-
芸能 2016年12月17日 17時00分
NHK「紅白」 「恋ダンス」ガッキー釣りへ
大晦日に放送される「第67回 NHK紅白歌合戦」。出場歌手や企画なども発表され、注目を浴びている。また、やはり年内で解散するSMAPの動向も気になるところだが、女優・新垣結衣にも企画出演の白羽の矢が立っているという。 現在放送中のTBSドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」で主演を務めている新垣。回を追うごとに視聴率は上昇し、番組のエンディングで流れる「恋ダンス」も大きな話題を呼んでいる。 実は、「紅白」出場歌手の中に、同ドラマで新垣と共演している星野源が出場することになっている。 「本命はSMAPの出場ですが、もしなかった場合には、やはりそれなりの目玉が必要。他局のネタではありますが、これだけ大きな話題になれば、やはり『恋ダンス』を企画枠でやりたいはず。星野もいることですしね。ただ、その際には当然、新垣に出演してもらいたいはず。そこらへんの交渉はすでに始まっているようです」(芸能記者) 果たしてどうなるのか、注目だ。
-
芸能 2016年12月17日 17時00分
週刊裏読み芸能ニュース 12月10日から12月16日
■12月10日(土) ピコ太郎のイベントに1万人が集結 「PPAP」が世界的にヒットしているピコ太郎がラゾーナ川崎でファーストアルバム「PPAP」の発売記念イベントを開催。会場には近年で最多となる1万人が集結した。 「本来、ラゾーナはイベントの人数を公表することはNG。しかし、ピコ太郎の勢いを証明するため、あえて主催者側が数字を公表したようだ」(ワイドショー関係者) アルバムは発売初週で2.1万枚を売り上げオリコンランキング3位となった。■12月11日(日) ASKA容疑者の娘がライブを開催 先月、覚せい剤で逮捕されたASKA(本名・宮崎重明)容疑者の長女で、シンガーソングライターの宮崎薫が横浜市内でライブを開催。集まった報道陣をスルーして会場を後にした。 「父の覚せい剤騒動で大手レコード会社との契約を解除され活動休止。今はほとんど趣味の延長のような規模で活動をしている。父親を思いきって批判するなりすれば、一躍名前が売れたはずだが」(音楽関係者)■12月12日(月) 坂口健太郎が交際質問にノーコメント 女優の高畑充希との交際が報じられている坂口が、都内で行われたシンガーソングライターのmiwaとのW主演映画「君と100回目の恋」の完成披露舞台あいさつに登場。終了後、報道陣から交際についての質問が飛んだが、ノーコメントで会場を後にした。 「さわやかイメージだが素顔はなかなかの肉食系。そんなに長く交際は続かないのでは…」(女性誌記者) お互い売れっ子のカップルだけに交際の行方が注目される。■12月13日(火) 成宮寛貴さんの引退にショックのあの大物 「フライデー」(講談社)で薬物使用疑惑を報じられ9日に引退を発表した成宮さんだが、この日発売の「女性自身」(光文社)が、引退前日の8日、成宮さんの元所属事務所社長が「相棒」シリーズ撮影中の水谷豊さんのもとを訪れ、約1時間にわたり報告していたことを報じた。 「水谷は成宮さんの俳優としての才能を買っていて3代目相棒に抜てき。まるで成宮さんの父親のように接していただけに、薬物疑惑を晴らせないままの引退でかなりショックを受けたようだ」(テレビ朝日関係者)■12月14日(水) 香川照之が離婚報道を謝罪 この日、一部スポーツ紙で21年連れ添った夫人との離婚が報じられた香川が夜に報道陣に対応。「私の力不足でした」と謝罪した。■12月15日(木) ファンキー加藤が報道陣をスルー 6月にお笑いコンビ「アンタッチャブル」の柴田英嗣の元妻とのW不倫騒動が発覚した加藤だが、都内で行われた主演映画「サブイボマスク」のDVD発売記念イベントに登場。終了後、報道陣の質問をスルーして会場を後にした。 「男を下げた加藤に対し、柴田は男を上げてオファーが増えた。いまだに、柴田は元妻をバックアップしているという情報もある」(週刊誌記者)■12月16日(金) ノンスタ・石田が相方の不祥事を謝罪 相方の井上裕介が11日にタクシーと接触事故を起こし活動を自粛している、お笑いコン・NON STYLEの石田明が東京・立川市でのイベント出演前に報道陣に対応。報道陣に謝罪し、井上を励ましていたことを明かした。 「相方が不祥事を起こした場合、これまでのケースで真摯に対応していれば仕事に影響することなく、相方の復帰まで待つことができる。石田は見事な対応だった」(芸能記者)
-
スポーツ 2016年12月17日 16時38分
糸井だけではない! 金本改革2年目のキーマンは高代ヘッド
秋季キャンプを終え、改革2年目の展望が見えてきた。金本知憲監督は関西メディアの取材を受け、「腹が立って、目が覚めるときもあった」と、今季低迷の悔しさを語っていた。不甲斐ない選手に対しても腹立たしく思った日もあっただろうが、「自分自身にも腹が立って…」と話していた。 「采配が裏目に出たこともあったようです。監督1年目だから仕方ないと思いますが、サインを出すタイミングを見誤って、好機を逸する場面があったそうです。バントのサインを出そうとして、迷っているうちにバッターのカウントがすでに2ストライクまで追い込まれていたとか」(在阪記者) チームとして、レベルアップしなければならない部分もある。 チーム総盗塁数59。リーグワーストであり、パ・リーグ盗塁王・糸井嘉男の53を足して、リーグトップの広島の118にほぼ同じ計算になる。セ・リーグ対戦チームも糸井に対してはかなり警戒しているだろうから、53の盗塁数は減るかもしれない。しかし、チーム全体に「走る」の意識が浸透すれば、芽生えれば、糸井一人に頼りきる図式にはならないだろう。 攻撃陣に「走る」の意識を定着させるのと同時に、着手しなければならない『守備の課題』もある。盗塁阻止率だ。今季、チームでもっとも多くスタメンマスクを被った原口文仁の盗塁阻止率は2割3分3厘。一時期は2割を切っていた。秋季キャンプでは坂本誠志郎が盗塁を刺すバッテリー練習でかなり高い阻止率を見せた。第2クール初日まで100パーセントだった。打撃力のある原口を一塁にコンバートする案も検討されたが、矢野燿大作戦兼バッテリーコーチは坂本、梅野らを含め、正捕手争いを続けさせる結論を出した。 「盗塁阻止率が悪いのは、投手にも責任があるんです。阪神投手陣は全体的にクイックモーション、牽制がヘタ。秋季キャンプではブルペン投球でクイックや牽制の練習もさせていました」(プロ野球解説者) 走塁強化と、この盗塁阻止率向上を含めた投内連携の練習を統括指揮していたのは、高代延博ヘッドコーチだった。 来季、首位争いができるかどうかは高代ヘッドに掛かっているのではないだろうか。高代ヘッドは今季、打撃、投手(バッテリー)、守備の各担当コーチに配慮し、「見守る」「一歩引いて苦言を呈する」の立場を貫いた。 「若手に二軍降格を告げる役目、ミスをした選手を叱るのは高代ヘッドでした。いちばんイヤな役目を買って出たというか…」(チーム関係者) 前出のプロ野球解説者がこう言う。「金本監督は北條(史也=22)を認めつつあります。『(バットを)振る力が付いてきた』と褒めており、おそらく、正遊撃手として来季はスタートさせるでしょう。鳥谷をショートで競わせるより、両方を生かす方法も模索しているような印象を受けました」 高代ヘッドの教えが浸透すれば、攻守ともにレベルアップできる。北條、糸井、盗塁阻止率の不安を解消できる正捕手が出現すれば、チームの要ともいえるセンターラインも構築できる。また、北條にとって、来季が飛躍の年となれば、首位戦線で戦うのも決して難しいことではない。
-
-
レジャー 2016年12月17日 16時10分
本当にあった怖い彼氏(6)〜無断で私の元カレに会いに行く男〜
原田花絵(仮名・22歳) 今の彼氏は出会った時から、とにかく私の過去を詮索してくる人でした。今まで何人と付き合ったことがあるか。どこでデートしたことがあるか。どんなものをプレゼントされたかなどです。そして元カレに関わりのある物は、返し忘れたCDからメールなどのデジタルデータまで、隅々まで調べて処分させられました。 そんなある日、元カレから突然、電話があったのです。別れてからは、ほとんど連絡を取っていなかったので驚きましたが、話を聞いてみると、私の彼氏がいきなり会いに来たというのです。でも今の彼氏は、元カレの居場所など知らないはず。それで話を聞いてみると、どうやら私の携帯メールを調べた際に本名を覚え、SNSや周りの友人に聞くなどして、元カレの勤め先を突き止めたようなのです。そして彼氏は元カレに向かって、私の写真のデータを消せ、と高圧的に要求してきたそうです。 私には彼氏がそこまでするのに、思い当たる節がありました。その数日前、いつものように彼が私の過去について色々と質問してくるなかで、元カレの話になったんです。そこで過去に、ベッドで写真を撮られたことがあるかという質問をされたのですが、嘘をつきたくなかった私は正直に「少しある」と答えてしまいました。おそらく彼氏は、過去の男が私のあられもない姿の画像を持っているのが我慢できなかったのだと思います。元カレが言うには、何度追い返しても、彼氏がつきまとってくるので、警察に相談することも考えているとのことでした。 なので私は「もうやめてほしい」と伝えたのですが、彼氏は「アイツ、俺が何度データを消せと言っても、ごまかすんだよ。どうせ今でもお前の画像を見てるんだろ。殺してやりたい」と恐ろしいことを真剣な表情で話すのです。この先、彼が何か事件を起こさないか怖くて仕方がありません。いくら嫉妬しているからといって、勝手に元カレに会いに行くなんて異常ですよね。大きな問題が起こらないうちに別れようと思っています。(取材/構成・篠田エレナ)写真・Bruno Girin
-
芸能 2016年12月17日 16時01分
高視聴率のドラマ「家政夫のミタゾノ」TOKIO松岡昌宏は女装がまんざらでもなく続編決定か
深夜番組枠にも関わらず、10月クールで高視聴率を連発させたのがTOKIOの松岡昌宏主演のドラマ「家政夫のミタゾノ」。続編制作の話が浮上しているという。 松岡が女装し、家政婦となって派遣先の家庭を破壊し、再生するというストーリーで展開された。かつて松嶋菜々子主演でヒットした「家政婦のミタ」を彷彿させるつくりだったが、これが初回から高視聴率を連発させたのだ。 「もともとテレ朝の金曜深夜枠は、深夜とはいえ6〜7%くらいの視聴率を取るんですが、それでも、『ミタゾノ』はこれまで以上に高い数字で、全8話で終わったのがもったいないという声は視聴者だけではなく、テレ朝の局内からも上がっているんです」とはある制作会社関係者。 このドラマ枠はこれまでにもゴールデンで勝負するようなドラマではなく、「やや挑戦的」なものを送り出してきた。「『ミタゾノ』もそのひとつでしたが、これは続編を作るべきではという雰囲気はあるんです。最終回もミタゾノの正体が明らかになるかといえば、謎を残したままにしてあるのも、続編を作りやすい設定にしたという話もあるくらいですから」と同関係者は言う。 問題は女装する松岡だ。さすがにジャニーズタレントがドラマとはいえ、そう何度も女装をしていてはイメージにも関わりありそうだが、「ドラマの撮影中もなんだかんだ言って楽しんでいたという話です。そもそも女装が似合っているとかそういう次元の問題ではないですからね。いざ続編を作ろうとなっても嫌がらないんじゃないかと言われてますよ」とはテレビ局関係者。 再び「ミタゾノ」に会える日が来るかもしれない。
-
-
芸能 2016年12月17日 15時45分
ゲス川谷の恋人・ほのかりん 所属事務所から契約解除
人気バンド「ゲスの極み乙女。」のボーカル・川谷絵音との熱愛が報じられ、当時未成年飲酒も発覚したアイドルのほのかりんが、所属事務所から契約解除されたことが16日、わかった。所属事務所が公式サイトで報告した。 「弊社所属 ほのかりん について弊社契約規定(法令順守に関する)違反につき、一切のマネージメント及び所属契約を解除させていただきましたことをご報告申し上げます」と報告。 最後に「ファンの皆様、関係者の皆様、今までご支援下さいました皆様には多大なるご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪した。 ほのかは、9月29日発売の「週刊文春」(文藝春秋)で、川谷との熱愛&未成年飲酒が報じられ、その後芸能活動を自粛していた。ちなみに、川谷の方も、一連の騒動に対して責任を取り、12月4日から芸能活動を自粛している。
-
芸能 2016年12月17日 15時34分
朝ドラ『マッサン』のヒロインが離婚発表
14年のNHK連続テレビ小説「マッサン」でヒロインのエリーを演じた米の女優シャーロット・ケイト・フォックスが16日、自身のブログで今年初めに米国人の夫と離婚していたことを明かした。 同日のブログでシャーロットは「Happy Holidays!」の題名で近況と日本への愛情をつづったが、その中で「実は今年の初め、私と夫は別れました」と離婚を告白。離婚に至った経緯を、「私たちは、状況を成立させるために2人でとても努力しました。必死の努力をしたものの、最終的には成立させることができませんでした」とし、「それは2人にとってとても悲しい時間でした」と振り返った。 しかし、「今でも彼を、彼の人生を尊敬しています」、「困難な経験は、人をより強く、賢くしてくれます」と前向きな心境をつづっている。シャーロットは14年に夫を残して来日して以降、夫とは遠距離生活。一部スポーツ紙によると、昨秋、主演ミュージカル「CHICAGO(シカゴ)」でブロードウェーデビューを果たしたが、観賞したのは両親と祖母のみで、当時からすれ違いがあった可能性もあるというのだ。 「朝ドラでブレークし日本で名前を売った。その勢いでCDデビュー。シングル、アルバムをそれぞれ1枚ずつ発売したが、驚くほど売れず。今年4月クールでは芦田愛菜とW主演を務めたドラマ『OUR HOUSE』(フジテレビ)が放送されたが、平均視聴率は4.5%と惨敗。事務所も本人も予想外の“商品価値”の暴落ぶりで、今回の離婚発表は話題作りの目的もあったのでは。朝ドラのヒロインを務めただけに、なかなか使いどころが難しい」(テレビ関係者) 離婚を発表して心機一転のシャーロット。仕事とともに、プライベートでの新たな出会いも注目される。
-
芸能 2016年12月17日 15時30分
吉本新喜劇役者・島木譲二 脳溢血で死去 72歳
吉本新喜劇の役者、島木譲二(本名:濱伸二、はま・しんじ)さんが16日午前9時6分、脳溢血のため、入院先の大阪市内の病院で死去した。72歳だった。 通夜は17日午後7時から、葬儀告別式は18日正午から、いずれも大阪市内の典礼会館で執り行われる。
-
ミステリー 2016年12月17日 15時18分
しぼんで消えた謎の円盤!? 15歳の少年が撮影したUFO写真
1956年7月19日、15歳の少年が裏庭で奇妙なUFOを目撃した。 場所はアメリカはカリフォルニア州、サン・ベルナルディオという普通の町だった。それは巨大な円盤状で、家や町の上を監視するかのようにホバリングしながらゆっくりと動いていた。その大きさは直径6メートルほど、ヘリコプターと同じくらいか少し大きいぐらいだったが、ヘリや飛行機のように音はしなかったという。そのUFOはしばらく町の上空にいたが、やがて急にしぼんで小さくなるように変形し、消えてしまったという。普通はUFOといえば高速で飛行してどこかへ飛んでいってしまう事が多いので、非常に珍しいケースであると言える。少年はUFOを目撃した時、慌ててカメラを持ち出したためになんとか撮影に成功したのだという。 このUFOの写真は公開当時は非常に話題をさらったのだが、同時に普通の写真として考えるとピントに矛盾が生じるなど、疑問点の多いものであった。そこで、アメリカのUFO研究家チームが写真分析家に鑑定を依頼した所、この写真がフェイクである事が判明したのである。当初から指摘されていたのは、背景が鮮明な割にUFOのピントが合っていない点だった。鑑定の結果、カメラから円盤までの距離はわずか60〜70センチ程度しか離れていないと算出されたのである。UFOの端が見切れているのも不自然だったが、これらの点を踏まえて、このUFO写真は少年が友人らと模型を利用し、誰かが手で支えた模型を巧く見切れさせて撮影したものであるという結論が下されたのである。文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所
-
-
その他 2016年12月17日 15時13分
【不朽の名作】海上での長回しによるマグロ漁シーンが魅力の相米慎二監督作「魚影の群れ」
吉村昭の短編小説を原作としている『魚影の群れ』は、映画化の企画こそ持ち上がるが、その世界観を表現するのは不可能に近いとそのたびに頓挫していた。そんな作品を1983年、ついに映画にしたのが相米慎二監督だった。 原作と同名タイトルの同作は、青森県下北半島にある漁港・大間を舞台にした、マグロ一本釣り漁師を題材とした作品だ。同じ場所を舞台とした作品としては2007年に渡哲也主演でスペシャルテレビドラマとして放送された『マグロ』などがある。 同作は頑固なマグロ漁師・小浜房次郎(緒形拳)と、房次郎が男手一つで育て上げた娘・トキ子(夏目雅子)、トキ子の恋人で一人前の漁師になろうと志す青年・依田俊一(佐藤浩市)を中心に話が展開される。大間のマグロは延縄や網などで捕獲せず、小型漁船による、テグスを使った一本釣りのため、傷みが少なく高価な取引がされることで有名だ。しかし、その分危険も多く、ベテラン漁師の高度な技術や勘をもってしても、大事故につながることがある。そういった一獲千金の夢と死の危険がとなり合わせとなっている世界を生きる男・房次郎を緒形が体当たりで演じている。実際に巨大なマグロに、手鉤(てがき)を打ち込んで釣り上げるシーンなどもあり、緒形の漁師ぶりを堪能する映画といっても過言ではないだろう。 緒形は同作を撮影するに当たり、実際に大間のマグロ漁師と一緒に船に乗り込み動作を覚えたらしく、かなりなりきっている。マグロに引っ張られ、軍手をつけた手のひらで、テグスが摩擦するシーンが何度か出てくるが、本当に痛そうだ。船上ではセリフがあまり多くないのだが、動きや表情にどんな過酷な状況でもマグロを諦めないという意思がこもっている。テグスが誤って俊一に巻きつき、あたりが血まみれになるシーンなども、凄い緊迫感だ。なぜ房次郎が俊一の無駄な動きを見ると、殴って叱りつけていたか、一発でわかるシーンとなっている。 そういったシーンをさらに臨場感あるものにしているのが、相米監督の演出だ。相米監督といえばワンカットワンシーンの長回しが特徴だが、それを海の俯瞰や船上のシーンでやっており、荒々しい海と屈強な漁師の戦いを盛り上げる。クレーン移動を駆使して撮影したシーンらしい。 長回しをすると顔のカット割りなどが出来ないため、役者は全体の動きに注意しなければならない。表情だけのごまかしが利かないからだ。普通の撮影でも苦労するだろうに、同作では足元が悪い船上で、さらに巨大な本物のマグロを使って撮影している。よくこれ撮ったなと驚くことだろう。軽率な思いつきシーンが一切なく、真摯に演者とスタッフがマグロ漁に向き合っているのが伝わる。画面外の奮闘を見てみたい気持ちすらある。おそらくドキュメンタリー映画が一本出来てしまうほどの過酷な撮影だったのではないだろうか? 作品の大枠としては、房次郎のマグロ漁師としての生きざまと、俊一のマグロ漁に対する憧れと、なかなか認められない苦悩が描かれる。途中、北海道の漁港で、房次郎が元妻のアヤ(十朱幸代)と再会するシーンのみ若干独立した感じがあるが、それ以外はこの房次郎と俊一の行動が中心の作品といっていいだろう。ラストでのふたりのやりとりは、かなり印象的だ。大怪我を負ってもマグロを釣った俊一のために、房次郎は、自身の命と同じくくらい大事なとあるものを手放してでも、助けようとするのだから。房次郎と俊一のわだかまりが解けた演出としてこれ以上のものはないだろう。最後のオチはもしかすると、納得出来ない人もいるかもしれないが。 骨太という言葉が似合う作品はそうないが、この作品は数少ない骨太な作品と言えるだろう。風景や動作もそうだが、言葉も全編下北弁という徹底ぶりだ。標準語で作った脚本を、方言担当の現地スタッフに「翻訳」してもらったという本格派で、正直、何を喋っているのかわからないシーンも結構ある。それでも、気持ちの乗せ方でなんとなくわかってしまうのが、この作品の良い点だ。 夏目が出演している作品としても、同作は必見の作品だろう。自転車に乗って走っていくシーンなどで、天真爛漫さはアピールしつつも、重要なシーンでは漁師の娘として芯の通った演技をしている。漁師の親やそれに憧れる恋人を持つ女としての葛藤が作品に深みを与えている。それに加え、全体的に漁師独特の価値観で構築されている作品のなかで唯一、一般人に寄せた視点を持っていることで、ドラマに奥行きも与えている。必ずしも感情移入できることが良いという訳ではないが、漁師に感情移入できない人でも、夏目の視点に立って感情移入すれば、作品の流れを追いやすくなるだろう。 『セーラー服と機関銃』や『台風クラブ』などで、アイドル映画や思春期の男女を描いた作品の印象が強い相米監督だが、同作にそれらと違った魅力がある。リアルな世界観の相米作品としてはかなりオススメの一作だ。(斎藤正道=毎週土曜日に連載)
-
芸能
ジェラルド・バトラー、サッカーママ誘惑する
2010年08月12日 20時00分
-
芸能
芸能人のピアノ自慢番組は面白い
2010年08月12日 18時35分
-
レジャー
ムンムン熱中ライフ・佐藤あいこ(23) 大好きなおっきいアレ!?
2010年08月12日 18時30分
-
芸能
NHK大河ドラマで鈴木保奈美が復活 そのウラ事情
2010年08月12日 18時00分
-
レジャー
キャバ戦記1 キャバ嬢のココロをつかめるか?
2010年08月12日 17時30分
-
トレンド
庄司ゆうこのポジティブ・ヨガ 『アンラッキーカラーなの…』
2010年08月12日 17時00分
-
スポーツ
田中正直のウェブランニングクリニック 「第36回 高所トレーニング3」
2010年08月12日 16時30分
-
芸能
続々と日本進出するK-POPガールズグループ
2010年08月12日 16時00分
-
トレンド
乙女のジャケ買いを誘う噂のマンガ『しろくまカフェ』前編
2010年08月12日 15時30分
-
スポーツ
横浜・村田&内川のダブル移籍の可能性が急浮上
2010年08月12日 14時30分
-
芸能
【ドラマの見どころ!】夏の恋物語に涙が止まらい、難病じゃなくても一生懸命生きようよ。『美丘-君がいた日々-』
2010年08月12日 14時00分
-
トレンド
全世界待望の公開まであと100日 「ハリー・ポッターと死の秘宝」
2010年08月12日 13時00分
-
その他
【雅道のサブカル見聞録】新世代の電動ガンが登場
2010年08月12日 12時30分
-
芸能
沢尻エリカの女優復帰作は、小栗旬主演『実写版ルパン三世』で「峰不二子」役!?
2010年08月12日 12時00分
-
トレンド
貧乏賭博王(自称)サバイバル飛田、人生賭けてポーカーに挑戦!? 8・14は『東京ポーカーツアー』!
2010年08月12日 11時30分
-
トレンド
清く正しく美しい!? セキュリティコンパニオンに会いに行こう
2010年08月12日 11時00分
-
トレンド
桃屋のラー油はどこで手に入る?
2010年08月12日 08時00分
-
芸能
エマ・ワトソン、実は役のためにショートカットに!
2010年08月11日 23時00分
-
芸能
レイチェル・ビルソン、ヘイデン・クリステンセンと訣別!
2010年08月11日 22時00分
特集
-
岡平健治「19」解散は「お金の問題じゃない」 岩瀬敬吾、地元に戻るのを「止められてよかった」 今後はバラエティーで「ポンコツっぷりを見て笑ってほしい」
芸能
2025年08月05日 23時00分
-
野球人生“燃え尽きた”元プロ野球選手・宮國椋丞氏 今後は「周りの人に頼られたり、笑顔にしたい」
スポーツ
2025年07月25日 23時30分
-
-
豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
芸能
2025年07月21日 12時00分
-
宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
芸能
2025年07月14日 17時00分
-
元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能
2025年04月28日 19時03分