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社会 2017年06月20日 14時00分
福岡母子3人殺害事件 警察官の夫の転勤癖と飛び交う地元の噂
福岡県小郡市の自宅で6月6日朝、中田由紀子さん(38)と長男で小学校4年の涼介君(9)、長女で同1年の実優ちゃん(6)の3人の遺体が発見された事件は、衝撃的な結末を迎えた。 当初、福岡県警は無理心中と見ていたが、7日未明になり、一転、殺人事件と断定し県警小郡署に捜査本部を設置した。8日夕方に由紀子さんの夫で福岡県警本部通信指令課の巡査部長・中田充容疑者(38)を、由紀子さんに対する殺人の疑いで逮捕したのだ。 「現場では、由紀子さんの首に絞められた際に生じる索状痕が確認できなかったが、司法解剖の結果、首の筋肉に複数の皮下出血が認められた。さらに首の骨にはヒビも見つかっており、相当な力で圧迫されたと考えられる。これらのことから、急きょ殺人に切り替えることになった」(捜査関係者) 事件発覚時、2階建て民家の玄関ドアは施錠されていなかったという。さらに警察発表によれば、死亡推定時間について由紀子さんは6日の0時〜6時、子供2人が同日午前0時〜5時と幅があり、中田容疑者が出勤のため自宅を出たという6時45分頃までの時間と重なっているものの、詳細はいまだ謎だらけだ。 そこでまず、事件当日の経過を振り返ってみる。 午前7時前に職場に出勤した中田容疑者の元へ、8時半頃、2人の子供が通学している小学校の担任から、「登校していない」との連絡が入ったという。中田容疑者はこれを受け、すぐに近所に住む妻の姉に電話。家の様子を見に行くように指示した。 「その後、中田容疑者は偽装のためか由紀子さんの携帯電話に4度電話を入れ、3度は誰も出ず、4度目に出た姉から『妹が無理心中したようだ』と伝えられている。中田容疑者がそれを上司に伝えそのまま処理に入ったことで、当初は無理心中の可能性が強いと見て捜査が始まったのです」(全国紙社会部記者) 家に捜査員が駆けつけた際には、1階台所に頭髪が半分ほど焼け焦げた状態の由紀子さんが仰向けで倒れていた。そばには燃えかけの練炭が置かれた上、周囲に油が撒かれ、室内には燻った煙が充満していたという。一方、2人の子供は2階の寝室のベッドでうつ伏せになり息絶えていた。 母子3人の死因はいずれも窒息死。中田容疑者は「家を出たときは3人とも(2階の寝室で)寝ていた」と容疑を否認している。 中田容疑者が県警本部に就いたのは、昨年の8月だった。福岡県内の私立大学卒業後、警察学校を経て'02年10月に任官後は、県警管内警察暑の地域部門勤務が長く、交番勤務や自動車警ら隊に就いていたという。最近では久留米市や筑後市などの警察署を転々とし、現在の県警本部通信指令課へ転勤した。同課は110番通報を受けつける部署で、「可もなく不可もない普通の勤務ぶりだった」(県警関係者)というが、この転勤には“異様さ”も漂う。 「本来であれば本庁への転勤は栄転です。しかし、周辺関係者によれば、中田容疑者は“転勤願い魔”として有名で、この10年ほどの間に5回も願い出て、転勤していたという。しかし、転勤先では毎回のように人間関係を巡っていざこざを起こし、また転勤願いを出すという繰り返しだった。そんなことから昨年8月の異動は、県警本部の監視下に置くという意味合いが強かったようなのです」(地元記者) 由紀子さんも前任地の筑後市で近所の人に、「お父さんの転勤には必ずついて行く家族なんです」と冗談交じりに語っていたという。 「しかし、さすがに“定住”への願望が強くなったようで、2年前に由紀子さん主導で姉、そして母親の家とも近い現在の家を、ローンを組み2100万円で購入したといいます」(同) 転勤癖のある中田容疑者にしてみれば、そのような状況に強い抵抗感を抱いていたのか。夫婦を知る人物によれば「特に最近はケンカが絶えなかったようだ」という。 加えて、そんな事態に油を注ぐような出来事が事件発生前日に起きていた。 「福岡県警では、早い人でだいたい30歳、遅くても40歳までには警部補に昇進する。巡査部長だった中田容疑者も、これまで何度も昇進試験を受けていたが不合格だった。子供の将来を心配する由紀子さんは早く昇進して欲しかったようで、不合格になるたびに中田容疑者に詰め寄り、それがまたケンカの原因になっていたようです。そんな中、5日にも警部補昇進の二次試験の結果発表があり、中田容疑者はまたも不合格。ひょっとするとそれが、事件の引き金になった可能性があるのではないか」(福岡県警関係者) DNA鑑定の結果、由紀子さんの遺体の爪に残された皮膚片が中田容疑者のものと一致。それを裏付けるかのように、中田容疑者の腕には引っかき傷も見つかっている。 「さらに由紀子さんの遺体の周囲に撒かれた油の上には複数の足跡が残されており、これが中田容疑者の当日履いていた靴底と一致しているという。そのため中田容疑者の関与はさらに強まってはいますが、そもそも、夫婦ゲンカがきっかけで、自分の子供2人まで殺めることができるのか。近隣住民の間では、共犯者の存在まで囁かれているのです」(前出・記者) 全容解明が待たれる。
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芸能ネタ 2017年06月20日 13時00分
淫行の代償は大きかった 示談金が1000万円だった小出恵介
17歳の女性と飲酒・淫行におよんだとして無期限活動停止処分を受けている俳優の小出恵介。 10日に女性と示談が成立したことを所属事務所が発表したが、示談金が1000万円だったことを発売中の「フラッシュ」(光文社)が報じている。 同誌に相手女性の友人女性が告白したところによると、小出と関係を持った夜以降も相手の女性は小出に頻繁に会いに行き、「彼氏彼女関係になれたらええな」などと舞い上がっていたという。 その後、小出の淫行のニュースが出ると、相手女性は友人に「ほんまは売るつもりなかってんけど、小出恵介が一昨日も無理矢理エッチを求めてきたから、もう売っちゃった」とLINEを送ったという。 相手女性が電話でこの友人に明かしたところによると、小出との飲酒・淫行を告白した「フライデー」(講談社)の謝礼は20万円。それに対して、小出の所属事務所からは1000万円を示談金として受け取ったというのだ。 しかし、ネット上で自身の素性や家族までさらされてしまったため、相手女性からは後日、友人へ後悔の電話があったのだとか。女性は知人の家を転々としているというから、小出のみならず、女性の代償もかなり大きかったようだ。 「当初、小出は会見する予定だったというが、あまりにも状況が悪すぎるため、このまま会見しないと見られる。25日には所属事務所の株主総会があるが、小出の件について株主から厳しく糾弾される可能性もありそうだ」(芸能記者) 相手女性から小出側に金銭を要求していたとの報道もあったが、同誌はネット上で今回の件の“黒幕”とされた実業家の男性を直撃。男性は「恵ちゃんをトラブルに巻き込んでしまい、申し訳なく思っています」と謝罪。小出にLINEで謝罪メッセージを送ったところ、既読になったものの返信がないことを明かしている。
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芸能ネタ 2017年06月20日 12時00分
有名人マジギレ事件簿(30) NMB48・須藤凜々花の「結婚宣言」に対する芸能人の様々な反応
6月17日、AKB48の第9回選抜総選挙にて、NMB48・須藤凜々花が結婚宣言を行い、ファンやメンバーに衝撃を与えた。 須藤の発言直後、会場では一部メンバーから「おめでとう!」と祝福の声が飛び交ったものの、11位にランクインした高橋朱里は、スピーチにて「アンダーガールズの(順位を)そこまで上げてくれたファンの皆さんがいる中で“結婚したい”とか“結婚します”とか、そういうファンの皆さんが複雑な気持ちになってしまうことを言うメンバーを見て、それまで涙を流したメンバーの気持ちを考えると本当に胸が痛いです」と苦言を呈した。 また開票を実況していたNMB48キャプテン・山本彩は、動画配信サイト『SHOWROOM』にて、「ホンマに結婚するの? 終わったら凜々花に電話しようかな。あの人の考えることはよく分からへん」と動揺し、その後、公式ブログにて「今まで須藤凜々花という1人の人間と向き合い、その努力や軌跡を見てきた身としては、一緒に過ごした間に積み上がった信頼も決して薄くないので、全てを簡単に否定出来ないというのが本音です」と複雑な心境を明かした。 一方、元AKB48メンバーの反応も大きな注目を浴び、大島優子はインスタグラムのライブ放送にて「総じて言いたいのは、この帽子がきっと私のすべての言葉だと思うの」と言った後、『F●●K』という文字が書かれた帽子を画面に映し、「ブチギレしている」とネットで話題に。 そして元AKB48・総監督の高橋みなみは、トークライブアプリ『755』にて「結婚発表は、、、ないな」と綴った後、「私がモヤモヤしてるのは運営。この事を知っていたとするなら、物凄いニュースになり話題になり根本的な事を色々言われるのは目に見えていて彼女自身も色々言われるでしょう。そして周りのメンバーにもどうなってるんですか? と疑問の声が飛ぶでしょう。何かあった時に大変なのは現役のメンバー自身。私も昔それを経験してきました。だからこそ慎重に対応しなければいけなかったんじゃないかな(略)」と、メンバーへの心配と運営の姿勢を指摘。 他にも、今回の須藤の発表はAKB関係以外にも波紋を広げている。彼女のスピーチ直後、アイドル好きとして有名な、安田大サーカス・クロちゃんは、自身のツイッターで「鬼だね。ひどすぎる。ファンかわいそう。結果出る前に辞退しろよって思う。マジでファンが可哀想すぎる」「総選挙っていつからそんな場所になったの?」と激怒。 そしてセクシー女優・蒼井そらも「昨日からずっと考えてるけどあの結婚発表は不快感しかない。他のメンバーのことを思うと不憫でならない」「週刊誌受け入れて、勝手にやめれば良いじゃんね」とツイートした。 そんななか、モデルでタレントのダレノガレ明美は「もし、私がAKBでまゆゆとかさっしーだったら嫌だろうな…。まゆゆは沢山考えて今回の場で卒業を発表したのに…。さっしーはいろいろあった後から必死頑張って頑張って頂点にいったのに、話題が結婚だらけ…あかんやろ。私ならまじ嫌だ。私ならね。私なら。私ならの気持ち」と、今回の選挙で卒業を表明したAKB48・渡辺麻友や、史上初の3連覇を果たしたHKT48・指原莉乃の心境を推察し、個人的な気持ちを吐露している。 だが一部の有名人からは須藤の行動を評価する声も上がった。極楽とんぼ・加藤浩次は、彼女の発言に関して「“なにそれ!?”ってなったもんね。おもしれぇって言ったら失礼だけど、スゲェ奴現れたなっていう感覚はある。俺は一歩引いて見てる人だから“やるなぁ!”みたいな」「一石をパーン! と投じた感じはする」と須藤を評価した。 またAKB48の冠番組『AKBINGO!』(日本テレビ系)にて、MCを務めるウーマンラッシュアワー・村本大輔は、ネット番組にて「個人的には全然OKだと思いますね。僕はおもしれぇ奴いるなと思ったんです。度胸あるなと、(今回のことを批判する人が)絶対いると思ったから。でも僕は、それを面白いと思えるような度量でありたい。僕はこれでまたAKBをさらに好きになったというのはありますね。NMBって面白いなって。この須藤って奴は前、『AKBINGO!』に出てた時に“ちょっとお笑い芸人ぶってんのか”ぐらいにしか見てなかったけど、面白いなって。(略)こういう時に思うのが叩く側じゃなくて、でっかい度量で面白いと思う側になりたいというのはありますね。その方が絶対モテるから、人として。『なんであいつが1位なんだ、あいつが2位なんだ』って言う奴って絶対モテないでしょ! それよりも自分の好きな子、『俺の中じゃお前が1位だけどな』って脳を転換できる人の方が絶対立派。僕はね」と、世間から様々な意見が上がることは認めつつ、個人的な見解を熱く語った。 今回の総選挙にて、1番の話題をさらった須藤。今後も、彼女の動きによっては、業界内外から大きな注目を浴びることとなりそうだ。・「オレたちゴチャ・まぜっ!〜集まれヤンヤン〜」(MBSラジオ)2017年6月17日・ウーマンラッシュアワー村本大輔の土曜The NIGHT(Abema TV)2017年6月17日写真・須藤凜々花 (C)AKS
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アイドル 2017年06月19日 14時00分
高橋みなみ「結婚自体は素晴らしいけど、あの場所で言うのはかなりリスキー」と困惑
冷やすとラベルの氷が浮き上がる「コカ・コーラ」・「コカ・コーラ ゼロ」の発売を記念したキャンペーンがスタートし、そのイベントが都内で行われ、ゲストとして高橋みなみと永野が登壇した。 新製品のコカ・コーラを飲んだ感想を聞かれた高橋は「本当にコカ・コーラが大好きで今日ここにいられることが幸せです」と喜んだ。 6月17日に行われた『第9回AKB48選抜総選挙』について聞かれた高橋は「指原の三連覇と麻友ちゃん(渡辺麻友)の卒業と、現在の総監督の横山由依ちゃんも神7になりましたし、結婚という爆弾発言もありましたけど、ドキドキしながら観ていました」と振り返った。 恋愛禁止とされているAKB48グループだが、恋愛を飛び越して結婚発表をした姉妹グループ・NMB48の須藤凜々花について聞かれると「とにかくビックリしました。突然のことで、その場にいたメンバーも本当なのか? どうなのかという戸惑いがあったと思うんですよ。すごい発表だったと思います。結婚自体は素晴らしいし、おめでたいことですけど、あの場所で言うのはかなりリスキーだなと思いました。この後はどのようになっていくのかわかりませんけど、見守りたいと思います」と語った。 恋愛禁止のAKB48だが「私もどう答えていいのかわかりませんが、今まで色々なこともあってペナルティを与えられたメンバーもいますし、結婚だからどうなのかと言われると私にも答えが出ないです」と答えた。 総選挙は悪天候のため無観客での開票になったことについては「この時期の野外開催というのはリスクありますよね。以前の大島優子ちゃんの卒業コンサートで延期になったこともありますので、本当に大丈夫なのかと思っていました。沖縄の待っていた皆さんや来てくれる皆さんのことを思うとただただ申し訳ないと感じてしまいます。何か違った形で沖縄の皆さんに恩返しができたらと思っています」と話した。
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スポーツ 2017年06月19日 11時00分
「諦めなけば夢を見られる!」小笠原瑛作、強豪タイの王者をKO葬で天心戦へ大前進!
『KNOCK OUT vol.3』▽17日 TOKYO DOME CITY HALL 観衆 2,000人(超満員) 最終の5R、小笠原瑛作(クロスポイント吉祥寺)が左ローを放つと、ムエタイ界の中でも権威のあるルンピニースタジアム認定スーパーフライ級王者、ワンチャローンが崩れ落ちると同時に、ワンチャローン陣営がタオルを投入。見事なKO劇だった。その瞬間、顔をくしゃくしゃにした瑛作の表情からは、喜びよりも先に安堵感を覚えたように見えた。 「本当にキツかったです。何度も心が折れそうになりました」 昨年12月に行われた『KNOCK OUT vol.0』(TDCホール)で、那須川天心相手に何もさせてもらえぬまま、1R 2分23秒、スバリと決まった左バックスピンキックによりTKO負けという、ルンピニー王者としてこの上ない恥をかいたワンチャローンは「KNOCK OUTのリングでもう一度チャンスが欲しい」とアピール。今回の来日はかなり気合が入りまくっていたという。天心も「ボクはワンチャローンが強いかどうかわかる前に勝ってしまったので」と話していたが、今回の瑛作戦ではワンチャローンの強さが見られるだろうという声はとても高かった。 「僕も天心みたいに強さを出させる前に勝てたらいいんですけどね」戦前に瑛作はこんな話をしていたが、1R、パンチからローキックの連打で、ワンチャローンから先にダウンを奪うなど、瑛作は最初から飛ばすことで、ワンチャローンの強さを封じにかかっていた。しかし、1Rで一気に倒せなかったことで、「瑛作の心は折れてましたね」と山口元気会長は振り返っている。この言葉を裏づけるかのように、直後の2Rではワンチャローンのバックブローが決まり、瑛作はダウンを喫してしまう。その後は瑛作が立て直したことで、試合を優位に進めて、4Rには2度のダウンを奪うが、何度蹴られてもなかなか倒れないワンチャローンの姿からは、ルンピニー王者の強さと意地を見ることができた。それは試合後、ワンチャローンが歩いて帰れなかったことからも伺える。 強さを出させずに勝った天心も素晴らしかったが、強さを引き出した上でKOした瑛作も価値ある勝利だったのは言うまでもない。 「正直、話をいただいたときはワンチャローンかよ!リスクがデカイなって、嫌な思いしかなかったです。試合を受けるかどうか悩みましたね。でも、この試合は僕にとって勝敗以上にキャリアアップ出来る試合だと思うし、天心とやるには名のある選手と試合をして、倒さなきゃいけないって常に言ってきたので、やると決めたら気が楽になりました」 カードが発表された直後に瑛作は、ワンチャローン戦を打診されたときの心境をこのように話していた。戦前の予想ではルンピニー王者ワンチャローンの実力は、瑛作よりも遥かに上という声が非常に高かった。小野寺プロデューサーも「今回は、強い選手と対戦することで、瑛作クンが苦しみながらも乗り越えていく姿を見たかった」と述べており、あえて強敵と当てることで、瑛作の新たな一面を引き出したかったようだ。結果、“覚悟”を見せた上で勝利を収めたのだから、瑛作の潜在能力の高さを示すこととなった。 「皆さんにチャンピオンに勝つとこが見せられて嬉しいです。このKNOCK OUT、僕が引っ張っていくんで、皆さん僕についてきてください!あと天心!ミックスルールで忙しいと思うけどたまにはKNOCK OUTに帰ってきてください!」 試合後、いつもの“キラつき”を取り戻した瑛作はマイクを掴むと、リング上からは初めて「天心」の名前を出した。バックステージや一夜明け会見では「お客さんが望むなら、すぐにやりたい気持ちはあります。ただ僕も天心ももっともっと知名度を上げて、世間からもKNOCK OUTがもっと注目されるようになったときに、誰もが見たいカードと思われたいですね」と素直な気持ちを話していたが、大会終了後の総括でKNOCK OUTの小野寺力プロデューサーは、「8月(20日)の大田区総合体育館大会に天心クンの出場が決まってますけど、まだ相手は決まってません。今回、ワンチャローンにああいう勝ち方をしたことで、瑛作クンも候補に入りますね」と注目の日本人対決実現に含みを持たせた。 「ホント今まで諦めずにやってきて良かったです。昔の自分だったら(心が)折れてたと思います。強くなったな自分って思いますね。小さい頃から10年間アマチュアでやってて、なかなか勝てなくて、そんな自分がまさかタイのチャンピオンに5RをKOで倒せるとは思ってなかったので、今勝ててない弱いキッズの選手にいくら負けても頑張って続けて自分を信じ続けたら、ここまで来れるんだよって言ってあげたい。天心は天才で小さい頃から空手のチャンピオンとかになってますけど、僕は負けキャラでチビで弱かったので、キッズの子たちも諦めなければ夢を見られるよっていう言葉を送りたいですね」 会見の最後に自信に溢れた表情で話す瑛作から、“瑛ちゃん”の愛称で可愛がられていた弱いキッズファイターの頃の面影はない。“瑛ちゃん”は“キラつき”を増しながら、立派なキックボクサーに成長を遂げた。成長過程が全く違う天心戦は、瑛作がさらに進化するためにも避けては通れないスーパーバンタム級黄金カード。機を逸することなくベストなタイミングで実現してもらいたい。第3試合 55.5㎏契約 3分5R◯小笠原瑛作 【5R 1分10秒 TKO (タオル投入)】 ワンチャローン・PKセンチャイジム●取材・文/どら増田
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スポーツ 2017年06月18日 16時00分
東京六大学史上最強 法政三羽ガラス裏面史(4)
新宿の花園神社近くの路地裏に『熊の子』というスナックがあった。 青線地帯として栄えた繁華街の面影を残す小さな酒場が密集しており、決して環境がいい街ではない。 そんな場所にあった『熊の子』が法政三羽ガラスの溜まり場となっていた。他大学の選手も贔屓にしており、当時の学生野球選手たちが集い、交流し、闘志を燃やし、情報交換もする――そんな店だった。 店はアットホームで、マスターは我々を学生料金で飲ませてくれ、奥さんが作ってくれる家庭料理を目当てに通う選手も多かった。 夫妻には3人の娘さんがおり、温かい家庭的雰囲気をさらに醸し出していた。野球をするために地方から東京に出てきた多くの選手にとって、新宿は敷居が高い街だったが、『熊の子』だけは安心して自由に飲むことができた。 この店に通い始めたきっかけは、法政三羽ガラスの1学年上で明治大の主力だった高田繁(元巨人)と、2学年上だった東都リーグ駒沢大の大下剛史(元広島)だ。ちなみに、大下は同店の長女と結婚している。東京六大学と東都リーグの密かな交流の場でもあった。 法政三羽ガラスが直接のライバルだった明治大の高田やエース・星野仙一と親しくなったのは、互いに門限を破って深夜に出掛けたこの店で顔を会わせていたからだ。 中でも、話が合ったのが“打倒早稲田”に目の色を変えていた星野と富田勝で、2人は“早稲田包囲網”を作ろうと盛り上がった。 すでに東京六大学の大スターだった田淵幸一に対しては、全員が一目置く雰囲気があったが、親友である富田と仲良くなった星野は田淵、浩二とも親しくなり、その付き合いはプロ入り後もずっと続くことになる。 後に星野は「浩二のことはいろいろと助けたよ」とよく私に自慢していた。 「浩二の奥さんは、大学時代に付き合っていた頃から知っているから、夫婦ゲンカをしたときは、よく間に入って仲裁したもんや」 こんなエピソードがある。法政時代、外野手に転向した浩二がレギュラーとして右翼を守るようになると、ライトスタンドには、必ず双子の可愛い女性が観戦するようになっていた。 「おい! ライトにいる2人の女の子、可愛いなあ」 試合中にもかかわらず、目ざとく気づいた富田がそんなことを口にするほどの美女だった。現在の鏡子夫人である。 「トミ、知らんのか。あれは浩二の彼女や」 星野は同じチームの富田も知らないような話まで、浩二から打ち明けられていたのだ。 星野は学生時代から政治家のような一面を持っており、人脈も広かった。だからプロ入り後も、夫婦ゲンカの仲裁から税金対策にいたるまで、何かと仲間たちの相談に乗っていた。そんな付き合いが続いたのも、『熊の子』で結んだ友情の絆があったからだろう。 それぞれの誕生日や優勝祝賀会などの後には、誰と示し合わせたわけでもなく、自然と全員がこの店に集まっていた。「運命のドラフト」の後、この店が法政三羽ガラスらの集合場所になったのも必然だった。 1968年11月12日。東京・日比谷の日生会館で開かれたドラフト会議は、法政三羽ガラスにとって思いもよらない結果となった。 まだドラフト制度が始まって4年目のことである。名実共に球界の盟主を自認していた読売が、ドラフト制度を巧みに利用し、有望選手を独り占めにする駆け引きを自在に操っていた時代だった。 この年はドラフト史上最高ともいわれる大豊作で、阪急は1位指名・山田久志(2位加藤秀司、7位福本豊)、東京オリオンズは1位有藤通世、西鉄は1位東尾修、中日の3位指名は大島康徳と、後に名球界入りを果たす選手がゴロゴロいた。 その中でも、注目を集めていたのが法政三羽ガラスと明治大・星野の4人の動向だった。 各球団の裏の動きを追いかけてきたマスコミの見立てでは、田淵が巨人、浩二は広島、大阪出身の富田は阪神が有力。明治大の星野は中日が指名すると言われていた。ところが、蓋を開けてみると、田淵を指名したのは指名順が早かった阪神。阪神に指名されると信じていた富田は南海だった。 田淵も富田もこの結果にはショックを受けたが、それも当然だった。アマとプロの接触は禁じられていたが、当時は各球団ともあらゆる裏技を駆使して有望選手にアプローチをかけており、三羽ガラスにも幾つも声が掛かっていた。 田淵はすでにこの年の夏頃から、巨人に入団していた高田繁と極秘で会っている。『熊の子』での交遊もある。高田から「会ってくれ」と言われれば、田淵に断ることはできなかった。 違反行為のため、誰にも話すわけにはいかない。高田と食事を約束した日、田淵は当時付き合っていた彼女から「誰に会いに行くの? 私も一緒に連れてって」とせがまれ、ケンカになった。彼女も悪い予感がしたのだろうが、「男の仕事場に行きたいなんて」と田淵は失望し、その日で交際が終わった。私は2人の仲睦まじい関係をよく知っていただけに、破局したのはとても悲しかった。 ともかく、田淵は高田と会い、巨人が希望球団である意思を伝えた。高田が取り持つ形で、当時の川上哲治監督とも極秘に会って食事をしており、川上監督はその席で、「君のために背番号2を用意している」とまで約束したという。 若い田淵が信じたのも無理はない。ドラフト前日には読売系のスポーツ報知が「待ち望む巨人のくじ」と田淵を1面トップで報じ、私も友人としてツーショットで紙面を飾った。それだけ巨人が田淵を単独で指名することは確実視されていた。誰より田淵自身がそう信じて疑わなかった。 にもかかわらず、田淵を強行指名したのは阪神だった。読売のドラフト戦略なのか、まんまと利用された形となった純真な田淵はその夜、荒れ狂った。 当時、私はマスコミ取材などで何かと身辺の騒がしかった田淵を手助けするため、田淵家に泊まり込んでいたのだが、田淵はよほど悔しかったのだろう。夜中になって、こもっていた部屋から出てきた田淵は、フィリピン遠征で買ってきたという宝刀を手にしていた。 「ふざけるな! なんでだ!」 吠えるような怒りの言葉を撒き散らした。そして私を見つけると、いきなり斬りかかってきた。宝刀で斬られた私の額からは血がダラダラと流れた。大暴れして自室に戻った田淵は、開け放った部屋の窓から夜空を見上げ、いつまでも涙ぐんでいた。 田淵の苦しみを思えば、不思議と痛くも痒くもなかった。世の中の汚い部分を見たような気がした。 それから田淵が阪神入りを決断するまで、19日間かかっている。田淵の自宅前には連日、スポーツ紙の記者が張り込んだ。私も池袋の自宅に帰ることができず、田淵家に泊まり続けた。余計なことを話さないよう、田淵の父親もお調子者の私を外に出さなかった。 田淵の父親は毎日新聞系販売会社の会長をしており、読売新聞系の巨人入りを熱望する息子のため、ドラフト前には背広の内ポケットに辞表をしのばせていた。 「幸一が巨人に行くと決めたとき、会社を辞める覚悟はできている」 と話していた。息子の希望を叶えてやりたいという親心が痛いほど私に伝わってきた。社会人野球や海外での浪人を経て巨人入りを貫く選択肢もあったが、田淵は父親が会社を辞めることはどうしても避けたがっていた。 衝撃のドラフトから数日後、新宿の『熊の子』に仲間たちが集合した。 中日に指名された星野が口火を切った。 「実は、巨人からも俺を指名すると言ってきてたんだ。ブチと同じだよ。裏切られた感じだ」 田淵「えっ! 仙ちゃんも巨人から話があったんだ」 星野「それで、ブチは阪神と聞いてどうだった?」 田淵「金槌で頭の後ろから殴られた感じだ。事前のあいさつは一度もなかった球団(阪神)からだからな」 驚く田淵の横で富田がボヤく。 「俺だってあいさつのない南海だ。それに巨人は俺にも同じことを言ってたんだぞ。それにしても、よりによって阪神がブチとはなぁ〜」 「俺だけか、希望球団だったのは…」 広島に指名された浩二が、申し訳なさそうにグラスを傾ける。 どうやら、巨人は田淵だけでなく、星野と富田にも声を掛けていたことになる。 この年のドラフトは予備抽選で指名順を決め、重複指名での抽選がない、早い者勝ちのシステムだった。 実際の指名順は東映、広島、阪神、南海と続き巨人は8番目、中日は10番目だった。巨人は星野にも指名すると言っていたようだが、中日より順番が先の巨人が指名したのは武相高校のエース・島野修だった。 つい半年前までは、まさか『熊の子』でこんな話をすることになるとは、誰ひとり想像もしていなかったに違いない。 その後、浩二はもちろん、星野も富田もプロ入りを決め、田淵も「どこの球団でも、野球ができる幸せを感じなければいけない。親父に会社を辞めさせるわけにはいかないから」と阪神入りを決断した。 もっとも、阪神側は“異例の強行指名”のため、当時の規定である契約金1000万円を大幅に上回る金を田淵に用意していた。どういう名目かは分からないが、実際は手取りで7000万円。阪神のスカウトが田淵の自宅まで現金で持参し手渡している。 後に、三つの銀行に預けに行く際には、私が田淵の母親のボディーガード役として付き添ったことを覚えている。ちなみに、当時の大卒初任給は約3万円という時代だった。 とにかく、田淵は阪神入りを決めた。先に南海入りを快諾していた富田もこの決断を喜び、田淵家を訪ねてきた。田淵を挟んで両親、富田、そして私が笑顔で写る写真はその時のものだ(※本誌198P写真参照)。 残念ながら、富田勝はこの世を去ってしまった。南海に入団したトミと大阪スポニチ記者時代の私はよく難波で朝まで飲み歩いたものだ。血を吐きながらハシゴするトミの姿がいまでも脳裏に焼き付いている。 「だるま! もう1軒行くぞ!」 私は仲間から『だるま』と呼ばれていた。(了)【スポーツジャーナリスト:吉見健明】1946年生まれ。スポーツニッポン新聞社大阪本社報道部(プロ野球担当&副部長)を経てフリーに。法政一高では田淵幸一と正捕手を争い、法政三羽ガラスとは同期で苦楽を共にした。『参謀』(森繁和著、講談社)プロデュース。著書に『ON対決初戦 工藤公康86球にこめた戦い!』(三省堂スポーツソフト)等がある。
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スポーツ 2017年06月18日 12時00分
棚橋が渾身のテキサスクローバーで内藤を撃破しIC王座奪取! 今度こそ棚橋色に染め上げるか?
新日本プロレス『DOMINION』大阪城ホール大会が11日に開催され、11,756人(札止め)の大観衆を動員し、会場は終始熱気に包まれていた。 セミファイナルでは内藤哲也が持つIWGPインターコンチネンタル王座に、エース復権を掲げる棚橋弘至が1.4東京ドーム大会に続いて再挑戦。右腕の負傷により前シリーズを全休した棚橋や、7月のロサンゼルス大会から新設されるIWGP USヘビー級王座に対して怒りの内藤は、ベルトを破壊するなどの暴挙にでていただけじゃなく、勝てばインターコンチ王座の封印もしくは返上を宣言。一方の棚橋は破壊されたベルトについて「ビンテージ感がある」とファッション的な観点から評価。「内藤の土俵でケリをつける」と強い口調で言い切った。 試合は、1.4ドームを超えるハイレベルな攻防の末、終盤スリングブレイド2連発で勝機を掴んだ棚橋は一気にコーナーに登り、終生のライバル中邑真輔が乗り移ったかのように“滾る”と大阪城ホールからは大きなどよめきが…。そして必殺のハイフライフローを決めるも、内藤はギリギリでキックアウト。すると、普段であればもう1発ハイフライフローを決めにかかるところだが、テキサスクローバーホールドで内藤を締め上げた。1度はロープ際まで逃げようとした内藤だが、棚橋は再びリング中央まで引き戻し、渾身のテキサスクローバーホールドを高角度でガッチリ決めると、内藤も堪らずギブアップ。 内藤は調印式で、「棚橋選手には、結果で俺を黙らせてほしいなと思います。そして、かつてのライバルであり、IWGPインターコンチネンタル王座のかつての主である中邑真輔の気持ちも背負って、棚橋選手には大阪城ホール大会のリングに立ってほしいなと思います」と話していたが、棚橋からすればお望み通りの形で葬ったことになる。 棚橋がタイトル戦においてテキサスクローバーホールドをフィニッシュに選んだのは、2007年11月に、海外遠征から凱旋帰国し、波に乗っていた後藤洋央紀が初挑戦したIWGPヘビー級選手権が思い出される。あの時の後藤も棚橋を執拗に挑発しており、相手を黙らせるためには「ギブアップさせるしかない」という考えがあるのかもしれない。現に試合後の内藤は、今後インターコンチ王座に関わらないだろうというコメントを残しただけで、試合についての言いわけや、棚橋に対する憎まれ口を叩くことなく、会場を後にしている。内藤を黙らせるほどの説得力が、この日のテキサスクローバーホールドにはあった。 「まだ死んでなかったでしょ。棚橋は生きてるから、“Tanahashi still alive”。休場明けの横綱が強いように、故障明けのホームランバッターがいつでもホームランを打つように、少し休んでもエースはエースだから。そんなに年数経ってないのに、この貫禄。これにダメージデニムも合わせて、カッコよく着こなすから。ベルトは、腰に巻かれることによって、本来の意味をなす。今日、久しぶりにこのベルトは、“腰に巻かれる”という役目を与えられて、初めてこの世に存在します」 久々にシングル王座のベルトを腰に巻いた棚橋は、このように感情を一気にまくし立てると、少し落ち着いたのか、本音を語りはじめた。 「ホント言うとね、怪我のタイミングが最悪で、『なんでこのタイミングで、怪我なんだろ』って思ったけど、その試練を越えた。これから、どんなことがあっても、立ち向かっていけます」 と不安があったことを吐露すると、続けて中邑を意識した滾るパフォーマンスをだしたことについても語った。 「もうとっくに消化してるって言ったし、内藤に言われて、どうこう思ったところもないし。ただ、インターコンチを巻くにあたって、去年の長岡(ケニーとの王座決定戦)からずっとモヤモヤしてたものがあったから。かつて、あれほど鬱陶しいほど絡んでいったのに、急に何もなしですかっていうのは、あまりに素っ気ないし。ちょっとだけです」 昨年2月に中邑真輔の気持ちを引き継いだ形で、ケニー・オメガとの王座決定戦に臨むも敗れ、大阪城で訪れた挑戦のチャンスも怪我で失い、そして、今年の1.4ドームではマイケル・エルガンから同王座を奪取した内藤に挑戦するも、惨敗。世代交代まで言い渡されてしまった。インターコンチの神様から見放されているようにも見えるが、棚橋の頭の中には2014年1月に中邑を破り、3か月間保持していたインターコンチ王座に対して、“棚橋色”に染め上げられなかったという悔いがずっと残っている。 「前は何もしてあげられなかったから、今度あのベルトを獲ったら“棚橋色”に染めあげますよ!」 これは王座決定戦が決定した直後に棚橋がだしたコメントである。昨年の1.4ドーム大会でオカダ・カズチカのIWGPヘビー級王座に挑戦し敗れて以来、インターコンチ王座に固執し続けたのは、中邑との思い以上にこんな理由があったのだ。実に2年4か月ぶりのシングル王座戴冠となった棚橋が、ビンテージ感を増した白いベルトを今度こそエースのベルトにできるのか? その初陣は来月2日のロサンゼルス大会。元WWEスーパースターのレジェンド、ビリー・ガンを挑戦者に迎えて幕を開ける。(どら増田) 【新日Times vol.70】※写真・(C)新日本プロレス
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レジャー 2017年06月17日 15時15分
橋本千春の勝ち馬ピックアップ!(6/18)ユニコーンステークス、他
3回東京競馬6日目(6月18日・日曜日)予想・橋本 千春東京11R「ユニコーンS」ダ1600㍍◎(4)リエノテソーロ○(7)アンティノウス▲(15)サンライズソア△(1)シゲルコング、(6)ラユロット NHKマイルカップ(13番人気2着)で大波乱の片棒を担いだリエノテソーロ。実力はGIレベルなのは間違いないが、ダートはここまで交流重賞を2戦2勝と負け知らず。しかも2着馬を1秒0、0秒6差突き放し子供扱いする、圧倒的な強さを見せつけている。指揮官の武井調教師は、「条件は最高。これで負けたら馬主さんはじめ関係者に顔向けできない」と、余裕綽々。最高で1着、最低でも1着が求められているが、普通に走ってくれば結果は付いてくるだろう。当面の相手は、アンティノウス。目下、2連勝中と充実ぶりは目を見張らせる。重賞は初挑戦だが飛ぶ鳥を落とす今の勢いをもってすれば好勝負に持ち込みそう。東京10R「芦ノ湖特別」芝2400㍍◎(3)ソールインパクト○(11)ダノンキングダム▲(9)チャロネグロ△(7)サウンドメモリー、(12)ヴェラヴァルスター 特別レース4連続3着中の実力馬、ソールインパクトが5度目の正直を果たす。もともと、千万条件は勝っている格上の存在でもある。強敵が抜けチャンスは大きく広がった。注目のハンデも据え置きの57㌔なら、全く心配無用。ダノンキングダム、チャロネグロの3歳両馬が相手になる。阪神11R「米子S」芝1600㍍◎(9)ベルキャニオン○(5)ダノンメジャー▲(2)サトノラーゼン△(4)ブラックムーン、(6)グァンチャーレ 休み明けの湘南Sを鮮やかに逃げ切り勝ち、遅ればせながら素質開花を印象付けたベルキャニオンでもう一丁。もとより昇級は形だけ。オープン特別プリンシパルS勝ちをはじめ、共同通信杯2着、皐月賞7着、ダービー8着がその証し。苦手の道悪馬場にならない限り、2連勝の可能性は高い。相手は、デキの良さが目立つダノンメジャー。函館11R「函館スプリントS」芝1200㍍◎(8)ジューヌエコール○(12)セイウンコウセイ▲(10)シュウジ△(3)キングハート、(6)クリスマス 3歳牝馬のジューヌエコールに期待する。桜花賞は9着(0秒8差)に敗退しているが、新馬から破竹の3連勝でデイリー杯2歳Sを制した逸材をこれで見限るのは早計。とりわけ、裸同然の斤量50㌔(桜花賞55㌔)はアドバンテージ。また、道悪馬場の新馬戦を圧勝しているように、スピードとパワーが備わっており(初の)函館の洋芝も心配無用。同じ臨戦過程で栄冠を手にした、昨年のソルヴェイグ(レコード)を彷彿させる。決して無謀な狙いではない。実績は最右翼のセイウンコウセイ(高松宮記念)が相手になる。※出走表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合して下さい。
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レジャー 2017年06月16日 11時30分
橋本千春の勝ち馬ピックアップ!(6/17)ジューンステークス、他
3回東京競馬5日目(6月17日・土曜日)予想・橋本 千春東京11R「ジューンS」芝2000㍍◎(3)トーセンマタコイヤ○(1)プロディガルサン▲(5)ヴォージュ△(6)ブラックバゴ、(10)スモークフリー 年をとることは恥をかくこと、と聞いたことがある。同じ失敗でも若い時なら笑って大目に見てもらえるが、年をとったらそうはいかない。突然、こんな話を持ち出したのは、先週のマーメイドSで本命に推したビッシュについて重賞を勝ってないと錯覚、そのまま記事にしてしまったのだ。穴があったら入りたい心境だ。関係者はもとより、ビッシュファンには申し訳ないことをしてしまった。お詫びして訂正します。閑話休題。東京2000㍍は<2200>と、パーフェクト連対を継続中のトーセンマタコイヤに期待。前走の緑風Sは5着に終わっているが「敗因は道悪馬場がすべて」と説明する伊丹助手。「相手は骨っぽいが、良馬場でやれれば勝ち負けになる。(初コンビの)戸崎騎手とも息が合いそう」と、巻き返しを誓った。もともと、新馬戦から破竹の3連勝を達成した逸材。2戦目の山吹賞でゴールドアクター(15年有馬記念)を破っているほど。力を出し切れば突き抜ける。東京10R「相模湖特別」芝1400㍍◎(11)ドーヴァー○(8)アルジャンテ▲(7)エクラミレネール△(1)ショウナンライズ、(5)アッラサルーテ 準オープンで再三、勝ち負けを演じてきた実績馬のドーヴァーでいける。前走のフリーウェイSも4着(0秒1差)とはいえ、上り3F32秒7はメンバー最速だ。千万条件は昨年の木更津特別を快勝しており、実力を疑う余地はない。降級してチャンスは大きく広がった。東京1400㍍は新馬勝ちしているゲンの良い条件だし、負かしたのは後のオークス2着馬チェッキーノだ。当面の相手は、もう1頭の降級馬アルジャンテ。阪神11R「天保山S」ダ1400㍍◎(3)キングズガード○(5)コウエイエンブレム▲(1)スマートアヴァロン△(2)キタサンサジン、(8)スーサンジョイ 強敵相手に闘ってきた、キングズガードが混戦に断を下す。交流重賞の黒船賞は2着とチャンスを逸しているが、メンバー最速の上りを発揮し0秒2差と迫った内容は評価できる。また、グリーンチャンネルCで今回と同斤量の58㌔を背負って2着した実績があるのも心強い。加えて、阪神1400㍍は、<5410>と全勝ち星を挙げている十八番の条件だ。勝利のお膳立ては整った。当面の相手は、コウエイエンブレム。近5走、①②①①②着と堅実無類で好勝負必至。函館11R「HTB杯」芝1200㍍◎(9)レーヴムーン○(11)タマモブリリアン▲(12)ショウナンマッシブ△(6)フジノパンサー、(10)ラホーヤビーチ 実績、実力ともここではレーヴムーンが一歩リードしている。今回と同じ千万特別は昨年の西部日刊スポーツ杯を快勝しているし、この時破ったのが明日の函館スプリントSで有力候補の1頭に上がっている、キングハートだ。加えて、準オープンで2着2回の実績もアドバンテージ。降級戦なら負けられないところ。当面の相手は、タマモブリリアン。2連勝で現級勝ちしている実力の持ち主だ。※出走表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合して下さい。
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社会 2017年06月16日 10時00分
世の中おかしな事だらけ 三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』 第225回 生産性向上こそが解である
筆者は日本の人手不足を補う手段としての移民(外国人労働者)受け入れに猛反対している。移民反対を主張すると、即座に、 「ならば、人手不足はどうするんだ!」 と反論されるわけだが、答えは決まっている。生産性向上である。 生産性とは、生産者1人当たりの生産を意味する。生産性向上とは生産者1人当たりの生産量を拡大し続けることだ。 そもそも移民受け入れ論者が理解していないのは、経済成長は「人口(移民含む)の増加」ではなく「生産性向上」により起きるという真実だ。厳密には、総需要(名目GDP)が供給能力(潜在GDP)に対して過剰となり、インフレギャップ(≒人手不足)が発生。インフレギャップを人手を増やすのではなく、生産性向上で埋めようとしたとき、初めて経済成長の黄金循環が回り始める。 インフレギャップを「人手」ではなく生産性の向上で埋める。生産性向上とは、生産者1人当たりの生産の拡大だ。 GDP三面等価の原則により、生産=支出=所得となる。生産性向上で生産者1人当たりの生産が拡大するとは、生産者1人当たりの「所得」が増えることをも意味するのだ。すなわち、実質賃金の上昇である。 実質賃金が上昇し豊かになった国民は、おカネを使い始める。すると、民間最終消費支出(いわゆる個人消費)や住宅投資といった需要が拡大し、経済は再度インフレギャップ化してしまう。というわけで、新たなインフレギャップを生産性向上で埋めると、またもや実質賃金が上昇。豊かになった国民が消費や投資を増やし、再びインフレギャップが拡大する。と、生産性向上と総需要の拡大が循環的に繰り返されるのが「経済成長」なのだ。 数年前までのわが国は経済が完全にデフレ化していた。デフレギャップという総需要の不足が発生していたのである。デフレギャップがある国では生産性向上は起きない。生産性が向上したとしても失業が増えるだけで、むしろデフレが深刻化しかねない。 とはいえ、現在の日本は異なる。経済はいまだにデフレから脱却していないが、幸運なことに、少子高齢化に端を発した生産年齢人口対総人口比率の低下により人手不足が始まっているのだ。この人手不足を移民受け入れではなく、生産性向上で埋めて初めて、わが国の経済成長の黄金循環が回り始める。 より具体的には、生産性向上を目的とした投資の拡大こそが日本には必要なのである。生産性向上のための投資とは、設備投資、公共投資、人材投資、技術投資の四つだ。 今後の日本において特に重要なのは「サービス業の生産性向上」になる。厳密には「人が動かざるを得ない分野」における生産性向上こそが、日本を繁栄へと導く。介護、土木・建設、運送、医療、農業、飲食、農業などにおいて人手不足をいかに「技術」でカバーできるのか。これが日本経済の運命を決定付けることになる。 一応、政府も「サービス業の生産性向上」のための投資戦略を打ち出そうとしている。安倍内閣は2017年5月30日、第9回未来投資会議を開催。総理は会議後の記者会見で、 「少子高齢化に直面する日本は、失業問題を恐れずに人工知能やIoT、ロボットなどを存分に活用できます。ものづくりが強く、医療介護や工場のデータも豊富です。このチャンスを産業の変革だけには終わらせません。日本は、新たな技術をあらゆる産業や日常生活に取り入れ、1人1人のニーズに合わせる形で社会課題を解決する『Society5.0』を世界に先駆けて実現します」 と、語った。 会議では、具体的には、 ●介護ロボット等の導入促進(介護) ●「アイ・コンストラクション」の対象拡大、公共工事の3次元データのオープン化、インフラ点検・災害対応ロボットの開発促進(土木・建設) ●トラックの隊列走行の実現、地域における無人自動走行による移動サービスの実現、小型無人機(ドローン)による荷物配送の実現、安全運転サポート車の制度整備・普及促進(運送) などが提言された。これらの施策は、筆者が著作『日本が世界をリードする! 第4次産業革命』(徳間書店)などで訴えていたソリューションそのままだ。介護、土木・建設、運送など、ヒトが動かざるを得ない分野において「ヒトの動作」を支援する技術投資、設備投資こそが第4次産業革命なのだ(ちなみに、第3次産業革命はコンピューターやインターネットの発達により、ヒトの「情報へのアクセス」を支援し、生産性を向上させた)。 また、安倍総理の発言の冒頭「少子高齢化に直面する日本は、失業問題を恐れずに」という部分は重要だ。筆者は「第4次産業革命」などにおいて、生産年齢人口比率が低下するわが国では、他の国とは異なり「技術的失業」を恐れずに新技術の導入ができる。よって第4次産業革命は、日本がけん引すると繰り返し語ってきた。技術的失業とは、技術進化により失職する人々が激増する「可能性がある」という問題だ。日本の場合は、そもそも人手不足が深刻化していくため、技術的失業を恐れる必要は全くない。 問題は、安倍政権が人手不足に対する解決策として、なぜか生産性向上と「移民受け入れ」を同時に進めている点だ。生産性向上で人手不足が埋まるならば、そもそも外国人労働者を受け入れる必要はないはずだ。 現在の日本は深刻化する人手不足を受け、 「移民受け入れを続け、国民が貧困化する移民国家と化すのか?」 「生産性向上により、経済成長の黄金循環が回り始めるのか?」 の瀬戸際にある。いずれの道を進むのか、すべては今後のわれわれ、日本国民の選択にかかっている。みつはし たかあき(経済評論家・作家)1969年、熊本県生まれ。外資系企業を経て、中小企業診断士として独立。現在、気鋭の経済評論家として、分かりやすい経済評論が人気を集めている。
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GI天皇賞・秋追い切り速報 バランスオブゲームまた固まった
2006年10月25日 15時00分
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2006年10月24日 15時00分
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2006年10月07日 15時00分
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1999年11月13日 11時50分