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芸能ネタ 2015年05月21日 12時00分
【バラエティ黄金時代】なぜ「オレたちひょうきん族」はお笑い界の歴史を変えたのか
80年代の社会現象のひとつに、漫才ブームが挙げられる。B&Bやツービート、島田紳助・松本竜介やザ・ぼんち。そして、上方漫才の長である、横山やすし・西川きよし。この立役者たちが、フジテレビ系の日曜よる9時に『THE MANZAI』(『花王名人劇場』の枠内)を開始させると、人気が過熱。絶頂期の80年には、関東地方で30%超え、“笑いの本拠地”関西地方では45.6%の視聴率を叩き出したほどだ。 その流れを汲んで翌81年にスタートしたのが、『オレたちひょうきん族』(フジ系)。当初、土曜よる8時といえば、国民的コメディアンだったザ・ドリフターズの『8時だョ!全員集合』(TBS系)が独占していた。そこに、ビートたけし(ツービート)、明石家さんま、紳助、片岡鶴太郎、山田邦子、西川のりお(のりお・よしお)、おさむ(ザ・ぼんち)、島田洋七(B&B)、ヒップアップなどが対抗。すると、翌82年には、視聴率が逆転。およそ3年後(85年)には、おばけ番組を終了させて、“土8戦争”を見事に制した。 ではなぜ、“ひょうきん族”はお笑い界の歴史を変えることができたのか。ひとつに、芸人のキャラクター化がある。それまでは、話術のみで知られていた芸人たちが、本格的なコント、度の過ぎるアドリブ、私生活の暴露によって、的確なキャラクターが付けられた。その強度も、回を重ねるごとに増していったため、浸透するに時間はかからなかった。そして、その人気を盤石化したのは、たけし扮する“タケちゃんマン”だ。 「ヒーロー=正義」という概念を覆した、タケちゃんマン。前半はコントで、後半は悪の怪人と対決した。さんまが演じたこの敵キャラも、タケちゃんマンと肩を並べるほど有名になった。初期は、ブラックデビル。演じたのは、高田純次だ。ところが、3話目を撮り終えたところで法定伝染病にかかってしまったため、急きょ降板。作った衣装を着られるさんまが突然、抜てきされた。これが、吉と出た。黒塗りで、大きな耳。「クワッ、クワッ」と奇声を発し、話せば関西弁というギャップがウケにウケ、アミダばばあの誕生につながった。 これは、怪人化した老女。すごいのは、登場時に流れた『アミダばばあの唄』を、さんまのコネによってサザンオールスターズの桑田佳祐が作詞・作曲した点だ。その後も、耳の形をしたナンデスカマン、妖怪人間知っとるケなど、おもしろ怪人が続々出現。「なぁ〜んで〜すか〜?」、「知っとるけ」といったフレーズも、あわせて浸透した。また、知っとるケがハードなゲームに挑戦させられたあとに発した「体がもちまシェーン」、「飲めまシェーン」なども、今なお芸人が使う人気フレーズだ。 タケちゃんマンも、さんまの怪人キャラも、同番組から誕生した完全オリジナル。だが、“ひょうきん族”の魅力のひとつに、他局であろうが遠慮なしでパクるという面もあった。“ひょうきんベストテン”が、そうだ。 黒柳徹子と久米宏の司会で人気を博した歌番組『ザ・ベストテン』(TBS系)を、セットごとパクったこのコーナー。驚くのは、本家本元は“ひょうきん族”を放映していたフジテレビではなく、TBSだった点だ。司会は、黒柳&久米のゴールデンコンビをまねることなく、シンプルに、紳助とフジの局アナが務めた。山村美智子、寺田理恵子、長野智子らが歴任したが、この頃、局アナがバラエティー番組に出演して、芸人にイジられることは皆無に等しかった。しかし、紳助の遠慮なきツッコミ、並み居る芸人たちによる手加減ゼロの攻撃で、局アナたちは鍛えられた。彼女たちはアイドル化して、「女子アナ」という新語が誕生。女性タレントと同等の扱い・人気を得て、女子アナブームが到来した。 ちなみに、近藤真彦のものまね時に使われる「マッチで〜す!」は、このコーナーから生まれている。鶴太郎がマッチに扮して、執拗にカメラに向かって「マッチで〜す!」を連呼。すると、いつしか、ひとり歩きした。さらに、『めちゃ×2イケてるッ!!』(フジ系)の人気企画“めちゃ日本女子プロレス”のルーツも、ここだ。当時、大人気だった女子プロレスラーのクラッシュ・ギャルズ(長与千種&ライオネス飛鳥)、ヒールの極悪同盟(ダンプ松本、クレーン・ユウなど)もリングから出演して、芸人たちとバトル。これがその後、“めちゃイケ”のリングで甦ったのだ。 番組が終了して26年たった今なお、たけし、さんまは笑いの神様だ。そして、“ひょうきん族”を観て育ち、芸人になりたいと思った者たちが今その夢を叶えて、バラエティー番組の柱となっている。この秩序が保たれているうちは、“ひょうきん族”から生まれた名フレーズ・ムーブメントは継承されていくに違いない。(伊藤雅奈子=毎週木曜日に掲載)
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レジャー 2015年05月20日 14時00分
キャバ嬢が生まれる瞬間(45)〜子育てのためキャバ嬢になった郁子〜
北川郁子(仮名・21歳) 私は高校を卒業と同時に学生の時から付き合っていた彼氏とできちゃった結婚した。でも結婚から1年くらい経過した頃から彼はあまり家に帰って来なくなって、子供の面倒も見てくれなくなった。それで結局、彼の携帯履歴から浮気が発覚して即離婚。これからは私1人でわが子を育てていかなきゃいけないんだと思ったとき、頭に浮かんだのがキャバクラで働くことだった。 私は学歴も資格もないから、日払いで雇ってくれるキャバクラという働き先は非常に助かった。出勤時は子供を実家に預けて、週5日働いているんだけど、やっぱり子供と過ごす時間が減るのはとても辛い。でも子供の将来のためにも働ける時にちゃんと働いておかないとね。 キャバクラ嬢になって一番悩んだのはどんなキャラでやっていけばいいのかということ。最初のほうはお客さんウケばかりを気にして、都内の大学に通う女子大生を演じてた。そういう女の子を求めてお客さんは来るのだろうと思って。でも勉強や学部の話だったり、深いところまで突っ込まれると、うまく返せなくて段々とボロが出るようになっちゃった。それで無理してキャラを作るのは辞めようと思った。 それからは指名が減ってもいいから、素直に子供がいることを話すようにした。もちろん自分から積極的にアピールするようなことはしないけど、話の流れでそうなったら打ち明けてる。でもこれが意外とウケがよかった。たしかにまだ若い独身のお客さんは驚くばかりだけど、ある程度年齢を重ねた家庭を持つおじさま達は、とても親身になってくれるし応援もしてくれる。そんなお客さんもいるんだとわかって、多少救われたかな。でもずっと出来る仕事じゃないのもわかってるから、将来のため散財せず、お金を貯める予定。子供のためならなんだって出来る。なのでまだまだがんばります。(取材/構成・篠田エレナ)
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芸能ネタ 2015年05月19日 15時30分
『シンデレラ』がV4で『ビリギャル』が確実に数字を伸ばした今週の映画ランキング
5月16日、17日の映画興行収入ランキング(興行通信社発表)が発表され、ディズニーの新作映画「シンデレラ」が4週連続首位を獲得した。 昨年公開され大ヒットしたディズニー映画「アナと雪の女王」は公開4週目の興行収入が77億円と突破。さすがに、そこまでの勢いはないが、「シンデレラ」の累計興収は40億円を突破しただけに、この勢いがどこまで続くか注目される。 2位は有村架純主演の「ビリギャル」。17日には大ヒット舞台あいさつが行われ、16日までの興収が14.7億円を突破したことが発表されただけに、興収20億円突破も近い? 3位は16日に全国311スクリーンで公開された、大泉洋主演の「駆込み女と駆出し男」。井上ひさしの時代小説が原案で、大泉扮する見習い医師であり駆出しの離縁調停人が奇抜なアイデアと戦術でワケあり女たちの人生再出発を手助けする。駆込み女を戸田恵梨香、満島ひかり、内山理名、ほかにキムラ緑子、樹木希林、堤真一、山崎努ら実力派俳優陣が競演。2日間で興収1.5億円を突破した。 4位は「名探偵コナン 業火の向日葵」、5位は「映画クレヨンしんちゃん オラの引越し物語〜サボテン大襲撃」、8位は「ドラゴンボールZ 復活の『F』」。3作品はいずれもGW期間に公開されたが、根強い人気。 また、10位の北野武監督の最新作「龍三と七人の子分たち」は公開3週間で動員100万人、興行収入12億円を突破。北野監督作品史上初めて公開初週の映画観客動員ランキング1位に輝いた「アウトレイジ ビヨンド」(最終興収14.5億円)を超える勢いだ。 「昨年、映画関係者を驚かせたのは、時代劇映画『超高速!参勤交代』のヒット。『駆け込み女と駆出し男』も『超高速!参勤交代』と同じような娯楽作品だけに、今後、どんどん数字を伸ばしてヒットしそう。来週は『ビリギャル』とどちらが邦画ナンバー1の興収をあげるかが注目」(映画ライター) 23日は松田翔太と前田敦子の共演で、乾くるみの人気小説を映画化した「イニシエーション・ラブ」が公開。「ビリギャル」と「駆け込み!参勤交代」に割って入れるかが注目だ。
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芸能ネタ 2015年05月19日 12時00分
新旧ジャニーズ対立 井ノ原快彦vs薬丸裕英に一触即発 薬マル印
ジャニーズ事務所の先輩・後輩という間柄にある『V6』の“イノッチ”井ノ原快彦(39)と元『シブがき隊』の“ヤックン”薬丸裕英(49)が一触即発の事態に陥っていた−−。 4月15日に肺がんのため亡くなった愛川欽也さん(享年80)の後継者として、20年間も続く長寿番組『出没!アド街ック天国』(テレビ東京)の司会に抜擢された井ノ原だが、長年レギュラーを務めてきた薬丸との歩調が合わず、ギクシャクし始めているのだ。 「そりゃそうでしょう。薬丸は、いまだ井ノ原を認めていないのです。番組の貢献度やキャリアから考えたら愛川から“宣伝本部長”(司会)をバトンタッチされるのは井ノ原ではなく、峰竜太か自分だと固く信じていたんです。ところが、イザ蓋を開けて見れば、半ばなし崩し的に井ノ原に決まっていたわけです。納得がいかないのは当然でしょう」(放送作家) 今回、番組関係者も井ノ原の抜擢は直前になって知らされたというのだから慌ただしい舞台裏が透けて見える。実は、薬丸に対しては番組スタッフも同情的。そもそも、かつて所属していたジャニーズ事務所は薬丸にとって鬼門以外の何物でもないからだ。 「薬丸がライフワークとして17年間も司会を務めてきた『はなまるマーケット』(TBS)が昨年3月に打ち切られた最大の原因は、井ノ原が司会の『あさイチ』(NHK)の大躍進に尽きる。似たようなコンセプトに、プラス構成をマネられ、視聴者を奪われたんです。薬丸は常日頃、『こんなことが許されるの?』と激怒していた。最終的には『はなまるマーケット』の視聴率が3%台まで低迷しジ・エンドになった。いわば宿敵なんですよ。しかも、『はなまるマーケット』の後番組には同じジャニーズの『TOKIO』国分太一が司会を務める『いっぷく!』(3月末終了)が始まった。薬丸にしてみれば、相当悔しかったはずです」(芸能プロ関係者) そして、今回も密かに狙っていた『出没!アド街ック天国』のMCの座をジャニーズ事務所の後輩…しかも、仇敵である井ノ原に持っていかれてしまったのだから、さぞや“ジタバッタ”したかったに違いない。 実際、2人の緊張感ある関係はOAにも色濃く表れたのだ。 4月4日の初回放送では−−。 井ノ原「“ヤックン”とお呼びしてよろしいですか?」 薬丸「なんでもいいよ!」 というやり取りがあったにもかかわらず、翌週11日放送で手の平返しのリアクションが飛び出したのだ。 井ノ原「ヤックンはどうでしょうか」 薬丸「…ヤックン?(怒)」 井ノ原「先週いいって言ったじゃないですか!?」 薬丸「いいよ。いいよ(笑)!」 「あの瞬間、スタジオに緊張が走ったのは確かです。薬丸の目が笑っていなかったからです。そうそう、スタッフや共演者は親しみを込めて井ノ原を『イノッチ』と呼ぶのですが、薬丸だけではいまだ『井ノ原』のままなんです。2人きりで話しているところも見たことがないですね。薬丸は井ノ原の10歳年上。まだ双方、ジャニーズ事務所に所属しているのであれば、井ノ原が『ヤックン』と呼ぶのも構わないでしょうが、薬丸はすでに独立している。芸能界では筋が通りませんよ」(番組制作関係者) 薬丸は'82年、ジャニーズ所属のアイドルグループ『シブがき隊』メンバー(ほか本木雅弘、布川敏和)として『NAI・NAI16』で歌手デビュー。同年の日本レコード大賞最優秀新人賞を受賞した。同曲で薬丸が歌うソロパート「ジタバッタするなよ」というフレーズは彼の代名詞としてしばしば取り上げられたものだ。 「『シブがき隊』がデビューした年は、“花の'82年組”といわれ小泉今日子、中森明菜、早見優、堀ちえみ、松本伊代、三田寛子など大豊作。後に薬丸と結婚('90年)した石川秀美も同期のアイドルでした」(芸能ライター・蝦名康雄氏) '88年、『シブがき隊』は解散。薬丸はジャニーズ事務所を離れ、バラエティーや情報番組などで活躍し現在に至る。とりわけ、『出没!アド街ック天国』には初期からレギュラー出演している。 一方、井ノ原は『V6』メンバーとして'95年『MUSIC FOR PEOPLE』でデビュー。'07年、女優の瀬戸朝香と結婚。'10年3月末からは前述した『あさイチ』のキャスターに抜擢された。 「『あさイチ』は現在も高視聴率をキープし安泰です。『はなまるマーケット』は、薬丸の収入の屋台骨だっただけに、当時は薬丸の死活問題として報じられたほど」(TBS関係者) 早くも犬猿の仲と伝えられる2人。とはいえ、一部番組スタッフからはまったく違った証言も漏れ伝わってくる。 「薬丸が『はなまるマーケット』の一件をいまだ根に持っている…おそらく、それはないと思いますよ。いくら薬丸でも天下のジャニーズ事務所と真っ向からケンカをする気はサラサラない。井ノ原の起用は、番組スタッフや愛川さんの意向を汲んでいます。それよりも、薬丸は現実的なチャンスを狙っているはず。愛川さんの死後にOAされた4月18日の“アド街”視聴率は13.2%。ところが、25日OA分は11.2%に急落しています。番組視聴率が下れば、いくらジャニーズだろうが降板せざるを得ないですから」(制作関係者) 薬マル印の爆弾が炸裂する。
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スポーツ 2015年05月19日 12時00分
【記憶に残るプロ野球選手】第5回・スターにはなれなかったがインパクト抜群の男・元木大介
若い世代の人にとって、元木大介(元巨人)はいったいどんなイメージだろうか? やはり、時折、バラエティ番組に出てくる大して売れないタレントといった印象か? 元木はれっきとした元プロ野球選手で巨人OB。現在は大手芸能事務所ケイダッシュ・グループのアワーソングス・クリエイティブに所属。芸能活動の他、巨人ブランドを生かして、しばしば、TBSラジオの「エキサイトベースボール」、日本テレビ系のCS放送ジータスの「週刊ジャイアンツ」に解説者として登場している。 元木といえば、ダイエー(現ソフトバンク)への入団を拒否した事件は避けて通れない。大阪・上宮高校時代、3度甲子園に出場。高校通算24本塁打、甲子園通算6本塁打を放つなど、超高校級スラッガーとして鳴らしただけに、“清原二世”をほうふつとさせたものだ。マスクもなかなかのものであったため、多くの女性ファンのハートをつかんでいた。 熱狂的な巨人ファンだった元木は巨人入りを熱望し、巨人も指名を約束していたが、困ったことに巨人が上位指名を予定していた慶應大の大森剛内野手が「高校生より下の指名なら行かない」と発言。やむなく、巨人は大森を1位指名し、野茂英雄を抽選で外したダイエーが外れ1位で元木を指名してしまったのだ。 巨人入りの夢を断ち切れなかった元木は、ダイエーの指名を拒否。それが原因で、かつての江川卓よろしく、マスコミや野球ファンのバッシングを受けるハメになってしまった。大学や社会人に進んでしまうと、プロ入りが遅れてしまうため、元木は浪人を選択。マスコミに追われるのを避けるため、海外に渡り、ハワイで野球留学をする。しかし、留学とは名ばかりで、練習環境は最悪だった。 1年後、1990年のドラフト会議で巨人から念願の1位指名を受け、入団。しかし、ブランクが響き、1年目は2軍暮らしが続いた。2年目の92年に1軍初出場。内野ならどこでも守れるユーティリティープレーヤーとして活躍。8年目(98年)にようやくレギュラーの座を奪い、114試合に出場し、打率.297、9本塁打、55打点のキャリアハイの成績を収める。以降、2002年まで巨人の主力選手として活躍するが、故障もあって、03年から出場機会が激減。05年後半には、堀内恒夫監督(当時)の構想から外れ、2軍降格。同年9月には戦力外通告を受けた。他球団からトレードの打診もあったものの、「巨人が好きで、1年間待ってまでユニフォームを着たこともあり、入団した時からユニフォームが着られなくなったら引退すると決めていた」として、33歳の若さで引退を決断した。 初志貫徹ではないが、獲得を希望する球団がありながら、巨人でのプレーにこだわってユニフォームを脱いだ元木。他球団に移籍していれば、また違った野球人生があっただろうが、今も野球関係の仕事ができているのは、生涯巨人をまっとうした“巨人ブランド”があったからこそか…。野球センスの良さは群を抜き、守備も決して、悪くはなかったが、シーズンを通してレギュラーとしてフル出場した年はなく、それが響いてか、スター選手になれそうでなれなかった。 高校時代はスラッガーだったが、プロ入り後は1度も打率3割(規定打席到達で)、2ケタ本塁打もなかった。通算安打891本、通算本塁打66本と平凡な成績。高校の同級生であり同じ内野手で、中日に6位指名されてプロ入りした種田仁(中日→横浜→西武)の方が、プロでは成績を残したのはなんとも皮肉か…。 プロ15年間で積み重ねた成績は、それほどたいしたものではなく、スター選手にはなれなかった元木だが、ことチャンスでの勝負強さは抜群。98年には得点圏打率1位となるなど、試合を決める一打を放つ機会が多く、ヒーローインタビューに呼ばれるケースも多々あった。そのため、記録よりファンの記憶に残る選手だった。 高校時代の元木を知っている者からしたら、プロ入り後の姿はなんとももどかしく映った。くしくも、元木の巨人入りを遠回りさせた大森はプロでは大成しなかった。あの時、巨人が大森ではなく、元木を1位指名していれば、元木の野球人生も変わったものになっていたかもしれない。(ミカエル・コバタ=毎週火曜日に掲載)
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アイドル 2015年05月19日 11時45分
第7回AKB48総選挙 リアルライブ編集部順位予想
アイドルグループ、AKB48の第7回総選挙の投票が20日からスタート。速報値は20日(水)に発表される。リアルライブ編集部では、投票開始直前に総選挙での順位を徹底予想した。1位 松井珠理奈2位 渡辺麻友3位 指原莉乃4位 柏木由紀5位 山本彩6位 島崎遥香7位 宮脇咲良8位 高橋みなみ9位 須田亜香里10位 宮澤佐江11位 柴田阿弥12位 渡辺美優紀13位 兒玉遥14位 森保まどか15位 松村香織16位 高橋朱里 第1位は前田敦子ともWセンターを経験している松井珠理奈が、前回の覇者である渡辺麻友、前々回の指原莉乃を破ると予想。第4位は安定の柏木由紀。 その柏木に続くのが、NMB48のキャプテン兼エースである山本彩、直前のシングルでセンターをつとめた島崎遥香、そして昨年の総選挙で打倒、指原を誓ったHKT48の宮脇咲良の三つ巴の戦いがある。リアルライブ編集部では、上から山本、島崎、宮脇の順番になると予想する。 さらに、今年で卒業することを発表している高橋みなみが、この次の位置で第8位。総監督に最後の花道をと期待する声も大きいが、現実的にはこのくらいの位置ではないだろうか。 以降も混戦が予想されるが、須田亜香里やベテランの宮澤佐江、さらに柴田阿弥は、順当に選抜メンバーとしてランクインするはず。昨年、選抜落ちした渡辺美優紀が復活を遂げ、HKT48の兒玉遥、森保まどか初のランクイン。そして、終身名誉研究生として長く活躍した松村香織も念願の選抜入りを果たすだろう。最後の16番目の椅子は、AKB48のメンバーの中で、現在もっとも勢いを見せる高橋朱里が獲得するのではないか。 他にも、木崎ゆりあ、武藤十夢、加藤玲奈には初ランクインの可能性を十分持っている。さらに、新潟での新しいグループのまとめ役を期待される北原里英にも選抜復帰のチャンスがあるかもしれない。
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社会 2015年05月19日 10時00分
達人政治家の処世の極意 第一回「田中角栄」
戦後政治史の中で、一方で金権政治家の声もあったが、カリスマ性において突出していたのが、田中角栄元首相であった。 その天才的な政治手腕と「情と利」を駆使した人心収攬術で一政治家としては前代未聞、最盛時史上最大の141人の派閥を擁し、全国津々浦々に広大無比の人脈を構築して圧倒的な影響力を発揮、長く政治権力の座を死守したことは知られている。ために、名言・至言は溢れるほどあり、その一つが表記のそれである。 田中は配下の若手議員などに、よくこう言っていた。 「世の中は白と黒ばかりではないぞ。敵と味方ばかりではない。その中間に広大なグレーゾーンがある。そこを取り込めるかが、人の支持が集まるかどうかの最大のポイントだ」。そして、続けた。「その辺がわからん奴に天下が取れるわけがない」と。 結果、その配下から実に6人の総理大臣を輩出させた。異例である。竹下登、細川護煕(もりひろ)、羽田孜、橋本龍太郎、小渕恵三、鳩山由紀夫であり、彼らはその田中の言葉を常に胸に置き、天下を取ったのだった。 田中は旧制高等小学校卒、汗と涙、人に揉まれ、裸一貫で働く中でこうした言葉を学び取った。組織というものは、自分を支持してくれる人間が一握りはいる。他方、人の言動すべからく気に入らずの強固な批判、反対派がやはり一握りはいる。その間に、自分に利があれば支持し、損となれば距離を置くという“日和見組”が山のようにいる。この日和見組が、まさに広大な中間地帯、グレーゾーンというわけだ。 しかし、このグレーゾーンの人間がドッと動けば、組織内の世論となることが重要だ。この世論を取り込めば、自分にとっての支持の輪が一挙に広がるということである。田中はそのために、「バカになってでもグレーゾーンへの目配り、気配りを忘れるな。面倒と思っても、そうした連中の意見に耳を傾けろ。我を通すだけが能じゃないぞ」とも教えたのであった。 一方、田中にはその死後、後継としてのちに外務大臣になった田中真紀子という娘がいる。女性議員の中での政治センスは群を抜き、がんじがらめの官僚制度に風穴を開けられる人物とされ、「日本初の女性総理大臣はこの人」との声もあった。しかし、結局は父親の最も大事なDNA(遺伝子)を欠落させていたことで、そのチャンスを逸したのだった(現在、落選中)。 なぜ、真紀子はチャンスを逸したのか。 まさに、父親が死力を尽くしたあのグレーゾーン取り込みのための目配り、気配りがまったくできていなかったからにほかならない。我を通すことが優先され、例えば外務省でも省内改革を目指したものの、逆に外務官僚からヘキエキされて距離を置かれる結果となり、改革の志半ばで外相も解任されてしまうというテイタラクだったのだ。 そうしたグレーゾーン取り込みの“秘策”として、田中は次の言葉も強調した。 「自分の言葉で話せ。借り物は必ず人が見抜く」と。田中は自分の名代で演説に出掛ける秘書などに、こうクギを刺したものだった。「いいか。わかったようなことを言うな。気の利いたことを言うな。そんなものは聴いている者は一発で見抜く。借り物でない自分の言葉で、全力、誠心誠意でやれ。そうすれば、人は聞く耳を持ってくれる」 自分の言葉で話せるかどうかは、人を説得できるかどうかの大きな分かれ目になる。 よくシタリ顔でウンチクを傾け、まくし立てたりする話し手がいるが、よく聞いていると自分の言葉がないことがある。本、新聞、テレビ、あるいは友人、知人から借りた“他人の言葉”の羅列だったりする。 しかし、ある程度、世の中で揉まれた聞き手なら、そんな借り物は信用していないということである。「こいつは何もない男だ」、会社に戻るより早く、商談決裂の電話が入っていたりするのである。 稚拙でも構わない。自分の少ない経験に、この仕事への意欲をプラス、とにかく誠心誠意、自分の言葉で話すことだ。 第一、かわい気がある。かわい気があれば、相手は少なくとも聞く耳を持ってくれる。身を乗りだしてくれるということである。「説得の極意」ということである。“論語読みの論語知らず”が通用するほど、世の中は甘くない。 「真理は常に中間にある」。このこと一つを人生訓にしただけで、周囲の見方は大きく変わる。人間、時にバカになることも必要ということである。=敬称略=■田中角栄=第64・65代内閣総理大臣。新潟県出身。働きながら専門学校で土木業を学び、後に共栄建築事務所と田中建築事務所を設立。その後、衆議院議員選挙に当選。通商産業大臣、大蔵大臣、郵政大臣、内閣総理大臣などを務めた。小林吉弥(こばやしきちや) 永田町取材歴46年のベテラン政治評論家。この間、佐藤栄作内閣以降の大物議員に多数接触する一方、抜群の政局・選挙分析で定評がある。著書多数。
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スポーツ 2015年05月18日 18時00分
野村克也と長嶋茂雄 厳戒「リハビリ闘病記」 〜スポーツジャーナリスト・吉見健明〜(2)
思えば、ノムさんの「生きる執念」や、現役にこだわり続ける姿は、私がずっと以前から見続けてきたものだった。それはミスターこと、長嶋茂雄(79)の姿である。私の11年間にわたるミスターのリハビリ取材は、この5月5日で3733日目になった。 当初、ミスターの辛い姿をファンに見せたくないという故・亜希子夫人の意向もあって、そのリハビリの様子はほとんど伝わってこなかった。亜希子夫人はミスターの極秘トレーニングのため、最新のリハビリ施設を備えた都内の高級マンションを用意し、そこでは壮絶なリハビリが行われていた。 リハビリは現在も続いており、火曜から土曜までは、マンションの近くにある国立自然教育園がその舞台。そして、特筆すべきは月曜日。この日だけは、自宅近くの多摩川台公園でリハビリをしているのだが、ここは一般の人たちも自由に出入りできる普通の公園である。そのためミスターが姿を現すと通勤、通学中のサラリーマンや学生がサインや写真を求めて次々と声をかけ、ミスターも時間の許す限り快く応じている。 毎週、近くの御婦人が朝の散歩に連れてくるワンちゃんと戯れ、無邪気に大声を出すこともリハビリの一環だ。ミスターは誰かれとなく「おはようございます!」と公園中に響き渡るような声で挨拶をするのだが、その声を聞いているだけで幸せな気持ちになる。 現役時代はミスターがくしゃみをしただけでニュースなると言われていたが、現在もミスターが犬にボールを投げただけで、その写真が誌面になるなど、華やかな存在感は変わらない。 「本当に野球が好きなんですね。まだ、現役の監督になりたいという願望があるようで、今のミスターの生きがい、リハビリへのモチベーションはそこにある。だから、周囲も長嶋さんの現場復帰という奇跡を信じているんです」(スポーツ紙幹部) それを象徴する光景として、土曜日のリハビリでは、決まって見せる動きがある。バットの素振りだ。 「毎回リハビリの最後に必ず10スイングすることが続いています」(同) 奇跡を信じてリハビリを続けるこのポジティブさこそ、ミスターのミスターたるゆえんである。 ノムさんとミスターは、現役時代から「月見草」と「ひまわり」の比較で語られてきたが、病気から現役復帰を目指してリハビリに励む現在は、双方とも家族の事情があって、親子関係は良好とはいえない。 「ノムさんは、団野村氏やケニー氏(サッチーの子供)との折り合いはよくない。ただ、団氏の会社が傾いた際にサッチーがこっそり援助した経緯などもあって、車の運転手の手配などは団氏の事務所がやっています。そしてなにより、克則がずっとそばにいますからね。克則の孫と一緒に食事をするのが一番の楽しみのようで、子供の日も孫と一緒だったと聞いています」(テレビ局関係者) 一方、ミスターの事情はさらに複雑だ。長男・一茂は奥さんの言いなりでミスターとは歯車が合わないといわれており、次女の三奈さんが面倒を見ている。 「この正月、ミスターのリハビリの様子がテレビで初公開されましたが、これは三奈さんの企画で、番組では一茂の存在が完全に無視されていた。この一点から見ても、長嶋家の確執の根深さがうかがえます」(同) それでも、2人の復帰にかける壮絶な執念は衰えることはない。79歳の2人のスーパースターはいまなお、その生き様で、私に希望を見せてくれている。
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アイドル 2015年05月18日 15時57分
市川紗椰 好きなタイプは『北斗の拳』のケンシロウです!
美人モデルでありながら鉄道やアニメなどのガチヲタとして注目の市川紗椰が、2冊目となる写真集『夜が明けたら』(イーネット・フロンティア)の発売を記念したイベントが、17日、都内で行われた。写真集を出すのは約10年ぶりで、自分なりのテーマとして、体型が崩れる前に撮っておきたいとのことだ。 そんなテーマの中で撮った写真集だが、お気に入りのカットについて聞いてみると「ガラスに頬をペタッと押し付けているカットがあるんですけど、こういう一見あまり美しくないようなもので、雑誌とかでは絶対に選ばれないようなカットをあえて選びました」とこだわりを話してくれた。 紗椰ちゃんといえば、鉄道やアニメヲタクとして注目されていることから報道陣からヲタク系の質問も飛び出してきた。そこで結婚したいと思うアニメキャラを聞いてみると、即答で『北斗の拳』のケンシロウと答えた。では現実の男性ではどんなタイプが好みなのか聞いてみると「身長もガタイも大きい人が好きです。ケンシロウもそうじゃないですか。何といっても強いですからね」と答えた。 アニメ話しはまだまだ続いたが、今度は鉄道について質問も出て、鉄道ヲタクとして行ってみたい場所を聞いてみた。「熊本駅ですね。熊本駅には0番線というホームがあって、ここにはAとBとCの3つあるんですよ。もうちょっとで無くなってしまう線なので、近いうちに行ってみたいです」と目を輝かしながら話してくれた。鉄道つながりで、この写真集を鉄道に例えたらという無謀な質問も出た。「写真集のタイトルが『夜が明けたら』ですので、朝一番早い汽車ですかね。イメージとしては寒い地域です」と意外といっては失礼だが、しっかりとした回答をしてくれた。 今後は美人モデルとしてだけでなく、ヲタクカルチャーでの活躍も期待できるので、これからの活動展開にも注目である。
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アイドル 2015年05月18日 15時50分
喜屋武ちあき あくまでも設定ですけど主人公はビッチです!
ロリ巨乳でありガンダムヲタでもある喜屋武ちあきが、21枚目となるDVD『どうしようかなぁ?』(ギルト)の発売を記念したイベントが、17日、都内で行われた。 2010年にグラビアを卒業して、一度は離れてしまったが、2年前にグラビアの復活を果たし、復活から数えて今回が4枚目のDVDである。それまでの撮影はすべて国内行われて、復帰後ようやく海外での撮影が行われたそうだ。その撮影は2月にバリ島で行われた。 そのバリ島はデビューDVDのロケ地でもあったこともあり、バリ島を懐かしながら撮影を行ったという。「久々のバリ島だったので、匂いからして懐かしかったです。最終日に一日オフがあったので、昼間からカフェのテラスでインドネシア料理を食べながらお酒を飲んだのが本当に楽しすぎました。その頃は日本が寒かった時期なので、心の中でみんなごめんと言いながら満喫させてもらいました」と楽しんだ。 その思い出の地で撮影したDVDの内容について聞いてみると「社員旅行に行く設定になっています。あくまでも設定なんですけど、主人公の女性はビッチなんですよ。ありとあらゆる人を誘っちゃうんです。最初は同じ会社の先輩なんですけど、タクシーの運転手さんとか本当に色々な方に声を掛けちゃうビッチです」と説明した。その中で一番のお気に入りのシーンを聞いてみると「全体が網になっている水着を着たんですけど、見たことも着たこともないタイプの水着なんですよ。どこが隠れているか隠れていないかわからないような水着を着ました。この撮影の時に、インドネシアのスタッフさんが「喜屋武ちゃんを気にってくれているよ」って言ってくれたのでお気に入りです(笑)」と話した。 今年で31歳になったきゃんちに今後のことを聞いてみると「これからは、31歳の大人の魅力を出していきたいと思っていますので、若年層だけでなく大人の男性の皆さんにもご覧になってもらいたいと思っています」とアピールした。
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