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先週の1位と2位が不動だった今週の映画ランキング

 4月4日、5日の映画興行収入ランキング(興行通信社発表)が発表され、「映画ドラえもん」シリーズ35周年記念作品となる「映画ドラえもん のび太の宇宙英雄記〈スペースヒーローズ〉」が2週連続の首位を獲得した。

 先週1位に返り咲いた同作は公開5週目に入ったが、4日と5日で興収約2.6億円をあげ、累計興収は34億円を突破。昨年公開された映画版の前作「新・のび太の大魔境 〜ペコと5人の探検隊」の35.8億円が射程圏内に入った。

 2位は先週に続いて「映画 暗殺教室」。公開3週目で累計興収20億円を突破した。主演の山田涼介が所属するジャニーズ事務所のアイドルグループ「Hey! Say! JUMP」とえいば、先日、同じ事務所の先輩グループ・V6とともに今夏の日本テレビ系「24時間テレビ」のメインパーソナリティーをつとめることが発表されたばかり。映画のさらなるヒットで山田と同グループの知名度をアップさせたいところか。

 注目の初登場作品は、3位に入ったエイプリルフールの1日に公開された、戸田恵梨香、松坂桃李ら豪華キャストが出演した「エイプリーフルールズ」で2日で興収約1.6億円をあげた。松尾スズキ監督と松田龍平が10年ぶりにタッグを組んだ「ジヌよさらば かむろば村へ」は10位で興収約0.5億円をあげた。

 5位は先週4位だった、福士蒼汰と有村架純のW主演で人気コミックを映画化した青春ラブストーリー「ストロボ・エッジ」。7位と8位はは先週と変わらず、7位は人気シリーズの最新作「スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号」、8位は大沢たかお主演の壮大な人間ドラマ「風に立つライオン」が入った。

 「今週はトップ10のうち7作が邦画。かつては洋画ばかりがヒットして邦画が低迷し、『洋高邦低』と言われていたが今やすっかり逆転した」(映画ライター)

 そんな中、10日に「第87回アカデミー賞」で同年度最多タイの9部門でノミネートされ、作品賞、監督賞を含む4部門を受賞した「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」が公開されるだけに、首位獲得なるか?

 邦画では11日公開の、話題を呼んだ衝撃作の後編「ソロモンの偽証 後篇・裁判」がどこまで来週のランキングで上位に食い込むかが注目だ。

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