トレンド
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トレンド 2009年10月29日 15時00分
仮面ライダーMAX大爆発
一般電役機を彷彿とさせるゲーム性を有した「餃子の王将」、“戦国権利バトル”と銘打たれた新感覚のバトルタイプマシン(実際は牙狼のゲーム性に近いのだけれど)「戦国乱舞」、リミッター付き確変搭載機の「相川七瀬」など、面白そうな台が続々登場している。 いちパチンコファンとして、毎日どれを打とうか悩みまくり…と言いたいところだが、初物というのは手が出しにくいのもまた事実。ボーダーラインがはっきりしない上に、頻繁に確変が潜伏するような機種では確変を捨ててしまう可能性だってあるのだ。 が、その逆もまた然り。つまり、セグ情報が浸透していない状況下では確変を拾える可能性も高いわけで、自分で収集した情報を元に、それを拾い歩くのが“プロらしい”立ち回りといえるのかもしれない。実際、相川七瀬の朝イチ確変は拾いやすいようだが、私がカバーしているホールには残念ながら導入されていないし、そこそこの日当を稼げる現状に満足しているので、新規ホール・新台の開拓を行う必要性はあまり感じないのである。 といいつつ、新台のライダーMAXの潜確セグを手に入れたので触ってみることにした。フルスペックタイプのST機は正直怖い。理論上の継続率は82%だとしても、出玉ゼロで終わることも十分あり得るのだ。 少しでも有利な条件で打てるように、この日は午後からの出勤。回転数が74回転未満の台、すなわち潜伏確変の可能性がある台を狙い打とうとの算段である。入店からしばらくして回転数40の台が空いた。打っていたのは。いかにも外回り中にサボってますといった感じのスーツ姿のオッサン。セグなんてまったく見ていないと予想。となれば狙う価値は十分だ。仮にSTだとしたら、チャンスはまだ34回もある。 が、これは残念ながらスルー。結局、内部状態も分からずじまいだった。さてと、ハイエナできる台もなさそうだが、そこそこ回るのでこのままプレーを続けることにする。 すると164回転目にトラップモードに突入。演出は弱いものの、文字は赤で扉は金。潜伏確変の可能性はもっとも高い。おそるおそるセグをのぞくと…見事潜伏確変! が、喜んでばかりはいられない。コイツはここからが勝負。74回転以内に大当たりしなければ通常時に逆戻りである。 9回転目、ベルト落下から1号VSリーチに発展。この時点で信頼度は50%オーバー。しかも今は内部的に確変だから、これは相当期待できる。敵の攻撃を1回食らいやや焦ったが、すぐに反撃。そして一撃必殺・ライダーチョップがさく裂! 鼓動音に合わせボタンを押すと、見事ベルトが落下し大当たり絵柄が3つそろい。ふう…。何とか出玉ゼロは免れた。 さて、ここからはいよいよ本機最大の見せ場・サイクロンモード。気合を入れてハンドルをぐいっと右に回すも、この台はスルーの抜けがあまり良くない。現状維持が精いっぱいである。ライダーはオール右打ちがウリなわけで、ここを削ってくるホールは正直あまりないのではと高をくくっていたが…。機械台を回収し終えるまではマイナス調整もやむなしか。 自身初のSTは8連。まずまずといったところか。それにしても速い。牙狼と違ってハンドルを戻す必要がない点も◎。加えてST中は打ち手をあおる目的の余計な演出が発生しない。リーチになりさえすれば激アツという単純なシステムだ。無論、逆にST中に一度もリーチなしの可能性も大いにあるのだけれど…。実際に遭遇したらヘコむだろうな。それにもうひとつ気になったのは、加速演出のレインボーがガセる点。てっきり大当たり確定かと思って慌てて店員を呼んでしまったじゃないか…。 その後、636回転の中ハマリを食らい持ち玉を大きく減らすものの、、2度目のサイクロンモードが理論値を上回る12連であっという間に取り戻す。さらには泣きの4回転終了からわずか2回転目、「キュイキュイキュイーン!」とけたたましい音が鳴り響き、再び至福のサイクロンモードに突入! このSTは5連とややショボかったが、トータルでは17連チャン。この爆発力は癖になる。 回りもいい。それにセグもほぼ確定しているからヤメ時には困らない。が、今日はこれで帰ることにした。閉店2時間前。万が一STを取りきれなかったら後悔することになるだろう。というわけでST終了後即ヤメ。本機はヤメ時の見極めも重要である。プラス7万1000円ナリ<プロフィール> 白覆面T 競馬雑誌の編集者を経てギャンブルライターへ。現在はさまざまなパチンコ&パチスロ攻略誌で活躍している。鋭い洞察力によって書かれる記事の数々は業界内でも定評アリ。ただし、なぜかいくつものペンネームを使い分け行動しているため、正体を知るものはごくわずか。熱しやすい性格で湯水のごとく金を突っ込む姿が何度も目撃されている正真正銘のギャンブル狂だ。
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トレンド 2009年10月28日 15時00分
堀越日出夫の「私、テレビの味方です」グラビア会の現況
25日(日)の夕方、「ドライブA GO!GO!」(テレビ東京)を見ていると熊田曜子(27)が出ていた。「あー、久し振りだなー」と思い、気になったので公式HPを開いた。すると、現在全国ネットのレギュラーがない! 一本もない! それは見ないはずだ。 とはいえ、彼女はレギュラー仕事よりもゲスト枠で光るタイプ。そのゲスト出演も激減した気がする。これは彼女が所属している「グラビア会」のメンバー全員に共通した、由々しき事態だ。 念のため説明しておこう。グラビア会とは若槻千夏(25)、ほしのあき(32)、安田美沙子(27)、山本梓(28)、夏川純(29)、磯山さやか(26)らによる会合で、飲み食いして親睦(しんぼく)を深めながら、テレビで活躍するためにはどうしたらいいのかといった問題を真剣に議論する、実に建設的な集いである。そんな芸能界にガッツいていたメンバーたちの出番がめっきり減っている。 日本を一度飛び出した若槻の仕事が減るのはしょうがないにしても、安田美沙子、夏川純の“見なくなったぶり”は目を覆いたくなるほど。安田美沙子は熱愛とマラソンの人になってしまったし、夏川なんてホントに見なくなった。やはり年齢詐称問題が影を落としているのだろう。人間、ウソをつくのはいけないということだろう。 「2年前に年齢詐称が取りざたされる前はスケジュール帳は真っ黒でしたけど、今はかなり空きができましたね」(テレビ制作会社スタッフ) その代わり台頭してきたのが南明奈(20)、スザンヌ(23)、木下優樹菜(21)、里田まい(25)だ。いまだ奮闘しているのが小倉優子(25)である。 ただでさえ番組の予算が削減されているのだから、グラドルが座る椅子の数も減らされる。 争奪戦はよりし烈になっているのだ。世の中は常にフレッシュな人材を求めているからして、その新勢力に対抗する善後策こそグラビア会が練らなければならない問題なのだ。 例えば、ヘキサゴン軍VSグラビア会の全面対抗戦を「めちゃイケ」の女子プロレスとしてやるなら、これは見たい! そこで「やっぱグラドル会すげぇ!」「カ、カテェ!」と見せつければいいのだ。夏川の得意技はもちろんサバ折りで! グラドル会メンバーはこの危機を乗り切らないと2、3年後には「あの人は今」行きのタレントになり下がってしまう。なんなら相談に乗りますよ!
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トレンド 2009年10月28日 15時00分
「軍事マニア大百科」ミリタリーと萌え系が合体
「萌え系」と「ミリタリー」。一見縁遠い世界に思える。しかし、ミリタリーを萌え系のイラストで解説する「萌えよ!シリーズ」がいま話題を呼んでいる。 「ひと昔前は、ミリタリー好きになるきっかけの多くはプラモデルの影響でした。しかし、今はゲームやアニメから。それらが好きなヲタク層がとっつきやすい表現の方法が萌え系のイラストだったんですよ」と話すのは、同シリーズを発行するイカロス出版の浅井大輔氏。実は浅井氏も「松本零士やガンダムが好きで軍事マニアになりました」というから説得力がある。 2005年6月に出版したシリーズ1作目「萌えよ!戦車学校」の発売時は「正直、爆弾を投げる気分でしたね」という。最新作「萌えよ!戦車学校IV型」と比べれば一目瞭然なのだが、1作目ではイラストの量や表現はかなり控えめだった。しかし、読者に好評だったこともあり、どんどんパワーアップ。“美少女系ミリタリー”という新ジャンルを確立した。 シリーズの別冊的位置付けで刊行されたハイパー美少女系ミリタリーマガジン「MC☆あくしず」などはぶっとびの極致といえる。カラーイラストを大量採用。ただし、萌えキャラが軍服を着ていると思ったら大間違い。 なんと頭上に戦車を乗せていたり、手足が銃器になっている。かわいいオデコからなぜか戦車の砲台が飛び出すなど完全に戦車を擬人化している。このイラストに“萌える”のは相当なマニアだろうが、細部まで丹念に描き込まれている。 なかには「どうして?」と思うほかない過激なイラストも。最新作「萌えよ!戦車学校IV型」の表紙は、素肌の美女が乳首をサスペンダーで隠しているだけ。帯のキャッチコピーも「次もイタリア込みでやろうぜ!」と日独伊三国同盟を想起させる文言でパンチが効きすぎている。 しかし、勘違いしてはいけない。イラスト以外はいたって本格的な内容となっている。自称ベテランのミリタリーマニアは「最初はバカにしてたけど、読んでみたら情報量が豊富でしっかりしてましたね」と評価。一見、ふんだんに盛り込まれた萌え系イラストに目を奪われがちだが、記事がしっかりしている。変わり種には違いないものの、初心者にもとっつきやすくマニアの期待も裏切らない充実ぶりだ。 勢いに乗る同シリーズ編集部の悩みは「戦車の型には細かい設定があり、イラストを描いてもらうのに相当時間がかかってしまう」こと。それだけ本物にこだわっている証しともいえる。 最近では、18禁ゲームのシナリオライターがミリタリーライターを兼任するケースが複数あるとか。一般的にミリタリー分野ははやりすたりがなく、保守的で根強いファンに支えられるとされる。しかし“萌え系”という新しい風が吹き、新時代を迎えようとしているのかもしれない。
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トレンド 2009年10月28日 15時00分
悶絶レジャー 監獄居酒屋で「近未来の囚人暮らし」体験
仕事帰りにはお決まりの居酒屋で、お決まりのメニュー。そんなワンパターン生活に刺激を与えたい酒飲みには、このほどリニューアルオープンした監獄スタイル居酒屋「ロックアップ 2999 池袋」がおススメだ。 「普通の居酒屋に飽きてしまった方、非日常を味わいたい方は楽しめますよ」と胸を張るのは月面刑務所所長こと店長の原田浩行氏。これまでも「監獄」という設定で営業していたが、リニューアルでタイムスリップ。舞台を2999年の月面刑務所へと移した。 しかも「リゾート惑星に向かうスペースクルーザーに搭乗するはずが、システムの誤作動で月面刑務所の囚人移送船に乗せられてしまった」という細かい設定。入店時には、システム誤作動を想定したアトラクションが待ち構える。席はもちろん監獄風個室。店員が「入所祝いです」とお通しを持ってきた。このあたりから「こんな細かい設定の世界に溶け込むことができるのか」との不安は吹っ飛んでしまう。 良くも悪くも“囚人生活”に慣れ、リラックスして酒を飲んでいると、突然照明が暗くなり警報が鳴り響く。メニューのリモコンは「緊急警報発令」と点滅している。ヤツだ! モンスターの襲来だ! 監獄内を縦横無尽に暴れ回るモンスターと戦うのは美人コマンダー。ただ飲んで食べるだけでなく、このようなアトラクションが2時間に1回あるという。 「アトラクションのバージョンは3種類あります。今後はもっと増やしていきたいですね。それに演技力もあげていきたいです」と刑務所長はどこまでもどん欲だ。 メニューの名前も凝っている。チーズフォンデュに韓国一味を加え、燃えたぎる太陽マグマに仕立てた「はだかの太陽」(税込み924円)などメニューを見ているだけでも楽しい。これがまた、ウケ狙いのメニューとは思えないほどイケる味なのだ。 ただ、アトラクションを楽しんでナンボの居酒屋なので「一人でまったり」は厳しい。毎度毎度の部長の悪口や、会社の先行きなんていう暗い話はやめて、たまには仕事仲間と「近未来の囚人暮らし」を体験してリフレッシュしよう。◎店舗紹介 アクセス 監獄スタイル居酒屋「ロックアップ 2999 池袋」=豊島区東池袋1-29-1池袋マルビル5階。営業時間は平日が17時から25時。金、土、祝日前は17時から28時。日、祝日は17時から24時。リニューアルオープン記念として10月末まで週末(金〜日)を除き、「ALLドリンク半額サービス」を実施中。
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トレンド 2009年10月28日 15時00分
「硬派くどき術」酒のおごり方編
押忍! 酒と男は切っても切り離せませんが、たまに酒場でダッサイ男を見かけます。 カウンターバーを舞台にしたコントで、マスターが「あちらの男性からです」と女性の前にグラスを置く。にやりと笑ってグラスを掲げる男。はい、やめ、やめ、やめ。ジンマシンが出そうなほどゲスな振る舞いです。 本紙読者に限ってまさか…とは思いますが、念のために“酒場のダンディズム”を確認しておきましょう。 まず、押しつけがましいのは一切NG。飲みたいやつじゃない酒をゴチられて喜ぶ女性はいません。たかが1杯数百円でしょ? 「逆にキモい」ってやつです。最低限、勘定は全部済ませてあげてください。 たまたま酒場で席を隣り合わせた女性とは、それほど深く話してはいけません。「必死じゃん」と思われるだけです。 硬派を気取るならば当たり障りのない会話にとどめ、ころ合いを見計らって「それじゃあお先に」とあいさつして席を立つ。女性の分もこっそりと会計を済ませたらさっさと店を出ましょう。余韻を残すことが大事なのです。 勝負は次に会ったときです。同じ店で2度と会わないようなら、脈なしです。おごった金は“お勉強”と思ってあきらめてください。 しかし、1週間以内にまた会ったら大チャンスです。女性はおごってもらったことを気にしつつも、決して悪い印象ではなかったのです。だから店に来たのです。ここは「一緒に飲みませんか」のひと言でOK。2人のあいだにはいい感じの空気が流れます。
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トレンド 2009年10月28日 15時00分
高橋四丁目の居酒屋万歩計「竹子」(たけこ、居酒屋)
JR飯田橋駅神楽坂口から徒歩430歩。 「竹子」はおもしろい。高級割烹かとも見紛うばかりの門構えを、おそるおそる入ってみると、失礼ながらこれがただの大衆居酒屋。広さも広し、1階から3階まであって、350人まで収容可能という。神楽坂散歩のおひとり様から、大中小の宴会まで、気取ったデート以外のすべての“ちょいと一杯”を叶えてくれる。 つまみの、なま物、揚げ物、煮物などにも手抜き、手抜かりはない。さすれば、すっぽん一匹コース(3〜4人前・9800円)などという高級食材へも、思い切ってジャンプしてみようかという勇気も芽生えようというものだ。ふだんは290円の生ビールも、金曜と祝前日以外は180円となる。 もつ煮で生ビールを5杯飲んで1080円。はい、正解です。もつ煮は180円なのでした。 やや高級志向の神楽坂にあって、並み中の並みを標榜(ひょうぼう)して元気に営業中(年中無休・午後5時から午前5時まで)の「竹子」が、今夜は、とりわけ3階が盛況である。席はまだありますかと尋ねたら、折りよくキャンセルが出たという。売り切れだったのですね、と尋ねると、毎回そうですよという答え。なにを目指してそんなに人がたくさん集まってきているかといえば、月に一度の居酒屋竹子恒例になっている“飲み放題付き落語会”。落語芸術協会の御墨付きもあり、着々と回を重ねているらしい。 3階の開場は午後7時、8時から落語を二席、その後、演者による抽選会など、9時半お開き、という流れ。税込み2625円で、瓶ビール、焼酎、ワインなどテーブルに置いてある酒が飲み放題。条件がひとつだけあって、おひとり様1品以上の料理を注文すべし。無理難題ではない。ほろ酔いで、落語を聴きながら、すしでもつまんでいると、こりゃいいね、である。牛のレバ刺しは仕事が丁寧だった。とろたく巻き(トロと沢庵)と細巻き4種は、空いた小腹を十分に満たしてくれた。ビールは5本を開けた。 それにしても、落語は本当に上げ潮に乗っている。見渡すと、若い女性6人に青年2人、という集団が3組もいて、6+2というのがどういう具合でそうなのか、単なる偶然なのか、必然となるべき萌芽があるのか、興味のつきないところであるが、8人の集団は飲むは、食うは、笑うは、お代分を十二分に堪能していらっしゃった。 演芸専門誌「東京かわら版」によると、東京では毎日20〜30もの落語会が開かれている。そのひとつに首をつっこんでみた、たのしい一夜でした。予算4585円(うち飲み放題の落語会 2625円)。東京都新宿区神楽坂2-9
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トレンド 2009年10月28日 15時00分
書評「ニッポン鉄道遺産 列車に栓抜きがあった頃」斉木実・米屋浩二著、交通新聞社
リニアモーターカーの実用化が検討されているが、「新しい」「速い」だけが鉄道の魅力ではないはず。明治時代以来、国家の近代化とともに発展してきたなかで、記憶から忘れられそうな「鉄道遺産」を取り上げたのが本書だ。 「0系新幹線」「開く窓」「駅弁の立ち売り」など、もう見ることができないものや、見られる場所が限定されるものを紹介。学校の教科書には載らなくとも、後世まで語り継いでほしい時代の遺産を集めた。 うれしいのが著者が2人ともカメラマンのため、懐かしい写真がふんだんに盛り込まれているところ。名称を聞いただけではピンとこない“非鉄道ヲタク”でも楽しめる。 古き良き鉄道時代の貴重な資料となることは間違いない。昔の記憶が鮮明によみがえり、熱いものがこみ上げてくる人もいるはずだ。(税別800円)
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トレンド 2009年10月28日 15時00分
書評「封印漫画大全」坂茂樹著、三才ブックス
いまや世界に誇る日本文化、漫画。その長い歴史のなかには、発行されるや即削除・回収で“封印”された作品が存在する。本書はそんな漫画史の表舞台から反れてしまった悲しき作品に光をあてる。 「ハレンチ学園」に代表される戦後有害図書規制の憂き目にあったもの。「沈黙の艦隊」など作品の一部背景に著作権侵害があったもの…。ここまでは分かる。驚くべきは、手塚治虫、藤子不二雄ら巨匠の作品もあることだ。 手塚治虫の「ブラック・ジャック」の第28話「指」は、手足の指が6本ある多指症の患者が5本指になりたいと手術を依頼するストーリー。奇形を扱うとの理由で単行本未収録に。差別の助長と表現の自由という表裏一体の関係の中で漫画ができていることを実感できる。(1300円)
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トレンド 2009年10月27日 15時00分
「リアル・ミッション」オヤジの夢を追いかけて メタボ記者の挑戦
おのれの肉体を駆使し最速70キロのスピードを体感せよ。競輪のだいご味であるスピードを肌で感じようと、本紙競輪記者が自らレーサーを志願。今回は、競輪界のアイドルユニット「ラブナイン」と共にレースに挑戦。年齢制限が撤廃され、選手への門戸が再び開かれた今、“オヤジ”が夢をかなえるべく、バンクを爆走した。 四捨五入をすればとうに40歳。アラフォー世代の仲間入りを立派に果たした、自他ともに認めるメタボ記者が訪れたのは、11月7日に超一流レーサーたちが集う記念競輪(GIII)の開催を控えた群馬県にある「前橋グリーンドーム」。 振り返れば競輪との出会いは約20年前。高校生の時に初めてバンクを疾走する選手のスピードにあこがれ衝撃を受けたのは、今でも鮮明に記憶している。なぜあの時に選手ではなく、車券師の道を志してしまったのか…。そんな若かりし日の苦い思いを振り払いながら、前橋バンクに足を踏み入れた。数年前に年齢制限が撤廃。脚力さえあれば、誰でも競輪選手になれる。記者から競輪選手への転向。異色のレーサー誕生のサクセスストーリーがここから始まるはずだった…。 レース場でラブナインの女の子たち、プロデュサーの西沢モトさんと合流。会うやいなや、西沢さんから記者のメタボ腹を指摘される。この日のために100キロオーバーの体を少々絞ったのに…。エアロビクスで全日本チャンピオン(1990年)まで上りつめた西沢さんから見たら、記者のまだたっぷんたっぷんした体が、気にならないはずはない。分かっているけどテンションはちょっと下がり気味。 そんな中でラブナインにあいさつを済ませると、美人レーサーたちは手なれた様子で競技用の自転車を組み立て始める。これまで同じような光景を何百回と眺めてきた記者だったが、いざ自転車を組み立てるとその手はおぼつかない。かわいい女の子たちの前で醜態をさらし、“ヘタレキャラ”が定着…。 今度は西沢さんのアドバイスを聞いて、組み上がったリーダー・トモミちゃんの競技用の自転車を借りライドオン。風の抵抗が少ないドームの屋内バンクは、実に走りやすく気持ちがいい。俗に33バンクと呼ばれる1周が335メートルのコースは、400メートルが一般的な競輪場においては小回りの部類。その分、コーナー部分に設けられたカント(傾斜)はきつい。バンクでの走行初体験の記者にとっては、このカントが最大の難関だった。 「まずは内側の傾斜がないところで慣れるまで走ってみましょう」と西沢さんに命じられるままバンクの内側を走行。“ママチャリ”と違う前傾姿勢での乗車スタイル。おなかの肉に多少、違和感を覚えながらも、余裕で約10周(3キロメートル)を消化。ラブナインのかわいいお尻を追いかけながらの周回練習。女の子に交じってのニヤニヤ走行で心臓の負担も軽減され、どこからか妙な自信もわいてきた。この時の体感スピード約20キロ…まだまだいける。 しかし、これまでは足ならしだった。いよいよ、ここからが本番。選手がレースで使用しているカントのあるコースに挑戦。 「コーナーではスピードを出して、ハンドルは無理して切らないこと。傾斜があるので自然と曲がっていきます」と西沢さん。ラブナインの女の子たちは、普段の練習通りバンクの上と下を行ったり来たりと、スイスイと走路内を縦横無尽。が、記者は傾斜36度のコーナーにビビって、なかなかバンクに上がれない。36度って、スキーやスノボー体験者なら分かると思うが、イメージとしては、前に壁があり絶壁のコーナーに向かって自転車を踏み上げて行っているような感覚になる。 ペダルを目いっぱい踏み込むが、記者の重い体にかかる重力がジャマをして、なかなかうまく走れない。 それでも恐怖心と闘いながら、やっとのことで10周を走り抜くことができた。この時の体感スピード約30キロ…ヤ、ヤバいかも…。 総仕上げとして、西沢さんがセッティングしてくれたのが、ラブナインのメンバーに記者を加えた先頭交代練習。10人が一本棒になって走り、1周ごと先頭が入れ替わる。っていうことは最低でも10周しなければ、終わらない…。もうこの時には競輪選手への夢はとっくに断念。へたばる記者とは対照的に息のまったく上がっていないラブナイン。とにかく早く終わってくれという思いだけで、再び自転車にまたがった。 ラブナイン切っての実力派・サトコちゃんの後位追走を試みるが、ラブナインのハイペースに記者だけが遅れるお粗末なランデブー走行。10周目にやっとめぐってきたトップ周回では、脳に酸素が回らず酸欠の金魚のように口をパクパク。思考回路は停止し、目の前はもう真っ白。この時の体感スピード40キロ未満…ラブナインのすごさを知った貴重な体験はプライスレスでした。◎突撃後記 今回バンク練習に参加させてもらった「ラブナイン」は、走る! 踊る! 歌う! と3拍子そろった競輪界のアイドルユニット。2007年に松戸競輪からデビューを果たした彼女たちは、現在では20数カ所に及ぶ競輪場でパフォーマンスを行う全国区のアイドルに成長。追っかけができるほど、競輪ファンには認知されている。セクシーなユニフォームに包まれた彼女たちのボディーは、一見華奢(きゃしゃ)な印象を受けたが、決してそんなことはなかった。彼女たちの肉体はその道を極めた西沢さんからトレーニングされたアスリートのそれだった。 「競輪の活性化と今の時代に沿ったエコである自転車の魅力をさまざまな場所で伝えていきたい」とラブナインが目指すものは大きい。31日と11月18日にはホームバンクの松戸ナイター競輪決勝日にパフォーマンスが行われる。来年3月のGI松戸ダービーでの出演もすでに決定。ビッグステージでの迫力ある走りとラブパフォーマンスに、これからも期待しよう。
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トレンド 2009年10月27日 15時00分
「ぼく、オタリーマン。」アニメ化決定
人気コミック「ぼく、オタリーマン。」のアニメ化が決定した。オリジナルフラッシュアニメDVDがリバプールから来年1月に発売される。先ごろ同作のアフレコが東京・六本木のスタジオで行われた。 累計1500万ヒットを超えるウェブサイトの大人気漫画が「ぼく、オタリーマン。」(中経出版刊)として出版されたのは07年3月。 その後、シリーズ累計が100万部を超える人気作品となっている。主人公は28歳、職業SE、独身、彼女ナシ、そしてちょっぴりオタクというオタクなサラリーマン=「オタリーマン」だ。 今回のアニメで、主人公を演じる宮野真守さん=写真下左=は「機動戦士ガンダム00」の主人公、刹那・F・セイエイ役や「DEATH NOTE」主人公の夜神月役を務めた人気声優。彼が原作者のよしたに氏になりきってユニークなヲタク妄想あふれるキャラクターを演じている。「めくるめくヲタクの世界というよりも、日常生活の中で共感できるところも多く、テンションも上がっていい汗かかせていただきました」と宮野さん。原作については「何気ない中に“ぷぷっ”と笑わせてくれる素敵な作品で続編の製作もあればいいのにな」とシリーズ化を期待させるコメント。 今回のアフレコに新人声優として参加した内田真礼さん=同右=は、今回がアフレコ初挑戦という。彼女は現在「日本ナレーション演技研究所」(日ナレ)研修課で日夜技術を向上中。今回演じたのは複数のキャラクターという。そんな彼女に感想を聞くと、「現場は初めてでしたが、皆さん優しくて、早く毎週アフレコをできる声優になりたい」。 数年後には日ナレを卒業し、声優として活躍するのは確実! きらりと光る彼女の声をぜひ聞いてほしい。 この作品には、ほかにも釘宮理恵さん、柳田淳一さん、小田久史さん、藤田大助さん、森田則昭さん、矢野明日香さん、山本小百合さん、ミッキー三木さんたちが出演している。
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「ほっとクリップ」昆虫写真展9月4日から
2007年08月28日 15時00分
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JR神田駅 トイレ案内看板の謎
2007年08月21日 15時00分
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お父さんのためのコスプレ講座
2007年08月20日 15時00分
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JR東京駅にある日本一のレーズンパン
2007年08月14日 15時00分
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JR新木場駅の巨大木製看板
2007年08月07日 15時00分
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JR巣鴨駅の冷やしおでん缶専用自販機
2007年07月31日 16時00分
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JR鶯谷ホームに散乱していたもの
2007年07月25日 16時00分
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有楽町線有楽町駅 イ・ビョンホン騒動
2007年07月17日 16時00分
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ヒットのヒント拡大スペシャル番外編「ラーメン缶戦争」
2007年07月17日 16時00分