search
とじる
トップ > レジャー > キャバ嬢が生まれる瞬間(15)〜犬が欲しくてキャバ嬢になった女〜

キャバ嬢が生まれる瞬間(15)〜犬が欲しくてキャバ嬢になった女〜

 結城加奈子(仮名・21歳)

 犬といっても何でも言うことを聞く奴隷のような人間が欲しいわけじゃない。純粋にペットの犬がほしいって思ってた。でも私の欲しい品種は高額でなかなか手が出せないんだよね。だからペットショップの前を通りかかるたびに、ガラスケース越しにワンちゃん達をいつも眺めていた。私がよく行くのは歌舞伎町のペットショップで、場所柄、キャバ嬢の客も多かった。

 ある日、いつものようにペットショップで犬を眺めていると、派手な格好をした女性と、年の離れた男性が2人で来店してきた。直感でキャバ嬢とその客だなということがわかったね。そのキャバ嬢が「この子かわいい〜!」と黄色い声を上げると、男が「これがほしいのか」と言って20万円もする犬をそのまま買っていって驚いたよ。

 なんでこんな場所にペットショップがあるんだろうと思っていたけど、きっとキャバ嬢にペットを買い与える男が後を絶たないのだと思う。嬢にペットをプレゼントすれば、次はペットを見に行くという名目で、相手の家へ行けるという期待を男達は抱く。一方、嬢は本当に気に入ったならば飼えばいいし、特にその気がないならば、客用に送る写メを何枚か撮って返品する。そしてその返品したお金は自分の懐へしまうってわけ。

 とにかくキャバ嬢になれば、高い犬でも簡単に買ってもらえるかもと思った私はキャバ嬢になった。だから客と同伴の際に何度もペットショップへ足を運んで、欲しいってことをアピールしまくり。すると思惑通りに私の欲しかった犬を買ってもらえたんだよね。でも私は捨てたり、返品なんかしないよ。

 餌やり、飼育代、吠える声、散歩が面倒、アレルギー、成長し過ぎたとか色々な難癖をペットにつけて、簡単に捨てたり、保健所に連れていく人が多いらしい。犬や猫をただのアクセサリーとしか考えてない人がいるんだと思う。そういう責任を放棄する人間には怒りを覚えるよ。

 昔、保健所で働く人と話したことがあるんだけど、仕事で動物を殺すようになってから街を歩くと、凄い剣幕で犬から吠えられるようになったって話が印象に残ってる。これは一体誰のために必要な仕事なのだろうとも言ってたっけ…。きっと人や動物であろうと酷いことをすると自分に帰ってくるって私は思ってるから。

 少しでもペット達が幸せに生きていける世界にしていきたい。私もいっぱいキャバで働いて、動物がもっと安心して暮らせる場所・大日本ワンニャン王国を作るんだ!

(取材/構成・篠田エレナ)

関連記事


レジャー→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

レジャー→

もっと見る→

注目タグ