西岡は同級2位で元WBOバンタム級王者のジョニー・ゴンザレスと指名試合を行った。当初は新型インフルエンザの震源地ということもあり、タイトルマッチの開催が懸念されたが、事態が終息に向かっていることもあり予定通り実施された。
アウェーの強烈な野次に動揺したのか、1回にいきなり右ストレートを被弾し、ダウンを奪われた。それでも冷静に持ち直すと3回、ジャブで距離を詰め、左ストレートでKO。1985年にWBCスーパーフライ級の王者の渡辺二郎が韓国で防衛して以来、2人目の快挙を成し遂げた。
西岡は「(左ストレートは)実は覚えていないんです。作戦通りに試合を運べていたから出たんだと思う」と謙遜した。今後については「もっと大きな(会場で)試合ができればうれしい」と野望を語った。