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社会 2017年09月15日 10時00分
天下の猛妻 -秘録・総理夫人伝- 田中角栄・はな夫人(上)
田中角栄元首相については、読者諸賢、知識を相当にお持ちと拝察している。 学歴は旧制尋常高等小学校卒。16歳で単身、新潟から上京。職を転々、一方で苦学の上、やがて土建会社をおこし、そして政界入りした。「決断と実行」のもとに、道路、新幹線、住宅、河川整備、電源開発など、荒廃したこの国の再建へ向け、じつに33本の法律(議員立法)もつくってみせた。田中の存在なくば、戦後の復興は大きく遅れていたものと思われる。そのうえで、都市と地方の「格差是正」「過疎・過密解消」に向けて『日本列島改造論』を引っ提げ、ついには「今太閤」ともてはやされ天下を取ってしまった。 しかし、金脈・女性問題を問われて首相の座を追われ、ロッキード事件で嫌疑を問われ、裁判のさなかに病に倒れてその人生に幕を閉じた。まさに、昭和のこの国の勃興期を走り抜けたドラマチックこのうえない人物であった。それが諸賢の知る「田中角栄像」だったと思われる。 そこで、英雄色を好む、今回は“田中と女”に絞ってその人物像を浮き上がらせてみたい。 男は人生で女とどう関わったかで、その人物の器量が問われる。そうした華やかな女性関係のはざまに立ち、人知れず胸を痛めていたのが妻・はなであったことは言うまでもなかった。 筆者は48年、永田町を取材しているが、振り返って田中くらい女性にモテた政治家を知らない。隠れて悪戦苦闘、不倫だ、ゲスだと指弾を浴びて消えていくいまの政治家とは雲泥の差、堂々の“女遊び”っぷりでもあったのだった。 田中には郷里・新潟の同郷で、陣笠代議士の頃から亡くなるまで関係のあった秘書として公私とも二人三脚で歩んだ「越山会の女王」「金庫番」とも呼ばれた佐藤昭子、田中土建工業社長の頃からの顔なじみで身請けした「花街の母」とも言われた花街・神楽坂の元芸者の辻和子が愛人としての“双璧”である。佐藤、もとより辻の2人には、それぞれ子供がいる。 田中がいかに女遊びの達人だったか、かつモテたのか、こんなエピソードがある。 田中の秘書を長く務めた故・早坂茂三(のちに政治評論家)は、筆者にこう話してくれたことがある。 「田中は、まあモテたね。玄人、シロウト関係なしだ。一言で言えば、遊び慣れていたからだ。何事も『イエスか、ノーか』でやる。仮に『ノー』なら、それ以上はネチネチしない。『そうか、そうか』であきらめる。芸者などの玄人筋の女性が一番嫌うのは、しつこく、デレデレ、ジメジメ型。そして、一度でも関係を持つと“旦那ヅラ”をする輩だ。田中は、まったくそうしたタイプではなかった。もとより、カネばなれはいい、座敷も陽気そのもので、田中が来ていると大声で笑いがたえぬから、ほかの座敷にいる芸者たちが田中の座敷に行きたがってソワソワしていたものだ。 田中土建工業社長の頃は、神楽坂の老舗料亭だった『松ヶ枝』(戦後政治の“舞台裏”であった)でも大いに遊んだ。あるとき、仕事を取るために仕事先の親方を接待、7、8人の芸者をあげてドンチャン騒ぎの末、田中は親方に向かってこう言ったそうだ。『あとは、いい妓を見つくろってよろしくやってくれ。いい夢でも見てくれ』と。時に、まだ20代の後半だ。大物になる人物は、やっぱり若くして何かが違うナ」 もう一つ、こちらは田中が幹事長の頃のエピソードである。田中をよく知る政治部記者の証言だ。 「田中と財界人との懇談会が赤坂の料亭であった。このとき、ある財界人が執拗に自民党幹事長ポストと政治献金との関わりを問い質した。すると、田中いわく『あなたは私たちが利権屋と組んで政治をやっているとお考えなのか。政治はそんな腐った根性ではできんッ。私があえて幹事長になったのも自民党を思えばこそ、この日本を愛すればこそなんだッ』と一喝、席を立ってしまった。 そのとき、はべっていた芸者の一人が、そのカッコよさに『ああいうの、おか惚れしちゃうなぁ』とシミジミため息をついていたと、別の芸者が言っていた。田中には、男女問わず、このように妙に人を惹きつけてしまう“引力”があった」 しかし、こうした女遊びの達人、モテ男を亭主に持ったカミサンはタイヘンである。田中の妻・はなは、離婚経験のある8歳年上である。はな周辺を取材してみると、異口同音に出てきたのが次のような証言だった。 「徹底して、表に出ることをよしとしなかった。政治の世界はなおさら」「あの人から、人の悪口というものを聞いたことがない」「一度として、怒ったことを見たり聞いたことがない」「田中の女性関係もそれなりに耳に入っていただろうが、愚痴を聞いた人は一人もいなかった」。 この田中夫妻、それでも51年に及ぶ結婚生活をまっとうした。“円満”の秘訣は、いったい何だったのか。(この項つづく)小林吉弥(こばやしきちや)早大卒。永田町取材48年余のベテラン政治評論家。抜群の政局・選挙分析で定評がある。著書に『決定版 田中角栄名語録』(セブン&アイ出版)、『21世紀リーダー候補の真贋』(読売新聞社)など多数。
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スポーツ 2017年09月14日 15時00分
阪神・金本監督が清宮、安田、中村のドラ1指名で球団と対立
清宮、中村、安田の指名から下りる? アニキはささやかな“反逆”に出た。 9月1日の中日戦、金本知憲監督(49)は新人の大山悠輔(22)を『4番・一塁』でスタメン起用した。トラ史上、新人が4番を務めるのは53年ぶり。翌2日は試合を決める一発を放ち、「新人4番の本塁打」は'92年7月の元広島・町田公二郎以来、25年ぶり。阪神では2リーグ制以降初の快挙だ。期待に応えた大山は凄いが、ポイントは、ロジャースがスタメンから外されたこと。フロントが陣頭指揮を執って途中獲得した“助っ人”だ。 「大山が金本監督たってのお願いで1位指名された経緯は繰り返すまでもありません。素材としては一級品でも、1位指名しなくてもよかった大山の指名を繰り上げたことで、即戦力投手の補強ができなくなりました。その大山は、春先は変化球に対応できなかったのが、今は全然違う。4番で結果を出したことは、金本監督からすれば、『オレの眼に狂いはなかった』という自己主張そのものです」(球団関係者) 要するに、昨秋のドラフト会議では即戦力投手の獲得論を推すフロントが折れた。7月のジェイソン・ロジャースの緊急補強では「若手のチャンスが減ってしまう」とこぼしていた金本監督のほうが、持論を引っ込めたというわけだ。 ロジャースの勢いが止まり、大山がチームを勝利に導いた。この“金本采配”が、若き怪物たちの運命を決める今秋のドラフト会議にも影響してきそうだ。 「早実・清宮幸太郎、広陵・中村奨成、履正社・安田尚憲、横浜・増田珠…。清宮がプロ入りを正式に表明すれば、中村、安田を合わせた3人とも競合・抽選になるのは必至です。今年は社会人野球に好投手が多いので、あえて清宮たちを見送り、即戦力投手を一本釣りする方法もあります。阪神がピッチャーに切り換えたとの情報も錯綜しています」(同) 特に、JR東日本の好左腕・田嶋大樹(20)は高い評価を受けている。阪神フロントにすれば、藤浪晋太郎、岩貞祐太が不振に陥っただけに、「堅実に即戦力投手を!」と思うのは当然のこと。 「'05年以降、リーグ優勝から遠ざかっています。これ以上は、営業的に危険との声も出ている」(在阪記者) 金本監督は甲子園のライトスタンドからブーイングが起こる危機意識は常に持っているものの、「即戦力投手の獲得」には難色を示している。ロジャース獲得の時は折れた。今度は、フロントと金本監督のどちらが折れるのか…。去る8月25日深夜、宿敵巨人との3連戦初戦を終えた金本監督は、四藤慶一郎球団社長に呼び出されている。 「高野栄一球団本部長も同席していました。宿舎ホテルでの緊急会合で、名目は拡大編成会議でした」(同) フロント側が切り出したのは、ウェーバー公示が確実となった日本ハムのルイス・メンドーサを獲るか否かだった。8月10日の巨人戦で、勝ち頭のメッセンジャーを骨折で欠いている。 トレード、補強は7月末までだが、在籍球団が支配権を放棄するウェーバー公示なら、話は別。クライマックスシリーズを勝ち上がるため、獲得で合致したが、同日に金本監督はスカウト会議でまとめられた中間報告も聞かされている。 直近のスカウト会議は14日だった。 「U-18大会(カナダ)は複数体制でスカウトが現地入りすることが確認されました。進路不透明な清宮は1位候補のまま継続調査。あと、広陵の中村を大絶賛していました」(在阪記者) 昨年最後の東京遠征で、金本監督はやはり四藤社長らと“会食”している。その席で、田中正義(現ソフトバンク)、佐々木千隼(現ロッテ)の即戦力投手獲得論を聞かされていた。ドラフト前夜、金本監督の希望で大山指名に一変した経緯、ロジャース獲得で意見が衝突したことも考えると、両者は“大人の関係”をギリギリ維持している。 「去年8月の拡大会議で、金本監督から糸井嘉男獲得をお願いされました。この時期の拡大会議で現場とフロントが会うことは非常に重要な意味を持ちます。今年、国内FA権を取得した日ハムの中田翔がどうなるのかも確認されました」(同) 中田のFA宣言が現実となれば、ロジャース、大山、原口文仁が一塁の守備位置で重複。ここに清宮が入れば“玉突き事故”は他ポジションにも飛び火する。 「広陵の中村はメジャースカウトも認めていました。あれだけ打てる捕手はアメリカにもいない、と。高卒捕手はプロで覚えることが多いので時間が掛かります。一昨年は金本監督の就任、昨年は糸井獲得。オフの話題をそのままシーズンに持ち込み営業収支を上げた阪神にすれば、オフの話題作りは必須です」(取材記者) スター性を秘めた高校生野手がこれだけ揃う年は滅多にない。12年以上優勝から遠ざかるのは確かに危険だが、金本監督は就任時、生え抜きの長距離砲を育てるとファンに約束した。 これ以上フロントと衝突してでも、「清宮、安田、中村が欲しい」の意見を押し通せるか。ちなみに、清宮は阪神ファンだ。
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芸能ネタ 2017年09月13日 12時50分
笑いのカリスマ・松本人志の原動力となっている「秋子さん」の存在
ツイッターのリプライや“いいね”の多さが、芸能人ではトップクラスのダウンタウン・松本人志。東野幸治らがMCを務め、松本がレギュラーコメンテーターとして出演中の『ワイドナショー』(フジテレビ系)には、某大手Webサイトの記者が3人がかりでチェックして、速報記事にしているというから、その“バズリ方”は大きいようだ。 お笑い芸人は、自身の生い立ちから近況、友人、身内までのすべてを笑いに変換する。特に、松本のような関西芸人は、自虐な域にもダイブする。これまでにも、弟の知名度を利用する兄、離婚したときに電子レンジ1個だけを持って帰ってきた姉、「折り合いが良くなかった」亡き父・譲一さん(享年81歳)との思い出、そんな譲一さんの葬儀で見せた母・秋子さんの驚きの言動など、一見するとネガティブな実話を、すべてすべらない話に替えてきた。ルーツとなっているのは、貧乏な幼少期を明るさと知恵で支えた秋子さんだ。 04年のクリスマスシーズンに、作詞が松本、作曲&編曲が槇原敬之による共作『チキンライス』がリリースされているが、この歌詞は、松本の幼いころの原風景。「たまの外食で高いものを頼むと、2度と連れて来てもらえないような気がして、親に気を遣って、安いチキンライス」と、等身大の歌詞を綴っている。 伝説のコント番組『ダウンタウンのごっつええ感じ』(フジ系)にも、秋子さんはたびたび出演。といってもご本人ではなく、秋子さんがモデルとなった大人気コント“おかんとマー君”だ。おかんを松本、息子のマー君を相方の浜田雅功が演じたが、この台本を書いていたのは松本。小さいころ、実際に親子で交わした会話がベースとなっていた。同番組ではさかんに、「母の秋子」がコントやフリートークで登場していた。 幼なじみで、ダウンタウンの最強ブレーンである構成作家・高須光聖さんとの深夜ラジオ『放送室』(TOKYO FM)にも、秋子さんが登場。こちらもやはり本人ではなく、秋子さんが趣味で作っていた俳句を詠みあげて、老人の労を笑いで称える内容だった。 しかし、時にはメディア露出もある。06年、特番の『お笑い芸人親子で漫才王座決定戦スペシャル』(フジ系)では、リアルな親子漫才を披露。『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ系)にも、出ている。同番組は身内ネタが豊富とあって、たった1度、譲一さんも69歳のときに出演している。 譲一さんが亡くなったのは、14年8月。そのおよそ2か月後、松本は芸歴35年にして初の単独ローカル冠番組『松本家の休日』(朝日放送)をスタートさせている。“おかんとマー君”をおよそ20年ぶりに復刻させるべく、“松本家のお母ちゃん”となって女装しているのだ。 これは、父の逝去によって独り身となった秋子さんの寂しさを埋めるため、そして、番組収録を理由に帰省するためにはじめた冠番組だと推測される。家族4人で、安く楽しむ休日がモチーフになっているのも、やはり松本の原風景といえよう。 秋子さんは、松本が監督を務めた映画『さや侍』(11年)が公開されたとき、「立て続けに3回観た」という。54歳になった“日本を代表する笑いのカリスマ”松本も、母にとっては一生かわいい子ども…なのだ。(伊藤雅奈子)
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芸能ネタ 2017年09月12日 21時50分
ゴールインが近そうな岡田義徳と田畑智子
交際が報じられている俳優の岡田義徳と女優の田畑智子が結婚の意思を固めたことを、発売中の「女性自身」(光文社)が報じている。 2人の交際は11年9月に一部週刊誌に報じられ発覚した。交際は順調かと思われたが、15年11月、田畑が岡田のマンションで手首を切り病院に搬送されたため、自殺未遂説が浮上。一時期は破局説も浮上していたが、昨年7月、復縁していたことが報じられていた。 同誌によると、ついに数カ月前から2人は同棲生活をスタートさせていたのだとか。同誌記者が岡田に来年早々に結婚予定であるのかを直撃すると、「結婚に向けて動いています。ご心配をおかけした皆さんに、少しでも良いご報告ができればなと思っているんです」と結婚宣言。すでに、田畑の両親にあいさつを済ませたことも明かしたという。「もおもと、田畑は精神的に不安定なところがあり、破局・復縁を繰り返しているうちに自殺未遂騒動が起こってしまった。そのご、2人は距離を置いていたが、やはり田畑が岡田なしではダメだったようで結局復縁。ゴールイン間近となったようだ」(芸能記者) 岡田は「ご両親も認めてくださっていると思います」と同誌に語ったのだとか。しかし、同誌が田畑の実家である京都の老舗料亭を訪れ、田畑の母親を直撃すると、「基本的に、結婚には反対なんですわ。だって、仕事ちゃんとしてるんやろか」と微妙な反応。自殺未遂騒動の件がいまだに気になっていることを明かしたというのだ。「岡田は決して主役級ではないため、今後の先行きはなかなか不安定。田畑の母親はそのことを心配しているのでは。いざとなったら、田畑の実家に帰って跡取りになるのもありだと思うが」(同) 田畑の母親の“物言い”で岡田は奮起しそうだ。
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芸能ネタ 2017年09月12日 18時00分
事務所退所でネット放送もSNSも解禁か!? どうなる元SMAP3人の今後
8日にジャニーズ事務所を退所した元SMAP・稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾のネットを通じた今後の活動に注目が集まっている。 3人の写真はこれまでインターネット掲載がNGだったが、11日から香取の代理人が正式にインターネット上で解禁すると回答。稲垣、草なぎも同じ代理人のため、同様の対応とみられている。 ブログやツイッター、インスタグラムなどのSNSを使用して人気の芸能人は多い。市川海老蔵はブログでの発言が毎回のように話題となり、藤田ニコルのツイッターはフォロワー200万人を突破。渡辺直美のインスタグラムのフォロワー数は700万人超えで日本一だ。元SMAP3人の知名度ならば、これらネットで人気の芸能人たちに匹敵する影響力を持つ可能性も十分にあるだろう。 実際にネット上でも「ブログ・ツイッター・インスタとかSNSも、もしかしたらやる可能性もあるってことかな?」「むしろこれからは自分から積極的に売り込んでいきたいだろうからな。それどころかインスタとか始めて積極的に写真出せばさらに好感度上がる」とSNSでの発信力を期待する声が多くみられた。 ネットフリックスやAmebaTV、Amazonプライムなど、ネット配信系の番組に出演することに期待している人も多いようで「出演したら絶対契約する」という声もある。逆にジャニーズ事務所のネットでの方針については「ネット販売の雑誌でもジャニーズのタレントが表紙だと、そこだけシルエットだったり、今どき時代錯誤だなあと思っていました」「この時代に写真はだめなんて、事務所はおかしいと思う」と疑問の声があがっていた。 しかし、ジャニーズ事務所の影響力は依然、テレビを中心とするメディア業界では強く、メリー喜多川副社長との問題が解決したとは言いがたい。ネット上では元所属事務所に出演チャンスを潰されるのではという憶測も飛んでいる。 今後も元SMAP3人の活動に注目が集まりそうだ。
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社会 2017年09月12日 10時00分
安倍自民総崩れ 高笑い小池新党がのみ込む前原民進党
加計学園問題などで支持率が急落したが、内閣改造でかろうじて息を吹き返したかのように見える安倍政権。しかし、自民党ベテラン議員は「“ポスト安倍”争いは激しくなるばかりだ。10月の衆院トリプル補選の結果次第では党内が総崩れになりかねない」と、危機感を募らせる。その元凶の一つが、麻生太郎副総理兼財務相と菅義偉官房長官の激しい対立だ。 8月29日早朝、北朝鮮のミサイルが日本上空を通過したことを受け、菅氏は臨時記者会見を行った。しかし、「会見場はかなりの緊迫感に覆われていたが、菅さんは何だか余裕の表情だった」(全国紙政治部記者)という。その理由を、自民党関係者はこう見立てる。 「27日の茨城県知事選の結果ですよ。自公推薦で新人の大井川和彦氏が、現職で7選を目指した橋本昌氏に約7万票の差をつけて当選しましたが、あれは事実上、菅さんが陣頭指揮を執っていた。あまり感情を表に出さない菅さんですが、大井川氏の勝利でかなりご機嫌だったと聞いている」 大井川氏は地元茨城出身で東大法学部卒業後、通産省(当時)に入省。経産省を退職後、マイクロソフトアジアを経て、IT関連企業トップ「ドワンゴ」の役員となった。その大井川氏の擁立を、自民党茨城県連会長の梶山弘志地方創生担当相と二人三脚で練りに練って決めたと言われる菅氏は、茨城に岸田文雄政調会長、小泉進次郎筆頭副幹事長などを送り込むと同時に、様々な工作を仕込んだとされる。 「建設、厚労、電機関係などの職域に強い影響力を持つ族議員30人前後を送り込み、それぞれの業界を徹底して大井川氏支持になびかせたと聞いています。また、東京都議選でねじれた公明党に対しては人脈をフル稼働して支持を取りつけ、山口那津男代表、石井啓一国交相らも応援に入ったことで、創価学会票もほぼ大井川氏に流れることになったのです」(地元記者) しかも、一部報道では自民党系列の県議らに6000万円からの現金がバラまかれたなどというキナ臭い話も飛び出す始末。なぜここまで菅氏は茨城県知事選にこだわったのか。自民党ベテラン議員の話。 「一つはもちろん、内閣改造直後の大きな選挙だったこと。安倍内閣の支持率回復のアピールには絶好のチャンスで、勝てば10月の補選に向け勢いをつけられる。二つ目は、梶山氏の父の故・梶山静六元官房長官が、菅氏の“政治の師”であること。茨城で自ら息のかかった知事を誕生させることは、菅氏の強い気持ちの表れである一方、勢力拡大の意味でも大きい。そうした動きや、無派閥だがしっかり『韋駄天の会』といった自身の勉強会の活動を活発化させるところを見ても、単に安倍首相の女房で終わりとは思っていない。仮に総裁選となれば地方票も大きい。地元神奈川は当然、これで茨城でも力を強めたことになる」 これらに加えて、菅氏が茨城県知事選に心血を注いだ理由に、麻生氏の存在があるという。 「今回の内閣改造を巡っても、菅さんと麻生さんの犬猿の仲ぶりがかなり出たと聞いています。改造直前、安倍首相に麻生さんが、加計、森友学園問題の火消しの失敗の責任は菅さんにあるとして、支持率低下を含め責任を取らせるべきと進言したという。それでも首相は菅氏を続投させただけに、菅氏としても茨城県知事選で負けるわけにはいかなかった」(前出・自民党関係者) 麻生・菅バトルは今回ばかりではない。昨春、消費税率10%への引き上げでも対立したとされ、麻生氏は予定通りの増税実施を主張。一方の菅氏は反対し、これも最終的に安倍首相が菅氏に耳を傾け再延期となった。 また昨年10月の衆院福岡6区補選では、麻生氏が福岡県連会長の長男・蔵内謙氏を担げば、菅氏は鳩山邦夫元総務相の次男・二郎氏を支援し分裂。結果、菅陣営に軍配が上がっている。 「こうなったのは安倍首相にも責任がありますが、政権を支える2人がここへ来てさらにバチバチでは先が思いやられる。しかも自民党内では、野田毅前税制調査会長や村上誠一郎元行政改革担当相らが中心となった勉強会に続き、8月25日には有志議員でつくる勉強会『日本の明日を創る会』が設立され、“安倍降ろし”の空気が蔓延し始めている。こんな状態で補選など戦い抜けるのか」(別の自民党関係者) そんな状態の自民党をさらに大きく揺さぶるのが、小池百合子東京都知事の側近の若狭勝衆院議員が立ち上げた日本ファーストの会、その先にある小池新党への動きだ。 「9月1日に民進党代表選が行われ、前原誠司氏が枝野幸男氏に大差で勝ちましたが、その最大の勝因は、前原氏が共産党などとの野党連合を否定し、『共通の認識があれば小池新党との連携を模索したい』との発言が、議員間やサポーターに支持されたからです。党内部では、先に離党し小池新党との連携を目指す細野豪志氏や長島昭久氏らに続き、泥船の民進党から飛び出そうという勢いが止まらない。そのため、いずれは左派勢力と分裂し前原代表を中心とする民進党が、小池新党に飲み込まれる可能性も高い」(民進党関係者) その小池新党に自民党は対抗できるのか。最大の節目は、やはり10月22日の衆院トリプル補選だ。 安倍自民が自滅しかねない状況に小池氏の高笑いが聞こえてきそうだ。
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芸能ネタ 2017年09月10日 12時00分
矢口真理 今井絵理子と上原多香子が崇める83年組“神不倫”
この夏、大きな話題となった元『SPEED』の今井絵理子参議院議員(33)と上原多香子(34)の男性スキャンダル。 「2人とも、1983年生まれの“肉食系”と注目されましたが、同年生まれの肉食系女子の代表芸能人といったら、やはり矢口真里(34)でしょう。“超肉食系”といってもいいと思います」(芸能ライター) '05年1月、『モーニング娘。』の3代目リーダーに就任したものの、男でしくじり、わずか75日で脱退。 「写真誌に小栗旬とのツーショットを撮られてしまったのです。毎日のように、お互いのマンションを行き来していました」(芸能レポーター) 矢口は“別れるくらいなら引退する”と所属事務所に詰め寄ったと伝えられているが、“見せしめ”のため、卒業公演なしの即日脱退を発表。結局、小栗との恋は、成就できなかった。 「彼女は焼肉とビールと合コンが大好きでした。モデルたちと合コンすると、その中で一番背の高い男子を“お持ち帰り”するのがいつものパターン。モー娘。のメンバーからは、“いつでも、どこでもOKのメークラブマシーン”と言われていたそうです。その他、ホストやジャニーズ系タレントたちを食い散らかしてきました」(芸能ライター) '11年5月、中村昌也と結婚したものの、2年後、“衝撃的な浮気”が発覚。 「中村が仕事で外泊しているスキに5歳下のモデル、梅田賢三を自宅に連れ込み、翌日帰宅した中村に“現場”を目撃されてしまったのです」(ワイドショー関係者) 直後、矢口と中村は離婚。その後、矢口は梅田と同棲生活に入った。 「また他の男に目が行ってすぐ別れると思いましたが、これが続いているんですよね。よっぽど、相性がいいのかもしれません。矢口の方が梅田にメロメロのようです」(芸能関係者) 7月28日に放送された関西ローカル番組『怪傑えみちゃんねる』(関西テレビ)に出演した矢口は、「結婚したいです!」と、堂々の結婚宣言。 「同棲を始めた頃は、仕事もなく“矢口のヒモ”と呼ばれていた梅田でしたが、現在、地味ではありますがサラリーマン生活2年目。やっと、地に足がついてきた様子です。年内にも“発表”があるかもしれません。お先真っ暗の今井と上原からすればまさに“神”といったところでしょう」(芸能レポーター)
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レジャー 2017年09月09日 17時30分
橋本千春の勝ち馬ピックアップ!(9/10) 京成杯オータムH、ながつきS、他
4回中山競馬2日目(9月10日・日曜日)予想・橋本 千春中山11R「京成杯オータムH」芝1600㍍◎2ボンセルヴィーソ○6グランシルク▲13ダノンリバティ△9ウキヨノカゼ、14ミッキージョイ 不倫した人、したい人、この指止〜まれ。ダブル不倫疑惑で民進党を離党した山尾議員が新党「不倫党」を立ち上げた。妄想だった。万が一実現した暁には、冷やかし半分に投票するか。いや、止めとく。1銭の得にもならない。それなら好きな馬に1票入れる。夢があるし、お金にもなる。閑話休題。成長著しい3歳馬の、ボンセルヴィーソに期待。近5走は重賞メンバー相手に、<0230>。何度も長蛇を逸しているが、朝日杯FS、NHKマイルCの両GⅠ3着は価値が高い。ハンデ重賞(GⅢ、54㌔)ならチャンスは十分ある。1枠2番と枠順にも恵まれた。中山10R「ながつきS」ダ1200㍍◎15ウインオスカー○4エルフィンコーブ▲12アトランタ△1クワドループル、14グラスエトワール 今夏の上り馬、ウインオスカーをイチ押し。特別3連勝を目指した、越後Sはクビ差2着と悔し涙を流したがここに大きく望みをつないだことも確か。目の上の瘤だった馬が相次いで除外された運の強さもある。メンバー構成に恵まれ、もう負けられない。中山9R「木更津特別」芝1600㍍◎6パルティトゥーラ○4キャプテンペリー▲9アッラサルーテ△5ダイワドレッサー、7ジャッキー <2101>と、まだ底が割れていない3歳馬の、パルティトゥーラでもう一丁いける。「新馬戦を楽々勝ったように素質は高い。昇級してもハンデ52㌔なら即通用する」。センスの良い馬で乗り替わりも心配無用。先行抜け出しの勝ちパターンが決まる。阪神11R「セントウルS」芝1200㍍◎2メラグラーナ○14フィドゥーシア▲7ファインニードル△5プレイズエターナル、6ラインミーティア メラグラーナがCBC賞のリベンジ。その前走は10着と1番人気を裏切っているが決して、悲観することはない。高松宮記念(3番人気10着)と同じ528㌔が示す通り、重め残りだったうえに、ハンデ55㌔も微妙に響いたからだ。それで0秒7差なら巻き返しは十分可能だろう。「ここまでシッカリ乗り込めたし、申し分のない状態で臨める」。わずか1㌔とはいえ斤量が軽くなったのもプラスに働くハズ。差し切りが決まる。
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スポーツ 2017年09月09日 17時30分
トラ史上2人目の2000本安打鳥谷が記録達成でも笑わなかったワケは…
阪神・鳥谷敬内野手(36)がプロ野球史上50人目となる『通算2000本安打』を放った。2回裏一死一塁、カウント2ボールから適時打となる一撃だった。記録達成後、二塁ベース上から鳥谷はスタンドをぐるりと見渡し、笑顔を見せたが、“お愛想”程度だった。「記録達成が間近となった8月半ばから、その話題を振っても全然ノッてきませんでした。自分のことよりもチーム優先の人なのは分かっていましたが」(在阪記者) チーム関係者によれば、広島戦(9月7日)の最終打席で「1999本」となり、いっそう無口になったという。対照的に、球団は記念グッズの販売も早くから企画していた。生え抜き選手で2000本に到達したのは2人目、伝統球団としてはちょっと意外だが、「チーム功労者に相応しい祝福を」と思ったのだろう。しかし、こんな声も聞かれた。「鳥谷に限らず、プロ野球選手は常にケガとの戦いです。故障を抱えながら出場する選手がいるとき、その度合いについては、首脳陣か球団スタッフが匿名でコッソリ教えてくれます」(前出・同) それは、プロ野球報道の慣例でもある。しかし、鳥谷の場合、ケガの状況がマスコミに漏れるのを物凄く嫌うのだ。当たり前の話だが、故障を抱えていれば、ベストパフォーマンスはできていない。成績も落ちる。鳥谷は「ケガを言い訳にしている」と見られるのがイヤなのだ。「球団スタッフも鳥谷に関する質問が出ると警戒して、過剰な避け方をするときもあります」(ベテラン記者) 鳥谷は「7番・遊撃」でプロ野球人生をスタートさせた。ルーキーイヤーだった04年のことである。正遊撃手となったのは、05年。チームも優勝しているが、以後、チームはそこから遠ざかっている。プロ14年目で優勝経験1回はたしかに少ない。「優勝した05年は、チームを牽引していた選手は、現在の指揮官、金本(知憲)監督です。当時、チーム全員が『将来は鳥谷がその立場を引き継ぐ』と見ていましたし、本人もその自覚を持ってやってきました。その期待に応えたのは立派だが、鳥谷は優勝に届かないことを『自分の力不足』と捉え、その考えが個人記録よりもチームの優勝となっていきました」 関西方面で活動するプロ野球解説者がそう言う。 また、ドラフトの星だった03年に逆上るが、当時の早稲田大学指導者たちは「プロで必ず成功する」と言い切っていた。他に指名された同期生は青木宣親(ヤクルト)、比嘉寿光(広島)、由田慎太郎(オリックス)。鳥谷だけ成功すると言い切った理由だが、当時の指導者はこんな思い出話をしてくれた。「入学して少し経ったころ、新入生だけ連れて焼き肉屋に行ったんです。みんな肉を頬張っていたのに、鳥谷は野菜ばかり食べていた。『肉は好きだが、栄養のバランスが』と言ったんです。10代でちゃんと自己管理ができていた。彼が大学で大成すると思ったのもそのときでした」“クールガイ”の素養も当時から持っていたわけだが、自身がチームの牽引役を引き継いで以降、優勝から遠ざかった現状がストイックさに拍車をかけたようだ。喜怒哀楽をほとんど表に出さないスタイルが批判の的になったときもあったが、信念は曲げなかった。「打撃成績が大きく落ち込んだ昨季、鳥谷は引退も考えていたようですね」(前出・プロ野球解説者) 同解説者が雰囲気として察したものだが、その読みはマンザラでもなさそう。今でこそだが、昨年の球団納会の席で、鳥谷は慣れ親しんだショートのポジションで勝負をしたいと金本監督に申し出た。その決意もそうだが、「試合に出られるところ(ポジション)を獲りに行くだけ」とし、オープン戦途中での三塁転向も受け入れた。『連続試合出場』の記録(1767試合)が史上単独2位となった4月19日は、自らの失策で試合を落としてしまった。各メディアは「記録達成のことだけでも」とコメントを求めたが、“拒絶”している。 試合後、金本監督は「2500本を必ず打て」と祝福の言葉を送った旨を明かした。それを間接的に聞かされた鳥谷は「これ以上、数字を追うと辞めたくなりそう」と苦笑いしていたが、表情はやはり硬かった。口元をちょっと緩めただけだ。優勝への思い。そのストイックな背中を見て、若手が奮起してくれればいいのだが…。
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レジャー 2017年09月08日 11時30分
橋本千春の勝ち馬ピックアップ!(9/9) 紫苑S、鋸山特別、他
4回中山競馬初日中山11R「紫苑S」芝2000㍍◎16ディアドラ○8ホウオウパフューム▲3ライジングリーズン△14ナムラムラサキ、15ルヴォワール HTB賞を快勝、秋華賞に向けて好発進したディアドラに期待。その前走はクビ差の辛勝だったが3着は3馬身1/2突き放しており評価できる。そして、上り3Fは4戦連続、メンバー最速。春は桜花賞、オークス両GⅠで6着、4着だから実力を疑う余地はない。中山コースも1600㍍のアネモネS2着で経験済み。2000㍍ならその時よりジックリ構えて乗れる分、競馬はし易いし初重賞制覇へ大きく前進だ。中山10R「鋸山特別」ダ1800㍍◎3ブランシェクール○2カルムパシオン▲13ブレスアロット△11ポッドクヒオ、12アンプラグド 休み明け2戦目で上積みの大きい、ブランシェクールをイチ押し。その前走「ポプラ特別」⑬着は「小回り平坦コースが合わなかった」と、敗因は明らか。度外視して大丈夫。それとは対照的に中山1800㍍は、千万条件を含め全3勝を挙げているベスト条件。反撃態勢は整っており、起死回生の一発が期待できる。中山12Rサ3歳上500万下・芝1200㍍◎9コスモフレンチ○5ラッシュハート▲12メガポリゴン△11ネバーリグレット、14フクノクオリア コスモフレンチで今度こそ。小樽特別は2着とチャンスを逸しているが実力を示したことも確か。500㌔を超す巨漢、休み明けを1度使われた効果は大きい。もともと、500万条件は勝っているし千万条件でも3着と、確固たる実績と実力の持ち主。普通に走って来れば結果は付いてくるハズ。阪神11R「エニフS」ダ1400㍍◎12マイネルバールマン○15イーデンホール▲4ウインムート△1ブライトアイディア、13ラテンロック これからまだまだ強くなる3歳馬の、マイネルバールマンに期待する。前走「NST賞」4着は休み明けに加えて、プラス22㌔が響いたもの。敗因は歴然だし、0秒6差なら巻き返しは十分可能だろう。1ハロン延長もプラスに働くハズ。
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