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社会 2009年05月25日 15時00分
経済偉人伝 早川徳次(シャープ創業者)(48)
大正11(1922)年2月、目の回るような忙しさは相変わらず続いていた。数日前から熱があり全身がだるかったが、徳次は風邪を引いたのだろうと思っていた。そんなことよりも京都市から受けた注文の製作に集中していた。菊の御紋を彫り込む14金の特製シャープペンシルで、皇后への献上品なのだ。徳次は必ず入浴して身を清めてから献上シャープペンシルの製作にかかり、この仕事の最中は他の者を寄せ付けなかった。ようやく仕上げた途端、徳次は床に倒れ込んだ。熱は40度にもなっていた。 文子からの電話で近くの医者が往診に駆け付け、診察してくれた。けれども翌日も、その次の日も熱が引かず、食事も受け付けなかった。3日目になっても熱は下がらず、徳次の衰弱がひどかったので、文子は徳次の姉や兄に電話をした。欣々が医学博士の碓居竜太を伴って黒塗りの馬車で駆けつけた。 碓居博士の診断は、悪性の腸出血ということだった。徳次が大量に吐血すると、碓居博士は、腸出血に詳しい東大の真鍋博士を連れて来るために欣々の馬車を借りて大急ぎで出かけた。真鍋博士は新薬の血清を携えて来た。そして到着するとすぐ、その血清を立て続けに注射した。この新薬はまだ一般には使用されていない貴重な物だった。 欣々の他に登鯉子、政治、熊八、ひさ、芳松夫妻が集まった。巻島夫妻はお百度参りをしていた。2人の医学博士から、一度は「もう時間の問題です」と宣言され、「あと10分でご臨終」とまで言われた徳次は、奇跡的に死の淵から生還した。 その後、2が月間は病床にあったが、桜の咲くころには半身起き上がれるようになり、八月末には初めて外出の許可がでた。こうした経過の中で、徳次は自分に人間的な愛情を持ってくれている人々がいることに深い喜びを覚えた。そして今まで無理をして体を酷使していたことも同時に反省した。
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レジャー 2009年05月23日 15時00分
HP版!!狙え「藤川京子のフォーキャスト馬券」
東京11レース オークス馬単(7)(3) (7)(14) (7)(1)3連単(7)(3)→(7)(3)(14)(1)(9)(5)(12)(17)(4)→(7)(3)(14)(1)(9)(5)(12)(17)(4)
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レジャー 2009年05月23日 15時00分
オークス(JpnI、東京芝2400メートル、24日) 絶好調・石沢記者 イナズマアマリリス 波乱のヒロイン演じる
ブエナビスタの1強、もしくはレッドディザイアとの2強という世間のムードは穴党には一切、関係なし。イナズマアマリリスが2400メートルで大変身だ。 華々しい中央デビューを飾ったファンタジーS以降、(5)(8)(8)(16)着とさえないが、いずれも自分の競馬をしていないだけ。フェアリーSは前に壁をつくれず折り合いを欠き自滅、チューリップ賞は直線に入るまでずっと内にモタれ通し。桜花賞は出遅れてジ・エンド。馬体も一戦ごとに減り続け、体調自体も万全とはいい難かった。 それがこの中間はどうだ。栗東にきてから初めてとなる440キロを超え、課題だったテンションの高さも見せていない。担当する吉田助手は「これまでは食べたカイバが実になっていなかったが、今は食べた分そのまま実になっている。それに伴って落ち着きも増してきた。ようやく不振を脱したって感じ」と愛馬の充実ぶりにニンマリだ。 最終追い切りの時計(坂路800メートル53秒5)は平凡だったものの、もともとケイコは動かないタイプだけに心配なし。それ以上に終始、落ち着きを払い、スムーズに折り合えたことが大きな収穫。2週連続でまたがった武幸騎手も、「先週より反応が良かった」と好感触だった。 マイル戦で結果が出ていないことから、ベストは1400メートルと、とらえられがちだが、父スエヒロコマンダー×母父ラムタラの血統は距離が延びてこそ。同助手も「血統的には明らかに距離が延びた方がいい。今までもバテず伸びずの競馬だったので、一気の距離延長で変わる可能性はないとはいえない」と長距離適性の高さを感じ取っている。 並ばれてから再度、ひと伸びできる勝負根性はこの中でもトップクラス。前々でしぶとさを生かせる展開になれば、誰もが目を疑いたくなる(?)大ドンデン返しがある。★★★★★※★=穴度。MAXは5
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レジャー 2009年05月23日 15時00分
オークス(JpnI、東京芝2400メートル、24日) 藤川京子 ブエナビスタが2冠達成よ!
◎ブエナビスタが牝馬2冠を目指します。 桜花賞は後方をじっくり追走。直線に向くと前が開かず少しヒヤッとしましたが、冷静に大外に持ち出されると、シビれるような瞬発力を披露。全馬まとめて面倒みる圧巻のパフォーマンスを披露しました。 過去の桜花賞では、大外を回ったり、前が詰まったりした人気馬が敗れるケースが結構ありましたが、これだけ次元の違う能力のある馬は、そんな不利も軽く跳ね飛ばしてしまうんですね。 「オークスの方がレースがしやすそう」と安藤勝騎手がいえば、厩舎サイドも「桜花賞よりオークス向き」と口をそろえているのも心強い限りです。また、ブエナ自身もスタミナ強化のため、中間はハードな調教をこなしてきました。 もっとも、しっかり折り合えるタイプなので距離が延びても不安はないし、後ろから行く馬ですからマイルよりも2400メートルの方が流れに乗りやすいことでしょう。府中の長い直線を利し、どんなレース…いや、どんな勝ち方を見せてくれるのか興味津々です。
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レジャー 2009年05月23日 15時00分
HP版!!狙え「アベコーのハッピー馬券」
東京11レース オークス3連複 (15)軸(8)(3)(7)(13)(16)3連単 (15)(8)→(15)(8)(3)(7)→(15)(8)(3)(7)(13)(16)(4)(17)
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レジャー 2009年05月23日 15時00分
オークス(JpnI、東京芝2400メートル、24日) アベコーの気になる本命は!?
みなさん、お元気ですか。アベコーこと阿部幸太郎です。 あす24日(日)の東京競馬はレディースデー。私も女性が主催するイベントに、講師としてご招待を受けました。というわけで、「オークス」です。無敵の4連勝で桜花賞を制したブエナビスタが、関東初見参。その桜花賞は4角で大外を回り、進路をカットされる不利。にもかかわらず直線、真一文字に伸びてきた破壊力はさすがです。それでも、いまひとつ合点がいかないのは、スタートの甘さと、余りにも切れる末脚から長距離に疑問が残るからです。しかも逃げ馬がヴィーヴァヴォドカたった一頭だけ。後方待機の桜花賞2着レッドディザイアを警戒しつつ桜花賞のような脚が再び使えるでしょうか? 初めての2400メートルに左回り。それに長距離輸送。課題は山ほどあるのです。 桜花賞から振り返れば上位馬は4コーナーで外を回った馬。その中に2着のレッドディザイアもいたわけですが、キャリア2戦だったことから、むしろ当時、キャリア5戦目だったブエナビスタよりは、中間の伸張度が多く望めそうです。 さあ、単騎逃げのヴィーヴァヴォドカのペース。ある程度前で対応できる馬を主力に考えました。ハシッテホシーノとディアジーナの2頭。ともに桜花賞には目もくれず、このオークスを目標に仕上げてきたのです。なかでも、ハシッテホシーノは前走のフローラSが1月の東京以来。直線で外のワイドサファイアに馬体をぶつけられながら、臆することなく盛り返して2着のワイドとはハナ差。このワイドは2走前の毎日杯で、ダービーの有力候補の一頭に挙げられているアプレザンレーヴと0秒1差。かなりの能力の持ち主。それゆえフローラSの3着は大いに評価できます。 何より、東京芝2400メートルで牡馬を完封している実績。その時の2着が先日の青葉賞で際どい4着だったピサノカルティエ。そのピサノが外から勢いよく伸びてくると、再加速し突き放したハシッテホシーノ。この勝負強さとスタミナ。不良馬場も水を得た魚のように走り抜けた走法。好位置で展開できる器用さ。迷わず勝負です!
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レジャー 2009年05月23日 15時00分
オークス(JpnI、東京芝2400メートル、24日) 本紙・橋本はブエナビスタ中心
無敵の4連勝で桜花賞馬に輝いたブエナビスタが、史上11頭目の牝馬2冠達成だ。 唯一、不覚を取ったのは、出遅れが致命傷になった新馬戦3着だけ。しかも、1、2着は後の皐月賞馬アンライバルドと、きさらぎ賞優勝のリーチザクラウン。もはや3歳牝馬でこの馬の右に出る馬はいない。 最大の武器は、持続力ある末脚と爆発的な破壊力。その証拠に、5戦すべてでメンバー最速の差し脚を発揮している。しかも、父はスペシャルウィークでオークスはうってつけの舞台。普通に走ってくれば、まず負けることはないと確信する。 当面の相手は、初対決のディアジーナと、地力強化の目覚ましいブロードストリート。
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レジャー 2009年05月23日 15時00分
オークス(JpnI、東京芝2400メートル、24日) 関西本紙・谷口 センスの大きさはディープ級 ブエナビスタに死角なし
御年50歳を迎える記者が栗東中学に入学し、同級生の大根田(現調教師)や、安達(現調教師)、栗田、丸山(元騎手)に感化され、競馬に魅入られること、はや36年が経った。オークスは第34回の優勝馬ナスノチグサからの生き証人になるが、これだけ強い! 化け物! と心酔させられたのは、1975年のテスコガビー以来34年ぶり。馬券的な妙味はなくとも、誰しもが認める新怪物ブエナビスタが本命だ。 もっとも、鮮やかな逃走が勝ちパターンだったテスコガビーに対して、ブエナは真逆の追い込み一辺倒。おおよそ皇帝シンボリルドルフが確立したという「好位差し」の近代競馬のお手本にはほど遠い。だが、この時代に逆行する個性的な脚質こそが、万人をとりこにする要因なのだろう。 松田博調教師は、1993年の牝馬2冠馬ベガ(桜花賞、オークス)を引き合いに出し、ブエナをこう語る。 「ベガはセンスの塊。あの子も強かったが、こっちは誰が見ても“強いな”と唸らせる。いつも相手が自分の力を出し切った競馬をしているのに、それを負かしているからな」 もちろん、桜花賞Vを果たした後も、調整に抜かりはない。数々の名馬を管理し、らつ腕をふるってきたトレーナーが「馬の能力というのは厩務員の仕事で大きく変わるもの」と全幅の信頼を寄せる山口厩務員が、「牝馬は一日、一日が勝負」の持論と信念に基づき、1分、1秒、全身全霊をかけてきたブエナの前途洋々たる眼前に、立ちはだかる障壁などあるはずもない。 「ダービーに出たらって? 同じ牧場系統(の牡馬)が多く出走するのに恥をかかせるわけにはいかんだろう。前々から距離は長い方がいいと思っていた馬だしね。女ディープ(インパクト)? いや、ディープを超えてみせるよ。凱旋門賞を勝ってな」(松田博師) ライバルとして日増しに評価が高まるレッドディザイアも、はや世界最高峰の頂きを見据える新怪物にとっては眼中にない。ブエナビスタの独壇場をとくとご覧アレ!!
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その他 2009年05月23日 15時00分
徳永心ちゃん大特集予告
内外タイムス5月26日号(5月25日発売)に徳永心ちゃんの大特集をカラーで掲載します。 <プロフィール>2月27日生まれ 名古屋出身血液型:B型スタイル:T160 B78 W54 H79デビュー:2006年2月1日「新宿TSミュージック」にて趣味:アメリカのテレビドラマを見ること初エッチ:11歳性感帯:全身所属:TSミュージック みなさん応援よろしく!
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スポーツ 2009年05月23日 15時00分
野球 オバQ横浜大変身のナゾ
まるで別のチームだ。オバQこと田代富雄監督代行率いる横浜が22日の西武戦(西武ドーム)に、今季初の2ケタ得点で圧勝した。“オバQチルドレン”下園辰哉がプロ初本塁打を放つなど、打線はここにきて絶好調。若手の台頭により打線の厚みが増し、新生マシンガン打線の誕生も見えてきた。その裏にオバQ監督を支える新旧の秘密があった。 昨年の覇者をねじ伏せた。 この日、昨年の日本一チームナベQこと渡辺久信監督率いる西武と対戦した横浜。初回に3年目の下園の初本塁打で先制すると、4回にもスクイズで3点を奪取し突き放した。終わってみれば、今季最多19安打の猛攻で15得点。相手を寄せ付けず完勝した。 昇格後、初の連勝を飾った田代監督代行は「いい投手(涌井)を打ち崩して勝ったのは、選手にとって自信になるし、勢いがつく」と打線を絶賛した。 これまでは“タイムリー欠乏症”に悩まされてきたが、ここにきて突然打線が爆発した。打線好調の要因は田代監督代行の秘蔵っ子、下園の加入だ。下園は2軍で打率、打点、安打とチームトップの成績を残し、19日のロッテ戦で1軍に昇格。2番・中堅でスタメン出場し、いきなり2安打、この日もホームランを放った。 田代監督代行は「根性がある。(2軍打撃コーチの)高木(由一)と中根(仁)にバッティング指導を受けて、三塁線の打球のミートがうまくなった。選球眼もいいしね」と秘蔵っ子の成長を認めている。 さらに駒田徳広打撃コーチも「チームの状態が悪いと、調子がいい選手でも使いづらかった。今はいい流れが作れている」とオバQ効果を実感している。 大矢監督体制下では仁志敏久を2軍再調整としたため、2番が固定できず“日替わり打線”となることが多かったが、田代監督代行は下園と金城龍彦を使い分ける以外は固定している。 1990年代後半、1度打ち出したら止まらなかったマシンガン打線に似ている。当時は中根と佐伯貴弘を併用する以外はすべて固定だった。当時のマシンガン打線は、高木が1軍の打撃コーチ。中根、駒田は現役だった。マシンガン打線イズムが受け継がれ、現在によみがえったのだ。 「最後までしっかり攻めたからこれからにつながる」と手応えをつかんだ指揮官。新生マシンガン打線の誕生はもうすぐそこまで来ている。◎西武・涌井大乱調 西武はエース涌井秀章が大乱調。自己ワーストの8失点で最下位横浜から星を取りこぼした。 エースによるまさかの背信投球だった。2-2の同点で迎えた4回、1死二、三塁でスクイズを阻止しようとしたが本塁に悪送球。2人目まで生還させてしまった。その後もリズムをつかめず6回途中で降板。1.63だった防御率も2.37まで急降下した。 試合後の涌井は「リズムが悪かった。いつも以上に球が高かった。4回のスクイズは欲張って雑なプレーになった」と猛省した。 現在、交流戦2年連続負け越しの西武。昨年の日本一チームが波に乗れない。
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