トレンド
-
トレンド 2009年10月28日 15時00分
高橋四丁目の居酒屋万歩計「竹子」(たけこ、居酒屋)
JR飯田橋駅神楽坂口から徒歩430歩。 「竹子」はおもしろい。高級割烹かとも見紛うばかりの門構えを、おそるおそる入ってみると、失礼ながらこれがただの大衆居酒屋。広さも広し、1階から3階まであって、350人まで収容可能という。神楽坂散歩のおひとり様から、大中小の宴会まで、気取ったデート以外のすべての“ちょいと一杯”を叶えてくれる。 つまみの、なま物、揚げ物、煮物などにも手抜き、手抜かりはない。さすれば、すっぽん一匹コース(3〜4人前・9800円)などという高級食材へも、思い切ってジャンプしてみようかという勇気も芽生えようというものだ。ふだんは290円の生ビールも、金曜と祝前日以外は180円となる。 もつ煮で生ビールを5杯飲んで1080円。はい、正解です。もつ煮は180円なのでした。 やや高級志向の神楽坂にあって、並み中の並みを標榜(ひょうぼう)して元気に営業中(年中無休・午後5時から午前5時まで)の「竹子」が、今夜は、とりわけ3階が盛況である。席はまだありますかと尋ねたら、折りよくキャンセルが出たという。売り切れだったのですね、と尋ねると、毎回そうですよという答え。なにを目指してそんなに人がたくさん集まってきているかといえば、月に一度の居酒屋竹子恒例になっている“飲み放題付き落語会”。落語芸術協会の御墨付きもあり、着々と回を重ねているらしい。 3階の開場は午後7時、8時から落語を二席、その後、演者による抽選会など、9時半お開き、という流れ。税込み2625円で、瓶ビール、焼酎、ワインなどテーブルに置いてある酒が飲み放題。条件がひとつだけあって、おひとり様1品以上の料理を注文すべし。無理難題ではない。ほろ酔いで、落語を聴きながら、すしでもつまんでいると、こりゃいいね、である。牛のレバ刺しは仕事が丁寧だった。とろたく巻き(トロと沢庵)と細巻き4種は、空いた小腹を十分に満たしてくれた。ビールは5本を開けた。 それにしても、落語は本当に上げ潮に乗っている。見渡すと、若い女性6人に青年2人、という集団が3組もいて、6+2というのがどういう具合でそうなのか、単なる偶然なのか、必然となるべき萌芽があるのか、興味のつきないところであるが、8人の集団は飲むは、食うは、笑うは、お代分を十二分に堪能していらっしゃった。 演芸専門誌「東京かわら版」によると、東京では毎日20〜30もの落語会が開かれている。そのひとつに首をつっこんでみた、たのしい一夜でした。予算4585円(うち飲み放題の落語会 2625円)。東京都新宿区神楽坂2-9
-
トレンド 2009年10月28日 15時00分
書評「ニッポン鉄道遺産 列車に栓抜きがあった頃」斉木実・米屋浩二著、交通新聞社
リニアモーターカーの実用化が検討されているが、「新しい」「速い」だけが鉄道の魅力ではないはず。明治時代以来、国家の近代化とともに発展してきたなかで、記憶から忘れられそうな「鉄道遺産」を取り上げたのが本書だ。 「0系新幹線」「開く窓」「駅弁の立ち売り」など、もう見ることができないものや、見られる場所が限定されるものを紹介。学校の教科書には載らなくとも、後世まで語り継いでほしい時代の遺産を集めた。 うれしいのが著者が2人ともカメラマンのため、懐かしい写真がふんだんに盛り込まれているところ。名称を聞いただけではピンとこない“非鉄道ヲタク”でも楽しめる。 古き良き鉄道時代の貴重な資料となることは間違いない。昔の記憶が鮮明によみがえり、熱いものがこみ上げてくる人もいるはずだ。(税別800円)
-
トレンド 2009年10月28日 15時00分
書評「封印漫画大全」坂茂樹著、三才ブックス
いまや世界に誇る日本文化、漫画。その長い歴史のなかには、発行されるや即削除・回収で“封印”された作品が存在する。本書はそんな漫画史の表舞台から反れてしまった悲しき作品に光をあてる。 「ハレンチ学園」に代表される戦後有害図書規制の憂き目にあったもの。「沈黙の艦隊」など作品の一部背景に著作権侵害があったもの…。ここまでは分かる。驚くべきは、手塚治虫、藤子不二雄ら巨匠の作品もあることだ。 手塚治虫の「ブラック・ジャック」の第28話「指」は、手足の指が6本ある多指症の患者が5本指になりたいと手術を依頼するストーリー。奇形を扱うとの理由で単行本未収録に。差別の助長と表現の自由という表裏一体の関係の中で漫画ができていることを実感できる。(1300円)
-
-
トレンド 2009年10月27日 15時00分
「リアル・ミッション」オヤジの夢を追いかけて メタボ記者の挑戦
おのれの肉体を駆使し最速70キロのスピードを体感せよ。競輪のだいご味であるスピードを肌で感じようと、本紙競輪記者が自らレーサーを志願。今回は、競輪界のアイドルユニット「ラブナイン」と共にレースに挑戦。年齢制限が撤廃され、選手への門戸が再び開かれた今、“オヤジ”が夢をかなえるべく、バンクを爆走した。 四捨五入をすればとうに40歳。アラフォー世代の仲間入りを立派に果たした、自他ともに認めるメタボ記者が訪れたのは、11月7日に超一流レーサーたちが集う記念競輪(GIII)の開催を控えた群馬県にある「前橋グリーンドーム」。 振り返れば競輪との出会いは約20年前。高校生の時に初めてバンクを疾走する選手のスピードにあこがれ衝撃を受けたのは、今でも鮮明に記憶している。なぜあの時に選手ではなく、車券師の道を志してしまったのか…。そんな若かりし日の苦い思いを振り払いながら、前橋バンクに足を踏み入れた。数年前に年齢制限が撤廃。脚力さえあれば、誰でも競輪選手になれる。記者から競輪選手への転向。異色のレーサー誕生のサクセスストーリーがここから始まるはずだった…。 レース場でラブナインの女の子たち、プロデュサーの西沢モトさんと合流。会うやいなや、西沢さんから記者のメタボ腹を指摘される。この日のために100キロオーバーの体を少々絞ったのに…。エアロビクスで全日本チャンピオン(1990年)まで上りつめた西沢さんから見たら、記者のまだたっぷんたっぷんした体が、気にならないはずはない。分かっているけどテンションはちょっと下がり気味。 そんな中でラブナインにあいさつを済ませると、美人レーサーたちは手なれた様子で競技用の自転車を組み立て始める。これまで同じような光景を何百回と眺めてきた記者だったが、いざ自転車を組み立てるとその手はおぼつかない。かわいい女の子たちの前で醜態をさらし、“ヘタレキャラ”が定着…。 今度は西沢さんのアドバイスを聞いて、組み上がったリーダー・トモミちゃんの競技用の自転車を借りライドオン。風の抵抗が少ないドームの屋内バンクは、実に走りやすく気持ちがいい。俗に33バンクと呼ばれる1周が335メートルのコースは、400メートルが一般的な競輪場においては小回りの部類。その分、コーナー部分に設けられたカント(傾斜)はきつい。バンクでの走行初体験の記者にとっては、このカントが最大の難関だった。 「まずは内側の傾斜がないところで慣れるまで走ってみましょう」と西沢さんに命じられるままバンクの内側を走行。“ママチャリ”と違う前傾姿勢での乗車スタイル。おなかの肉に多少、違和感を覚えながらも、余裕で約10周(3キロメートル)を消化。ラブナインのかわいいお尻を追いかけながらの周回練習。女の子に交じってのニヤニヤ走行で心臓の負担も軽減され、どこからか妙な自信もわいてきた。この時の体感スピード約20キロ…まだまだいける。 しかし、これまでは足ならしだった。いよいよ、ここからが本番。選手がレースで使用しているカントのあるコースに挑戦。 「コーナーではスピードを出して、ハンドルは無理して切らないこと。傾斜があるので自然と曲がっていきます」と西沢さん。ラブナインの女の子たちは、普段の練習通りバンクの上と下を行ったり来たりと、スイスイと走路内を縦横無尽。が、記者は傾斜36度のコーナーにビビって、なかなかバンクに上がれない。36度って、スキーやスノボー体験者なら分かると思うが、イメージとしては、前に壁があり絶壁のコーナーに向かって自転車を踏み上げて行っているような感覚になる。 ペダルを目いっぱい踏み込むが、記者の重い体にかかる重力がジャマをして、なかなかうまく走れない。 それでも恐怖心と闘いながら、やっとのことで10周を走り抜くことができた。この時の体感スピード約30キロ…ヤ、ヤバいかも…。 総仕上げとして、西沢さんがセッティングしてくれたのが、ラブナインのメンバーに記者を加えた先頭交代練習。10人が一本棒になって走り、1周ごと先頭が入れ替わる。っていうことは最低でも10周しなければ、終わらない…。もうこの時には競輪選手への夢はとっくに断念。へたばる記者とは対照的に息のまったく上がっていないラブナイン。とにかく早く終わってくれという思いだけで、再び自転車にまたがった。 ラブナイン切っての実力派・サトコちゃんの後位追走を試みるが、ラブナインのハイペースに記者だけが遅れるお粗末なランデブー走行。10周目にやっとめぐってきたトップ周回では、脳に酸素が回らず酸欠の金魚のように口をパクパク。思考回路は停止し、目の前はもう真っ白。この時の体感スピード40キロ未満…ラブナインのすごさを知った貴重な体験はプライスレスでした。◎突撃後記 今回バンク練習に参加させてもらった「ラブナイン」は、走る! 踊る! 歌う! と3拍子そろった競輪界のアイドルユニット。2007年に松戸競輪からデビューを果たした彼女たちは、現在では20数カ所に及ぶ競輪場でパフォーマンスを行う全国区のアイドルに成長。追っかけができるほど、競輪ファンには認知されている。セクシーなユニフォームに包まれた彼女たちのボディーは、一見華奢(きゃしゃ)な印象を受けたが、決してそんなことはなかった。彼女たちの肉体はその道を極めた西沢さんからトレーニングされたアスリートのそれだった。 「競輪の活性化と今の時代に沿ったエコである自転車の魅力をさまざまな場所で伝えていきたい」とラブナインが目指すものは大きい。31日と11月18日にはホームバンクの松戸ナイター競輪決勝日にパフォーマンスが行われる。来年3月のGI松戸ダービーでの出演もすでに決定。ビッグステージでの迫力ある走りとラブパフォーマンスに、これからも期待しよう。
-
トレンド 2009年10月27日 15時00分
「ぼく、オタリーマン。」アニメ化決定
人気コミック「ぼく、オタリーマン。」のアニメ化が決定した。オリジナルフラッシュアニメDVDがリバプールから来年1月に発売される。先ごろ同作のアフレコが東京・六本木のスタジオで行われた。 累計1500万ヒットを超えるウェブサイトの大人気漫画が「ぼく、オタリーマン。」(中経出版刊)として出版されたのは07年3月。 その後、シリーズ累計が100万部を超える人気作品となっている。主人公は28歳、職業SE、独身、彼女ナシ、そしてちょっぴりオタクというオタクなサラリーマン=「オタリーマン」だ。 今回のアニメで、主人公を演じる宮野真守さん=写真下左=は「機動戦士ガンダム00」の主人公、刹那・F・セイエイ役や「DEATH NOTE」主人公の夜神月役を務めた人気声優。彼が原作者のよしたに氏になりきってユニークなヲタク妄想あふれるキャラクターを演じている。「めくるめくヲタクの世界というよりも、日常生活の中で共感できるところも多く、テンションも上がっていい汗かかせていただきました」と宮野さん。原作については「何気ない中に“ぷぷっ”と笑わせてくれる素敵な作品で続編の製作もあればいいのにな」とシリーズ化を期待させるコメント。 今回のアフレコに新人声優として参加した内田真礼さん=同右=は、今回がアフレコ初挑戦という。彼女は現在「日本ナレーション演技研究所」(日ナレ)研修課で日夜技術を向上中。今回演じたのは複数のキャラクターという。そんな彼女に感想を聞くと、「現場は初めてでしたが、皆さん優しくて、早く毎週アフレコをできる声優になりたい」。 数年後には日ナレを卒業し、声優として活躍するのは確実! きらりと光る彼女の声をぜひ聞いてほしい。 この作品には、ほかにも釘宮理恵さん、柳田淳一さん、小田久史さん、藤田大助さん、森田則昭さん、矢野明日香さん、山本小百合さん、ミッキー三木さんたちが出演している。
-
-
トレンド 2009年10月27日 15時00分
第14回アニメーション神戸賞決まる
神戸市とアニメーション神戸実行委員会(実行委員長は声優の神谷明)は、平成8年度から「アニメーション神戸」を開催。毎年アニメーション作品と個人に賞を授与している。同イベントは、アニメーションという文化とデジタル技術の融合を通じ、デジタル映像を中心とするICT関連産業の振興・集積を図るため、神戸市の神戸地域の情報化を推進するシンボルとして行われている。 そして先ごろ、第14回アニメーション神戸授賞式が神戸国際会議場で行われた。 今年は、個人賞に加藤久仁生(“つみきのいえ”の監督)特別賞に雪室俊一(脚本家、サザエさんほか)作品賞・劇場部門は「ウォーリー(WALL・E)」、作品賞・テレビ部門は「東のエデン」、作品賞・ネットワーク部門は「涼宮ハルヒちゃんの憂鬱&にょろーん☆ちゅるやさん」、主題歌賞に「Don't say“lazy”」(歌・桜高軽音部『けいおん!』)を選定した。 「涼宮ハルヒちゃんの憂鬱&にょろーん☆ちゅるやさん」の受賞では、代表として、声優の白石稔が赤鬼の姿で登壇して神戸市副市長から賞を受けた。コスプレで現れたのは彼が初めてで、この作品はホントやってくれるなあと、会場の話題をさらった。 同日行われた、ラジオ関西の公開録音では声優であり実行委員長を務める神谷明、個人賞を受賞した雪室俊一、昨年の個人賞の辻真先が出演。サザエさんや鉄腕アトム、秘密のアッコちゃんなどの名作の秘話を語った。 アニメーション神戸では、クリエーターの育成のためのセミナーなども行われており、平成10年から、デジタルアニメーションの制作に携わる人材の育成を図るため、アニメ業界の第一線で活躍中の方々を講師に招いて「実践型ワークショップ」を実施。これまでの受講者からプロとして活躍する人も生まれている。(http://www.anime-kobe.jp/)
-
トレンド 2009年10月27日 15時00分
ゼブラーマン再び
来年5月1日公開予定の映画「ゼブラーマン2 ゼブラシティの逆襲」の製作発表が先ごろ、東京・赤坂で行われ、哀川翔、仲里依紗らキャスト陣に加え、監督の三池崇史らが出席した=写真。 物語は、前作から約15年経過した2025年が舞台。東京はゼブラシティとして生まれ変わっていた。ここでは、午前と午後5時からきっちり5分間を「ゼブラタイム」と呼び、この1日10分間に限り警察官や権力者は人を撃ってもよく、あらゆる犯罪行為が認められるという条例ができていた。 犯罪予備軍や病人・年金受給者などを合法的に始末していくことで「ゼブラタイム」導入後、犯罪発生率は半分以下に減少し、財政赤字も解消、ゼブラシティは世界で最も治安のいい都市となった。アメリカの17州にも導入され「ゼブラタイム」には出歩かないというのが、一般市民の常識となっていた。 仲里依紗演じるゼブラクイーンは、ゼブラシティ都知事の娘にして、全市民を挑発扇動し続けるスーパーアイドル。これまでの愛くるしい印象とは違い、過激でエロチックな役を演じている。その衣装は、監督いわく、「理想は何も身につけないこと。でもそれだと公開ができなくなるから最低限のところを隠して」と過激な衣装のようだ。 主人公・市川新市=ゼブラーマンを演じる哀川翔は髪を白に染め会見に臨み「命かけてます!」と意気込んだ。 撮影はこれからスタート。期待して公開を待ちたい。(www.zeb2.jp)
-
トレンド 2009年10月27日 15時00分
今週のオススメシネマ
「ホワイトアウト(10/31より、渋谷東急ほか) 南極大陸を舞台に展開されるサスペンス・アクション。氷床1500平方キロ、白夜継続6カ月、気温摂氏マイナス50度。冬を越えると風速160キロのブリザードがやって来る。まさに一寸先も分からない白い闇・ホワイトアウトで人々は方向感覚を失い死の危険にさらされる。 猛烈な嵐がやって来ることが判明して、基地隊員は越冬をあきらめ撤収を決めていた。タイムリミットは3日。だがそんな中で殺人事件が起こる。FBI保安官キャリー(ケイト・ベッキンセール)は越冬覚悟で立ち向かうが、とてつもない陰謀が…。 「風が強く吹いている」(10/31より、丸の内ピカデリーほか) 誰でもできそうで、なかなかできない“走り”。だからこそ、お正月の駅伝を必ず見るという人が多いのだろう。 将来を約束されながら、ケガで走れなくなったハイジ(小出恵介)が、殻に閉じこもった天才ランナー、カケル(林遣都)と出会い、陸上にほとんど縁のない学生たちを奮い立たせ、本格的に「大学駅伝」に挑戦する。時に厳しく、時にやさしく、彼らのトレーニングは実にユニークだ。 出演者たちは、実際に“走り”に挑戦。中には吐きながら頑張った人も。さわやかな感動がリアルに伝わる。 「パイレーツ・ロック」(10月24日から公開中) こんなに楽しい映画も珍しい。1966年のイギリス。ラジオとロックが全盛だった時代。だが公共放送が音楽を流すのは1日45分だけ。そこで現れたのが海賊ラジオ局だった。海の上から24時間かけっぱなし。しかし政府の役人は何とか取り締まろうとあの手この手で迫ってくる。そんな海賊ラジオ船にわけあり高校中退生がやってくる。そこには自由を謳歌するカリスマDJたちの姿があった。 当時の実話が背景にあるだけに歴史の勉強にもなる。フィリップ・シーモア・ホフマン、ビル・ナイ、リス・エヴァンスら実力派がズラリ。しかしこの映画の主役は音楽だ。
-
トレンド 2009年10月26日 15時00分
今どき女性の癒やしの場 ギャルソン・カフェ
“腐女子”と呼ばれるヲタク系の女性を中心に執事カフェが流行している。東京・池袋を中心に数多くの店が軒を連ねて大盛況だ。今年9月、東京・原宿にオープンした「GARCON CAFE(ギャルソン・カフェ)」は、いわゆる執事カフェとは一線を画する。給仕する従業員の男のコたちの夢を後押しできる“チップ制度”があるのだ。その中身とは。 「ギャルソン」とはフランスの料理店などで働く男性給仕を指す。本場のギャルソンはレストランと雇用契約は結んでおらず、客からのチップのみで生計を立てる。同店ではそれに習い、チップ制度を導入したのだ。 同店で働くのは18〜26歳の男性。273人の応募の中からオーディションで選出された21人のイケメンたちだ。彼らは俳優、モデル、ミュージシャン、お笑い芸人、ダンサーなど思い思いの夢を追いかけている。 同店を経営する巻田隆之代表は「夢を目指している人たちはものすごくポジティブ。こんな暗い時代だからこそ、ポジティブなオーラを感じてほしい」との思いから“夢追い人”だけを集めた。 彼らの夢を後押しするのが「チップ」だ。客は入店時に1枚のチップが手渡される。テーブルを担当したギャルソンの給仕に満足できれば、それを手渡す。ギャルソンは獲得したチップの枚数に応じ、アルバイト代に加え、レッスン代やライブ費用などとしての収入を得る。 また、ギャルソンに渡さず、ためればさまざまなサービスを受けられる。例えば、10枚ためれると好きなギャルソンとのツーショット写真を撮ることも。 客はチップを渡すことによって、彼らの夢を後押しでき、ためることで自分のちょっとした夢も実現することが可能なわけだ。 チップ制度は、ギャルソンにとって金銭面以外でもプラスになっているようだ。 マルチタレントを目指す現役高校生、櫻井透さん(18)は「ギャルソンとして働くことで演技力も学べる」と話す。 シンガーソングライター志望のつばささん(25)も「どうしたらお客さんに喜んでもらえるのか、チップをもらえることで自信になる」。 俳優志望の梶原洋平さん(22)も「お店が有名になることで自分のチャンスにもつながると思うので、やりがいがある」。 チップ1枚に対する収入アップは微々たる金額でしかないが、彼らにとっては大きな財産になっている。 客の年齢は下が16〜17歳から上は40〜50代までと幅広い。客層もさまざまで、ビジュアル系バンドの追っ掛けをしている女のコ、韓流スターの追っ掛けをしているオバサマ方も訪れる。追っ掛け女性にとっては、未来のスターと直接話せて、夢を支援できる場になっているようだ。開店から2カ月足らずだが、早くも常連客として同店の“追っ掛け”になっている人もいる。 腐女子と呼ばれるヲタク女性は2割程度。逆に米ファッションブランドショップ「フォーエバー21」に隣接したビルのワンフロアという土地柄もあってか、一般のOLが女子会で利用することも少なくない。 店の内装は、落ち着いたフレンチレストランといった趣で、メルヘンチックな執事カフェとは雰囲気が違う。開店に当たり、巻田代表がブログを立ち上げ、そこに寄せられた女性たちの意見を取り入れた。内装や照明、食器などはどれも女性好みの落ち着いたムードに包まれている。 銀座で料理長をしていたシェフが手掛ける料理も本格的だ。「原宿といえば、クレープ」(同代表)とあって、昼はソバ粉を使ったガレットやデザートクレープ、夜は肉や魚のディナーコースに加え、アルコール類も提供。バーカウンターもある。オトナの女性の社交場としての機能も果たしている。 「果てしない夢を追いかけている人たちは、本当に明るい。ぜひギャルソンたちに触れ、ポジティブなオーラに伝染してください」(同) 落ち着いたオトナの雰囲気の中、コイン1枚でキラキラと輝く夢に触れ、自分もちょっとした夢を見られる空間が原宿にはある。 ◆「ギャルソン・カフェ」(東京都渋谷区神宮前1-8-8 COXY188ビル8F 営業時間/カフェタイム=11時30分〜16時30分、バータイム=18〜23時 詳細はhttp://garcon-cafe.jp/を参照)
-
-
トレンド 2009年10月26日 15時00分
ポロリのパチスロ常勝理論 エヴァ四苦八苦
前日からシトシトと降りしきる雨の中を浮間舟渡駅から歩くこと10分。中山道を渡ったところから見えてきたのが、今回の実戦ホールであるフェスタ板橋店です。確か、前回お邪魔したのはバイソン松本君と一緒だったので、半年くらい前のことになるでしょう。さあ、今回はどんなドラマが待ち受けているのでしょうか? 前回お邪魔した時は、朝イチに台数の多いエヴァ約束で高設定をつかめず撤退。その後、「北斗将」や時差開店の「リングにかけろ」を打つも手応えがもうひとつで、結局アイジャグに助けられるいつもの展開になってしまったんだったかな!? とにかく、頭の片隅にぼんやりと苦戦した印象が残っています。 さて、実戦のパートナーであるワサビ君と合流し本日の作戦会議をしてみると、ワサビ君はまず萌えスロの並ぶコーナーで伝統的な「ガックン判別」が通用するかどうか試してみるとのこと。 ガックン判別が耳慣れない方も多いかと思いますが、スロットは設定を変えた時に実際のリール停止位置とマシン内部に記憶されている停止位置にズレが生じることがあるんですよ。すると、朝イチの1G目だけそれを修正するためにリールが通常とやや違う引っかかったような回り方をするのです。これを利用すると「設定を変えたのか据え置きなのか」が分ることがありますが、動きの違いは感覚的なものなので曖昧なところも多く、設定変更後に1Gだけ回すなどほとんどは対策されているのだけど…。 さあ、それでは僕はどこから攻めるのか!? 実は、前日の下見の段階で新台の「エウレカ」にREG回数が多い台があることをチェックしておいたんですよね。この機種はARTに大きな設定差があり、ホールのデータカウンターだとARTをREGとしてカウントするところが多いのです。だから、過去のデータでREG回数を見れば高設定の有無が判断できるんですよ。1日に2台程度50回近くARTを当てている台があるなら、きっと勝負になるはず!! …と、戦略を考えてみたんですけど、残念ながら、入場抽選券はケツの方。一生懸命エウレカのシマに向かってはみたものの、すでに狙い台は取られていました。 ならば…と、方向転換して向かった先は朝イチの定番機種であるエヴァ約束。ん…? どこかで聞いた立ち回りのような気もしますけど、それだけ朝イチでは間違いのない選択肢ってことで良しとしましょう。 しかし、ここのエヴァは設置台数なんと40台!! これだけあると狙い台を絞るのはかなり厳しいんですよね。「さぁて、どうしようか…」と、まずはシマの真ん中で腕組み。すると、液晶がズレている台が2台あることに気が付きました。液晶でデータが見られる機種なら、朝イチでデータチェックされた可能性もあるけど、エヴァにはそれがナシ。何も当てがないなら、まずはこの辺りから攻めてみましょうか? 1台目を少し回して軽くツバを付けてから、もう1台の液晶がズレている台へ。ところが…なんか手応えが足りません。そもそも、強い自信がある台選択ではないので、ちょっと挙動が悪いだけで粘り切れなくなってしまいますね。2台目がイマイチってことは、1台目にも固執する必要はないかな…。それからもう1台設定を探して、1台天井を拾ったところで食事休憩へ。 最近はダイエット中につき、まともな食事を取らないのですが、収録の時は周りのスタッフに気を使わせるのできちんと食べるようにしています。 さて、今日のメニューは勝利を願ってカツカレー!! 超ベタですけど…早く作れるカレーを選んだことが、ちょっとした幸運を招きます。 1人だけ早く食べ終わってホールに戻り、ふとジェットカウンターを見るとコインを流す方がホールスタッフを待っていました。ドル箱に書いてある台番をチェックしてその台に向かってみると…!? ここから先は、放送をご覧くださいませ♪(C)GAINAX・カラー/Project Eva.
-
トレンド
JR京葉線・葛西臨海公園駅で『愛』を釣り上げる
2007年10月09日 15時00分
-
トレンド
ボランティア公約劇団「女劇(おんなげき)TOKYO23KU」
2007年10月09日 15時00分
-
トレンド
大江戸線上野御徒町駅入口に散乱するたばこの吸い殻裏話
2007年10月02日 15時00分
-
トレンド
飯田橋駅「いいだべえ」の謎を追う
2007年09月26日 15時00分
-
トレンド
高尾山の玄関口・京王線高尾山口駅が40周年
2007年09月18日 15時00分
-
トレンド
新宿駅で石原知事と小梅太夫が“競演”
2007年09月11日 15時00分
-
トレンド
JR小岩駅 恋話物語伝説
2007年09月04日 15時00分
-
トレンド
“撮り鉄”初心者は御茶ノ水駅に全員集合!
2007年08月28日 15時00分
-
トレンド
「ほっとクリップ」昆虫写真展9月4日から
2007年08月28日 15時00分
-
トレンド
JR神田駅 トイレ案内看板の謎
2007年08月21日 15時00分
-
トレンド
お父さんのためのコスプレ講座
2007年08月20日 15時00分
-
トレンド
JR東京駅にある日本一のレーズンパン
2007年08月14日 15時00分
-
トレンド
JR新木場駅の巨大木製看板
2007年08月07日 15時00分
-
トレンド
JR巣鴨駅の冷やしおでん缶専用自販機
2007年07月31日 16時00分
-
トレンド
JR鶯谷ホームに散乱していたもの
2007年07月25日 16時00分
-
トレンド
有楽町線有楽町駅 イ・ビョンホン騒動
2007年07月17日 16時00分
-
トレンド
ヒットのヒント拡大スペシャル番外編「ラーメン缶戦争」
2007年07月17日 16時00分
特集
-

あかつ、アメリカ・アポロシアターでの「動きで笑わせるネタ」は世界にも テレビに年数回でも出られる自分は「持ってる」
芸能
2025年10月03日 12時00分
-

TKO・木下、篠宮との一件を明かす 目標は「タイと日本のハブ」 挑戦に対する厳しい声には「どうでもいい」
芸能
2025年09月26日 18時00分
-
-

元ボーイフレンド・宮川英二、最大の挫折は「M-1グランプリ」 セカンドキャリアは、芸人やお笑いサークルの学生の就職支援 芸人の給料も赤裸々に語る
芸能
2025年09月18日 17時00分
-

岡平健治「19」解散は「お金の問題じゃない」 岩瀬敬吾、地元に戻るのを「止められてよかった」 今後はバラエティーで「ポンコツっぷりを見て笑ってほしい」
芸能
2025年08月05日 23時00分
-

misono、家族について「マジで気持ち悪い家族」 「⼦ども⾃然にできると思っていたけど……」と不妊治療の再開、明かす
芸能
2025年09月16日 11時00分
