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キャバ戦記1 キャバ嬢のココロをつかめるか?

 指名をつけずにキャバクラに入る場合は、指名をつけないフリーが一番だ。よほど気に入ったコがいれば場内指名をするが、なかなかいない。もともと入れ替わりが激しい世界とはいえ、不況の影響もあってかプロ意識が低いコも増えているように思える。

 ミク(22歳・仮名)はそれなりにプロ意識を持っているので、ドリンクのおかわりをすぐに持ってきてくれた。ドリンクを飲みきる前に、キャバ嬢がボーイを呼んでおかわりを手配するのは当たり前のことだが、基本的なことができないキャバ嬢もいるのも困ったものだ。その点、ミクは最低限のことが出来ていた。

 最初は挨拶して思惑が交錯するトークが始まり、お互いのプロフィールから話の糸口を探っていく。店によってシステムは違うが、フリータイムで入店して、1セット50分〜60分の1人当たりの制限時間は10分〜15分程度と思っていいだろう。わずかな時間でどこまで突っ込んだトークが出来るのか? といったところだが、大概は表向きの内容で終わることが多い。

 ミクは店や仕事には一見慣れているように見える。ちょっとした仕草や、客の隣に座る距離感が少し離れていたので、心理的な部分では染まりきれてない部分があるように感じた。
 今は他の仕事と掛け持ちでやっているキャバ嬢も増えていて、一般の仕事とキャバ嬢の仕事、そして自分の夢という、3つの板で挟まれる嬢のトークは暗い方向や真面目な方向へ行きがちだ。ミクも理想とギャップの板で挟まれている自分のことをポロっと話してしまう。 

 恋愛トークで嬢の好みを知りつつ、会話が乗りやすい方向に持っていくのが一番だが、一般の仕事の話を持ちだされると恋愛トークはそこそこに真面目な話になる。キャバクラでおよそ行わないと思われるトークを展開して、気が付けばタイムアップ、いやゲームオーバーだ。10分〜15分でどこまで嬢のココロを揺らせるか? という戦いに勝つことはできなかった。

キャバ戦記ノートには、敗北のチェックがまた1つ刻まれる…。

*写真は本文とは関係ありません
【写真提供】新宿ディアレスト

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