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芸能 2009年04月22日 15時00分
エレカシ宮本 ラジオでのブチギレはニューアルバムのPRの為!?
公開中の映画「相棒シリーズ『鑑識・米沢守の事件簿』」の主題歌「絆」を歌うロックバンド「エレファントカシマシ」ボーカルの宮本浩次(42)が先日出演したラジオ番組で放送事故スレスレのブチギレ騒動を起こしていたことが分かった。番組の女性パーソナリティーの言動に対してだが、宮本を支持する声が圧倒的に多い。ネット上で2人とも謝罪文を掲載したが…。 「宮本はニューアルバムのPRで出演したにもかかわらず、あんな言われ方をしたらキレるのも仕方がない。公開生放送だったから、周囲のスタッフも止めることができなかった」(レコード会社関係者) 宮本がキレたのは18日に公開生放送されたTOKYO FMのラジオ番組「TOYOTA SOUND IN MY LIFE」。毎回旬なアーティストが出演する。パーソナリティーの鈴木万由香(42)と宮本はトーク開始から5分過ぎ、激しいバトルを繰り広げることになった。 「鈴木がエレカシのニューアルバム『昇れる太陽』の感想を『オードブルもサイドディッシュもないフルコース。メインメインメインメインみたいな。ちょっとぱっと聞いた感じで“うわっ、食べにくい”っていうような…。(中略)でも実際飲み込んでみると“こんなにおいしいものないや”っていうのが…』と料理にたとえた。宮本は深くうなずきながら感想を聞いていたが、『うわっ、食べにくい』の部分に反応し『人の前で“食べにくい”って言ってましたねこの人ね…。失礼なヤツだこいつは…』とややキレ出した」(TOKYO FM関係者) 鈴木としても「こんなにおしいものないや」とホメてはいるのだが、宮本には通じなかった。その後、2人の緊張感あふれるやりとりを再現すると…。 鈴「食いましたもう。さんざん食ったのでお返しできないんですけど」 宮「ゲロではけ」 鈴「え? それはちょっともったいないのでアレなんですけど…」 (宮本無言になる) 鈴「宮本さん? 今遠くに行ってました?」 宮「遠くっていうか、まあ…、まあ、悪気がねえのは分かってっけど…」 鈴「ケンカ売られてます…今」 宮「“ケンカ”じゃねえだろ? おめえが売ってるんだろ、このバカ。気をつけろ、このドアホウ!」 こう言い放った後、宮本はほとんど無言になったが、なんとか鈴木が取り繕いながらトークを進行。放送は終了した。 「ネットでは『宮本は悪くない』という書き込みが大半を占めている。本来、番組の模様は動画で見れるが、宮本の回だけはカットした」(同) 2人とも21日夜に、自身の公式サイトで謝罪文を掲載したが、ネットでの話題沸騰ぶりを見ると、ニューアルバムのプロモーションとしては悪くなかったかもしれない。
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スポーツ 2009年04月22日 15時00分
野球 横浜・村田が1軍合流 ハマの起爆剤になる!!
第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で右足を負傷し、戦線離脱していた横浜の主砲・村田修一が21日、1軍に合流した。広島戦(横浜スタジアム)に4番三塁でスタメン出場する予定だったが、雨天中止で持ち越し。不振にあえぐチーム事情で、早期復帰を余儀なくされたハマの主砲には、最下位脱出の起爆剤として期待が寄せられている。 ついにハマの大砲が戻ってきた。 WBCで右太もも肉離れ発症し、リハビリを続けていた村田。当初の復帰予定は、5月中旬と思われていたが驚異の回復力で合流が早まった。 1軍に戻ってきた主砲は、リハビリ生活を「自分の中では長い1カ月だった」と振り返った。「自分の野球をやることを最優先したい」とこれまでのうっ憤を晴らすため、大暴れを誓う。 自身の“開幕”に向け、髪型もトレードマークであるサイドの刈り込みを解禁した。早くも鼻息の荒い村田だが無理もない。チームは15試合を消化し、本塁打4、得点36は断トツの最下位。両リーグ最速で10敗を喫している。それだけに、「早く借金を返したい」(村田)とはやる気持ちを抑えきれないようだ。 1日も早い村田の復帰を望んでいたのは言うまでもなくチームだ。WBCでも一緒に戦った戦友の内川聖一は「(村田が復帰したことで)相手チームが感じるプレッシャーも違うと思いますよ。チーム内の空気も変わってくるだろう。頼れます。(自分の負担も軽減されて)やりやすくなると思う」と語れば、大矢明彦監督も「4番が戻って柱が一本支えてくれる。チームも落ち着いてくるはず」と期待を寄せた。 だが、村田復帰の相乗効果はそれだけはない。駒田徳広打撃コーチは「相手が怖がる選手がいることで、若い選手を思い切って使っていくことができる。若い選手を育てながら使っていかないと」と明かした。 確かに横浜は昨季終了後、石井琢朗(現・広島)、鈴木尚典(現・湘南育成コーチ)らベテラン勢に戦力外通告するなどチームカラーを刷新している最中。 それだけに、村田が復帰することで昨年までのチーム力を保ちつつ、新戦力の育成をすることが可能になってくるのは好材料だ。 この日はノック、フリー打撃など練習で軽快な動きを見せた村田。悪天候で試合は中止となったが、「しょうがないです。下(グラウンド)が悪い状態で初日を迎えるより明日の方がいい」と気持ちを切り替えた。 2年連続本塁打王の早期復帰は、チームに大きな爆発力を生みそうだ。
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スポーツ 2009年04月22日 15時00分
ボクシング 亀田大毅5・13戦予定通り開催
5月13日に東京・後楽園ホールで予定していた亀田大毅の復帰4戦目が新展開を迎えた。亀田プロモーションの史郎社長は、自身のオフィシャルブログで予定通り開催する意向を示した。 本来なら、大毅は復帰4戦目で元東洋太平洋フライ級王者の小松則幸さんと対戦する予定だったが、小松さんが13日に不慮の事故で他界。大毅も精神的ショックを受けており、興行の開催が未定となっていた。 史郎社長は18日の自身のブログで「5月13日の興行をやらせていただくことになった。ボクサーは皆、死に物狂いで練習しとる。試合をなくすわけにはいかんと思う。大毅の相手も探してもらっている」と明かした。 また大毅自身も、公式サイトで「俺はもう元気です。今はもう気持ち切り替えて体を動かしています」と復調を宣言している。
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社会 2009年04月22日 15時00分
模倣大国の上海“パクリ”モーターショー大盛況
世界中の自動車メーカーが参加して20日に華々しく開幕した「上海モーターショー」で、外国産車の“パクリ”とみられる中国メーカー製乗用車がずらりと展示され、関係者をあ然とさせている。これまでにも偽物ばかりの遊園地をはじめ、キャラクターグッズや携帯ゲーム機などをパクリまくって批判を浴びてきた模倣大国が、ビジネスチャンスに“お家芸”を炸裂させた。 ここまでくると、あきれる…を通り越して感嘆するほかない。 上海発の共同通信によると、同モーターショーでは、マツダや英ロールスロイスのデザインを模倣したとみられる中国メーカーの乗用車が複数展示されている。写真をご覧になれば分かるように、瓜二つといっていい仕上がり。急成長する中国市場に世界的な関心が高まり、多数の外国記者が会場で取材する中、同国の知的財産権保護の意識の希薄さがあらためて浮き彫りになった。 マツダ車と似たデザインの新型車を発表したのは中国の海馬汽車。このメーカーは2年前の前回のモーターショーでも、マツダ3(日本名アクセラ)そっくりの乗用車を展示したが、今回はマツダ2(同デミオ)そっくりの「M2」を発表した。同一メーカーを徹底的にパクることに何のためらいもなかったのか。現地中国のマツダ担当者は、「フロントのランプがそっくりだ」と語った。 ロールスロイスをまねたとみられる車を展示したのは、中国大手の吉利汽車。中国紙によると、100万元(約1400万円)前後で2年内に売り出すという。会場にいたロールスロイスの担当者は「ひどいコピーだ。こんな模倣は世界でも見たことがない」と苦笑い。中国市場には興味があるものの、“パクリOK”がまかり通る風潮にはうんざりしているようだ。 ほかにも、トヨタのミニバンやドイツBMWの「ミニ」を模倣したとみられる乗用車も。世界の主要社がそろう中、堂々と“パクリ新車”を発表する神経は並大抵のものではない。 中国では、ディズニーキャラやドラえもんに似せたパクリキャラのいた遊園地が批判を浴び、廃園に追い込まれている。最近では、ソニーの携帯ゲーム機PSPに外見だけ似た「POP」の存在が明らかになった。パクリ文化は相当根深い。
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トレンド 2009年04月22日 15時00分
堀越日出夫の「私、テレビの味方です」 安西ひろこが復帰 年齢詐称&美容整形疑惑に答えた
ウェルカム・バ〜ック! みなさん、安西ひろこ(30)が帰って来ましたよ〜! 昨年より女性ファッション誌『BLENDA BLACK』のモデルとして芸能界に復活していた安西だったが、このほどようやくテレビ復帰してくれたのだ。 テレビ復帰といっても第一弾の舞台に選ばれたのが今月10日放送の『5時に夢中!』(MXテレビ)。って、なんでMXテレビなのかは置いといて、なんにせよ注目せざるを得ないのは確かだ。 ここで安西史を振り返っておこう。90年代にデビュー。グラビアアイドルとして活動した後、思わぬハプニングが発生。「成人式に2度出席していた」と報道されたのだ(当時、安西の同級生とたまたま出会った筆者も卒業アルバムを入手するなどして、しつこく報道)。 これを乗り越えた安西はモデルに転身。同性からはカリスマ的人気を博したようだが、浜崎あゆみ(30)が自分のことを「あゆ」と呼ぶことに影響されたのか、自分を「ひろ」と呼び始めたことで異性からは反発を買ってしまう。パクリだ、と。 その後、CHEMISTRYの川畑要(30)と交際をスタートさせ、いつしか芸能活動からフェードアウト。このまま結婚するかと思いきや破局。花屋でバイトする姿などが報じられ、このままどうなってしまうのか先行きが注目されているところで昨年モデル復帰したという流れだ。 さて、『5時に夢中!』を見ていないという忙しい読者のために、どんな感じだったか説明しよう。 結果から言うと、野球にたとえると、久々に登板したピッチャーが集中砲火を食らったというか。司会の逸見太郎(36)から「率直に伺いますが、美容整形のご経験はございますでしょうか?」と、ホントに率直な質問を投げかけられたり(本人は強く否定)、先に述べたように成人式2度出席疑惑についてズバリ聞かれたり(年齢詐称は認めたものの、成人式2度出席は否定)。 年齢詐称についての安西の説明は「事務の子が間違えちゃって、1歳ぐらい大丈夫だろう」というものだったが、こういうことを言うから反発を食ってしまうのだ。仮にそれが事実だとしても、「潔くない」と受け取られてしまうからだ。問題は「事実かどうか」ではなくて、「愛されるかどうか」だ。 彼女の今後の注目ポイントは、異性に受け入れられるか、だろう。事務所も変わって心機一転。バラエティー番組に出れば年齢詐称、過去の恋愛、バイト時代について散々聞かれるに決まっているわけで、その時に安西がどうリアクションするのか、によって彼女の将来が決定する。
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トレンド 2009年04月22日 15時00分
ブレスト式 必勝ロト6当選術
ある人はそば殻の枕で気管支喘息を起こし、ニッケルの含有量が多いチョコレートで金属アレルギーを起こし湿疹が悪化したりする。大概の人は大層なことを言うと取り合わない。 小生もそばとピーナッツのアレルギーは知っていたがタマゴ、乳、小麦、エビ、カニは厚生労働省によりアレルギー表示が義務付けされていることをつい最近知った。件のD氏の知り合いにマンゴーが食べたいのに食べられない人がいる。食べた直後に唇の周りがかぶれ、痛みを伴うというのだ。D氏によるとマンゴーは、ウルシ科の植物でかぶれを起こしやすい果物だという。 その他にも共通の抗原を持っているバラ科のモモ、リンゴ、ナシのうち一つでもアレルギーを起こせば、他の果物でもアレルギーを起こすらしい。また、果物でのアレルギーがある場合、ラテックス(ゴム)アレルギーの可能性も同時にある。パパイヤ、バナナ、キウイ、メロンなどは特に要注意。これらを称してラテックス・フルーツ症候群というそうだ。 連番連鎖。次回ブレスト数は、出現率13.3、14.0、14.7%の数字群より抽出。ライン数は連番連鎖継続。キャリーオーバー1億8276万744円。ブレスト数6・7・35ライン数2・3・8・9・11・12・15・16・17・18・22・23・26・27・33・34・36・37・38・39・40・43【(2)・(6)・(15)・(16)・(33)・(40)】【(3)・(7)・(8)・(26)・(34)・(35)】【(6)・(7)・(23)・(27)・(35)・(39)】【(7)・(9)・(17)・(18)・(36)・(43)】【(11)・(12)・(22)・(35)・(37)・(38)】○ブレスト式とは… ランダムな数字の配列をバックリーディング(裏読み)によって抽出する攻略法。出目の読みに乏しい任意の数字を選ぶときの有効なファクターとなる。<プロフィール> 本阿弥億千(ほんあみ・おくせん)安土桃山時代を愛するロト研究家としてホテルに根城を構える。週末は北鎌倉の工房で茶器を焼く日々。趣味は刀剣鑑賞。好きな言葉ウオーレン・バフェット「価格とは何かを買う時に支払うもの。価値とは何かを買う時に手に入れるもの」
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トレンド 2009年04月22日 15時00分
書評「夢の扉の開き方」CIMA著、東邦出版
若者や女性を中心としたファンから支持を集めているプロレス団体「ドラゴンゲート」。先日両国大会が大成功を収めたのは記憶に新しいところ。今度はアメリカに新団体を設立するという。 本書は同団体のトップスターである著者が31年の半生を振り返る自叙伝。破天荒だった少年時代、練習に明け暮れた修業時代、デビュー戦から恋愛事情まで、さまざまな裏話を明かしている。 首のケガからカムバックし、WWEに出場するまでの記録は必読。写真付きのため、復帰時の肉体がいかに不屈の魂の賜物であったかが分かる。 団体に大量離脱者が出てピンチに陥ったとき、ケガでレスラー人生が危ぶまれたとき。どんなマイナスな状況でもあきらめずにポジティブに生きようとする著者の姿勢に好感が持てた。(税別1429円)
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トレンド 2009年04月22日 15時00分
書評「噂の女」神林広恵著、幻冬舎アウトロー文庫
伝説のタブーなき反権力雑誌「噂の眞相」に22歳の時なんとなく憧れて入社。以来、数々のスクープを飛ばすようになり、ついには名誉棄損で訴えられて前科一犯となってしまった著者のハチャメチャ回顧録。 強烈なキャラクターで知られる岡留安則編集長が罵倒電話や恐喝をノラリクラリとかわせば、編集部は毎日午後2時過ぎまでだれも出勤してこない。スキャンダル雑誌の舞台裏は興味深い。 有名人の取材秘話や、著者の有罪が確定することとなった東京地検特捜部の取り調べの様子も語られる。天下の特捜部が血眼になってスキャンダル雑誌の粗探しをする姿は、逆にこの雑誌のすごさを物語っている。 16年間をスキャンダルに捧げた名物女性デスクが「噂眞」のすべてを激白する。(税別648円)
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社会 2009年04月22日 15時00分
経済偉人伝 早川徳次(シャープ創業者)(34)
長兄・彦太郎と上の姉・静子に会ったのは、はるかに後日、徳次が独立してだいぶたってからのことだ。年齢も離れていたし、2人とも当時の徳次にとっては境遇が違いすぎて会いに行きづらかった。彦太郎は当時の長者番付にも出ていた日本橋の塗物町綿糸問屋白石に養子に入り白石姓を名乗っていた。静子の夫は大倉組の建築技師で大倉喜八郎の信望を得ていた。しかし、再会を果たしてからは、子・孫の代になっても親しく行き来する仲になった。 徳次には、大量発注を受けた徳尾錠製造をどうやって期日までにこなすかが大きな問題だった。新型のプレス機械を入れなければ期日の納品は不可能と思われた。ところが購入資金が徳次にはない。 芳松は今の店の経営状態ではとても金を貸す余裕などないことは、徳次にはよくわかっていた。言い出して心配をかけることも避けたかったので当面は黙っていることにした。悩んだ末、巻島に相談することを思いついた。巻島は徳次の独立の話に賛成して、独立資金に必要な金額を尋ねると、自分が出してもいいと言ってくれた。 巻島は、徳次が芳松のために自分の貯金から5円を都合したことを芳松から聞いて知り、徳次の人柄を高く評価していたし、水道自在器で徳次の仕事に対しては絶大な信頼を寄せてもいた。その独立の役に立てることを、巻島はむしろ喜んだ。 こうして40円を独立資金として巻島から借りることが決まった。徳次は芳松に独立の了解を得なくてはならない。小僧として奉公に入ってから10年にわたる長い年月を同じ家に住み、同じ釜の飯を食べ、苦楽を共にしてきたのだ。徳次は芳松夫妻には肉親同様の情愛を感じていた。この情をはぐくんでくれたのも芳松なのだ。とても言い出し難かった。しかし意を決して話を切り出した。 芳松は「そうか…。いよいよお別れか…」と言うと徳次をじっと眺めた。徳次は両手をつき、あらためて世話になった礼を述べた。
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スポーツ 2009年04月22日 15時00分
王と長嶋〜プロ野球を国民スポーツにした2人の功労者〜(22) 意外にも低い「記録の王」の査定
「記録の王」「記憶の長嶋」をタイトルで追ってみよう。 ルーキーイヤーの1958年に、いきなり本塁打王と打点王の2冠を獲得した長嶋さんは、翌59年には初の首位打者。60年も2年連続の首位打者。61年には3年連続の首位打者と本塁打王の2冠。62年は無冠だが、63年も首位打者、打点王の2冠。その後、2年間はタイトルなしで、66年に首位打者。68年から70年までの3年間は打点王。71年の首位打者が最後のタイトルになっている。トータルすると、首位打者が6回、本塁打王2回、打点王は5回。これはこれで文句なし、立派なスーパースターの記録だ。 ところが、世界の王の記録の前には、長嶋さんの影は薄くなる。首位打者が68年から70年まで3年連続、さらに73、74年の合計5回。打点王は62年、64年から67年まで4年連続、71年から78年まで8年連続、合計13回。世界の王の看板である本塁打王は、62年から74年まで13年連続。75年に阪神・田淵に1度だけタイトルを譲るが、その後に76、77年と2年連続で取り戻し、通算15回もホームランキングになっている。 あらためてこう振り返ると、「記録の王」は半端でないことがわかる。長嶋さんを称賛するのに、「記憶の長嶋」と呼ぶのは、記録では勝負にならないからという一面もあるのではないか。王さんが「野球は本来、記録がすべてのはずだ」と不満を隠せないのもわかるような気がする。が、V9巨人時代の担当記者に言わせると、ONと並び称しても、人気面ではその差がかなりあったという。 「たとえば、ONに関する書物が出る。ミスターの本は必ずと言っていいほど売れる。が、ワンちゃんのはあまり売れないんだよ。その差は歴然としていた。インタビューでも、ワンちゃんは答えを聞く前から予想していた通りのものになる。が、ミスターは全く意表を突いた答えが返ってくる。意外性の面白さがある。野球でもそうだ。敬遠のボールに飛びついてホームランを打ったり、ベースを踏み忘れたり、ミスターには計算できない意外性のドラマがある。だからファンは熱狂する」。V9巨人担当記者はこう具体的に証言する。 長嶋さん本人によると、「三振して尻もちをついたり、ヘルメットを飛ばすことなど、ファンを意識してやっていた。スタンドがどよめくからね。ファンは長嶋のオーバーアクションを期待している。だから、派手なパフォーマンスをやった」という。意外性も計算の内というのだが、ファンが熱烈支持したのは事実で、球団側は年俸面でも高い評価をしている。 その一方で、王さんの記録に対する査定は意外に低い。だからこそ、王さんは内心で割り切れない感情を抱き、「ミスターばかり持ち上げる」と時折、親しい記者に不満を漏らしたりしたのだろう。 実際に「記憶の長嶋」査定と「記録の王」査定はどうだったのか。検証してみると、確かに首をひねりたくなる点もある。 世界の王への第一歩となった、一本足打法に取り組んだプロ入り4年目の62年に、初めて本塁打王、打点王の2つを獲得したところから、ONの激烈なタイトル争奪戦が始まっている。そして、「長嶋の年俸がナンバーワンで、王が超えることはない」という巨人軍の不文律が見え隠れしてくる。
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