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【今行く映画館】ヴァンパイア映画に関心がなかったイーサン・ホークの心を動かしたユニークな物語『デイブレイカー』

 『ロード・オブ・ウォー』などのヒット映画で知られるイーサン・ホーク。現在40才の彼は13才からプロの舞台に立ち、学校を卒業してから常に第一線の俳優として活躍してきた。『チェルシーホテル』で監督業に進出し、名声とともに映画・演劇界で着実なキャリアが実を結んでいる。

 そんなイーサン・ホークがベテラン俳優のウィレム・デフォー、サム・ニールらと共演して話題のSFヴァンパイア映画『デイブレイカー』(現在公開中)。なんと、イーサン・ホークはこの映画に出会うまで世界中で大ブームのヴァンパイア映画に興味が無かったという。

『デイブレイカー』あらすじ
 人類のほとんどがバンパイアと化した近未来、バンパイアは不老不死である代わりに、人間の血液を取り込まないと理性を失い凶暴化してしまう。そんな中、自らもバンパイアである血液研究者のエドワード(イーサン・ホーク)は、絶滅寸前の人間を守る代用血液の開発に奮闘するが…。

 現在公開中の『クロッシング』を含めハード系の刑事ドラマや、過去出演した『恋人までの距離〈ディスタンス〉』などのラブストーリーには無い斬新な発想と、流行りのバンパイア作品には無いヒューマンな筋立て。イーサン・ホークならずとも、大人の観客の要求に答えるSFヴァンパイア映画だ。もちろん、未来的なSF作品としても楽しめる。

『デイブレイカー』
11月27日、新宿バルト9ほか全国ロードショー
配給:ブロードメディア・スタジオ
(C)2008 Lionsgate and Paradise Pty Limited, Film Finance Corporation Australia Limited and Pacific Film and Television Commission Pty Limited.

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