トレンド
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トレンド 2010年12月11日 15時00分
遷都1300年記念 そうだ 奈良へ行こう
たんに、京都は混んでいるから、奈良に行くのはどうだろう。(笑) 筆者の場合、取材に観光を組み込んで(当然観光ぶんは自費です)行くので、そんなには楽しい観光ではないはずなのだが、基本的に取材はだめライターであれ編集者であれひとりでやるものなので、観光もひとりなのが当り前であり、ひとりが規定路線だからそれなりに楽しかったりする。 奈良の場合、行きたいところをピックアップしてスケジュールを組み、忙しく動き回れば、皆さんの個人、また団体旅行もそれなりに楽しくなるのではないだろうか。奈良で泊まるホテルは少ないが…。 まあ余計なことはさておき、某所取材時の、<かんぽの宿 大和平群>の「古代檜寝湯浴槽」は良かった。なんでも“地殻変動で倒れ100年以上も深山で眠り続けた樹齢約2千年の檜”を使っていて、湯船自体が薬用成分も多量に含んでいるというのだが、期待しないで入ったところ最高であった。枕も木なのだが、全然痛くなくむしろ丸のまま木に寝転んでいる感とマイナスイオンに包まれた感じがすばらしい。こういうのはなかなかないのではないか。 近鉄・大和西大寺駅〜大宮駅まで続く、<平城京跡>は電車からも眺められるのがすごいが、この地に降り立つとやっぱり空気が違う。基本は官庁街ではあろうが、都の生活が脳裏にふいに再現され、誰でも思わず緒方拳さん気分で佇んでしまうこと請け合いだ。現在、平城遷都1300年記念事業は終焉しつつあっても、是非に。 それから多部未華子が凛々しい演技でプチブレイクのきっかけをつくった、<フジ・『鹿男あをによし』(20081月〜3月)のロケ地>を訪れるのもおススメ。奈良県のHPに公式案内があるので、ご参考あれ。個人的感想としても、綾瀬はるかの癒しぶりもすごいが、数字以上の大変面白いドラマだったと思う。 次に、古代奈良のチーズ<蘇>は、帰りに急に飛び込んだ奈良市内の土産物屋等で買うのは、ほぼ無理である。(笑) どうしても現地ですぐに買ってワインに合わせたい…ということがあれば、チーズ工房に予約を入れておけば大丈夫。ただし旅のスケジュールにどかっと入れておく必要がある、ということである。 ちなみに、<せんとくんが出現>する場所だが、12月11日に県立五条病院の健康フェス出演、翌12日に北葛城郡の 文化福祉センターのボランティアフェスタに出演した後のスケジュールは、白紙だそうだ。(笑) 幾つかの国宝をめぐるほかに、まだいろいろ楽しみはありそうである。
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トレンド 2010年12月11日 13時00分
連載ラノベ 夢ごこち(3)
吉原君が、足もとを見ながら、聞いてきた。 「もしかして、早瀬さん、こういう話、好きなの」 こういう話って、歴史のこと、言っているのかな。 「歴史のこと」 「違う。魔道とか、魔術とか、おどろおどろしい話」 別に好きなわけじゃないけど、せっかく吉原君が話してくれているから。 「そういうわけでも、ないと思う」 「じゃあ、どんな話が好きなの」 吉原君に、急に、見つめられた。どうしたのだろう。いきなりこんな聞き方をしてきたこと、なかったのに。 「なんで」 「早瀬さん、僕といるとき、いつも、つまらなそうにしてる」 私、そんなふうに見えるんだ。そんなこと、ないのに。 「そんなこと、ないと思う」 吉原君の方を少し見てから、答えた。 「ほんと」 ほんとだよ。 「うん」 吉原君は、それ以上は何も言ってこなくて、がけ際の道を並んで歩いた。 私は吉原君のことが好き。けど、うまくしゃべれない。放課後にいつも教室に残っている女の子たちや、運動部をやっている人たちは、男の子と笑いながら話している。いつも何をしゃべっているのか気になるけど、休み時間に聞こえてくる話だと、ほんとうに、なんでもないことを口にしている。 けど、みんな、楽しそう。 がけ寄りを歩く吉原君が、横目で私のことを気にしている。でも、どうしたんだろう。いつもは顔を見てくれるのに、今日は、私の体ばかりを見ている。 今日の吉原君、うつむいて、まじめな顔をする。悩みごとでもあるのかな。 吉原君が立ち止まった。 「何だろう、これ」 見ると、道の脇に、お社があった。 お社は真四角で、高床になっている。ちゃんと回廊もある。でも、小さい。中の部屋は、あぐらをかいた大人が一人、入ることができるくらいの広さしかないと思う。 ほんとうに、何なのだろう。 「わかんない」 柱は朱が塗られている。けど、ほとんど、はげている。落ち葉もたまっている。誰も掃除をしていないんだ。 でも、扉には、ちゃんと、お札がはられている。(つづく/竹内みちまろ)
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トレンド 2010年12月11日 12時30分
【今行く映画館】ヴァンパイア映画に関心がなかったイーサン・ホークの心を動かしたユニークな物語『デイブレイカー』
『ロード・オブ・ウォー』などのヒット映画で知られるイーサン・ホーク。現在40才の彼は13才からプロの舞台に立ち、学校を卒業してから常に第一線の俳優として活躍してきた。『チェルシーホテル』で監督業に進出し、名声とともに映画・演劇界で着実なキャリアが実を結んでいる。 そんなイーサン・ホークがベテラン俳優のウィレム・デフォー、サム・ニールらと共演して話題のSFヴァンパイア映画『デイブレイカー』(現在公開中)。なんと、イーサン・ホークはこの映画に出会うまで世界中で大ブームのヴァンパイア映画に興味が無かったという。『デイブレイカー』あらすじ 人類のほとんどがバンパイアと化した近未来、バンパイアは不老不死である代わりに、人間の血液を取り込まないと理性を失い凶暴化してしまう。そんな中、自らもバンパイアである血液研究者のエドワード(イーサン・ホーク)は、絶滅寸前の人間を守る代用血液の開発に奮闘するが…。 現在公開中の『クロッシング』を含めハード系の刑事ドラマや、過去出演した『恋人までの距離〈ディスタンス〉』などのラブストーリーには無い斬新な発想と、流行りのバンパイア作品には無いヒューマンな筋立て。イーサン・ホークならずとも、大人の観客の要求に答えるSFヴァンパイア映画だ。もちろん、未来的なSF作品としても楽しめる。『デイブレイカー』11月27日、新宿バルト9ほか全国ロードショー配給:ブロードメディア・スタジオ(C)2008 Lionsgate and Paradise Pty Limited, Film Finance Corporation Australia Limited and Pacific Film and Television Commission Pty Limited.
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トレンド 2010年12月11日 12時00分
評論家・切通理作氏が提案! クリスマスには「せつない読書会」をしませんか?
小林よしのり氏の思想漫画『ゴーマニズム宣言』から生まれたサイト『ゴー宣ネット道場』で配信されている人気番組『切通理作のせつないかもしれない』のイベントが、今月21日に行われることになりました。 そこで私は、番組MCであり、今回のイベントの主催者でもある切通氏にイベントについて話を聞いてきました。 −− なぜ「せつないかもしれない」をイベントでやってみたいと思われたのですか? 切通 『せつないかもしれない』は、普段一回30分で、僕や、番組パートナーのしじみさん(女優)が感銘を受けた本の著者にアポなしでラブコールを送り、次の回でゲストに来てもらえたらインタビューをするという番組となっています。 でも本当は、同じゲストの人とでも、その人に深く影響を与えた古典や名作となる作品について読書会のように話したり、日常の中での本との付き合い方、読書ということそれ自体について語ることによって発見してみたりと、そういうことをやってみたいと思っていました。 ちょうどクリスマスなので、冬至の深い闇の中で、寂しさを紛らわすのではなく、読書で小さなキャンドルを灯すような会をやってみたいと思って、三時間のイベントを考えたんです。 ゴー宣道場からは出張となりますが、小林よしのりさんにも許可を頂いて実現の方向になりました。 −− 今回のイベントは、どのような感じのイベントになりそうですか? 切通 呼びかけに、4人ものゲストの方が来て下さることになりました。 1人目は、整形や買い物依存症などの体験を綴り、本音で生きる女性に支持される中村うさぎさん。中村さんはファンタジーに造詣の深い小説家でもあり、クリスチャンとして育ってきました。 中村さんから「クリスマスにやるなら、『マッチ売りの少女』や『幸福の王子』みたいなせつない童話や、太宰治みたいな近代文学作家がキリスト教にカブれた時期の作品を読むってのはどうかしら」と提案をいただきました。 2人目は歌人で、誰にでも使える言葉で短歌を書くことを薦めて多くの若者たちに影響を与えている枡野浩一さん。ある説き、愛する奥さんが離れていってしまい、以来会わせてもらえないお子さんに「会いたい」という切実な気持ちを綴ったエッセイを何年も書き続けてきた、まさに孤独の真髄を極めた方です。 当日は枡野さんの指導で<クリスマスを呪う短歌>をみんなが発表するつもりです。 3人目は、『せつないかもしれない』にもゲストで来てくださった、作家でありジェンダー問題のオピニオンである伏見憲明さん。 伏見さんがジュニア向けに書いた本『さびしさの授業』には、次の一節があります。 「ぼくらは自分のさびしさを手放さずに、大事な物として抱えていこうではないですか。それこそが、誰かとつながらずにはいられない思いを、導くものなのだから」 伏見さんは本当の強さというものを知っている人だと思います。 そして、4人目として『せつないかもしれない』の1人目のゲストだった中沢健さんも駆けつけてくれます。 女の子と目を合わせることも、話すこともできなかったという中沢さんが「東京で作家になる」と宣言をして出したのが『初恋芸人』という作品。 番組でも紹介したこの本で、中沢さんは最後まで報われない初恋に生きる若手芸人を通して、それでも人に恋することの喜びをしっかりと書き記しています。 その中沢さんに、最近初めて彼女ができたという噂があります。ツイッターで「童貞卒業なう」とつぶやき、mixiニュースにもなりました。 中沢さんの長い童貞期の最後の方に『せつないかもしれない』のゲスト出演があったとは、感無量です! 中沢さんにはその後日談として、いまの偽らざる気持ちを告白してもらおうかと思っています。 この間も、伏見さんが二丁目でやっているゲイバー「エフメゾ」で公開打合せをやったんです。 なんといっても中村うさぎさんが、クリスマスに読む本について、「せつない読書会」というテーマを汲んでバシバシ提案してくださっているので、「これは面白いイベントになるに違いない!」と自分でもワクワクしています。 「サンタクロースってせつないかも?」とか「クリスマスに恋人と一緒にいなきゃいけないって、誰が決めたの!?」など、うさぎさんの名言も次々登場してます。 恋人がいない人も、いてもどこか孤独だという人も、クリスマスのさびしさ、せつなさの真髄をたしかめに来てくだされば幸いです!イベントの詳細はこちらから!!http://rooftop.cc/interview/002586.php(「作家・歩く雑誌」中沢健 山口敏太郎事務所)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
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トレンド 2010年12月11日 09時00分
他人にiPhoneを見られないようにするジョークアプリ 「触らないで」
「どうも彼女がオレの携帯、勝手に見てるみたいなんだよ」。そんなアナタにオススメしたいアプリがある。その名も「触らないで」(http://itunes.apple.com/jp/app/id404944388)だ。 どんなアプリなのかというと、これが実に単純。アプリを待受状態にしておくと、次に誰かが触ったときに「不正なアクセスを感知しました。緊急停止します」とか、「データを送信しています」といった表示されるというもの。ただそれだけのアプリなのだが、知らないで触った方は「なんで触っちまったんだー!」と焦ること間違いなしだ。 もちろん、解除方法はあるし(ここではもちろん書かない)、知っていればなんてことはないジョークアプリなのだけど、なかなかの効果を発揮してくれるはず。ただし、ジョークアプリだってバレて、怒られないように(笑)。(谷りんご)
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トレンド 2010年12月10日 17時00分
健康用? 電動マッサージ器の歴史
肩こりや腰痛などに対するマッサージ器具に「電動バイブレーター」「電動マッサージ器」というものがある。 この健康器具がどのような経緯で誕生したのかを探ってみると、ちょっとおもしろい。 まずは女性の病気治療のために開発され、やがて性具になってきたという歴史があるのだ。 これら健康バイブレーターの歴史をひもとくには、18〜19世紀の欧米まで時代をさかのぼらなくてはならない。 18〜19世紀の欧米では、女性が見知らぬ男性に話しかけるだけで「ふしだら・淫売」というレッテルが貼られてしまうほど、性というものが抑圧されていた時代であった。 まして女性が性を楽しむなどということは、それだけで罪であるとされた。これは夫婦での性生活の場合も同じである。 厳格なキリスト教会では、夫婦間の性行為でも、夫は妻の体にシーツをかぶせ、そのシーツは性器のところだけ穴を空けて、肌と肌が触れあわないように性行為を行なうことがすすめられていたくらいで、性行為は子孫を作るためだけにあり、女性が性交中に“悶えたり”“あえぎ声”を出したりするのは“いけないこと”であったのだ。 そして18〜19世紀の欧米では、女性への過剰な性的抑圧からか、女性特有とされていた「ヒステリー」が流行っていた。 当時、女性が情緒不安定になったり、卒倒したり、不眠になったりと、いまでいう神経症のような状態になるとヒステリーと判断されていたのである(ヒステリーという病名は現代では使われていない)。 さて、19世紀ころになると、ヒステリーという病気になった女性は“婦人科”で治療を受けることになる。 どのような治療を受けていたかというと「医師による性器マッサージ」である。 つまり指技によってオーガズムに達すると、女性のヒステリー症状が治まるのである。 夫の性行為で“悶えたり”“あえぎ声”をあげることができなかった女性も、医師による「治療」では、どんなに悶えようと大声で叫ぼうとも、非とはされなかった。だってそれは「治療」であるのだから、それは「仕方のない」ことなのである。 そしてその治療を受けた女性の多くは、ヒステリー症状が治ったという。 しかしこの治療。医師の技術や体力を結構使うものでもあった。 そこで考え出されたものが「バイブレーター」である。 当初は、水力やスチーム、ゼンマイ仕掛けものもあったようだ。 19世紀の後半になると、電力を使ったバイブレーターが開発される。名目はもちろん、肩こりや腰の疲れに使用するためのものとされていたが、目的は女性のヒステリー治療のためであり、20世紀のはじめには各家庭に広まったのである。 その後、バイブレーターは治療用ではなく性具として広まり、ホームセンターなどでも安価に手に入れることができる。 もちろん、購入者の名目は「肩こり腰痛など対策として」であろうが、その真意は購入した本人にしかわからない。 ちなみに世界的コンドームメーカーである「デュレックス社」の調査によると女性の4人に1人の割合で電動バイブを使用したことがあるそうな。(巨椋修(おぐらおさむ) 山口敏太郎事務所)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou/
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トレンド 2010年12月10日 16時10分
タワレコが2010年の年間TOP40を発表
タワーレコード株式会社(本社=東京都品川区)は、洋楽、邦楽、クラシックをはじめ、全27ジャンルにおいて、本年度の年間チャートを発表した。 邦楽部門では昨年に続き嵐がチャート1位を獲得。ドラマやCMなどで引っ張りだこな彼らの約2年ぶりのオリジナル・アルバムとあって多くのJ-POPファンが注目した1枚だった。また、木村カエラ、いきものがかり、東方神起をはじめベスト・アルバムが上位にランクイン。色褪せない名曲を今改めて聴きなおす風潮が定番。もうひとつ2010年下期の特色として挙げられるのは、7位のJUJUや14位の徳永英明を筆頭に良質なJ-POPカヴァー・アルバムが多くリリースされたこと。2011年以降もこのブームは続きそうだ。一方でthe HIATUSやフジファブリックら確固たる人気を誇るバンド勢がランクインしたJ-ROCKシーンはNEW COMERチャートにもランクインした29位の世界の終わりをはじめTHE BAWDIESら若手の台頭もあり、シーン全体が益々盛り上がりを見せた。 続いてジャンル別のアニメ部門。水樹奈々、坂本真綾など人気声優の活躍をはじめ、「けいおん!」や「Angel Beats!」など劇中に登場するバンドの音源をCD化した作品が多数リリースされた2010年。それらの作品は、アニメファンのみならず、そのクォリティの高さから、多くの音楽ファンの心を掴み注目を集めた。“放課後ティータイム”の作品が4タイトルランクイン。タワーレコードとのコラボ企画も好評だった水樹奈々、年明けにリリースされる新譜にも注目が集まる坂本真綾もそれぞれランクイン。話題作満載のチャートとなった。●TOWER RECORDS 2010 BEST SELLERS【邦楽】1位 嵐 僕の見ている風景2位 木村カエラ 5years3位 いきものがかり いきものばかり〜メンバーズBEST セレクション〜4位 西野カナ to LOVE5位 東方神起 BEST SELECTION 2010●TOWER RECORDS 2010 BEST SELLERS アニメ部門1位 Various Artists ONE PIECE MEMORIAL BEST2位 放課後ティータイム 放課後ティータイムII3位 Various Artists 鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST FINAL BEST4位 水樹奈々 IMPACT EXCITER5位 Lia 多田葵 My Soul,Your Bests!/Brave Song
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トレンド 2010年12月10日 13時30分
『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』のiPhoneアプリが登場!
『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』がiPhoneアプリになって登場!! タップやフリックに桐乃がリアクション! 時報機能で時間をお知らせ! 待受アプリとして、いつでもどこでも桐乃とコミュニケーションをとることができます!! 2011年1月27日発売予定のPSPソフト『俺の妹がこんなに可愛いわけがない ポータブル』に採用されたゲーム業界初の新技術「Live2D」を搭載! PSPより一足先に、iPhoneで桐乃がぬるぬる動きます!!◆タッチコミュニケーション タップ・フリック・ピンチに桐乃がリアクションします!◆時計機能 画面の時計をタップすると現在時刻をお知らせ! 時計アイコンをタップすると時計の表示/非表示を切り替えることができます。(公式HPより) 人気アニメ『俺の妹がこんなに可愛い訳がない』初の公式アプリケーションが登場だ。機能は単純な待ち受けアプリケーションなのだが、フルボイスによるお知らせ機能の他、時間帯や加速度センサー&タッチパネル機能に合わせた反応が楽しめる仕様となっている。 注目すべきは、ゲーム界において初めて実用される技術「Live2D」だ。 「3Dでなければ、平面イラストに立体感を持たせることが出来ない」という常識を打ち破る事をコンセプトとした同技術は、2D独特の形状や画風を保ったまま、立体的に動かすことのできる独自の表現手法として開発されたもの。 ちなみに同アプリケーションでは「ぬるぬる動きます!」と表現されている。 平面イラストをベースとしたアニメーションにおいて、いかに立体感を持たせながら、色合いや影、画風を崩さず表現するかはアニメ業界における長らく課題となっていたが、3Dブームの最中で、モデリング技術とは全く違ったアプローチからリアルな表現を目指したこの「Live2D」はかなり画期的なものと言えるだろう。 同技術が普及していく事によって、今後もアニメーション&コミック関連のゲームやアプリケーション、そしてアニメーション本編において大いに活用されていく事を期待している。●俺の妹がこんなに可愛いわけがないiP|バンダイナムコゲームス公式サイトhttp://www.bandainamcogames.co.jp/mobile/k/iphone/oreimo/●「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」アニメ公式サイトhttp://www.oreimo-anime.com/index.html●Live2D 公式サイトhttp://www.live2d.jp/(小野寺浩 山口敏太郎事務所)【参照】山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
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トレンド 2010年12月10日 13時00分
レピッシュ・マグミの「音楽玉手箱」今週はこの1枚を聞け!<第9回>
毎週金曜日に連載するレピッシュのマグミによるオススメCDを紹介する企画の第9回目。マグミがDJの際にいつも持ち歩く「音楽玉手箱」(CDボックス)から、今週のオススメCDをピックアップしてもらった。◇今週のこの1枚◇サントゴールド「SANTOGOLD」(2008年/Sideout Records) このアーティストはまだ日本ではあまり知られていないと思います。M.I.A.が好きな方なら多分気に入っていただけると思います。リリー・アレンやアシュリー・シンプソンなどの楽曲を手がけマーク・ロンソンとのコラボレーションを経てこのアルバムを出しました。 reggaeからhip hop、rock'n rollまで多様な音楽をdub処理してあります。彼女は故郷のフィラデルフィアで学年でただ一人アフリカ系アメリカ人として幼少期を過ごしていたようで、そういった経験から色々な音楽に触れる機会があり、雑多性の強い音楽になったのだと思います。今の音楽シーンでは、こういった女性のアーティストの方がアンテナが高いと個人的には感じます。 本人いわくアルバムについては、「ジャンルの壁とか分類分けを崩したかった。黒人だからr&bをやっているかとか、club musicをやっているんじゃないかとか、そういうことも関係ない」この事からも彼女が自由な発想の持ち主だということが伺えます。 去年、サマーソニックに来日していたのですが、パフォーマンスの素晴らしさとは逆にオーディエンスはまばらで、まだあまり誰も知らないんだと、ちょっと気持ちが良くなっちゃいました。誰も知らないかっこいいアーティストを見つけるのは楽しいですね。 ブレイクするかどうかは、あなた次第(笑)。■マグミ オフィシャルウェブサイト http://magumi.jp/main.html■2010/12/24(FRI) &25(SAT)※両日、別メニューです。『MAGUMI & THE BREATHLESS ワンマンLive』下北沢だよ!毎月、全員集合!at 下北沢「club 251」OPEN18:30/START19:00前売¥3,500/当日¥4,000(+D) 251下北沢「club 251」 http://www.club251.co.jp
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トレンド 2010年12月10日 12時00分
『コミックボンボン』で連載していた漫画家達の現在
かつて『コロコロコミック』と人気を二分していたといっても過言ではない講談社のコミック誌『コミックボンボン』(2007年休刊)。 ガンダムからロックマン、B級ホビーまで様々なジャンルの漫画を連載していたこの雑誌で幼年時代を過ごした方は意外と多いのではないだろうか? そこで今回はファンの間でいわゆる「黄金期」と呼ばれた2000年前後にボンボンで活躍した漫画家達の「今」をご紹介したい。【『サイボーグクロちゃん』を連載していた横内なおき】 1999年にアニメが放映され小学生のアイドル的存在となった『サイボーグクロちゃん』。 アニメ化された頃には表紙に登場する事も多く、トミーから発売された玩具も好評を博していた。 しかしアニメは放映が延長されたものの制作会社の倒産により2001年1月に打ち切り。クロちゃんの連載もその年に終了してしまった。作者の横内氏はその後、デビュー作のリメイク的作品『ウッディ・ケーン』を連載していたが物語は完結しないまま突然終了。 その後はクロちゃんのコミカライズ作品の監修などをしていたが、その連載も終わると表舞台には現れなくなる。しかし2009年にディズニーの短編アニメ『ファイアーボール』の公式ブログのロゴデザインとイラストを担当。現在も活動中である事が確認された。【『メダロット』を連載していたほるまりん】 クロちゃんとの二枚看板でボンボンを支えた『メダロット』。アニメも放映され、今も新作ゲームが開発されるなど根強いファンを持っている。原作者、デザイナーで漫画の連載をしていたほるまりんは『メダロットシリーズ』を2003年に終了。その後は専門学校講師兼漫画家として活躍中。現在もゲーム雑誌でメダロットの連載をしている。【『ガンダムシリーズ』を連載していたときた洸一】 ボンボン誌上で『ガンダムシリーズ』を描いていたときた洸一。シリアスな作風から『ドモンくん』のようなギャグまで器用にこなせるボンボンの要的存在だった。ボンボン休刊後、ときた氏は角川書店に活躍の場を移し今もガンダムを描き続けている。【『ウルトラ忍法帖』を連載していた御堂カズヒコ】 ウルトラ忍者の活躍を10年以上に渡り描いてきた御堂氏。『ウルトラ忍法帖』はボンボン最長連載作品で平成16年度の講談社漫画賞を受賞している。 ボンボン休刊後はHXL(ヒーロークロスライン)に参加し『ウサ探』を連載していた。 HXLは御堂氏の他、松本久志、出月こーじなどかつてボンボンで連載を持っていた漫画家たちも多く参加している。【『マリオシリーズ』を連載していた本山一城】 パロディや芸能人ネタが満載だったボンボンのマリオ。あまりにハチャメチャな内容に読んでいるこっちがハラハラしていた。そんな本山氏はなんと歴史漫画を描いている。実は本山氏の祖先は戦国時代の武将、黒田如水。黒田氏の収集家でもありHPからは貴重な資料なども読める。 今回、ご紹介できたのはごく一部であるが、当時のボンボンで活躍した作家は今も変わらず活躍している。漫画学校の講師になった者も多く、前述のほるまりん以外にも『騎士ガンダム物語』のほしの竜一や『餓狼伝説』の細井雄二なども漫画学校で教鞭をとっている。 ボンボンは既に無くともその魂は今も生き続けているのだ。(昭和ロマン探求家・穂積昭雪(高校生までボンボン派の24歳)山口敏太郎事務所)【参照】山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou