩別れ”の真相を明かす「黙って横浜へ行け」決断を後押しした意外な人物とは<< 今回の動画で立浪氏は東尾氏と共に、両者の接点やセ・パの実力差問題などについてトーク。その中で東尾氏が「僕が(立浪氏のことを)一番覚えているのは1988年の日本シリーズ」と口にしたことをきっかけに、立浪氏は1988年日本シリーズ中日対西武で東尾氏と対戦した際の思い出を語った。 中日所属の立浪氏はプロ1年目・19歳、西武所属の東尾氏はプロ20年目・38歳で迎えた同年の日本シリーズ。立浪氏は第1戦の8回裏2死三塁、第5戦の6回表2死二塁でそれぞれ東尾氏と対戦したが、第1戦は三振、第5戦は二ゴロと東尾氏に抑えられている。 当時は交流戦がなかったため、対戦は日本シリーズが初めてだった。ただ、シリーズ前にPL学園高校時代の先輩である西武・清原和博から「東尾さん(の球)は打っても絶対ゴロアウトにしかならん」と言われていたため意識はしていたという。 実際に東尾氏と対戦し、立浪氏は「それくらいコントロールが抜群だった」と制球力の高さに驚かされたという。「対戦できただけでうれしかった」と、このシリーズを最後に現役を引退した東尾氏との対戦は貴重な経験になったと振り返った。 一方、ここまで話を聞いていた東尾氏は「(当時は)1年目から(高卒)野手で出れてるのが珍しい(と思っていた)」、「1年目で日本シリーズでやっているというのは(すごい)」とコメント。立浪氏が自身を意識していたように、自身も高卒1年目でスタメン起用されている立浪氏に注目していたことを明かした。 また、東尾氏は「外スラから入ってインスラ投げて(という感じで)、スライダーばかり投げた」とも発言。直球だけでも抑えられるという考えは一切持たず、変化球主体の配球で立浪氏を最大限警戒していたことを明かしていた。 両者はこの他にもソフトバンクが巨人を4連勝で下した昨年の日本シリーズの感想や、セ・リーグへのDH制導入についての見解などについて動画内で語っている。 今回の動画を受け、ネット上には「当時は立浪が19歳、東尾は38歳だったから雲の上の存在に見えたんだろうな」、「清原からそんな話してもらってたのは知らなかった」、「まだルーキーの立浪を東尾はそこまで警戒してたのか」、「高卒新人野手がシリーズに出ること自体が稀だから、東尾さんも『只者じゃない』という雰囲気を感じていたのかもしれない」といった反応が多数寄せられている。 高卒1年目の野手が日本シリーズに出場したケースは極めて少なく、立浪氏以降では日本ハム・近藤健介(2012年)、DeNA・細川成也(2017年)の2名しか該当者がいない。東尾氏は後に“名球会仲間”となる立浪氏の才能を早くから見抜いていたのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について日本プロ野球名球会の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UC9ycDcfxt5ge3hUFfnqnQ9Q
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スポーツ 2020年12月29日 17時30分
中日・福留、古巣復帰は次期監督への布石? 阪神時代から見せていた指導者適性とは
福留孝介外野手の中日帰還後に与えられる役目とは――。 少し話は遡るが、12月6日に中日の球団幹部が阪神を解雇された“元中日選手・福留”について聞かれ、「オファーを出すのは間違いありません」と答えた。匿名を条件としたコメントだが、この時点で古巣復帰は確実となり、翌7日、加藤宏幸球団代表が「もし来てくれるのなら」と前置きしつつも、それを認めた。 回りくどい言い方になったのは、12球団合同トライアウトが終了するまで自由契約選手との交渉ができない規則になっていたからだが、「一番期待するのは勝負どころでの一本」と、具体的な起用法も明かしていた。代打だ。しかし、同時に“選手以外のこと”もやらなければならない。 「左も代打陣が手薄なのは本当です。でも、打撃コーチの顔ぶれを見てくださいよ。村上、栗原両打撃コーチ、パウエル巡回打撃コーチがいますが、全員、右打ちです。京田など左打ちの中堅、若手の指導役も任せることになると思います」(プロ野球解説者) 中日はベテランのプライドに配慮したチームでもある。多少の例外はあったが、岩瀬仁紀、山本昌、荒木雅博、和田一浩といったベテランたちには名球会入りの節目、あるいは、本人が納得するまでの“完全燃焼の機会”を与えてきた。2013年以降、2ケタ勝利から遠ざかっていた吉見一起に対しても、復活を信じて待った(20年シーズン引退)。「楽天イーグルスの顔」でもあった山崎武司も呼び戻している。 「長くチームに貢献してくれたベテランを大切にする球団です。他球団に移籍した山崎も呼び戻しています」(球界関係者) OBを大切にするのは、監督、コーチを託す将来の指導者候補がいなくなるのを恐れてのことだ。 「来季、球団創設85周年を迎えます。与田剛監督も『10季ぶりの優勝』のプレッシャーを掛けられています」(名古屋在住記者) それだけ優勝から遠ざかってしまったのも、福留を呼び戻した理由だという。 「福留が選手を引っ張っていくことになりそうです。阪神時代も外様でありながら主将を任されたほど」(前出・プロ野球解説者) 2011年の優勝を知る選手は、もう数える程度しか残っていないのだ。僅差での首位争いが続けば、最後は“経験”が物を言う。07年の日本一を経験した一人でもあり、99年からの中日在籍の9年間で3度のリーグ優勝を経験した。 「来季は44歳。レギュラーを獲るほどの活躍は厳しい」(前出・同) 20年の成績だが、打率1割5分4厘、本塁打1、打点12。43試合に出場したが、スタメンは15試合しかない。104試合に出場した19年と比べると、年齢的な衰えは明らかだ。 「ずっと、レギュラーでやってきた選手です。4打席に立って結果を残すスタメンと、一発勝負の代打では精神的にも大きく違います。福留自身も変わらなければ」(前出・同) 20年シーズン、ベンチから味方外野手の守備位置を指示する場面も見られた。攻守交代で指示された外野手が帰ってくるなり、厳しい表情で注意もしていた。中日では“コーチ兼任”となるだろう。近い将来、監督となって阪神にリベンジを挑むのでは…。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年12月23日 17時00分
中日の福留復帰に「いい拾いもんした」 金村氏が獲得判断に太鼓判、代打の切り札以上に重要な役割も語る
元近鉄で野球解説者の金村義明氏が、22日放送の『金村義明のええかげんにせえ~!』(MBSラジオ)に生出演。前阪神・福留孝介の中日での活躍に太鼓判を押した。 今季「43試合・.154・1本・12打点・12安打」と打撃不振に苦しみ阪神退団となったプロ22年目・43歳の福留だが、12日に古巣中日に14年ぶりに復帰することが決定。その後18日に行われた入団会見に関する報道では、年俸3000万円の単年契約であることや背番号「9」を着用することなどが伝えられている。 今回の番組内でリスナーから「福留選手はまだまだやれそうでしょうか?」という質問を受けた金村氏は、「レギュラーとして広いナゴヤドームで期待するのはかわいそうやけど、ここ一番のピンチヒッターでは絶対いける」とコメント。年齢面を考えるとレギュラーとして攻守にフル稼働するのは難しいとしつつも、代打の切り札としては十分戦力になるだろうと分析した。 金村氏は続けて「それ以外にも彼(福留)の野球に対する取り組み方や経験を、(中日の)伸び盛りの選手たちはすごく吸収すると思う」と、自身の経験をもとにした若手へのアドバイスでチーム力を底上げしてくれるのではと推測。また、福留は阪神時代から他選手へのアドバイスを惜しまなかったとした上で、今季「.293・9本・45打点・139安打」をマークした近本光司の活躍も福留のアドバイスのおかげだと指摘した。 金村氏によると、福留は7月3日広島戦が雨天中止となったことを受け、同戦前時点で打率「.149」と不振にあえいでいた近本に打撃指導を敢行していたとのこと。それまでの近本は「トップの位置が決まらずに左手首をこね倒して(打てなくなり)、(そのせいで)2番打たなきゃいけないところをすぐ1番に戻されてもうヨレヨレだった」という。 しかし、福留の指導の結果近本は翌4日の広島戦で猛打賞を記録。この試合を境に徐々に復調のきっかけをつかんでいったという。なお、金村氏は福留がどのような指導をしたのかについては触れなかったが、当時の報道では打撃時の足の上げ方やタイミングの取り方についてアドバイスしたと伝えられている。 近本を不振から救った的確な指導は、来季も随所に見られるだろうという金村氏。「元々いた球団だし、(中日は)いい拾いもんしたと思うよ」と、福留はグラウンド内外でチームにメリットをもたらしてくれるのではと期待していた。 >>阪神・福留、退団理由は“代打”にアリ?「このままだったら後悔しか残らない」赤裸々な愚痴に心配の声も<< 今回の放送を受け、ネット上には「年を考えたら代打の切り札になってくれるだけでも万々歳、年俸も1億円ダウンを呑んでくれたし」、「日米通算2000本安打を達成してる福留の姿から根尾(昂)や石川(昂弥)はブレークのきっかけを得てほしいな」、「近本の件はちょろっとニュースにもなってたな、その後近本が調子上向きになって福留凄えって感じた」、「今年は近本だけじゃなくボーアも復調させてたから、中日からはむしろ指導面の方が期待されてそう」といった反応が多数寄せられている。 18日の入団会見では「若い選手たちに僕が経験したこと、プラスになることを少しでも伝えていければいい」と語ったことも伝えられている福留。本人も自身の経験を若手に惜しみなく伝えていこうと意気込んでいることがうかがえるが、果たして来季中日にどのような変化をもたらすのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年12月23日 11時30分
中日・与田監督、来春キャンプでバトル勃発? “歓迎できない来客”の襲来は根尾ら有望株にも影響か
来春の中日キャンプの主役は、OB・立浪和義氏となりそうだ。氏のキャンプ中の臨時コーチ就任はすでに発表されている。伸び悩んでいる根尾昂内野手、将来の4番候補・石川昂弥内野手が“強化指定選手”となる。そのため、 「近い将来、監督として帰ってくる布石では?」 との憶測も飛び交っており、与田剛監督の立場から見れば、“歓迎できない来客”となるだろう。 「根尾、石川が2021年シーズンにブレイクしたら、『立浪氏のおかげ』とメディアは騒ぎ立てるでしょう。世代交代が加速したとしても、与田監督の評価にはなりません」(地元関係者) しかも、立浪氏の招聘を決めたのは、20年に新オーナーに就任した大島宇一郎氏だという。立浪氏は中日一筋で通算2480本を放ったレジェンドだ。現役引退後、監督、コーチ候補としての何度も名前が挙がったが、実現しなかったのは、白井文吾前オーナーの強い意向があったため。真相は定かではないが、中日の現場取材で立浪氏の名前が出ると、ヘンな雰囲気になることもあった。 「根尾は岐阜県、石川は愛知県の出身です。2人とも中日ファンでした。当然、立浪氏を憧れのプロ野球選手として見ていました」(スポーツ紙記者) 立浪氏との“接近”は避けられそうにない。特に、根尾はその門下生として強く位置づけられそうだ。 >>巨人惨敗の日本シリーズ「ウチが出た方が勝てた」?中日・大島の“毒舌”が物議、「それは無い」阪神・藤川は即否定<< 去る12月22日、立浪氏がメディアの取材に応じ、来春キャンプのビジョンを打ち明けた。 20日間の滞在、その間、選手と同じ宿舎ホテルに入ること、夜間の選手訪問を歓迎することなどが語られたが、親しい知人やOB仲間には「別のビジョン」も話していた。根尾の打撃フォーム改造だ。 「根尾は腕の位置など細かいところでの打撃改造の指導は受けていますが、大きくは変えていません。というか、高校時代に打撃フォームはほぼ完成したとの評価を受けていましたので」(前出・地元関係者) 立浪氏は上半身の動きを改造するという。テイクバックの際に体を捻りすぎて、両方の肩が後ろに入りすぎているという。一軍の投手に対応できないのはそのためだと指摘していたそうだ。 「一般論として、ドラフト1位の野手に対し、コーチたちは打撃フォームの改造はできません。もし失敗したら、全責任を負わされるので怖いんです」(前出・同) 臨時コーチという外部にいる立浪氏は、失うものがない。だから、核心を突いた指導ができるというわけか。その意味では立浪氏の招聘は期待できそうだが、「成功すれば、自身のお手柄。失敗しても、リスクを負うのはペナントレースで指揮を執る与田監督」の図式は変わらない。21年、球団創設85周年のメモリアルを迎える中日は、「将来の監督候補」と現指揮官の駆け引きでも楽しめそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年12月14日 15時30分
巨人惨敗の日本シリーズ「ウチが出た方が勝てた」? 中日・大島の“毒舌”が物議、「それは無い」阪神・藤川は即否定
13日放送の『中居正広のプロ野球珍プレー好プレー大賞 2020』(フジテレビ系)に、中日・大島洋平がリモートでゲスト出演。番組内での発言がネット上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。 今回の番組に大島はソフトバンク・松田宣浩、日本ハムの中田翔・杉谷拳士、ヤクルト・村上宗隆と共にリモート出演。スタジオ出演した巨人・元木大介一軍ヘッドコーチ、阪神・藤川球児と共に、今シーズンや過去の珍プレー好プレーを振り返った。 問題となっているのは、番組冒頭でソフトバンクが巨人を4連勝で下した日本シリーズの話題が挙がった際の発言。番組MCの中居から「(巨人4連敗は)セ・リーグの他の選手もそういう(悔しい)思いなの?」と話を振られた大島は、「ウチ(中日)が出た方が勝てたんじゃないか」とコメント。これを聞いた元木コーチは苦笑いでうなだれ、藤川が「元木さん、それは無いです」とフォローしていた。 >>大補強浮上の巨人に「短絡的すぎる」と反発「ソフトバンクみたいに…」育成への注力を切望する声も<< 大島のコメントを受け、ネット上には「中日は2位どころか3位なのによくそんなこと言えたな」、「巨人に負け越してるくせに何を偉そうに」、「その巨人に優勝許した自分達が情けないって意味で言ったんだろうけど、ちょっと言い方が悪いな」といった反応が多数寄せられている。 一方、「後半戦の勝敗を考えるとあながち間違いじゃない」、「後半の巨人は苦戦してたし、CSがあったら中日が日シリにでてたような気もする」、「短期決戦はなによりも勢いが大事だからなあ…2017年のDeNAみたいな快進撃もあり得たかもしれない」とのコメントも複数見受けられた。 「今シーズンの中日は8年ぶりのAクラスとなる3位に入りましたが、首位巨人とは8.5ゲーム差で直接対決も『10勝12敗2分』と負け越し。ただ、120試合制で行われた今季の後半60試合を見ると中日は『34勝25敗1分』で、『31勝24敗5分』だった巨人に1ゲーム差の首位と勢いを見せています。中日は巨人に比べチーム打率(中日.252・巨人.255)、得点数(中日429得点・巨人532得点)、防御率(中日3.84・巨人3.34)、盗塁数(中日33個・巨人80個)と様々な指標で劣っているのですが、短期決戦はこうしたデータ以上に勢いが重要。2017年シーズンで首位広島に14.5ゲーム差をつけられた3位DeNAがCSを勝ち上がり、その後の日本シリーズでもソフトバンク相手に2勝を挙げたのがその好例です。今年はセ・リーグのみCSが行われなかったため巨人がそのままシリーズに進みましたが、仮にCSが行われ中日がシリーズに勝ち上がっていれば、日本一はともかく1勝ぐらいはできた可能性もゼロではないと考えるファンもいるようです」(野球ライター) スタジオの笑いは誘ったが、ネット上のファンの間では議論を呼んだ大島のコメント。ソフトバンクに4タテを食らった巨人の情けなさ、そしてその巨人にリーグ優勝を許した自分たちのふがいなさから出たものだったのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年12月05日 11時00分
抗議文まで送られた中日首脳の暴言、まだマシだった? 選手を“クズ”呼ばわり、ファンを激怒させた球団フロントの問題発言
FA動向、助っ人補強、戦力外など、今年も様々な話題でファンをにぎわせているプロ野球オフシーズン。そのオフの中心人物となりつつあるのが、中日・加藤宏幸球団代表だ。 中日は26日から契約更改をスタートさせたが、同日に木下拓哉、翌27日には福谷浩司、福敬登がサインを保留するなどいきなり荒れ模様に。これを受け加藤代表は26、27日にかけ、「査定を基に出した金額をこれっぽっちも譲るつもりはない」、「他球団は他球団。ドラゴンズはドラゴンズ。変更するとドラゴンズの査定が間違っていたことになる」と断固たる姿勢で契約更改を進めているとコメントした。 すると、プロ野球選手会が“選手が年俸の金額でもめているという印象を与える発言をしている”として28日、加藤代表に抗議文を送る事態に発展。これを受けて加藤代表は「説明が不十分ということであれば、納得できるまで説明を行っていきたい」と今後は丁寧な説明に努めると表明。同日以降は新たな保留選手が出ていないが、その一方で保留3選手との交渉に進展はない状況だ。 >>中日、契約更改で保留が続出している事情球団代表も苦悩を吐露?ファンから「楽天みたいに資料出せ」の声も<< 一連の発言により、ネット上で「8年ぶりのAクラス入りに尽くしてくれた選手へのリスペクトがなさすぎる」、「ガタガタ言わずに正直に『今年はすまない』と頭を下げればいいだけだろ」といった批判が多数寄せられた加藤代表。ただ、過去の球史では同代表の発言がかわいく思えるような球団フロントの衝撃の暴言がある。 1991年オフに「冗談じゃない。そんなヤツは巨人を出ていけ」と自軍選手に激怒したのが、巨人のオーナー企業・読売新聞の渡邉恒雄社長。同年の巨人は契約更改で8名も保留する事態に。これを受け渡邉社長は、“球団に逆らうとは何様だ”と言わんばかりに保留選手たちを糾弾した。 ところが、その後保留選手の中に斎藤雅樹や槙原寛己といった主力先発も含まれていることを知った渡邉社長は「二軍にいるクズみたいなヤツが言ってると思ったんだよ」と、発言は結果を出していない選手に向けたものだとコメント。本人は釈明のつもりで口にしたと思われるが、ファンからは選手を“クズ”呼ばわりしたことへの批判が殺到した。なお、その後の交渉の結果、保留8選手への減俸提示はほとんど変わらず、斎藤は800万円ダウン(7600万円/推定)、槙原も490万円ダウン(7140万円/同)という結果になっている。 現在はソフトバンク監督の工藤公康に、1999年オフの契約更改で「君が登板する火曜日は観客の入りが悪い」と言い放ったのがダイエー(現ソフトバンク)・高塚猛球団社長。同年の工藤は「11勝7敗・防御率2.38」といった数字を残しチームの日本一に貢献したが、球団側はこの働きを評価せずオフの契約更改で「年俸1000万円アップ+FA権を放棄した上での2年契約」という工藤側にとって圧倒的に不利な条件を提示。高塚社長の発言はこの交渉の際に出たものだが、この不誠実な姿勢を受けて工藤はFA宣言を決断した。 当時のファンは高塚社長や球団の姿勢を批判すると同時に、工藤の残留を願う署名活動を展開。署名は17万人以上にも上ったが、それもむなしく工藤は巨人へ移籍してしまった。ただ、自身の残留を願う署名がこれほど集まったことに感激した工藤は、移籍後の2000年から7年をかけ署名に参加したファン全員に感謝の手紙を送っている。 2006年オフの横浜(現DeNA)では、球団フロントが自軍のFA選手に対し物議を醸すコメントを発している。当時の横浜は同年にチーム最多勝(10勝)投手となった門倉健がオフにFA宣言したが、条件面で折り合いがつかなかったため球団は12月上旬に残留交渉を断念した。 この門倉と球団の交渉決裂を伝える報道の中で、ある球団フロントが「10勝しても10敗するピッチャーはいらない」と発言していたことが判明。当時のファンから「門倉以外に2ケタ投手いないのにその言い草はないだろ」、「最下位なのに勝ち頭を大事にしないなんて信じられない」と反発が挙がる中、門倉は巨人へ流出してしまった。 今季はコロナ禍の影響でどの球団も収益が悪化しているため、加藤代表も年俸をなるべく低く抑えたいという気持ちが強いのかもしれない。ただ、苦悩やいら立ちのあまり誠意を欠いた発言をしてしまっては、選手のみならずファンからも怒りを買ってしまうことは過去の球団フロントの暴言を見ても明らかだ。不用意な発言でこれ以上選手、ファンのひんしゅくを買わないためにも、今後は誠心誠意を持って交渉に当たることが求められそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年12月01日 21時30分
中日、藤井の複数年契約に「意味不明」ファン大ブーイング 保留続出の一因に? 不振のベテランを厚遇したワケは
木下拓哉、福谷浩司、福敬登の3名が保留するなど、今オフの契約更改が荒れ模様となっている中日。その中日の契約更改がまたしてもネット上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。 >>中日、契約更改で保留が続出している事情球団代表も苦悩を吐露?ファンから「楽天みたいに資料出せ」の声も<< 問題となっているのは、1日に契約更改を行った外野手・藤井淳志の契約内容。藤井は今季一軍未出場に終わり、二軍でも「66試合・.238・1本・21打点・38安打」とサッパリ。来季で40歳という点も踏まえると、今季年俸4200万円(推定)からの大幅減額は避けられない状況だった。 ところが、藤井はこの日行われた契約更改で現状維持の4200万円(同)でサイン。報道によると、藤井は交渉後の記者会見で昨オフに球団と複数年契約を結んでいたことを明かしたと伝えられているため、この契約が現状維持の理由であるとみられている。 この一件を受け、ネット上には「昨シーズン全然成績残してない藤井となぜ複数年契約を結んだのか」、「40手前のパッとしない打者と複数年は意味不明、案の定不良債権になってるし」、「外野はアルモンテや福田(永将)が怪我がちって事情はあったけど、それなら若手を抜擢すればいいだけの話だしなあ」、「そんなことしてるから他の選手に払う金に困って保留されるんだろ」と疑問の声が噴出している。 「一般的に複数年契約は一軍で一定の成績を残している主力選手をチームに長くとどめておきたい場合、あるいはFAなどで他球団選手を引き抜きたい場合に用いられる契約。ただ、藤井は昨季も『61試合・.220・1本・12打点・31安打』とほとんど成績を残していないので、その藤井と複数年契約を結んだ意図は何なのか疑問を抱いているファンは多いようです。球団は平田良介、福田、アルモンテといった主力外野手がいずれも故障しがちで1年通じてのフル稼働は計算しづらいことを踏まえて、彼らの“保険”として藤井を留め置いたのだと思います。ですが、今季は武田健吾、遠藤一星といった中堅がバックアッパーとして定着し彼らより年齢の高い藤井を使う理由はなくなったため、結果的には思惑が外れ無駄な複数年契約となった格好です。また、チームの与田剛監督が藤井を全く一軍で使っていないことから、『フロントと現場の考えが統一できていないのでは』と危惧する声も散見されます」(野球ライター) 昨オフに藤井と複数年契約を結んだ理由について、球団は現時点(1日午後7時)で特にコメントなどはしていない。球団への不信感を募らせているファンも少なくないが、果たして今後詳細を説明することはあるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年11月30日 21時00分
西武、年俸300万円ダウンでも選手が気持ちよく承諾できたワケ 中日にも見習ってほしい? 田尾元監督が球団代表の神対応明かす
元楽天監督で野球解説者の田尾安志氏が29日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。自身が現役時代に感動したという契約更改時のエピソードを明かした。 今回の動画で田尾氏は、26日のスタートから現在まで保留者が3名出ている中日の契約更改について自身の見解を披露。その話の流れで、自身が西武の選手だった時代の1985年オフの契約更改で感動したという、当時の坂井保之球団代表の言葉を明かした。 >>中日、契約更改で保留が続出している事情球団代表も苦悩を吐露?ファンから「楽天みたいに資料出せ」の声も<< 1985年1月に中日から西武にトレード移籍した当時プロ10年目・31歳の田尾氏。同年は「127試合・.268・13本・60打点・128安打」でそれまで4年連続で続けてきた打率3割超えが途切れるなど今ひとつの成績に終わったため、「今年は球団がどんな評価でも1回で判を押そう」と年俸4800万円(推定)からの大減俸を覚悟してオフの契約更改に臨んだという。 だが、契約更改にあたった坂井代表は田尾氏の不振を責めることはなく、逆に夏場のある試合で放った1本の本塁打をほめてくれたとのこと。田尾氏によるとその本塁打は「1-10」でチームが敗れた試合で、勝敗にはあまり関わりのないソロだったというが、坂井代表は「あの本塁打は夏休みに球場に来ていた子どもたちへのプレゼントだ」、「子どもたちは田尾が打ったその1点を忘れないでいてくれるんじゃないか。(だから)勝ち負けには影響はないがあの本塁打は価値があるんだ」と勝敗以上の価値があると言ってくれたという。 球団のトップがそこまで自身のプレーを見てくれていたことに感動し、「代表の言うことには全て納得しよう」という気持ちになったという田尾氏。坂井代表からはその後「300万下げていいか?」と言われたというが、同代表が自身の気持ちをくんでくれたこともあり「16年のプロ生活の中で(一番)気持ちよく判が押せた」と語っていた。 田尾氏はこの他にも中日・加藤宏幸球団代表に求める姿勢や、球団と選手が契約でもめることのデメリットなどについて動画内で語っている。 今回の動画を受け、ネット上には「減給でもちゃんと選手を納得させるとはすごく腕の立つ代表だな」、「『下げるぞ』じゃなく『下げていいか?』って選手を立ててるのは上手いな」、「成績悪い中でも良い点を見いだそうという姿勢が田尾さんの心に響いたんだろうな」、「ちゃんとした誠意や姿勢を見せればダウン提示でも選手に受け入れてもらえるというのがよく分かる話だ」といった声が出ている。 同時に、「よそはよそ、ウチはウチとか言ってる加藤代表とはえらい違いだな」、「加藤代表もこれぐらいの気持ちで交渉してれば選手とここまでもめることも、選手会から抗議されることもなかったのでは」といった反応も多数ある。 「保留者が続出している中日の加藤代表は、26、27日にかけ『査定を基に出した金額をこれっぽっちも譲るつもりはない』、『他球団は他球団。ドラゴンズはドラゴンズ。変更するとドラゴンズの査定が間違っていたことになる』と断固たる姿勢で契約更改を進めているとコメント。これらの発言を受けてプロ野球選手会が“選手が金額でもめているという印象を与える発言をしている”として、28日に同代表に抗議文を送る事態に発展しています。今季はコロナ禍でどの球団も収益が激減しており、同代表も『今年は経営が厳しい』と懐事情が苦しいことを明かしているのですが、だからこそ太平洋クラブ・西武、ダイエーの2球団で球団代表を約20年にわたり歴任した坂井代表のように誠心誠意を尽くして選手に寄り添ってあげるべきではないかと考えているファンも多いようです」(野球ライター) 28日に抗議文を送られたことを受け、加藤代表は「説明が不十分ということであれば、納得できるまで説明を行っていきたい」と今後は丁寧な説明に務める旨を口にしている。事態の収拾に向け、田尾氏の心を揺さぶった坂井代表のような姿勢が求められているのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について田尾安志氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCujKx9MOD0zja02WXkDAwwA
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スポーツ 2020年11月29日 17時00分
中日・高橋の“恨み節”はまだ甘い? 契約更改で生まれた迷言、「食事は松屋か吉野家にする」発言で猛批判された選手も
今季「.305・7本・46打点・120安打」をマークし、チームの8年ぶりAクラス入りに大きく貢献した中日のプロ9年目・26歳の高橋周平。その高橋が26日の契約更改時に口にしたコメントがネット上のプロ野球ファンの間で話題となった。 この日チームの二軍本拠地であるナゴヤ球場で契約更改に臨んだ高橋は、2000万円アップの年俸8000万円(推定)でサイン。ただ、8500万円を希望していたという高橋は、更改後の会見で「もう少し上がるかなと思った」と球団側の提示に不満顔。サインこそしたものの「Aクラスに入った。自分も3割打ちました、となったら、やっぱり言いたいこともある。言える歳でもある」と、交渉の席では球団側に物申したことを示唆していた。 「優勝したら給料を上げてくれると言われたので優勝したい」と来オフのリベンジも誓った高橋に対し、ネット上には「初めての3割だし確かにもう一声あってもよかった」、「来オフ球団に好き勝手言えるようにぜひ優勝してくれ」といった反応が多数寄せられている。一方、一部では「契約更改での選手の恨み節を聞くとオフシーズン本格到来って感じがするな」、「今年は過去に匹敵するような名言は飛び出すんだろうか」といったコメントも見られた。 評価の表れでもある年俸を巡り、選手と球団が膝を突き合わせて交渉する真剣勝負の場である契約更改。近年は交渉日までに事前交渉を行うことが一般的なため昔に比べて波風が立つようなことは減ってきているが、それでも球団に痛烈な不満を述べ話題となった選手は少なからず存在する。 >>日本ハム投手が球団フロントに激怒「低すぎるよ!」球界が変わるきっかけに?賛否を呼んだ“セカンドバッグ投げつけ事件”<< 「もらった祝儀袋の中身が図書券だった感じ」と独特の表現で球団に憤ったのが、2005年オフの横浜・佐伯貴弘。同年の佐伯は全146試合に4番として出場し「.272・19本・88打点・157安打」といった数字を残したが、球団が現状維持の年俸1億3000万円(同)を提示したことを受け図書券を引き合いに出し不満をあらわに。当時のファンは「よく分からない例え」とあまりピンときていなかったというが、それなりに効果はあったのか後の交渉では1000万円アップの年俸1億4000万円(同)でサインしている。 現在巨人で投手コーチを務める杉内俊哉は、現役・ソフトバンク時代の2010年オフに強烈な皮肉を言い放っている。杉内は同年「16勝7敗・防御率3.55」と4年連続2ケタ勝利をマークしたが、契約更改では5000万円アップの年俸3億5000万円(同)を保留。外部獲得選手には大金を惜しまない一方、継続して活躍してきた選手への評価が反映されにくい成果報酬型の査定を採用していた球団に対し、杉内は「携帯電話会社と同じですよ。新規加入の人には優しくて既存の人にはそのまま」と親会社の事業も絡めて不満を爆発させた。 ファンの間で「確かに外様優遇、生え抜き軽視は良くない」、「球団のみならず親会社まで批判するような選手はいらない」と賛否を呼んだこの発言を受け、球団は急きょ笠井和彦オーナー代行兼社長(当時)が交渉に乗り出し説得。これにより態度を軟化させた杉内は、当初提示の年俸額でサインしている。 球団への恨み節が、ファンの間で物議を醸すことになったのは2012年オフのDeNA・細山田武史。この年の細山田は一軍未出場に終わったこともあり、球団から1100万円ダウンの年俸600万円(同)の提示を受ける。これをのんだ細山田は「これから食事は松屋か吉野家にする」と牛丼屋通いで食費を節約する旨を口にしたが、ファンからは「牛丼屋に行けば安上がりというのは金銭感覚がおかしい」、「多くのファンはそれより低い収入で頑張ってるのにバカにしてるのか」とひんしゅくを買ってしまった。 今季はコロナ禍の影響でどの球団も収益が悪化しているため、交渉が難航する選手も例年に比べ増加するとみられている契約更改。果たして、ファンの注目を一手に集める名言・珍言を生む選手は現れるのだろうか。文 / 柴田雅人
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