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その他 2017年06月09日 11時45分
春奈るな、新曲「MONSTER」のリリックビデオが公開!
数多くのヒットアニメ作品のテーマソングなどで人気のアニソンアーティスト春奈るなの、ニューアルバム「LUNARIUM」の収録曲「MONSTER」のリリックビデオが公開された。 「MONSTER」は8ビート+ディストーションギターの硬派なロックサウンドに、シンセサイザーによるエレクトロ・テクノ・デジポップテイストをトッピングしたアレンジで、女子のハートの中で「恋心を食べて膨らんでいく幼気なMONSTER」の攻撃性と愛らしさを同時に表現したキュート・ポップ・ロック。 リリックビデオは原宿竹下通り、キャットストリート、表参道で撮り下ろしたスチール写真で構成されており、「春奈るなとデートなう。」のポップでカラフルな世界観の中で、「恋を掴んでやる」と牙を出すMONSTERが表現されている。 リリースに向け、次々に新しい動画を公開中の春奈るな。次はどんな映像を見せてくれるのか、要チェックだ。◆MONSTER (Lyric Video)https://youtu.be/92w5ljOcLxw
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レジャー 2017年06月09日 11時00分
橋本千春の勝ち馬ピックアップ!(6/10)アハルテケステークス、他
3回東京競馬3日目(6月10日・土曜日)予想・橋本 千春東京11R「アハルテケS」ダ1600㍍◎(3)アルタイル○(11)ゴールデンバローズ▲(1)ラインシュナイダー△(6)ブライトライン、(12)カゼノコ、(16)ラテンロック 近3走、①③①着と充実著しい、アルタイルでもう一丁。矢嶋助手は「ここに来てひと皮むけて、力を付けている」と、2連勝に意欲を燃やす。メンバー最速の上り(35秒6)で突き抜けたオアシスSは真骨頂。ハンデ56.5㌔は微妙だが、オアシスSを56㌔で快勝しており、0.5㌔増なら仕方ない。むしろ恵まれたという見方もできる。小数点以下切り捨てを望むのは虫が良すぎるし、四捨五入して57㌔でも実力的に全く問題ないハズ。まだノビシロがあるし、目下の充実ぶりと勢いをもってすれば2連勝は十分ある。強敵は、ゴールデンバローズ。目下、2連勝中と飛ぶ鳥を落とす勢いで逆転も決して夢ではない。東京10R「八王子特別」ダ2100㍍◎(5)マイネルビクトリー○(9)アバオアクー▲(13)クインズウィンダム△(4)クールエイジア、(8)ピアシングステア、(15)プリンシアコメータ 本命にはマイネルビクトリーを推す。2走前にここと同条件の千万を楽勝(0秒3差)しているのはアドバンテージ。続く、丹沢Sはスローペースに引っ掛かり5着と不発に終わっているが、敗因は明らかだ。降級すれば巻き返しは必至。さらに、「ポテンシャルはオープンレベル」(菅田助手)なら、これからまだまだ強くなる可能性を秘めている点も強調材料だ。期待できる。相手は、休み明け2戦目で走り頃の実力馬、アバオアクー。東京9R「江の島特別」芝1600㍍◎(8)クリアザトラック○(9)ストーミーシー▲(7)キャプテンペリー△(1)ペルソナリテ、(3)ポールヴァンドル、(5)ベアインマインド プラスアルファの大きい3歳馬の、クリアザトラックをイチ押し。朝日杯FSは7着とはいえ、強敵相手に0秒8差。そして、前走の毎日杯6着も後に皐月賞を制する、アルアインと0秒8差だからここでは大威張り出来る。古馬混合だが54㌔ならチャンスは十分ある。当面の相手は、降級組のストーミーシー。阪神11R「安芸S」ダ1400㍍◎(3)キャプテンシップ○(6)カネトシビバーチェ▲(5)ブラインドサイド△(1)トレジャーステイト、(8)ジャコカッテ、(12)ガンジー 準オープン入り以降、③③②着と安定感抜群の、キャプテンシップでいける。とりわけ、シドニーTは価値が高い。従来の先行策と百八十度違う追い込み戦法で0秒1差まで迫ったのだ。上り3F35秒0はメンバー最速。地力強化の跡はもとより、脚質に幅を増したのは大きな収穫でチャンスは十分ある。相手は、カネトシビバーチェ。クラスの安定勢力で、前走2着(クビ差)なら好勝負必至だ。※出走表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合して下さい。
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社会 2017年06月09日 10時00分
世の中おかしな事だらけ 三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』 第224回 続々・移民政策のトリレンマ
本連載212回、214回で『移民政策のトリレンマ』について解説した。トリレンマとは、三者択一を迫られて窮地に追い込まれることを言う。よく聞くジレンマよりも厄介な状態だ。 移民政策のトリレンマとは、「移民受け入れ」「安全な国家」「国民の自由」は、同時に二つまでしか成立させることができないという法則だ。三つを同時に実現することはできない。◇自由な移民国家は、安全な国家を失う。◇安全な移民国家では、国民の自由が制限される。◇安全で自由な国家を維持したいならば、移民を受け入れてはならない。 移民政策のトリレンマの法則からは、誰も逃れられない。 5月22日、イギリス中部のマンチェスターでアメリカの歌手、アリアナ・グランデのコンサートが終了した直後、会場と鉄道駅をつなぐ公共スペースで自爆テロ事件が発生。22人が死亡、負傷者は59人に達した。犠牲者の多くは10代から20代の若者で、死者には8歳の女の子も含まれていた。 メイ首相は緊急の治安対策会議を開き、事件は計画的テロだとの見方を示した。さらに、テロ警戒レベルを5段階の最高位である「危機的(テロの危険が差し迫っている)」に引き上げた。 イギリスのテロ警戒レベルが「危機的」に引き上げられるのは、2007年6月以来のことである。今後は武装警察官、およびイギリス軍の兵士が警戒に当たることになる。イギリス国民は、「安全」のために「自由」をある程度失う事態になったわけだ。 イギリスの警察当局は翌23日、多数の観客を巻き添えにして自爆した男について、サルマン・アベディ容疑者(22)であることを特定したと発表した。 ちなみに、フランスは'15年の二度の大規模テロを受け、今も非常事態宣言下にある。'15年11月の同時多発テロ以降、フランスでは令状なしの家宅捜査が4000回以上も行われ、自宅軟禁が600人超を記録した。フランスは、移民政策を継続し、国家の安全を維持しようとしたため、国民の自由が制限されたままなのだ。 「移民受け入れ」「国民の自由」「安全な国家」は、同時に二つまでしか実現できない。二つを追求すると、一つが失われる。移民政策のトリレンマからは逃れられない。 筆者は5月26日、徳間書店から『今や世界5位「移民受け入れ大国」日本の末路 「移民政策のトリレンマ」が自由と安全を破壊する』を刊行した。 本書は、移民受け入れにより、安全もしくは自由を失う羽目になった国々がテーマなわけだが、現在の欧州のトリレンマ問題は、主に二つある。 一つ目は「歓迎されない難民・移民」の流入だ。難民受け入れに際し、テロリストや犯罪者が流入することは、現実問題として回避困難である。とはいえ、より重大なリスクが「ホーム・グロウン・テロリスト」なのではないだろうか。 ホーム・グロウン・テロリストとは、国外の過激思想に共鳴した、国内出身者が独自にテロを引き起こす人々のことだ。 今回のイギリスの事件では、自爆したサルマン・アベディ容疑者について、マンチェスター生まれの「リビア難民の息子」であると、英デイリー・テレグラフが報じている。すなわち、ホーム・グロウン・テロリストの可能性が濃厚なのだ。 筆者は欧州の「多文化主義」が、逆に社会から孤立した移民の子供たちを増発させてしまい、ホーム・グロウン・テロリズムの苗床になっているのではないかと睨んでいる。何しろ、多文化主義の下では、移民の子供たちであっても移民先の言葉をしゃべることを強要されず、「祖国の言葉」で教育を受ける「権利」があるとされている。 欧州は1970年代から80年代にかけ、移民を自国に「同化しない」タイプの移民政策を採用してしまった。移民の祖国の文化を尊重し、自国の文化に同化することを避け、多様な文化の維持を容認する。すなわち「多文化主義」である。 多文化主義の原則は、人種差別を禁じる法律の制定に加え、移民の子孫に対し、祖国の言葉による教育機会を保障(いわゆる多文化教育)。その他にも、公費によるイスラム教の学校設立など、さまざまな政策に影響を与えた。欧州連合もまた、多文化主義による政策を掲げ、移民が各国に「同化しない」状況は続いた。 結果的に、移民の失業率は上昇し、犯罪増加に結び付いた。 改めて考えてみると、欧州の多文化主義は「移民」に対しても残酷な制度に思える。何しろ、その国の言葉を話すことを“強制”されない。別の言い方をすると、その国の言葉を話すことができないとなると、真っ当な社会生活を営むことは不可能に近い。 さらに、移民の子孫まで「その国の言葉」を使うことを強制されないわけである。当たり前だが、先進国において高等教育は「その国の言葉」によって行われる。 その国の言葉を話せない、理解できないということは、移民の子孫が高等教育を受ける機会をつぶすという意味を持つ。つまりは、多文化主義は外国に移民した本人はもちろんのこと、彼ら彼女らの子供たちにも、高等教育を受け、付加価値の高い職に就く道をふさいでしまうという話でもあるのだ。 移民先の言葉を流暢にしゃべれないのでは、まともな就職先もない。さらに、社会と途絶した彼らの鬱屈としたルサンチマンの思い(憤りの感情)が、ホーム・グロウン・テロリストを作り出しているように思えてならないのだ。 人権、寛容、多文化共生。言葉は確かに美しい。 とはいえ、現実には多文化主義は移民たちに対し、移民先の国に適応し、幸福な人生を送るチャンスを壊してしまうのである。移民先の国の言葉をしゃべれず、社会に順応することがない若者たちが犯罪に走るケースも、それはもちろん増えてくるだろう。 イギリスのテロ事件の全容は、これから解明されることになるだろうが、いずれにせよ、わが国がこのまま移民国家の道を進んでいくと、やがては「安全な国家」もしくは「国民の自由」のいずれか、あるいは双方を失う羽目になるという「事実」を、日本国民は知らなければならない。 安全で自由な国家を望むならば、日本を移民国家化してはならないのだ。みつはし たかあき(経済評論家・作家)1969年、熊本県生まれ。外資系企業を経て、中小企業診断士として独立。現在、気鋭の経済評論家として、分かりやすい経済評論が人気を集めている。
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スポーツ 2017年06月08日 18時00分
東京六大学史上最強 法政三羽ガラス裏面史(3)
「勝ちゃん! 起きろ!」 田淵幸一は棺桶の中で花に囲まれた富田勝の顔を何度もひっぱたき、人目もはばからず号泣した。なかなか棺桶の蓋を閉めさせようとしない田淵の落胆ぶりは、見ていられないほどだった。 人と話すとき、田淵は富田勝を「トミ」と呼び捨てにしていたが、2人だけの会話になると、「勝(まさる)ちゃん」と呼んでいた。2人は特別な絆で結ばれた親友だった。 2015年5月、肺がんで死去した富田勝(享年68)の通夜と告別式が大阪市阿倍野区のやすらぎ天空館でしめやかに執り行われた。 私も参列したが、300人を超える弔問の列には、とうとう法政三羽ガラスの一羽が欠けてしまったという無念さが漂っていた。 式前の控え室では、明治大学のライバルだった星野仙一や、法政で同期だった山本浩二、1学年下の江本孟紀、山中正竹たちが、田淵を囲んで富田の思い出話をしみじみ語り合っていた。 田淵と浩二は、亡くなる半年前に抗がん剤治療を続けていた富田を最後に見舞っていた。余命宣告を受けたと聞いて大阪市内の病院を訪ねたのだ。2人はやせ細った富田を見て絶句した。 すでに腹を決めていたのだろう。富田は「ブチ! 浩二! ありがとう!」と笑ってみせた。心配させないように気を遣う富田に何も言うことができず、2人は肩を落として病院を出るしかなかったという。 監督時代は選手から“鬼”と呼ばれていた松永怜一監督も、葬儀で弔辞を読みながら号泣した。優勝しても涙ひとつ見せず、翌日から練習を再開し、豪雨の日でも「こんな日も試合があるんだ!」と、決して練習を休まなかった鬼監督が泣いていた。 松永監督は「ノックができなくなったら監督を辞める」という信念を持っていた。腰痛で選手として現役を引退した松永監督は、マッサージを受けながら毎日ノックを打ち続けていた。 そのノックを最も多く受けた選手が富田だった。他人から見れば理不尽なスパルタに見えたかもしれない。しかし、闘志をふり絞って球に食らいつく富田と監督の間には、言葉にはできない信頼関係のようなものがあった。 「おやじ(松永監督)をあそこまで泣かせたのは、トミしかいないよな」 松永監督の弔辞を聞きながら、改めて富田の大きさを感じたように、田淵がポツリとつぶやいた。 霊柩車を見送る最前列には、星野仙一が寂しそうに下を向いて涙していた。明治大学野球部のエースだった星野が富田と親しくなったのは「打倒早稲田大学」の共通点があったからだ。 酒好きだった富田は毎晩のように飲み歩いていたが、そんな男が飲みにも行かず、合宿所の小さな裏庭で深夜に素振りをする時があった。それは決まって対早稲田大学戦の前夜だった。 当時の早大は油に浸して真っ黒にしたバットを使っており、これが相手に威圧感を与えていた。富田は負けじと自分のバットをドス黒く染め、そのバットを握って深夜の素振りを続けていた。 「早稲田にだけは負けたくない」 富田の口癖だった。 「法政の黄金時代を築いたのは、田淵でも浩二でもない。あの2人を陰で命を張って守った男(富田)がいたからだ。あいつには本当によく打たれたよ」 星野はそうつぶやいた。星野の後ろでは、浩二が同期の投手だった小林郁夫と並んで思い出を語っていた。 「トミと俺は、洲本(兵庫・淡路島)でやった法大の新人セレクションで一緒になったんだ。意気投合して、テストが終わった後も大阪でトミの自宅に泊めてもらった。2年の春に合宿所に入ったのも一緒だった。投手から外野に転向して、うまくいかずに落ち込んでいたときはトミがいつも激励してくれよった。初めて『HOSEI』のユニホームをもらったときは、2人でユニホームを抱き締めたよ」 法政一高時代から田淵とバッテリーを組んでいた小林も「トミは田淵をいじめる上級生にも食って掛かって、人のいい田淵を守っていた。キャプテン田淵に逆らう下級生がいたら、全員整列させて往復ビンタを食らわすようなこともあったけど、不思議と下級生にも慕われていたな」と述懐している。 この葬儀を裏方として仕切っていたのは、1年下の後輩たちだった。 富田の武勇伝は三羽ガラスの中でも飛び抜けて熱いエピソードが多い。 ある日、田淵と富田が例の如く飲み歩いて朝帰りしたところ、部屋には誰もおらず合宿所全体がシンと静まり返っていた。 2人がほかの部屋を覗き込んでいくと、同級生や下級生が風呂場で正座させられていた。田淵と富田がいないことがバレてしまい、連帯責任として説教を食らっていたのだ。 覗き込んだ2人もすぐに見つかり、上級生から「お前たちもここで正座しろ!」と命令が下ったが、これに富田が猛反発した。自分の門限破りを棚に上げ、頑として正座を拒み、上級生に食って掛かった。 「全員を許して正座から解放しなければ、俺は絶対に座らない!」 富田の態度には理由があった。実は以前から、1年生の江本孟紀や山中正竹らが上級生から理不尽ないじめを受けていたことを知っていたからだ。中でも、特に目をつけられていた江本などは、富田にこんな相談もしていたという。 「富田さん、4年生は酷いですよ。買い出しとかはしょうがないですけど、1度で済むことをわざと3回に分けて『買ってこい』とか言うんです。あれじゃあ、ただの嫌がらせです」 もっとも、江本も黙ってやられているタマではない。「コーラ瓶に水を入れてこい!」と命令されると、そのコーラ瓶の飲み口にこっそり自分のションベンを入れていたのだ。富田もこの復讐を打ち明けられたときは、さすがに絶句した。 「富田さん、これくらいしてもいいでしょ!」 「おい、この間、俺が頼んだラーメンにはまさか入れてないだろうな」 「富田さんには、そんなことしてませんよ。黙っていてくださいね」 富田も暴君のようにふるまう上級生には辟易していたので、江本の話を笑って許したそうだ。 「理不尽なことは上級生にも食って掛かる――。あれが富田さんのすごいところで、優しいところですよ!」 後輩たちからは、よくそんな話を聞かされた。 もちろん、富田も上級生として締める所は締めていたが、それでも江本や山中たちの後輩から慕われたのは、こんな男気あふれるところがあったからだろう。 三羽ガラスの絆が目に見える形で表れたのが、「富田の暴行事件」だった。 3人が4年生になった1968年の春、リーグ戦を優勝した法政大学は、日本一を決める全日本大学野球選手権大会に臨んでいた。迎えた準決勝の対愛知学院大学戦(神宮球場)。富田は試合前から「負ける気がしない!」と気合いが入っていた。 ところが、試合は法政に形勢不利のムードで進み、リードされた中盤に一死満塁のピンチを迎える。相手打者の打ったゴロが、三塁を守る富田の前に来た。ホームゲッツーのチャンスだ。富田はゴロを捕り素早く捕手の田淵に送球した。その瞬間、三塁ランナーがスパイクの刃を田淵に向けたまま猛烈な勢いで滑り込んだ。 このラフプレーに富田がブチ切れたのだ。 「ブチに何するんだ!」 「バカヤロー! 許せねえ!」 富田はネット裏の観客席まで聞こえる怒声を上げると、脱兎のごとく駆け出し、スライディングした相手選手を捕まえてボコボコに引きずり回した。 今思えば、あれでよく退場にならなかったと思うのだが、殺気立った空気を帯びたまま試合は続いた。終盤の7回を迎え、相手の先頭打者が浩二の守る右中間を深々と破る当たりを放つ。打球を追いかけてボールを拾った浩二が振り向くと、走者は二塁ベースを蹴って三塁を狙うところだった。 浩二の渾身の返球は、三塁を守る富田のグラブにストライク。走者はまだ三塁ベースの手前だったが、イチかバチかでヘッドスライディングを敢行した。富田は待ってましたとばかりに身構えると、走者の顔面めがけてパンチと見まがうような強烈なタッチを食らわせた。相手は数メートルも吹っ飛んだ。 明らかに先ほどの田淵へのラフプレーの仕返しだった。この富田のプレーに愛知学院大学の応援団は爆発寸前となり、スタンドからは、ヤジとすらも呼べないほど露骨な怒声が富田に向けて浴びせられた。 「テメエ、このまま帰れると思うな!」 「ぶっ殺す!」 試合は法政が9対4で勝利したが、球場はこれ以上ないほど険悪なムードに包まれたまま終了した。 「あのスライディングは許せん! 田淵に怪我させようとしてたじゃないか。俺はどうなってもかまわん。田淵は宝なんだ。許せなかったから、わざと顔面にタッチした。反省してない」 試合後のロッカーでは富田が1人、吼えていた。 「俺1人だけでも、愛知学院大の応援団とケンカする。殺されたっていい!」 外の様子を見に行っていた池田周弘マネージャーが戻り、球場の外に相手校の応援団が待ち伏せしていることを伝え、「トミ、頼むからユニホームを脱いで学生服に着替えて裏門から出てくれ」と頼み込んだが、富田は「逃げるのは卑怯だ。何人でも相手してやる」と聞かなかった。 富田は法政大野球部の藤田信男部長からも呼び出され、「法政大学野球部の品位をお前1人で潰すな! これから一切暴力行為は許さない」と説教されたが、「野球部をクビになっても俺は逃げたくない!」と拒んだ。 富田はケンカにかけては負けたことがない。退部してでもケンカする腹を固めていたようだ。 それでも、「次は決勝だ。トミがいなかったら勝てない。頼む!」という池田マネージャーの必死の説得に、田淵や浩二も加わり、ようやく矛を収めた富田は、法政の学生に囲まれて合宿所へ戻っていった。 今の風潮なら、決して褒められた話ではないのかもしれない。しかし、チームメートにとっては、これほど頼れる男はいなかった。 富田勝は、そんな闘志あふれる男だった。(次号最終章)【スポーツジャーナリスト:吉見健明】1946年生まれ。スポーツニッポン新聞社大阪本社報道部(プロ野球担当&副部長)を経てフリーに。法政一高では田淵幸一と正捕手を争い、法政三羽ガラスとは同期で苦楽を共にした。『参謀』(森繁和著、講談社)プロデュース。著書に『ON対決初戦 工藤公康86球にこめた戦い!』(三省堂スポーツソフト)等がある。
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アイドル 2017年06月08日 17時49分
AKB48が、新型ロボット48体とコラボで『恋するフォーチュンクッキー』を披露
株式会社ディアゴスティーニ・ジャパンが、毎号付属のパーツを組み立てると、新時代のフレンドリーロボット「ロビ2」が完成するマガジンシリーズ「週刊ロビ2」の創刊を記念したイベントを、8日に都内で行った。 ゲストにはAKB48の2代目総監督である横山由依と、小栗有以、川本紗矢、高橋朱里、向井地美音が登場した。 イベントでは、完成したロビとAKB48のメンバーが対面して会話をしたり、様々なコミュニケーションを取ったりと、まるで人間を相手に会話をしているような状況になり、AKB48のメンバーは大きな驚きを見せていた。そして、そんな「ロビ2」48体とAKB48がコラボレーションしてAKB48のヒット曲『恋するフォーチュンクッキー』を披露した。 「ロビ2」と共演した感想を聞かれた横山は「すごく振り付けを忠実に再現してくれていて、本当に上手でしたね。フォーメーションも完璧に踊っていました。ロビは一生懸命に踊っているので、気迫を感じました」。川本は「ロビ2は踊りが難しいのに一生懸命に踊っていたので、私のやる気も倍増して、私もさらに頑張ろうという気になりました」とコメントした。 6月17日には『AKB48 49thシングル 選抜総選挙』が行われる。その総選挙についてそれぞれの意気込みを聞いてみた。 総監督の横山は「私は速報で12位を頂いたのですけど、今ちょっと喉の調子が良くないので、当日はしっかり喉を治して、できるだけ高い順位でスピーチをしたいと思っています」と話した。 川本は「速報で14位を頂きましたけど、本番での目標は15位以内なので頑張ります。そして沖縄県に行くのも初めてなので、楽しみながら頑張りたいと思います」と微笑んだ。 高橋は「私は速報で9位にランクインさせてもらいましたけど、私の目標は神7なので、ランクアップしたい気持ちもあります。高橋朱里を知らない人もまだたくさんいるので、これをキッカケにたくさんの人に知ってもらいたいです」と意気込みを語った。 向井地は「私は速報で29位という順位を頂きました。目標は7位以内なので、まだまだ遠いという感じですけど、29という数字は個人的にラッキーナンバーでもあるので、ここから上を目指して頑張ります」と目を輝かせた。 小栗は「私は速報で37位にランクインすることができました。すごくすごく嬉しかったんですけど、本番の開票までにできることをしっかり頑張って、ファンの皆さんと目標の16位以内を目指します」と意気込んだ。 開票まであと10日を切ったが、それぞれどのような順位になるのか今から楽しみである。(取材・文 ブレーメン大島)
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芸能ネタ 2017年06月08日 16時05分
狩野英孝の二の舞いになった小出恵介
俳優の小出恵介が、9日発売の一部週刊誌で未成年との飲酒及び不適切な関係を持ったことが報じられたことを受け、所属事務所が8日、マスコミ各社にファクスを送り、小出に無期限活動停止処分を下すことを発表したことを、各メディアが報じた。 報道をまとめると、9日発売の週刊誌で小出に関する未成年との飲酒・交遊が報じられ、小出本人に確認したところ事実と確認。事態の重さを鑑みて、無期限活動停止を決定したという。 小出は今月10日スタートの主演ドラマ「神様からひと言〜なにわ お客様相談室物語〜」(NHK総合)が放送予定。しかし、事務所の発表を受けNHKは、「所属事務所より、小出さんを『無期限活動停止にする』と連絡がありました。これを受けて、NHKとしてもご出演いただくことはできない、と判断し、10日からの放送を中止し、別番組に変更することとしました」と発表。 また、7月スタートの福士蒼汰主演の日本テレビ系ドラマ「愛してたって、秘密はある。」に出演予定だったが、同局も小出の降板を発表。 また、小出が明石家さんま役を演じた、動画配信サイト・NETFLIXのオリジナルドラマ「Jimmy 〜アホみたいなホンマの話〜」の配信は協議中というから、小出の“ご乱行”により生じた損害は莫大なものとなってしまった。 「報道したのは9日発売の『フライデー』(講談社)。同誌といえば、1月に狩野英孝が女子高生と不適切な行為をしていたのを報じ、狩野は活動自粛していたが今月仕事復帰。それと入れ替わるように小出が不祥事を起こしたが、どうやら女子高生に飲酒させたうえ、無理やり体の関係を持ってしまったようだ」(出版関係者) 俳優として着実に実績を重ねてきた小出だが、再起はかなり難しそうだ。
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スポーツ 2017年06月08日 16時00分
早実・清宮幸太郎獲得の切り札となる父親と早稲田閥
エンジのロゴカラーからタテジマへ。怪物・清宮を口説けるのは、早稲田閥の阪神だけかもしれない。 早稲田実業高3年、清宮幸太郎が関東大会準々決勝で散った(5月22日)。昨夏の甲子園大会の覇者・作新学院との一戦で、早実が終始追い掛ける展開となり、清宮は最終の第4打席で通算95号アーチを放ったが、チームは敗退した。 清宮の目標は「日本一」。その目的を果たすには、最後の夏に懸けるしかなくなったが、95号アーチはその先の野球人生の分岐点ともなったようだ。 「熊本RKK招待試合で、秀岳館と対戦しました。地元ファンに見せるため、そして、夏の甲子園での対戦を想定し、秀岳館は清宮の前打者を敬遠する作戦に出ました。力の入り過ぎた清宮は凡打に倒れましたが、これを機に、清宮の顔つきが変わりつつあります」(在京スカウト) 前打者敬遠の意図は知るよしもない。敬遠されることはあっても、敬遠後の打席は野球人生で初めてのはずだ。「屈辱」と解したのだろう。清宮は試合後の整列でも相手選手たちに向ける目はうつろだった。 「進路に関する予想は二分しています。かつて松井秀喜氏が甲子園で5打席連続敬遠され、プロで勝負したいと思ったように、清宮も高いレベルを意識するようになったと見る声。そして、進学ルートから逃げられないと諦める声です」(同) 早実の学生は、387人中377人と、およそ97%が早大に進学している(昨年度)。しかし、その鉄板ルートを壊せるのは、阪神だけかもしれないのだ。 「故中村勝広GM、そして、元監督の岡田彰布氏。阪神は早稲田の核心部に通じるルートを持っています。'04年ドラフト自由枠で鳥谷敬を獲得するなど、他球団にはないパイプが確保されていると見ていいでしょう」(球界関係者) 岡田氏も阪神を離れて久しいが、敵対はしていない。 「前任の和田豊氏が監督を退くとき、チームが優勝から遠ざかっているということで、優勝指揮官である岡田氏も『後任候補』に挙がっていました。関西系メディアでは厳しい発言もしていますが、金本体制には敵意、悪意はない」(在阪記者) また、沈黙を貫いている幸太郎の父・克幸氏は阪神ファンである。競技こそ異なるが、ラグビーのプロチーム指揮官として、大学を経由して伸びる選手も見てきたが、「素質に恵まれた者」が進学で遠回りするリスクも知っている。 「最近の早実には関西出身の野球部員が多いんですよ。幸太郎も阪神ファンなので、大阪には親近感を深めていると思う」(同) 清宮の最終目標はメジャー挑戦だが、日本一のほかにもう一つ、直近の目標がある。東京五輪出場だ。野球競技について、今のところ、「アマ枠」は保証されていない。五輪の夢を果たすにはプロに入り、1年目から活躍するしかないのだ。 岡田氏が早大に話を付ける…。古巣のためなら“最後の優勝監督”もひと肌脱いでくれるはずだ。
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レジャー 2017年06月08日 15時00分
ハッシーの中央競馬新馬セレクション(6/11東京・6/11阪神)
今週デビューの注目馬は、6月11日(日)東京第6R芝1600m牝馬限定戦に出走予定のホーリーレジェンド。 馬名の由来は「聖なる伝説」。牝、栗毛、2015年4月21日生。美浦・栗田博憲厩舎。父アイルハヴアナザー、母セイングレンド、母父バブルガムフェロー。生産は安平町・ノーザンファーム、馬主は吉田勝己氏。近親には15年宝塚記念(GI)、天皇賞(秋)(GI)を勝ったラブリーデイ(父キングカメハメハ)がいる。本馬はアイルハヴアナザー産駒としては柔らかみがあり、可動域が広め。頸を使った走法で、この時期としてはしっかりとしたフォームで走れている。初戦からやれそうなタイプ。なお、鞍上には内田博幸騎手を予定している。 もう一頭の注目馬は、6月11日(日)阪神第5R芝1200m戦に出走予定のローズマリア。 馬名の由来は「父名の一部+母母母名より」。牝、黒鹿毛、2015年5月9日生。栗東・松下武士厩舎。父ローズキングダム、母バードオブワンダー、母父グラスワンダー。生産は新ひだか町・本桐牧場、馬主は山田裕仁氏。近親には芝1800mで3勝を挙げたショウナンカンムリ(父ダイワメジャー)や、14年関東オークス(JpnII)で2着に入ったトーコーニーケ(父キングカメハメハ)がいる。本馬は父に似て小柄ではあるが、頸が太く短く、胴が詰まった短距離タイプの体型。胸前は深く、エンジンは良いものがありそう。なお、鞍上には藤岡佑介騎手を予定している。※出走予定競走には、馬の体調、抽選非当選により出走しない場合があります。<プロフィール>ハッシー山梨県出身。北海道・浦河にある生産牧場での牧童経験を活かし、馬の適性を見極める。特技は寝わら上げ。本サイト毎週火曜掲載の「ハッシーの地方競馬セレクション」、土曜掲載の「ハッシーのロックオン〜狙ったレースは逃さない!〜」も担当している。
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社会 2017年06月08日 14時00分
絵に描いた餅? 第二の「プレミアムフライデー」になりそうな「キッズウイーク」
安倍内閣の掲げる「働き方改革」の一環で、政府は新たな大型連休として『キッズウイーク』と銘打った長期休暇の創設を検討している。例えば、全国の公立小中高校の夏休み期間を5日ほど短縮させ、その分を春や秋の平日に振り分け、まとまった休みを設定して親の有給休暇の取得を促すというものだ。 「これから急ピッチに内容を詰めていくと思います。しかし、開始早々に失敗の烙印が押された『プレミアムフライデー』のようになるのではないかという懸念が、さまざまな方面から出ています」(全国紙記者) 大型連休の創設は、特に教育現場で“難題”になりかねないという。ある教員がこんな嘆き節を口にする。 「働き方改革を提唱するなら、教員の職場環境の改善をまず見直すべき。イレギュラーの長期休暇が挟まれた際の教師にかかる負荷を考えているのだろうか…」 平日の教師のスケジュールは過酷で、事務作業は放課後のみ。部活の顧問などを含めたサービス残業は当たり前の状況だ。各自治体においても、コスト削減の格好のターゲットとして教師に対する手当は削られる一方。こんなに割の合わない“職業”では、優秀な人材の採用もままならず、ますます現役の教師は疲弊するという構図に拍車が掛かる。今回の制度が火に油を注ぐことになると危惧されているのも無理はない。 「休暇の分散化を国が率先して行うことは悪くないと思いますが、結局は長期休暇を与えられた家族が何をするのかということに尽きると思います。現在の賃金水準では、レジャーに行く世帯が単純に増えるようになるとは到底思えません。同時に高速道路や電車の料金割引、宿泊・レジャー施設の料金割引などをセットにした需要喚起がないと、実行の法的拘束力がないので、絵に描いた餅と言わざるを得ません」(有識者) どこかに“忖度”などせずに、どの方面にも恩恵のある策にしてもらいたい。
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芸能ニュース 2017年06月08日 13時15分
劇団EXILE・鈴木伸之、『あなたのことはそれほど』劇中のスナックに潜入
女優の波瑠(25)主演のTBS系連続ドラマ『あなたのことはそれほど』に出演している劇団EXILEの鈴木伸之(24)が8日、自身のブログを更新。美都(波瑠)の母親・三好悦子(麻生祐未)が横浜の元町で営んでいるスナックの厨房に潜入している写真が公開された。 この日「潜入」と題して更新されたブログには「皆さんおはようございます!! お仕事、学校、家事など一日頑張りましょう」と、朝の挨拶。そして「そんな今日はとある場所に潜入した写真」と、劇中では見ることが出来ない角度からの店内写真をアップした。 「悦子のBARに!! 先日の放送でも小田原とのデュエット素敵でしたね 僕は行く機会が無さそうなので、合間に潜入してきました!! なんかよくわからない報告ですが」と、劇中では鈴木演じる有島が行けないことから、鈴木が代わりに行ってきたんだと報告。 この潜入写真にファンからは「好奇心旺盛な少年みたいでかわいい〜」、「潜入、いいですね!」、「よく分からない報告ありがとー」などのコメントが多数寄せられている。 TBS系連続ドラマ『あなたのことはそれほど』の第9話は、6月13日よる10時〜放送。
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