−−まず最初に、桜花賞をパスした理由を聞かせてください。
田村調教師「(前々走の)クイーンCを勝った直後に、この馬が一番真価を発揮できるのはどのレースか、オーナーと協議した結果、オークスと決まったわけです。二兎を追う者は一兎をも得ずではないですけど、遅生まれ(6月2日)でこれまでもタフなレースを強いられてきたことを考えた場合、わざわざリスクの多い敵地(阪神)に乗り込むより、ホームの方が条件的により可能性は高いですからね」
−−くしくも、昨年のレッドアゲートもフラワーC2着の後、フローラSを優勝しています。
田村師「ディアジーナとレッドアゲートは同じオーナーで、騎手も内田騎手。不思議な縁を感じますね。ディアジーナは(デビュー3戦目に)1勝した時から、レッドアゲートより走ると確信しました。だから一度も放牧に出さず、ずっと手元に置いて調整してきましたが、ここまでは青写真通りにきています」
−−追い切り(美浦ポリトラック5F66秒7→52秒1→38秒4→11秒8=馬なり)はどこに主眼を置きましたか?
田村師「先週の時点でほぼ仕上がっているので、けさ(22日)は競馬が近いことを教えました。(クラシックの)この時期は消耗戦になるけど、この馬はきっちりローテーションを守って使っているし、状態はさらに良くなった感じです」
−−最後に意気込みをお願いします。
田村師「オークスをピークに持っていくようにサジ加減しているが、現時点では最高の状態で内田(騎手)さんに乗ってもらえる。私の役目はここまでで、あとは天命を待つ心境ですが、普通に走ってくれば結果はついてくると信じています」