ちゃん
-
スポーツ 2015年05月31日 13時00分
交流戦ネット裏スクープ 甲子園のヒーロー 松坂大輔と斎藤祐樹が直面する「引退」(2)
自己流の落とし穴にはまったのは斎藤佑樹も同じだ。斎藤は現在、二軍で“クローザーの適性テスト”を受けている。5月4日にプロ初セーブを挙げたが、「ボールが野手の正面に飛び、救われたようなもの」というのが本当の評価だった。 「栗山英樹監督は、何も抑え投手として斎藤を蘇生しようとは思っていません。クローザー起用の目的は、斎藤に必死さを植え付けるためです」(担当記者) しかし、このクローザー試験に合格しなければ、斎藤は“厳しいオフ”を迎えることになるだろう。 「斎藤をリリーフに転向させる案は、前季オフに栗山監督が実際に口にしていたことなんです。捕手だった近藤健介を三塁手で使ったシーズン後でもあったので、本気かなと思いましたが、クローザーの適性を語っていたのではなく、本当は先発で通用しないから、斎藤を生かす方法としてリリーフに転向させようと考えていたようです」(日ハムOBのプロ野球解説者) 斎藤は今季、開幕ローテーション入りを果たしたが、連続KOを食らって二軍落ち。初セーブ後の成績は以下の通りだ。【5月10日対DeNA、1回失点0、対戦打者数5、被安打1、与四球1、2セーブ目】【5月16日対ヤクルト、1回失点2、対戦打者数6、被安打3、与四球0】【5月20日対西武、1回失点2、対戦打者数5、被安打1、与四球1】 「ストレートが速いわけではないし、ウイニングショットになる変化球もないから、苦しいピッチングしかできないんです」(前出の担当記者) 斎藤の二軍登板を観戦したスポーツライター・飯山満氏はこう言う。 「常に走者を背負い、薄氷の登板でした。ゲームセットの瞬間まで気が抜けないので、むしろ、斎藤が投げて試合は面白くなった。そういう意味では、さすがエンターテイナー」 ファイターズの二軍にはクローザー候補が他にもいる。プロ2年目の白村明弘と6年目の大塚豊だ。ともにチャンスは限られているが、防御率は2点台。対して斎藤は7.16。クローザーとして4試合を投げ、計4失点だから、先発で投げていたときよりも防御率は悪くなった。 「大卒5年目の投手が二軍でモタモタしているようではヤバイ。これまで斎藤が救われてきた最大の要因は人気です。日ハムは各先発投手の観客動員数やマスコミ露出度も査定に加えますが、斎藤は入団以来、営業面での貢献度が大きかった。でも、その役目も大谷翔平の活躍によって終わりました」(ベテラン記者) 前出の飯山氏が皮肉ったように“薄氷のリリーバー”に徹すれば、営業的な貢献度は回復できるかもしれないが…。 「松坂にしても斎藤にしても、プライドが捨てられないのか、自分から教えを請うような姿が見られない。2人とも性格的には好人物だが、特に斎藤はエリート街道を歩んできたせいか、這い上がるすべを知らない。松坂は自分を過信しすぎです」(同) 我流の代償は自己責任。引き際も自分で決めるしかない。
-
アイドル 2015年05月30日 16時48分
出演連ドラがヒットしない前田敦子 今度は「ど根性ガエル」のヒロイン・京子ちゃん役に!
12年8月にAKB48を卒業し、女優業に本腰を入れた前田敦子。映画では、「もらとりあむタマ子」(主演)、「Seventh Code」(主演)など、いい作品に恵まれ、5月23日に公開された「イニシエーション・ラブ」(松田翔太とのW主演)は好調なスタートを切った。 一方、卒業後、レギュラー出演した連続ドラマはなかなかヒットしていないのだ。これまで、「幽かな彼女」(13年4月期/フジテレビ)、「あさきゆめみし〜八百屋お七異聞」(主演=13年9月〜11月/NHK総合)、「翳りゆく夏」(15年1月〜2月/WOWOW)と3本出演したが、いずれも話題にならなかった。 そんななか、地上波では「あさきゆめみし〜」以来、約1年8か月ぶりとなる連ドラのレギュラーが決まった。 それは、日本テレビが7月期に土曜9時枠で放送する「ど根性ガエル」(松山ケンイチ主演/原作=吉沢やすみ)で、前田は主人公のひろし(松山)の永遠のマドンナである京子ちゃん役を演じる。 同作は70年7月から「週刊少年ジャンプ」で連載され、大ヒットした国民的漫画。72年〜74年には朝日放送、81年〜82年には日テレでテレビアニメ化され、これもヒット。82年には映画化もされた。 しかし、日テレの「新・ど根性ガエル」、劇場版から、実に33年の月日が経っている。今の若者には全くなじみがないのが現実。 初の実写版となるドラマは、原作から16年後の世界を描き、ひろしが30歳、京子ちゃんが29歳の設定。久々の再会を果たしたものの、中学生の頃とは全く変わった京子ちゃんを救うべく、ひろしが“ど根性”を見せていく展開となる。ピョン吉は、ひろしのシャツに張り付いてしまった平面ガエルとなる。 まさかの実写化で話題を振りまいているが、それが視聴率につながるかどうかは見当がつかない。松山といえば、主演した12年のNHK大河ドラマ「平清盛」で大河史上ワースト視聴率を更新してしまい、“低視聴率男”のレッテルを張られてしまった。地上波の連ドラに出演するのは、それ以来、2年半ぶりとなる。 ヒロインの大役を務める前田としては、4作目となる連ドラのレギュラーで、今度こそインパクトを残したいところだろう。(坂本太郎)
-
スポーツ 2015年05月30日 13時00分
交流戦ネット裏スクープ 甲子園のヒーロー 松坂大輔と斎藤祐樹が直面する「引退」(1)
福岡ソフトバンクホークスの松坂大輔(34)と北海道日本ハムファイターズの斎藤佑樹(26)が『引退』の危機に晒されている。振り返れば、彼らは夏の甲子園を制した優勝投手。あまりに過去の栄光が輝かしいためなのか“今の自分”が見えていないようなのだ。 「松坂、斎藤は一軍復帰を目指して頑張っていますが、それぞれ復帰に関する手応えや調整の順調ぶりを口にするたびに落とし穴が見え隠れする。2人を見たいというファンは多い。人気選手だから使わなければならない。でも、今の状態で使えば、今度は監督に批判が集まる。そういう状況がわかっていないのか、いまだに自己流の調整を続けているのです」(球界関係者) 松坂は5月20日の対オリックス二軍戦で実戦復帰した。6回から2番手で登板し、2イニングを投げ被安打2、失点1。「とりあえず投げられたので、ひと安心」と笑顔を見せたが、試合後、ホークス内部から衝撃的なコメントが聞かれた。 「次回の登板は松坂本人が決めることになると思う」 一般論として、二軍投手の実戦登板は限られている。チャンスは平等に与えられるので他投手との兼ね合いもあり、その順番から逆算して5月24日が有力だった。二軍首脳陣は「24日を空けておく」としたものの、最終判断は松坂本人に委ねられたわけだ。 そして、心配が現実になる。予定通りの24日、広島二軍戦。ブルペンで肩をつくったものの、調子が上がらず、コーチとの話し合いで登板回避が決まった。 松坂は「まだこういう状態なので、いい時も悪い時もあるだろうと思っていた。今日は試合前からあまり調子が良くなかったので、回避することにした」と話した。 右肩筋疲労の故障から復帰を目指している過程なので、自己流の調整には慎重を期する意味合いもあるようだが…。 「球団と契約した時点から自己流調整は認められていました。実績のあるベテランですし、他意はなかったはずです」(地元紙記者) どうにも練習内容と調整段階に関して、首脳陣との食い違いが目立つ。こんなこともあった。ゴールデンウイーク最後の5月5日と同6日、松坂は2日連続でのブルペン入りを果たす。もっとも、捕手を立たせたままではあったが、両日とも変化球を交えて40球強を投げた。記者団の「順調ですか?」の問いに、「そうですね」と答えている。同じくリハビリ中で、西武時代を知る捕手の細川亨も「いいんじゃないですか」と手応えを語っていた。 しかし、これを伝え聞いた工藤公康監督は「肩の状態はいいと聞いている」と話しただけ。佐藤義則投手コーチに至っては「踏み出す左足は着地の部分までしっかりと修正すべきだが、できていないから下半身と左足の動きに合わせて右腕がスムーズに前に出てこない。それが問題」と具体的に厳しい評価を下した。 松坂の実戦復帰への思いとは裏腹に、首脳陣は全くそのレベルに達していないと見ていたのだ。 「ホークス内部からは『見守るしかない』と言う声さえ聞かれます。自分で考えた調整法を全く疑わず、我流を過信しているのを心配しているようでした。20代のころとは肉体も違う。30代半ばの身体を自覚し、それに適した練習をしているようには見えない。故障や不振から這い上がった経験を持つ工藤監督と比較する報道もあるが、松坂とは比べ物になりません。工藤監督はベテランになるにつれ練習量も増え、内容も変わっていきましたから」(前出の球界関係者) 日米通算164勝も挙げておきながら“野球の頭脳”の方は成長していないというわけか。 「交流戦最終週の6月9日からの本拠地6連戦、対阪神、広島戦で、松坂を一度、一軍登板させるかもしれない。佐藤コーチは、ここで投球フォームのチェックをするつもりです。もちろん今の状態では、本拠地で火ダルマになってそのまま二軍落ちする可能性もあるので、指導も何もできないかもしれませんが」(前出の地元紙記者)
-
-
アイドル 2015年05月30日 12時00分
【帰ってきたアイドル親衛隊】盆踊りの定番ソングにもなっている荻野目洋子「ダンシング・ヒーロー」
出会いは小学6年生の時だった。当時は学校が休みの平日や祭日には『おはようスタジオ』(東京12チャンネル(現テレビ東京))という朝の子供番組の観覧に行くのが楽しみだった。夏休みのある日に番組の観覧に行ったのだが、その時にミルクという小学生アイドルユニットがゲストとして出演していた。偶然にも年齢が一緒のこのグループには、荻野目洋子が所属していた。荻野目ちゃんは、このユニットに所属して『リトル・キッス』という曲を披露してくれた。同い年のアイドルに出会ったのはこの時が初めて、子供ながら嬉しかった。 それから数年が経ち、テレビで放送されていたアニメ『みゆき』を何気なく見ていたら主役の若松みゆき役の声優を荻野目ちゃんが担当していることを知った。当時は中学3年生だったが、大人っぽい落ち着いた雰囲気の声だったことで、エンディングロールで名前を確認するまで気が付かなかった。そこから毎週『みゆき』を見るようになったのだが、顔を認識できたのは番組終了する頃だった。 番組終了してすぐの1984年に、アイドル歌手としてデビューすることが決まり、岡田有希子や吉川晃司などと同期で、音楽祭の新人賞レースにも参加していた。しかし荻野目ちゃんはヒット曲に恵まれることもなく音楽祭での賞レースでは惨敗してしまった。音楽祭を何度も観に行っていた私は、荻野目ちゃんが気になる存在のひとりになっていた。 1985年に私はようやく荻野目ちゃんのイベントに行く決意をした。6枚目のシングル『心のままに〜I'm just a lady〜』の発売イベントがサンシャイン噴水広場で行われたのだが、一階席はすでに満席状態で観ることができるスペースがなかったので、ひとつ上のフロアで観ることにした。上から見下ろす感じだったが、視界良好で思っていた以上に遠さを感じない距離だった。この時は表題曲の『心のままに〜I'm just a lady〜』とB面だった『スイート・ヴァケーション』とデビュー曲の『未来航海-Sailing-』そして『恋してカリビアン』を歌ってくれた。ミニライブはあっという間に終わってしまったが、終演後の握手会で、小学生の頃に会った話をして荻野目ちゃんは喜んでくれた。 イマイチ売れなかったレコードだが、この次のシングル『ダンシング・ヒーロー』が大ヒットとなり、荻野目ちゃんは世間的に大ブレークを果たすことになった。以降も歌番組やバラエティ番組にも頻繁に出演するようになり、出待ちをいつもしていた私は、これまで以上に荻野目ちゃんと遭遇する機会が増えてきた。 実はこの頃に個人的にブレークの証として衝撃を受けたことがあった。プロ野球の西武ライオンズの選手だった秋山幸二の応援歌が荻野目ちゃんの『恋してカリビアン』だったのだ。当時は広島カープの応援団をやっていた私は、この応援歌を生で聞いたのは、1986年10月だった。この年のペナントレースは、パ・リーグは西武でセ・リーグは広島の優勝となった。10月に日本シリーズが行われた西武球場に行った時に、嬉しさと悔しさの複雑な思いが自分の中で交差していた。自分の好きな球団の対戦相手の選手の応援歌だったこともあり、曲を聞きながら盛り上がることもできなかった。とはいえ自分の好きな野球とアイドルが融合している現場を見ることができたのは嬉しかったので、心の中ではしっかり喜んでいた。 話が大幅に脱線してしまったが、当時の野球の応援歌に使われたということはメジャーな証でもあるので、荻野目ちゃんは完全にトップスターになり、出待ちも厳しくなり、実際に会える機会はほとんど無くなってしまった。その後に同級生と結婚をして育児をするようになり、次第に芸能界の仕事をセーブ。完全に芸能界と距離を置いていた感じだった荻野目ちゃんだが、昨年デビュー30周年を迎えたことで、再び芸能界へと戻って来てくれた。新曲の発売やコンサートの開催などファンにとって嬉しいことが続いた。 私もしばらく荻野目ちゃんに会っていないが、根拠は無いが近いうちに会えるような気もする。どんな形で再会できるのか楽しみにしたいと思う。その前に私にとって最大のイベントである盆踊りの季節がやって来るので、ここで仮想・荻野目ちゃん体験をしてきたいと思う。というのは東海地区を中心に盆踊りの定番ソングで『ダンシング・ヒーロー』が使用されているのだ。昨年は都内某所で『ダンシング・ヒーロー』を踊ってきたので、今年もどこかに踊りに行こうかと思っている。もし可能なら荻野目ちゃん本人の歌唱で踊ってみたいものだ。果たしてそんな夢は叶うかな?(ブレーメン大島=毎週土曜日に掲載)【ブレーメン大島】 小学生の頃からアイドル現場に通い、高校時代は『夕やけニャンニャン』に素人ながらレギュラーで出演。同番組の「夕ニャン大相撲」では元レスリング部のテクニックを駆使して、暴れまわった。高校卒業後は芸人、プロレスのリングアナウンサー、放送作家として活動。現在は「プロのアイドルヲタク」としてアイドルをメインに取材するほか、かつて広島カープの応援団にも所属していたほどの熱狂的ファンとしての顔や、自称日本で唯一の盆踊りヲタとしの顔を持つことから、全国を飛び回る生活を送っている。最近、気になるアイドルはNMB48の三田麻央。
-
芸能ネタ 2015年05月29日 15時00分
なぜかすっきりしない藤原紀香と片岡愛之助の熱愛報道
発売中の「女性セブン」(小学館)で熱愛を報じられた女優の藤原紀香と歌舞伎俳優の片岡愛之助だが、一部スポーツ紙が愛之助が破局したと思われたタレントの熊切あさ美と同棲していたマンションの家賃を現在も支払い続けていることを報じている。 記事によると、愛之助と熊切の間に溝が生まれたのは今春。愛之助が歌舞伎公演のほか、ドラマ3本の撮影を抱えるなど多忙になり、同棲生活を解消するため、愛之助は熊切に対し「仕事に集中するためだから少し家を離れたい」と説得。ホテル住まいを開始したという。 しかし、家賃はこれまで通り愛之助が支払い、駐車場も借りたまま。そのため、熊切はいつでも戻って来るからこそ家賃を払ってくれていると思っており、別れたとは到底思えず、また、愛之助の荷物が部屋に置かれたままになっているため、2人の食い違いが生まれているというのだ。 「愛之助が家賃を支払い続けなければならない何らかの理由を抱え、そのため、熊切が強気に出ている可能性もありそうだが…」(芸能記者) 渦中の愛之助は28日、中村獅童と沙織さん夫妻の披露宴への出席をキャンセル。ところが、そんな愛之助の胸中を“代弁”したのが日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」で司会をつとめる宮根誠司アナ。同日の放送で、愛之助に電話で真相を直撃したことを明かし、「愛之助さんに電話しました。紀香さんとは友達で、熊切さんとは別れたと言うてました」、「愛之助さん本人が言うてますからね。『4月にちゃんと別れた』とね」とすでに愛之助が熊切と破局したことを力説した。 一方の紀香は同日、「お騒がせしております」とのタイトルでブログを更新。愛之助との報道には直接触れなかったが、「自身からなにか報告したいことがありましたら、いの一番にファンの皆さまにお伝えしたいと思っています。心配しないでくださいね」とつづった。 「熊切の事務所は相変わらず、一部スポーツ紙に対して『別れたとは聞いていません。今まで通り仲良くしていると話しています』として破局を否定しているだけに、そのうち熊切本人がマスコミに対応することになりそう。愛之助は紀香に対して“不義理”があれば、離婚したお笑いタレントの陣内智則のようにそれなりの“制裁”を受けることになりそうだ」(同) いつまでこの“モヤモヤ感”が晴れないのか…。
-
-
その他 2015年05月29日 12時00分
【不朽の名作】いろんな意味で“迷作”の「北京原人 Who are you?」
はじめに断っておくが、この作品、どう考えても「不朽の名作」ではなく、「迷作」にあたるものだ。タイトル名は『北京原人 Who are you?』。1997年放映で、製作総予算は約20億円。東映、テレビ朝日、バンダイ、東北新社が共同製作にあたり、なぜこの作品を作ったのか? 未だに疑問の多い作品だ。 作品の話をする前に、サブタイトルの「Who are you?」について、ちょっと説明したい。実はこのサブタイ、放映当時は重要な意味を持っていた。当時は北京原人を誰が演じるかが伏せられており、映画公開までお楽しみとなっていたからだ。ちなみに、公開前に北京原人役の1人である、俳優の本田博太郎がトーク番組中に暴露してしまったことでも話題に。さらにどうでもいい情報かもしれないが、子供の北京原人役は、現在は、アニメ『黒子のバスケ』の黒子テツヤ役などで知られる、声優の小野賢章が演じている。 あらすじをざっくり解説すると、第二次大戦中に密かに中国から日本軍が回収した北京原人の化石のDNA使って、現在の日本でクローンを生み出すというもの。そこに、情報キャッチした、中国やアメリカも介入し、各国の思惑が交錯する中、緒形直人が演じる佐倉竜彦たち研究員が、どう北京原人に向き合うかという作品になっている。 そもそもこの作品、まじめに見ることはおススメできない。普通に見ようとすると高い確率で寝てしまうからだ。実際に筆者も過去に2回ほど途中で寝オチしている。しかし、「北京原人」という謎の多いテーマに挑んだ作品としては注目するべき点もある。実は、現在の人類を含むヒト属の研究というのは、恐竜以上に進んでいない。化石の発見数がとにかく少ないからだ。現在、北京原人が属する種と言われているホモ・エレクトスの化石数は、ビル・ブライソン著の『人類が知っていることすべての短い歴史』の言葉を借りれば世界中の化石をかき集めても、「スクールバス1台分(の人数に)に満たない」そうだ。それっぽい設定を作るのにも、化石研究なので情報が豊富な恐竜を扱った『ジュラシックパーク』よりもはるかに難しいのだ。 また、当時は、現在主流の、アフリカで20万年ほど前に旧人から進化した新人が、約6万年前から世界中に拡散した「出アフリカ説」の他に、原人が180万年ほど前にアフリカから出て、ユーラシア各地で進化したという「多地域進化説」というものそれなりの支持を受けていた。映画では「多地域進化説」に習って、北京原人がモンゴロイドの進化に関係していたという確信の元、ご先祖様の生態を知るために、再生実験が行われる。しかし、現在では、DNA研究などでこの今の人類と北京原人は全く関係ない種という結果がでている。というわけで、現在の説ではこの映画の目的自体が無意味になってしまうのだが、一応、今後作られることはないであろう意欲作とは思う。なので、どうしても最後まで観賞したいという人には、寝オチしないよう、無理にストーリーを追わずに、「笑い所」や「ツッコミ所」を探すことをオススメする。いくつか例をあげるので参考にしてほしい。 まず序盤だが、研究所の責任者である、大曽根を演じる丹波哲郎のヅラがものすごく気になる。前髪の縮れ具合が不自然すぎる。それに加え、佐藤蛾次郎のアフロ頭(こっちは自毛)まで登場して、北京原人の計画とはまた別の、マンモス再生実験の話までしだすので、色々気になりすぎて話が整理できなくなってくる。しかし、それで正しい。この設定は聞いてもあまり意味はないので。序盤はとにかく丹波哲郎に注目して欲しい。ノリノリで演じているので、見所満載でかなり笑えるキャラになっている。特に、北京原人の再生実験がひとまず成功して「いよいよ人間が神になる! 神になるぞー!」と叫ぶシーンでは、よく創作物で出てくる悪人ではないが、どうしようもない学者像というのをよく表現している。 肝心の北京原人再生計画なのだが、宇宙に行くというよくわからない方法で行う。どうやら「時間変異プロジェクト」という謎プランで、北京原人の成長を早める為に宇宙に行く必要があるらしい。ここでは無重力のシーンに注目しよう。ワイヤーで人を吊るしているのだろうが、結構それっぽくなっている。ちなみに、ここで国産スペースシャトルとして出てくる「ホープ」は資金難で計画倒れとなったが、実際に航空宇宙技術研究所(現在はJAXA)で計画のあった機体だ。もっとも、有人ではなく無人を想定して計画をされていたが。 さて、この映画一番の注目がこの宇宙での北京原人再生成功の後、事故で沖縄の離島に原人たちを乗せたベビーシャトルが落下した時のシーンだ。ここで緒形直人扮する佐倉竜彦が、同じ生き物であることを見せて原人を保護するために、なぜかパンツ一丁になる。理由は落ち着かせるためらしい。「いや、お前が落ち着けよ」とツッコミたくなるが、この後、「私も」と助手の竹井桃子役の片岡礼子まで上半身裸になる。そのおかげで、オッパイ丸見えの状態シーンがしばらく続くので、ここで男性は凝視して眠気を覚まそう。 この辺りを過ぎると、思わずツッコミをしたくなるような、気になる展開が満載で、逆に最後まで観賞したくなってくることだろう。まず男性・女性・子供の3人の原人に竹井が「タカシ、ハナコ、ケンジ」とそれぞれ適当な名前をつける。もっとちゃんと考えた方がいいのではと思っていると、今度はタカシに竹井がレイプされそうになる。この後の大曽根のセリフに注目だ。「なんで逃げてきた! もし子供ができれば彼らが我々の祖先だということが証明できるんだぞ!」とトンデモないセリフを吐く。いくらなんでもひどすぎる。 この後もギャグでやっているとしか思えない展開が続く。研究所が、実業団の陸上競技大会に北京原人のタカシ・ハナコを出場させるという暴挙に出るのだ。もう、ちょっとどころではないおかしさだ。笑いどころとしてはかなりの破壊力がある。さらにここで、中国政府が絡んできて北京原人は中国のものと主張し、タカシとケンジをさらってしまう。その途中、中華街で引田天功のマジックショーがあり、北京原人消失イリュージョンをやるなど、意味不明な展開が続く。 いろいろすったもんだの末、舞台は中国に移る。撮影スタッフが万里の長城を撮りたかっただけなのではという疑問もあるが、ここで何を思ったのか、ケンジが叫んで、序盤の話で出たシベリアの再生マンモスが中国に向けて激走する。テレパシー的な何かに反応したのか、マンモスが逃げ出した理由は謎だ。そもそもシベリアからどう中国まで行くのか、そんな疑問の説明もある訳なく、最後はそのマンモスと一緒に北京原人たちは、化石が発見された山に帰ってしまう。しかも佐倉の「あそこには本当の自由があるんだ」という独断で。 散々大規模に意味のわからない展開を続けてこんなオチである。ストーリーは追わない方がいい。しかし、今だからこそ、この映画は地上波で放送すべきだと主張したい。あまりのツッコミ所の多さに、Twitterやネット掲示板で行われる、複数参加の番組実況ならばかなり盛り上がるはずだ。(斎藤雅道=毎週金曜日に掲載)
-
芸能ニュース 2015年05月29日 11時45分
綾野剛、主演男優賞受賞も「敗北感」 気持ちは次へ
「第24回日本映画批評家大賞」の授賞式が28日、東京の中野ZEROホールで開催され、昨年4月に公開された『そこのみにて光輝く』が監督賞(呉美保)、主演男優賞(綾野剛)、助演女優賞(池脇千鶴)、助演男優賞(菅田将暉)の4部門を受賞した。 第38回モントリオール世界映画祭最優秀監督賞、第69回毎日映画コンクールの日本映画優秀賞をはじめ、数々の映画賞を受賞した本作。綾野は主演男優賞のトロフィーを受け取ると、「撮影は2年前。数々の賞を頂きましたが、みんなで賞を受け取るのは今日が最後だと思います。長い旅がひとつ終わったかのように感じていたのですが、皆さんの中で『そこのみにて光輝く』が新しい始まりとなって、今日の日を迎えられたら本当に幸せだと感じています」とスピーチ。 続けて「引き続きこの作品と共に生きている方もいらっしゃいますが、僕たちはそれでは敗北します。この賞を頂きながらも、この敗北感を抱えながらも、次の作品にきちんと気持ちを向けて新たな役を生きたいと思います」と受賞の喜びをかみしめつつ前を向いた。 また、助演女優賞の池脇も「あたしにとって映画はいつまでたっても憧れであって、まだまだ届かないことだらけ。33歳なので、これからも色々なことに挑戦していきたいと思います」としみじみ。助演男優賞の菅田も「なんといっていいやら、こんなに嬉しいことはないです。僕にとってすごく誇りに思える作品です。感謝しています」とそれぞれに本作での受賞を喜んでいた。(取材・文:名鹿祥史)第24回日本映画批評家大賞 受賞作品・受賞者は下記の通り○アニメ部門作品賞 『楽園追放 -Expelled From Paradise-』 監督賞 米林宏昌『思い出のマーニー』功労賞 梅澤道彦・阿部秀司 『STAND BY ME ドラえもん』声優賞 山寺宏一特別賞 『ジョバンニの島』Production I.G○実写部門新人女優賞(小森和子賞):大島美幸(『福福荘のうたR福ちゃん』)小芝風花(『魔女の宅急便』)新人男優賞(南俊子賞):登板広臣(『ホットロード』)工藤阿須加(『百瀬、こっちを向いて』『1/11 じゅういちぶんのいち』)新人監督賞:蔦哲一朗(『祖谷物語-おくのひと-』)ドキュメンタリー映画賞:時田美昭『夢は牛のお医者さん』編集賞(浦岡敬一賞):清野英樹『捨てがたき人々』監督賞:呉美保(『そこのみにて光輝く』)作品賞:ゼロ・ピクチュアズ「0.5ミリ」(登壇者 安藤桃子)助演女優賞:池脇千鶴(『そこのみにて光輝く』)助演男優賞:菅田将暉 (『そこのみにて光輝く』)主演女優賞:安藤サクラ(「0.5ミリ」「百円の恋」)主演男優賞:綾野剛 (『そこのみにて光輝く』)ゴールデン・グローリー賞(水野晴郎賞):山谷初男 江波杏子ダイヤモンド大賞(淀川長冶賞):藤竜也
-
芸能ネタ 2015年05月28日 17時00分
芸能人女性の落とし方(35)〜ビリギャル有村架純とベロチューする方法〜
5月1日から公開されている有村架純の主演映画『ビリギャル』は、オープニングの週末2日間だけで22万人以上の観客動員を記録し、以降も順調に客足を伸ばしている。そんな彼女は朝ドラの『あまちゃん』でブレイクして以降、現在は月9出演や映画主演と今や飛ぶ鳥を落とす勢いだが、それまでの道のりは決して平坦なものではなかった。 有村はまだ素人だった中学3年の冬、女優の道を志し、芸能事務所のオーディションを受けるも、関西弁訛りと身体の太さから落選してしまう。だが彼女はそこでは諦めることなく標準語を徹底的に頭に叩き込み、身体も絞った後、再度同じ事務所のオーディションを受け合格を掴み取った。しかしデビューしてからも思うように物事は進まない。CM、ドラマ、映画のオーディションにはことごとく落ち、さらに2013年にはジャニーズグループ『Hey!Say!JUMP』の岡本圭人とのニャンニャン写真が流出する。現在、彼女が出演している月9ドラマ『ようこそ、わが家へ』では、裸で男と抱き合っている恋人とのベッド写真で脅迫されるというシーンが話題となったが、それは過去の有村を思い起こさせるような展開だったため視聴者を驚かせた。 このように多くの辛酸を舐めてきた有村だがその部分にこそ、彼女を落とす糸口がある。現在はヒット作に恵まれ勝者とも言える有村だが、過去の経験から戦いに負けた敗者の気持ちも理解できるはず。というわけで『ビリギャル』ヒットに感謝した有村は来年、勝者と敗者が入り混じる慶應大学の合格発表に姿を現す可能性がある。そこでこちらがやることはまず、学生服を着込み、牛乳瓶の底のような分厚いメガネをかけ、手には国語辞典を手にしてから現場に向かおう。実年齢は高ければ高いほど成功率はあがる。そして合格の発表が始まったら有村の近くでこう叫ぶこと。 「ほわわわわぁぁぁぁああ!! これで10浪決定じゃぁぁぁぁい!!」 そのまま床に寝転び、全力で手足をバタつかせ悔しがれば、有村は同情の眼差しを向けてくれる。するとそのアクションを見たアメフト部が、合格したものと勘違いし胴上げ開始。それでも全身を使って全力でジタバタすれば軌道がズレて、下のコンクリートにそのまま落下することができるだろう。そこまで来たら後は失神したフリをして、白目の状態で舌を出せばOK。そう、これはまさに全人類の記憶に焼きついて離れない1983年、猪木VSハルクホーガン戦、『猪木舌出し事件』の再来である。あの歴史的瞬間に近い光景を目の当たりにした有村は興奮し、キスがしたくてたまらなくなる。なぜなら2013年のドラマ『スターマン この星の恋』にて有村架純が初のディープキスシーンに挑んだ相手は50代のベテラン俳優・國村隼であった。そこでおじさんとのキスの味を覚えたであろう彼女は、舌を出しているおじさんに遭遇した場合、キス衝動が沸き起こってもおかしくはない。つまり有村は舌出し事件の興奮と相まって、そのままベロチューをしてくれるはず。 以上のように有村ほどの人気女優を普通の方法で落とすのは難しい。なので自分から先に失神して落ちることで、相手を逆に落とすことができるのである。(文・柴田慕伊)
-
芸能ネタ 2015年05月28日 15時30分
菜々緒のハートをゲットした長身イケメン俳優・間宮祥太朗
発売中の「女性セブン」(小学館)が、モデルで女優の菜々緒が5歳年下の俳優・間宮祥太朗と交際中であることを報じている。 同誌によると、2人は13年放送のドラマ「ミス・パイロット」(フジテレビ)で共演して知り合い、半年ほど前から交際に発展。今月下旬の午後10時半過ぎ、2人は都内にあるダイニングバーで食事を楽しんだ後、タクシーに乗り込み菜々緒の自宅マンションへ。翌朝、菜々緒の自宅を出た間宮は電車でドラマの撮影現場に向かったという。双方の所属事務所は一部スポーツ紙に対して「交際はしておりません」と男女の関係を否定しているのだが…。 見事に菜々緒のハートをゲットした間宮は中学生時代、現在は休刊中のファッション誌「Hana*chu→」(主婦の友社)で男子中学生の読者モデル「男チュー」をつとめ、「スマイル王子」と呼ばれ、同雑誌内で特集を組まれるほどの人気者となった。 モデル活動を経て、08年放送の「スクラップ・ティーチャー〜教師再生」(日本テレビ)で俳優デビュー。以後、「花ざかりの君たちへ〜イケメン☆パラダイス」(フジテレビ)、「弱くても勝てます 〜青志先生とへっぽこ高校球児の野望」(日テレ)、「水球ヤンキース」(フジ)、「学校のカイダン」(日テレ)など話題作にイケメン役で出演し、30日スタートの「ちゃんぽん食べたか」(NHK)に出演する。 「所属事務所は小栗旬、綾野剛と同じ事務所。いま、事務所は2人の後釜を育てようとしているが、間宮は後釜候補の筆頭格。女性ファンが多いだけに、ここで菜々緒との交際を認めるわけにはいかなかったと思われる」(芸能プロ関係者) 事務所の先輩である小栗の派手な女遊びは“お手本”にしないでいただきたいものだ。
-
-
芸能ネタ 2015年05月28日 15時00分
加藤綾子 日本テレビ・笹崎里菜の憧れ発言に「一緒にしないで」
日本テレビの話題の新人、笹崎里菜アナ(23)がフジテレビのカトパン・加藤綾子アナ(30)を目標にしているという。しかし、目標とされた加藤アナは「一緒にしないで」「迷惑」と完全無視を決め込んでいるとか。 笹崎アナといえば、入社前から超の付く有名人。大学時代に銀座のホステスとしてバイト。入社内定後に、それが明るみになり、内定取り消し。それを不服とした笹崎アナは訴訟を起こし抗議。最終的には入社が認められた。 「間もなく研修を終え画面に登場するでしょうが、頭が痛いのはどこで起用するか。彼女が出る番組というのはマスコミの注目の的だし、スポンサー受けも細心の注意を払わなければいけない。BSか早朝番組にチョイ出しして、その後は人事異動で他部署に飛ばす案も出ています」(テレビ雑誌編集者) 同局は、失態を犯した人気のSアナ、Nアナらを退職に追い込んでいるのは有名な話。 「神奈川県出身でお嬢様大学の出身。じゃあ、なんで銀座ホステスなのか。真相は不明だが、大学時代のカレ氏とのラブラブ写真や客とのご機嫌写真、不謹慎なツイッター…などなど知人によって暴露されている。ネットでは“ブラックアナ”という新語にまでなっている」(同) そもそも、どうして彼女は局アナを目指したのか。 「目標がフジの加藤アナらしいんです。理由は『ホスト遊びした過去があっても人気が出るんだ』と似た境遇にシンパシーを感じているのでしょう。笹崎アナは局を超えて“ササパン”で売り出したいらしい」(テレビ局制作スタッフ) 「確かに、加藤アナは学生時代のヤンチャ写真が複数流出。でも、それは本人も認めていて言い訳もしない。しかも、入社後はいたって品行方正。爽やか巨乳で常に人気トップ。局への貢献度も絶大。加藤アナが仮にAV嬢、風俗嬢でも結婚したいというマスコミ人はゴマンといますよ。笹崎アナとでは格が違う」(女性誌記者) 笹崎アナの“目標”であることは、加藤アナも耳にしているらしく、 「カトパンは『あの子、そうなの。迷惑だわ』と無視体制。フリーの田中みな実(28)を引き合いに出し、『みな実ちゃんが言った“ライバルはカトパン”発言はちょっとうれしかったけどね』と大人の対応です」(フジテレビ関係者) がんばれササパン!?
-
レジャー
マイルCS確定 古谷指名 大穴 ロジック
2006年11月17日 15時00分
-
レジャー
マイルCS メジャーGI連覇だ
2006年11月13日 15時00分
-
レジャー
GII AR共和国杯 ドラゴンキャプテン嵐呼ぶ
2006年11月04日 15時00分
-
レジャー
JBCマイル バトラーV4で決める ダート界制圧
2006年10月30日 15時00分
-
レジャー
GI天皇賞・秋追い切り速報 バランスオブゲームまた固まった
2006年10月25日 15時00分
-
レジャー
GI天皇賞・秋 注目は黄色と黒の縦ジマ勝負服 狙え!社台ファーム2頭 ダンスインザムードとローエングリン
2006年10月24日 15時00分
-
レジャー
GI菊花賞追い切り速報 フサイチジャンク反撃
2006年10月18日 15時00分
-
レジャー
GI秋華賞 藍子 キス&キッス軸
2006年10月14日 15時00分
-
レジャー
GII毎日王冠 テレグノシス花道V
2006年10月07日 15時00分
-
芸能ニュース
よしお兄さん、だいすけお兄さんの結婚を祝福「直接聞きました」 パパとしての喜びを語る
1999年11月13日 11時50分