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その他 2015年03月04日 11時45分
大河原氏デザインの「アニメドール」トロフィーお披露目
3日、アニメーション作品の振興を目的とした国際アニメーション映画祭「東京アニメアワードフェスティバル(TAAF)2015」の会期中に発表される特別賞「アニメドール」受賞者に授与されるトロフィーのお披露目会が都内の「DMM.make AKIBA」で行われた。 発表会にはトロフィーのデザインを担当した『機動戦士ガンダム』、『ヤッターマン』などのメカデザインで知られる大河原邦男氏の他、DMM.makeプロデューサーでの小笠原治氏、Crevo CEOの岩佐琢磨氏、トロフィーの3Dデザインを担当した吉田晃永氏が出席した。 今回のトロフィーは3Dプリンターで制作、昨年に引き続きトロフィーのデザインを担当した大河原氏は、「前回は細工がほとんどできない超合金でしたが、今回に関しては、(TAAFの開催地)日本橋という大きなヒントをもらいまして、日本橋の麒麟の翼、そして地球。それとアニメを発信するというイメージなどをデザインしました」と今回トロフィーのコンセプトを語った。 大河原氏は自身のキャリアについて、「1972年に竜の子プロダクション(現タツノコプロ)に入社し、新入社員としてまずは背景のテクニックを教わりました。そこで科学忍者隊ガッチャマン』が始まるから、メカデザインをやってみないかと誘われ、背景に戻るチャンスを失い、43年間、メカデザインをやっています(笑)」コメント。 最近は、大河原氏に憧れてロボット開発者や自動車のデザイナーなど、物作りに係る仕事についたという人に会う機会も多いとのことで、「ファンの方がアニメのそれ(自分がデザインしたロボット)を実現させようとして頑張ってくれていて、すごく責任を感じております(笑)」と楽しそうに話した。今後の目標としては「元々『ヤッターマン』に出てくるようなロボットが大好きなので、家庭の中の癒し系のロボットをやってみたい」とのこと。 TAAFは、昨年スタートした映画祭で、今年で2回目。今年の「アニメ オブ ザイヤー」には『アナと雪の女王』、『STAND BY ME ドラえもん』、『妖怪ウォッチ』、『ラブライブ!』などがノミネートされている。TAAF2015は、19〜23日にTOHOシネマズ日本橋(東京都中央区)などで開催される。(斎藤雅道)
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芸能ニュース 2015年03月04日 11時45分
竹内結子、ビールラウンジに出没する!?
女優の竹内結子が3日、都内でサントリー「マスターズドリームラウンジ」オープン発表会に出席した。 「ザ・プレミアム・モルツ」イメージキャラクターの竹内は、ビールを思わせる金色のドレスで登場、今月17日発売のサントリービールの新商品「ザ・プレミアムモルツ マスターズドリーム」のCM制作に携わった作曲家の久石譲と、書道家の武田双雲と共にトークショーを行った。 新商品を試飲した竹内は「いつものプレモルもすごく好きですが、この新商品はコクがあり、香りもあるし特別な新しい一杯です。ファンになりそうですね」とニッコリ。 3月4日から18日まで、期間限定でオープンするラウンジについては「落ちついた空間にソファがあり、ビールを飲みながらゆったりくつろげますね。待ち合わせや仕事終わりに過ごせる場所です。私もフラッと行くかもしれませんよ」と笑顔で出没予告した。
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アイドル 2015年03月04日 11時45分
Berryz工房が武道館でラストコンサート
アイドルグループ、Berryz工房が3日、日本武道館でラストコンサートを開催した。同グループは無期限の活動停止に入る。 Berryz工房は、2004年にハロー!プロジェクト・キッズ15人の中から選抜された8人で結成。同年3月にシングル「あなたなしでは生きてゆけない」でデビュー。07年にはさいたまスーパーアリーナでの史上最年少ライブを開催している。
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アイドル 2015年03月04日 11時45分
松井玲奈がテレビアニメの声優に初挑戦
SKE48の松井玲奈(乃木坂46兼任)が、日本テレビ系列で放送されるテレビアニメ「電波教師」で、主人公・鑑純一郎の妹である鑑純音の声優を務めていることがわかった。松井は今回がテレビアニメの声優初挑戦となる。 テレビアニメ「電波教師」は毎週土曜日放送。初回放送は2015年4月4日(土)。17時30分から。
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社会 2015年03月04日 11時45分
330本のAVに出演したセクシー女優が女子高生らを男に紹介
約330本ものAV(アダルトビデオ)に出演したセクシー女優が、男に女性を紹介する行為を繰り返していた。その女性のなかには、女子高生もいたというから驚きだ。 大阪府警少年課は2月25日までに、16歳の女子高生を男に紹介し、わいせつな行為をさせたとして、児童福祉法違反(淫行させる行為)と児童買春・ポルノ禁止法違反(周旋)の疑いで、セクシー女優のA(27=同府大阪市東住吉区矢田)を逮捕した。 逮捕容疑は、13年8月20日、大阪市天王寺区で女子高生に男(48)=児童買春・ポルノ禁止法違反容疑で書類送検=を引き合わせ、わいせつな行為をさせた疑い。男は2万5000円を支払い、Aと女子高生が折半していた。 Aは「少女が16歳と知っていた。何もしないで、お金を稼げると思ってやった」と容疑を認めている。 府警によると、Aはヌード撮影会の際に知り合った男性客から要望を受けて、出会い系アプリなどで知り合った女性を、撮影モデル名目で紹介し、わいせつな行為をさせていた。その回数は2年間で約150回というから、完全に常習化していた。 Aは、「倉木百合子」「森野琴梨」「沢田りほ」の名義で、約330本のAVに出演。そのDVDはアダルト動画販売サイトなどで、今でも購入可能。 企画物と呼ばれる作品への出演が多かった。出演したAVの本数こそ半端な数ではないが、何回も芸名を変えるなど、決して売れていたセクシー女優とはいえないようだ。(蔵元英二)
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芸能ネタ 2015年03月04日 11時09分
さまぁ〜ず・三村マサカズとヒロミ 遂に完全和解!
3日、テレビ朝日「ロンドンハーツ」で「もしもこんな2人を飲ませたら…」の企画に、お笑いコンビのさまぁ〜ず・三村マサカズとヒロミが出演し、遂に完全和解した。 三村は2014年3月31日に生放送された「笑っていいとも! グランドフィーナーレ」で、「ヒロミさんが嫌いでした!!」とヒロミもいる場で衝撃発言。物議を醸し、三村とヒロミの関係性がクローズアップされた。 同企画は、三村と千原ジュニアが酒を飲みながら本音を語るという内容で、ジュニアが共演NGについて聞くと、「俺、ヒロミさんと一悶着あったのよ」と告白。ある番組でヒロミと三村とスタッフだけでエジプトロケに行った際に、三村にとってはイヤな出来事があったという。 夕食時にウサギの肉が出された際に、ヒロミから三村が先に食べるように指示されたため、三村は「コレ、臭いっすね〜」とリアクションしたが、ヒロミから「リアクションが面白くないよ、三村! 俺、(上島)竜ちゃんと出川(哲朗)でオファーしたのに、何でお前来たの?」とかなり本格的なダメ出しを受けたという。 このダメ出しには三村も相当堪えたようで、「東京に帰ってきて、カミさんと2人でカラオケに行って。2000年、『TSUNAMI』(サザンオールスターズ)歌って、歌詞が響いたのか、俺号泣しちゃって。悔しさとか今の現状とか…こいつ(嫁)と共に行かなきゃとか。色んな想いが重なり合って泣いちゃって…。そっから人生で初めてヒロミさんNGにしたのよ。笑いも、暮らしも、幸せ具合も全部あの人を超えるっていう、目標に切り替わったの」と全てを吐き出した。 「そしたら(ヒロミが)勝手にリタイヤしてさ、事業とか始めて。ちょっと俺の中で肩すかし感がね…だからまだ俺の中でちょっと認めてない」と今でもある心の中のモヤモヤ感を吐露。 最近では、三村はとんねるずの木梨憲武と仲が良く一緒に酒を飲んでいたが、ヒロミも木梨と非常に仲が良いのは有名。ヒロミは相方の大竹一樹がいる時はお酒の場に来ていたが、三村がいると来なかったという。 その後、木梨から正月休みのハワイ旅行に誘われて、ヒロミと対面。「『何か色々あってごめんなー』ぐらいで、でも俺の中ではエジプトの深い闇みたいのがあって。『ヒロミさん、キツかったですよ当時』みたいなの言って…」とやり取りを説明。その際に和解は成立したようだが、実は2人は「いいとも!」以来、共演していない。 その話を聞いたジュニアはヒロミを呼び、2人は対面。ヒロミは「どうせ悪口でも言ってたんだろ!!」とニヤニヤしながら登場した。 当時、三村のことをどう思っていたのかという疑問にヒロミは、「俺、すげぇ可愛がっていたから。バカルディはね」と答えた。当時、「ボキャブラ天国」のレギュラーを務めていたヒロミから番組出演へのオファーを受けていたが、バカルディは断り続けていたという。ヒロミは「俺の中では何で散々呼んだのに出なかったのとか…」と疑問を感じていたようだ。 そしてジュニアがヒロミにエジプトの深い闇を説明。すると、ヒロミは「それは申し訳ない。申し訳ない」と謝罪。三村が抱いていた長年の想いをヒロミも真摯に受け止めた。 さらに「俺、結構気にして見てたんだよね。内村(光良)と一緒になってやって、内村みたいなタッチ…やり方がバカルディには合ってたんだなぁとかさ。俺のやり方はちょっと違ったんだろうなとかさ。自分でも多少先輩ヅラして後輩をどうにかしてやりたい!! 出て行ければ良いな…、いろいろと振ったりだとかやってたつもりだけど、生かしたのか殺したのかよく分かんないところもあんだよね」と自分のやり方が正しかったのか悪かったのか自問していたようだ。 腹を割って話した2人は一気に距離が縮まり、三村がヒロミに対してツッコミをみせるなど、かなりリラックス。ジュニアが席を離れ、久々の2ショットになると、三村は「今日よかったです」とグラスを合わせ乾杯した。 ここに15年の因縁が遂に解決し、完全和解となった。 帰り際にはヒロミから手を差し伸べガッチリ握手。「いつか三村番組やろうな」と誘うと、三村も「普通にやりましょう」と嬉しそうだった。
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芸能ニュース 2015年03月03日 17時50分
広瀬アリス、運命の人は8年後に現れる!?
女優の広瀬アリスが3日、東京・日比谷公園の噴水広場でサンリオ人気キャラクター“マイメロディ”の生誕40周年記念「マイメロディの思いやりお花屋さん」OPEN記念式に出席した。 特別店長に就任した広瀬は「小さい頃にお花屋さんになりたかったので今日は夢が叶いました」とニッコリ。「マイメロディ」が大好きという広瀬は「保育園の頃にメロディちゃんのハンカチやバッグなど、たくさんのグッズを持っていたくらいです。今日イベントで共演出来ると聞いて親に電話しました」と大興奮。 ひまわりの花が一番好きという広瀬。花を贈りたい男性について聞かれると「この間、占いに行った時に『28歳になったら現れます』と言われました。あと8年後ですね。今は漫画とアニメでリア充です」と恋愛はまだまだ先の様子。報道陣からひまわりの花言葉は「私はあなただけを見つめる」だと聞かされると「言ってもらいたい〜! でも8年後ですね」と苦笑い。(アミーゴ・タケ)
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芸能ニュース 2015年03月03日 15時30分
イーストウッド監督作品が連破し、ガッキーとももクロがトップ10に食い込んだ今週の映画ランキング
2月28日、3月1日の映画興行収入ランキング(興行通信社発表)が発表され、クリント・イーストウッド監督作品「アメリカン・スナイパー」が2週連続1位を獲得した。 同作は週末2日間で興収約3億円を記録し、公開9日間で興収10億円を突破した。先日、同作の主人公のモデルとなった米海軍特殊部隊「シールズ」(SEALS)の元狙撃手クリス・カイル氏を射殺した元海兵隊員の被告に対し、仮釈放なしの終身刑が言い渡されるなど、注目度が高いことも興収アップにつながったようだ。 邦画の新作では、ガッキーこと新垣結衣主演の「くちびるに歌を」が興収約8300万円で初登場4位、人気アイドルグループ、ももいろクローバーZが主演した話題作「幕が上がる」が初登場5位となった。 「新垣はこれまで数多くの作品に主演したが、代表作になりそうな作品に恵まれなかった。しかし、この作品では合唱部を率いる教師役が見事にハマった。一方、ももクロの映画は軒並みネットのレビューで高い評価を得ている。著名な演出家にみっちりと演技を仕込まれたためメンバーが好演。おまけに、公開前の有料上映も興収にカウントされるため、順位こそ『くちびるに歌を』を下回っているが、すでにトータルの興収は上回っている。来年の賞レースにガッキーとももクロは絡みそう」(映画ライター) 公開スクリーンは「くちびるに歌を」が260、「幕が上がる」が127だが、7位に入った大人気ロボットアニメのシリーズ最新作「機動戦士ガンダム THE ORIGIN I 青い瞳のキャスバル」はわずか全国13スクリーンの公開ながら、1スクリーンあたりの興収で非常に高い稼働率を記録し根強い人気をみせた。 7日には2部作の大作「ソロモンの偽証 前篇・事件」、人気アニメ映画シリーズの最新作「映画ドラえもん のび太の宇宙英雄記(スペースヒーローズ)」が公開。いずれも来週のトップ10上位に食い込みそうだ。
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芸能ニュース 2015年03月03日 15時30分
【週刊テレビ時評】妻夫木聡主演映画「ジャッジ!」は草なぎドラマに完敗! 同時間帯で最低視聴率
妻夫木聡主演の映画「ジャッジ!」(昨年1月公開)が2月28日土曜日午後9時より、フジテレビの「土曜プレミアム」枠で地上波初放送されたが、視聴率は惨敗を喫した。 同映画は落ちこぼれの広告マン・太田喜一郎(妻夫木)が、上司の大滝一郎(豊川悦司)から世界最大の広告祭「サンタモニカ国際広告祭」の審査員の仕事を押し付けられ、会社の同僚である大田ひかり(北川景子)と夫婦という設定で現地に渡って奮闘するコメディ。 地上波では初の放送とあって、それなりの視聴率が期待されたが、弾き出された数字は6.1%(数字は以下、すべて関東地区)と惨たんたるものだった。 裏で放送された草なぎ剛主演のドラマ、土曜ワイド劇場 特別企画「スペシャリスト3」(テレビ朝日)は14.8%の好視聴率をゲットし、「ジャッジ!」にダブルスコア以上の大差をつけた。 同日午後9時台の他局は、日本テレビ「学校のカイダン」(広瀬すず主演)第8話が7.6%、TBS「世界ふしぎ発見!」が11.5%、テレビ東京「出没!アド街ック天国」が10.5%、NHK土曜ドラマ「限界集落株式会社」(反町隆史主演)最終回(第5話)が6.2%で、「ジャッジ!」は同時間帯で最低だった。 視聴率が低迷するNHK大河ドラマ「花燃ゆ」(日曜日午後8時〜)第9話(3月1日)は、前週の東出昌大(久坂玄瑞)に続き、高良健吾(高杉晋作)の上半身裸のシーンを投入したものの、視聴率は12.9%で、0.1ポイントダウンで伸び悩み。 第17話(4月26日放送)まで出演予定で、先にクランクアップした伊勢谷友介(吉田松陰=寅次郎)は「10%に達していればいいのかなと。ちゃんと見ている人には伝わっているのでは」と、消極的ともとれる発言を残したが、現状の数字のままでは、大河ドラマとしてはなんともさびしいかぎり。 草なぎ主演「銭の戦争」(フジテレビ/火曜日午後10時〜)第8話(2月24日)は12.6%で、前週より1.8ポイントダウン。 堀北真希主演「まっしろ」(TBS/火曜日午後10時〜)第7話(同24日)は4.6%で、今クールのプライム帯の民放連ドラでワーストタイの視聴率。 柴咲コウ主演「○○妻」(日本テレビ/水曜日午後10時〜)第7話(同25日)は14.3%で、前週より1.0ポイントアップ。 「DOCTORS3 最強の名医」(沢村一樹主演/テレビ朝日/木曜日午後9時〜)第8話(同26日)は13.2%で、前週より0.7ポイントアップ。 真木よう子主演「問題のあるレストラン」(フジテレビ/木曜日午後10時〜)第7話(同26日)は9.5%で、2週連続2ケタ台はならず。 先週、先々週と2話ずつ2時間枠で放送された「出入禁止(デキン)の女〜事件記者 クロガネ〜」(テレビ朝日/観月ありさ主演/木曜日午後7時58分〜)最終回(第7、8話=同26日)は5.9%で、全話の平均は6.4%だった。 亀梨和也主演の深夜ドラマ「セカンド・ラブ」第4話(同27日)は7.3%で、前週より1.0ポイントアップ。 西島秀俊主演「流星ワゴン」(TBS/日曜日午後9時〜)第7話(3月1日)は9.0%で、前週と同視聴率で、4週連続1ケタ台に沈んでいる。 昨年1月に公開され、地上波初放送となった映画「小さいおうち」(松たか子主演)は同1日午後9時より、テレビ朝日の「日曜洋画劇場」枠でオンエアされ、視聴率は12.2%だった。 また、同1日のゴールデン帯の日本テレビのバラエティー番組、「ザ!鉄腕!DASH!!」は21.1%、「世界の果てまでイッテQ!」が21.6%、「行列のできる法律相談所」は20.5%で、3週ぶりに3番組連続の大台達成。なかでも、「イッテQ!」は6週連続の20%超えとなった。(坂本太郎)
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スポーツ 2015年03月03日 15時30分
2015年12球団戦力分析 『混セ&パ2強』説は本当か!?(巨人編)
原辰徳監督は『チーム解体』を宣言するなど、ゼロから作り直す覚悟を語っていた。 キャンプ終盤、阿部慎之助は右ふくらはぎの張りで別メニューが続いている。ベテラン・村田修一も調子を落とし、オープン戦を2試合続けて外された。指揮官は口にこそ出さないが、「無理をさせる時期ではない」と判断し、若手、中堅でオープン戦を戦っているのだろう。 しかし、こうも思った。 巨人は選手層が厚いように見えて、実はそうではない。本当に阿部、村田のどちらかを欠いたとき、人材難に陥るのではないだろうか。阿部、村田、遊撃手・坂本勇人はクリーンアップ候補であり、正二塁手を争っている片岡治大、井端弘和も『2番』という打順の重要どころを任される選手だ。彼らの代役を務める選手には“ハイレベルな打撃能力”も求められるのだ。でなければ、打線の得点能力は一気にダウンする。 一塁(=阿部)、三塁(=村田)を守れる控え内野手はいないわけではない。寺内崇幸、藤村大介、中井大介、一軍キャンプに抜てきされた辻東倫もいる。亀井善行、高橋由伸も一塁を守れる。亀井、高橋由は外野手だ。故障・リハビリの影響で長野久義、アンダーソンが開幕に間に合わない可能性が高く、外野手として、開幕スタメン出場が予想されている。ちょっと飛躍するが、高卒ルーキー・岡本和真の今シーズン中の一軍デビューもあり得るのではないだろうか。 阿部、村田が“健在”のうちにテストすべき選手はいた。辻東倫(20)だ。昨秋、21U日本代表に選ばれたのが自信になったのか、好守ともにハツラツとした動きを見せていた。主にショートでノックを受けていたが、グラブ捌きも柔らかく、スローイングも正確で、片岡、井端がもたついているようなら、『二塁・辻』もあるのではと思った。 投手陣では、リリーフ転向の澤村拓一が目立っていた。「速い」のひと言で、ボールが唸っていると言っても大袈裟ではない。これまで、先発で好成績を残せなかった要因でもあるが、この高めに来るストレートは天下一品だが、低めを狙うと、その精度がツーランクくらい、落ちてしまう。1イニングのクローザーであれば、高めのストレートと変化球で十分かもしれないが、救援陣の顔ぶれを見てみると、マシソン、久保裕也、高木京介、山口鉄也に、新人の戸根千明、同・高木勇人が加わっただけ。左腕・山口の調整が遅れており、澤村、マシソンは右投手でタイプも似ている。ポイントは「左のリリーバー」で、戸根がカギを握っているような印象を受けた。 新外国人のアーロン・ポレダ(左投手=前レンジャーズ)は先発が予定されているが、救援の経験も豊富。メジャー情報に詳しい関係者は「コントロールが悪い」と否定的な見方をしていたが、ブルペン捕手の構えたところにきちんとボールが行っていた。実戦マウンドに行けばまた違うのかもしれないが、内海、杉内、菅野、小山の先発組が順調に開幕を迎えれば、左腕・ポレダも救援にまわせるのではないかと思った。 30代半ばの選手が増えてきた。世代交代はその30代半ばの主力選手が“そこそこの成績”を残しているので遅々として進まない。4連覇はV9以来の快挙となるが、このメンバーで優勝を狙うのは“ラストチャンス”ではないだろうか。