スポーツ
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スポーツ 2019年03月26日 17時30分
ノーマーク助っ人が武器! 広島の開幕ダッシュ構想とは
広島東洋カープの4連覇のカギは「代役」が握っている。 3月23日、広島は福岡ソフトバンクホークスとのオープン戦を行ったが、試合前、ちょっとしたハプニングに見舞われた。同日の先発登板が予定されていたクリス・ジョンソン(34)を外し、九里亜蓮(27)を緊急登板させたのだ。故障が原因だという。球団による公式発表はナシ。しかし、一部からは「調整が必要な箇所が出てきた」の声も伝わってきた。 回りくどい言い方だが、故障で投げられなくなったというわけだ。 「広島は開幕戦で巨人とぶつかります。ジョンソンは第2戦での先発が予想されていましたが、ペナントレース本番を目前にしての登板回避ですから、序盤戦は先発ローテーションから外れる可能性もあると見るべきでしょう」(スポーツ紙記者) 広島に弱点があるとすれば、先発投手陣だろう。4番手以降が少しもの足りないのだ。 昨季、最多勝と最高勝率のタイトルを獲得した大瀬良大地、ジョンソン、野村祐輔。そして、緒方孝市監督(50)は3年目の左腕・床田寛樹のローテーション入りも示唆している。先発ローテーションは6人で回すのが一般的だ。「残り2席」は、岡田明丈、九里、薮田和樹、アドゥワ誠らが争う図式だ。床田は未知数、岡田らも昨年は2ケタ勝利を挙げていない。来日5年目、過去4年で46勝を挙げたジョンソンが外れるとなると、広島にとっては大きな痛手となる。 しかし、こんな声も聞かれた。 「新加入の外国人投手がブキミだよ。レグナルト、ローレンスの2人は十分に戦力になる。昨季、中継ぎで活躍したフランスアも健在。一軍登録できる外国人選手は4人まで。ジョンソンがしばらく出てこないとしても、レグナルト、ローレンスの2人は情報が少ない分、ジョンソンよりも攻略が難しい」(ライバル球団スタッフ) レグナルトは左投手で、コントロールも良い。リリーフタイプと伝えられていたが、ニューヨーク・メッツ傘下のマイナーでは先発の経験もある。ローレンスは昨季までシアトル・マリナーズに在籍していた。変化球主体の右腕だが、「左バッターに強い投手」だという。左バッターの膝元に投じるチェンジアップに定評がある。どれくらいスゴイかと言うと、その変化の大きさに、あの大谷翔平が1本もヒットが打てなかったほどだ。 レグナルト、ローレンスの2人がジョンソン復帰までの間、先発ローテーション入りしてくる可能性も高い。 「広島は戦力の重複を嫌います。これまでも4人以上の外国人選手を抱えていた年がありましたが、一軍登録の可能性が低い外国人選手に、ここまでレベルの高い選手を置くのは初めて」(プロ野球解説者) 緒方監督の4連覇にかける意気込みなのだろう。 今年の広島は外国人投手の一軍登録を巧みに入れ換えながら、戦っていくのではないだろうか。ジョンソンの故障もあり先発陣はやや見劣りするものの、「情報の少なさ」がライバル球団を逆に慌てさせているようだ。 ノーマークの助っ人が結果を出せば、広島が開幕から独走態勢を築くかもしれない。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2019年03月26日 17時30分
阪神 藤浪晋太郎二軍落ちで早くも「今季飼い殺し」決定
阪神タイガース・藤浪晋太郎投手(24)の行き先は二軍ではなく「地獄」だった――。3月12日、完全復活を目指す藤浪がオープン戦に先発登板した。藤浪にとって、開幕一軍の生き残りの掛かった“大切な試合”だったはずだが、順調だったのは2回まで。3回、先頭バッターに四球を与えると、そこから一気に崩れて4四死球1失点で降板となった。 「エラーが絡んだので自責点は0。最終的に『4回1失点』と一見、数字だけ見れば好投となります。しかし、投じたのは71球。2暴投も記録しており、守る野手も集中力が途切れてしまいました」(在阪記者) 失点につながったエラーも、藤浪に責任があるというわけだ。試合後、矢野燿大監督、福原忍投手コーチとの三者会談が行われ、藤浪自らが二軍での再出発を申し出たという。 一部では「トレード再燃」、「本人のためにも」との声も出始めたが、実際はもっと複雑なことになりかねない。「オトナの都合」が交錯しているのだ。 「今回の二軍調整は、基本的に藤浪が1人でやることになった。不振に陥った過去3年間は二軍首脳陣の誰かが付いて、面倒を見ていた。完全に1人で練習するという意味ではないが、練習メニュー、調整法は藤浪が決めることになり、矢野監督も『やってみろ』と決断した」(球界関係者) 矢野監督は今春キャンプで全体練習の時間を減らし、自主性を重んじる練習プログラムに一新した。藤浪の「トコトンまでやってみたい」という発言は歓迎すべきものだが、これには否定的な意見も少なくない。 「藤浪はキャンプ終盤、投球フォームをいきなりスリークオーターに変えました。昨秋キャンプからやってきたことを自分で全否定したわけです」(ベテラン記者) 迷いがいきなりの投球フォーム一変に繋がった。 「3月2日のソフトバンク戦は新フォームで臨み、無難に乗り切りました。でも、そう思ったのは本人と阪神だけ。中日は12日に行われた藤浪が先発する阪神戦に、すべて左打者で臨みました。シュート回転し、制御不能の藤浪の投球に右バッターは避けようがない。開幕前にケガをさせたくないから、シュート回転の被害を受けない左打者を並べたんです」(同) 阪神内部の藤浪評も分かってきた。 「個人的な見解で『環境を変えてやるべき』という要人もいる。実現しないのは、球団の汚名に繋がるから。ドラフト1位の甲子園優勝投手を一人前に育てられなかったとなれば、球団の育成が間違っていたことになり、今後のドラフトに影響が出る」(前出・関係者) だが、阪神は再生のプランを持ち合わせていない。 1人だと考える時間がありすぎて、また迷ってしまう。二軍から抜け出せない、かといって、トレードにも出してやれない。要は“飼い殺し”ということだ。
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スポーツ 2019年03月26日 11時30分
日本相撲協会、白鵬の『三本締め』に「後日対処する」と処分を示唆し物議 “考えが古い”と批判も
25日、日本相撲協会が、春場所で優勝した横綱・白鵬がNHKの優勝インタビュー後、自ら「三本締め」をしたことについて苦言を呈したことが物議を醸している。 問題となっているのは、春場所で優勝した白鵬が、土俵上で自ら観客に「三本締め」を要求したこと。なぜ、このようなことを思いついたのは不明だが、観客はこれに応じる。そして、白鵬が「どうもありがとうございました」と締め、インタビューは終了となった。 特に問題がないようにも思われたが、一部の相撲ファンから「なんで白鵬がやるんだ」「スタンドプレー」だと批判が続出することになった。 そして、横綱審議委員会は25日、会合後、矢野弘典委員長が「違和感を覚える人が多かった」と指摘。さらに、「手締めは千秋楽のすべての行事が終わった後にやるもの」「本場所では神送りの儀式ですべてが終わる。一力士がやれる立場にあるのか。力士に対する教育を含めて理事会が態度を決めてもらいたい」と苦言を呈した。 また、日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)も、矢野委員長と同様の見解を示し、「賛否両論あるので後日対処する」などと処分を示唆する発言を行っている。 白鵬は以前にも優勝インタビューで、観客と万歳三唱を行い、猛批判されており、またも物議を醸す行動に出てしまった。ただし、今回は「手締めは神送りの儀式の後にやるもの」という伝統を破ったとも取れるだけに、問題視する人も多い。 一方で、相撲ファン以外からは「別に手締めをしても構わないのでは」「神送りの儀式があるならどうしてそれを明確化しないのか」「外国人力士に『わかっているよね』という暗黙の了解は通用しない」などの声や、「白鵬がモンゴル人だから言っているのではないか」「体質が古すぎる」「神事というなら優勝インタビューも宜しくないのでは」「NHKのアナウンサーが止めろよ」など、相撲協会やNHKに批判を向ける人も少なくなかった。 日本相撲協会が今後、白鵬にどのような対応を行うのか注目される。
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スポーツ 2019年03月26日 06時00分
新日本NJCはオカダ・カズチカが優勝!MSG大会でジェイ・ホワイトのIWGP王座に挑戦
新日本プロレス『ニュージャパンカップ2019』▽23日、24日 新潟・アオーレ長岡 国内外のプロレスラー32選手が参加した新日本プロレス、春の最強戦士決定トーナメント『ニュージャパンカップ2019』(NJC)準決勝が23日、決勝戦が24日、新潟・アオーレ長岡で開催された。 23日の準決勝では、セミファイナルでオカダ・カズチカと石井智宏によるCHAOS同門対決が実現。過去に『G1クライマックス』などで実現している同カードだが、いずれも同門対決とは思えぬ厳しい試合を繰り広げており、CHAOSが“なれ合い”のユニットではないことを両者は証明してきた。今年のNJCでは、準々決勝でもオカダ対オスプレイ、石井対YOSHI-HASHIのCHAOS対決が実現しており、どちらの試合も敗者が勝者にダメージを与えるような激しい試合をして見せた。距離を取る試合スタイルを好むオカダにペースを握らせまいと、石井は逆水平チョップやヘッドバッド、ラリアットなど打撃を連発し、オカダに距離を取らせない。しかし、オカダも石井の闘い方を読み切ると、最後は垂直落下式ブレーンバスターをツームストンパイルドライバーの形で切り返し、そのままレインメーカーでカウント3。試合後、石井は決勝進出を決めたオカダと握手すると、会場からは大きな拍手がわき起こった。メインでは、前IWGPヘビー級王者の棚橋弘至が、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンのSANADAと対戦。今シリーズ、ファンから絶大な声援を送られているSANADAだが、新潟は地元とあって完全にホームなムード。逆に、棚橋にはブーイングが起こるという状態で、序盤は棚橋ペースでグラウンドの攻防を繰り広げていくが、SANADAはポイント、ポイントで、棚橋のウィークポイントである足や首にダメージを与えていく。結果的にこれが勝敗の分かれ目となり、最後はSkull Endがガッチリ決まり、「俺はタップアウトしたことがない」という棚橋がタップアウト。SANADAが決勝に進出し、最後はマイクで大会を締めている。 24日の決勝は、オカダ対SANADAの同級生対決に。準決勝と同じく、地元ファンによるSANADAへの期待度は高く、声援はSANADAの方が多い。そんな声援に後押しされるかのように、SANADAはこれまで一度も勝ったことがないオカダを相手に、グラウンドでも立体技でも堂々と張り合っていく。オカダはここぞという時にしか出さない場外へのトペコンヒーローなどを駆使して、SANADAをかく乱していこうとするが、SANADAもスワンダイブ式のミサイルキックなどを決めて、オカダを追い詰めていく。30分を超えてからは、SANADAがオカダのレインメーカーをSkull Endや、ラウンディングボディプレスで切り返しを狙うが、オカダもSANADAも決められないレベルが高い展開に、場内は大盛り上がり。最後はローリング式のレインメーカーを決めたオカダが、正調レインメーカーを放ちカウント3。今年のNJCはオカダが6年ぶり2度目の優勝を飾った。負けはしたものの、SANADAの健闘が光ったのは事実で、試合後、オカダは「IWGPヘビー級王座奪還」後すぐにSANADAと対戦することを長岡のファンに約束している。 これで、日本時間4月7日にアメリカ、ニューヨーク、マディソン・スクエア・ガーデン(MSG)大会『G1 SUPERCARD』のメインイベントで、オカダがジェイ・ホワイトが保持するIWGPヘビー級王座に挑戦することが決定した。試合後、外道とともに姿を現したジェイに挑発されたオカダだったが、「レベルが違うんだよ!」と久々に絶叫。ニューヨークで、CHAOSを裏切りバレットクラブに邪道&外道とともに入ったジェイを制裁することを宣言。今年1.4東京ドーム大会では完敗を喫しているだけに、連敗は避けられないところ。オカダ政権復活にMSGという舞台は相応しい。世界にカネの雨を降らせることが出来るか?ジェイをモンスター化してしまった責任は自分で取るしかない。文・写真 / どら増田
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スポーツ 2019年03月25日 17時30分
オリックス、オープン戦5位で終了も西村監督「積極的にやってくれたのは評価したい」
プロ野球オープン戦オリックス 4-8 阪神▽24日 京セラドーム大阪 観衆 20,928人 プロ野球オープン戦が24日最終日を迎え、オリックスは阪神に敗れたため、17試合9勝6敗2分けの5位で終了し、29日から札幌ドームで開幕する日本ハム3連戦からペナントレースの幕を切る。 22日から行われていた阪神とのオープン戦は、既にオリックスが2連勝し勝ち越しを決めていたが、広島がソフトバンクに負けてオリックスがこの日も勝てば、オープン戦優勝の文字もチラついていた。そこを阻んだのが、昨年までオリックスに在籍し、FAで阪神に移籍した西勇輝だ。阪神先発の西は、古巣オリックス打線を相手に、6回、89球、被安打5、4奪三振、無失点の好投。これには西村徳文監督も「最後の試合で0に抑えられて悔しい。交流戦で当たるかわからないけどね」と悔しさを露わにしていた。 オリックスは31日の開幕3戦目に先発が決まっている高卒3年目の榊原翼が先発。初回はパワーピッチングで糸井嘉男を空振り三振に斬って取るなど、持ち味を発揮していたが、2回、先頭打者で阪神4番の大山悠輔にソロホームランを浴びると、自身のミスなども重なり、あれよあれよと7失点。3回からは「気持ちを切り替えた」という榊原は、その後4回まで2イニングを無失点に抑えると降板。「初回の立ち上がりは良かったですが、2回は焦ってアウトを欲しがってしまい、投げ急いでしまいました。先発投手としてゲームを作ることが出来ず、申し訳ない気持ちです。最後のイニングのように、最初から落ち着いて投球出来るようにしていきたいと思います」とコメント。西村監督は「初回は良かったのに、大山にホームランを打たれてから気持ちに余裕がなくなっていた。本来の立ち向かっていく気持ち、前回(の登板)が良かっただけに、自分で切り替えてコントロールしていかないと」と苦言を呈したが、監督がコメントしているように、榊原は前回17日の広島戦が7回被安打1、無失点と好投を見せているだけに、首脳陣は開幕ローテーションは変えず、開幕3戦目で起用する方針だ。 チームは敗れはしたものの、最終回に藤川球児から4得点を挙げており、T-岡田と一塁のレギュラー争いをしているマレーロが3ランを放つなど猛アピール。岡田もこの日2安打を放っており、「どっちを使うか…」と指揮官も迷っている様子。マレーロは「チームが決めることに対して準備をしていくだけ」と、起用法についてはチームの決定に従うと試合後に話している。また、長年の課題だった盗塁数が、ヤクルトに続いて西武とともに19盗塁とオープン戦2位の記録。打率と防御率もトップだった。これについて監督は「チームスローガンとして掲げてきたアグレッシブという部分で、失敗を恐れずに、積極的に行ってくれた。失敗が成功を生むと思うので、みんな積極的に行ってくれたのは評価したい」とシーズンに向けて期待を寄せていた。競争は「シーズンが始まってからも一軍と二軍の入れ替えはしていかなきゃいけない」と継続していく考えだが、今年のオリックスは若返りを図った分、逆に選手層が厚くなっている印象をオープン戦で見せられたのではないだろうか。最終回の4点に今シーズンの可能性を感じた。取材・文 / どら増田写真 / 垪和さえ
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スポーツ 2019年03月25日 17時30分
長嶋茂雄「燦燦会」九州に設立 松井秀喜ソフトバンク監督が急浮上
九州に“ミスター”長嶋茂雄氏ゆかりの巨人応援組織「西部燦燦(さんさん)会」発足を受け、今オフの「ソフトバンク松井監督誕生」の怪情報が囁かれている。王貞治球団会長も同会顧問に就任し、ON連携での担ぎ出し。「一番以外は嫌」と公言する孫正義ソフトバンクオーナーも人気と実力を兼ね備えた“ゴジラ鷹”を後押しする――。 開幕を半月後に控えた3月13日、福岡市内のホテルで「西部燦燦会」の設立式が開かれた。同会は、長嶋茂雄・巨人終身名誉監督(83)の監督時代の背番号「33」にちなんで命名された、財界人らで構成する巨人応援組織。1993年に都内で発足し、’14年には関西財界人による「関西燦燦会」が誕生。発足から四半世紀経った今、福岡県をはじめ、九州と山口、沖縄県の財界人による新たな巨人応援組織が産声を上げた。 設立式には、利島康司・安川電機特別顧問、貫正義・九州電力相談役、福田稠・福田病院理事長、江夏順行・霧島酒造社長、平野亘也・宮崎銀行頭取、平岡英雄・西京銀行頭取らの世話人のほか巨人の山口寿一オーナー、原辰徳監督、久保博球団会長、堀内恒夫元監督、ソフトバンクホークス会長で巨人OBの王貞治氏ら約60人が出席した。 「退院したものの、今なお懸命にリハビリを続ける長嶋さんの激励の意味もあるが、長嶋さんの意を汲み松井秀喜氏(44)をソフトバンク監督に受け入れる環境作りも秘められている。巨人は菅野智之が海外FA権を獲得し、原監督の任期が切れる再来年まで現政権が続く。長嶋さんや渡邉恒雄読売新聞グループ本社代表取締役主筆には年齢や体調の問題もあり、このままでは松井氏の監督姿が見られない可能性もあります。そこで王会長に助け舟を求めたのではないでしょうか」(スポーツ紙デスク) 出席者によれば、世話人代表の利島氏が「一致協力してジャイアンツの応援に力を尽くします」と呼びかけると、巨人の山口オーナーは「大変心強い。巨人とソフトバンクの日本シリーズを目指して応援していただければ」と応じ、感謝の言葉を述べたという。 王顧問も「巨人がこのところ勝てなかったのは、ファンはもちろん、OBにとってもこんなさみしいことはない。我々も含め、多くの人は巨人を倒して日本一、これが本音。(巨人とホークスが日本シリーズで対戦した)2000年の再来を果たしたい」と語り、いかに九州の人たちが巨人を特別なチームとしてとらえているか、メディアを通じてニューヨークの松井氏に訴えかけたのだ。 長嶋氏からは祝電で、「巨人軍にとって宮崎や沖縄は、キャンプを行う大切な地域。ソフトバンクと巨人軍が日本シリーズを戦えば最高に盛り上がる、巨人軍を応援してプロ野球を盛り上げてもらえればうれしい」とのメッセージが寄せられた。 「巨人は元々、九州、山口県を販売エリアとする読売新聞西部本社を運営する読売興業(読売新聞社の子会社)が母体だった歴史的背景もあり、この地での巨人の人気は高く、九州地区の読売新聞販売を支えてきました。それが福岡にホークスが誕生したことで、西日本新聞などの地元メディアに人気が分散。それを、巨人監督を務めた王さんをホークスの監督に招いたことで、巻き返すことができた。王さんに続き巨人の至宝である松井氏がソフトバンクの監督に就けば、読売新聞グループにとってメリットは大きい」(巨人OBの野球解説者) 一方、ソフトバンクの工藤公康監督(55)は今シーズンで3年契約が満了する。この2シーズン、チームは連続日本一に輝き、今季、よほどのことがない限り、契約延長となる可能性は高い。しかし、孫オーナーの信頼は盤石ではないという。 3月15日に東京・汐留のソフトバンク本社で行われた激励会では、工藤監督に改めて「やっぱり一番以外は嫌」と、次のように注文をつけたのだ。 「シーズンでもチャンピオンになっていたら、なお気持ちがよかった。今年はシーズンも勝ち抜いて、もう一度チャンピオンになれるよう願っている」 昨季のソフトバンクは、日本シリーズで広島を下し日本一こそ奪取したものの、レギュラーシーズンは西武に6.5ゲーム離された2位。孫オーナーはこれがいたく不満な様子なのだ。 「孫オーナーは昨年11月末に行われたスポンサーパーティーでも工藤監督に強烈なメッセージを送っている。『やっぱり一番以外は嫌なんです。性格的に二番は受け入れられない』と。つまり、今季は日本一は言うに及ばず、リーグ優勝も義務付けたのです。完全優勝をやり遂げなければ、今季で退任させる可能性があることを改めて示唆したわけです」(スポーツ紙記者) これだけ強引な発言ができるのも、後任に松井氏がスタンバイしているからと言われているのだ。 松井氏は今季、巨人キャンプの臨時コーチ要請を固辞し、家族と暮らすニューヨークの自宅を拠点にヤンキースのGM特別アドバイザーとして3A、2Aの若手選手の打撃指導を続けている。 しかし、気になるのは恩師・長嶋氏の健康状態。昨秋以来、日本での仕事を増やし、度々帰国しているのもそのためだ。 病床にある長嶋氏のための「西部燦燦会」を誕生させたことで、松井氏の心が揺さぶられないはずがない。九州に新たな巨人応援組織が作られたた“真の狙い”は、そこにある…。
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スポーツ 2019年03月25日 12時10分
張本氏、イチロー選手の最多安打記録に「日本の記録は私が1番」 “余計な一言”に批判も功績を見直す声
24日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、張本勲氏がイチロー選手に向けて発した「ある発言」が議論を呼んでいる。 番組では、イチロー選手引退のニュースを冒頭から紹介。予てからイチロー選手の打撃技術を高く評価している張本氏は、「とにかくご苦労さん。ありがとう。日本のプロ野球界出身者が、一時はアメリカ野球を引きずり回したんだからね。そういうこと言っても過言じゃないからね」 と労いの言葉をかける。続けてオリックス時代、仰木彬監督(当時)から、「良い打者が2軍にいるから見てくれ」と言われ、それがイチロー選手だったそうで、一目見て才能を見抜き、1軍に上げるよう進言したエピソードを紹介する。落合博満氏ら無名選手でも実力あれば評価することで知られる同氏だけに、その「眼力」を証明する話だった。 そんな張本氏の問題の発言は、同選手が2009年に張本勲氏の日本最多安打記録を更新した話題。関口宏が「ハリさんこの時どう思いましたか?」と聞かれると、 「当然、抜くと思っていましたから。ところが、日本の記録は私が一番だから。日米で抜かれただけだから」 とコメントしたのだ。関口宏は「日本記録はあくまでもハリさん」と返すと、「もちろんそうです。それはしっかり言っておかないとね」と胸を張り、「アッハハハ」と笑ったこと。この後も「自己管理をしっかりして太らないように努力していた」と褒め称えていたのだが、これら一連の発言が余計だったというのだ。 一部ネットユーザーはかなり激怒しており、「老害」「なぜそんなことを言うのか」「器が小さい」などと不満の声を上げる。一方で、「張本の言うことももっともなのでは?」「自分の記録に誇りを持つことは悪いことではない」「日米合わせた記録であることは事実」「イチローの記録も凄いが張本の記録も凄い。第三者が言う言葉ではない」と、容認する人も多かった。 張本氏の発言については意見の分かれるところだが、いかなる場面でも自分の記録に誇りを持ち、「自分が上」とアピールするような我の強さが3,085安打、504本塁打、319盗塁のとてつもない記録を生んだのだろう。張本氏らしい「はなむけの言葉」とも思えるのだが、老害と取る人もいた。やはり好感度の低さが影響しているものと思われる。
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スポーツ 2019年03月25日 11時50分
横浜高校、試合後の“握手を拒否”した? 批判が殺到する中“様式美”の押し付けに反対意見も
24日に行われた選抜高校野球・横浜高校(神奈川)対明豊高校(大分)戦で、試合終了後、敗戦した横浜高校の選手が挨拶後「握手を拒否した」などとネットで叩かれる騒ぎがあった。 同試合は、プロ注目の150キロ左腕及川雅貴投手を明豊打線が打ち崩し、大勝。9回の攻撃が終わると、両軍がホームベースの前に整列し、挨拶を交わす。すると、横浜の選手は1人を除いてそそくさとベンチへ。一方、明豊の選手は握手をするために近寄っていたが、横浜の選手が帰ってしまったため、しばらくその場に立ち尽くした。 高校野球では「試合後に健闘をたたえて互いに握手しなければいけない」というルールはなく、あくまでも自主的なもの。しかし、一部の高校野球ファンは許せなかったようで、横浜高校の選手に対し、「不愉快だ!」「負けたから握手拒否なんてとんでもないチームだ」「態度が悪すぎる」など、激しいバッシングを浴びせる。その勢いは凄まじく、「横浜高校」がトレンド入りするほどだった。 しかし、高校野球に詳しいファンからは「東京と神奈川は地元の高野連が試合後、握手をしないように通達している」との指摘が。また、高野連も「握手をしだすとキリがない」ことから、しないように推奨しているのだという。正式に発表されているわけではないため、真偽は不明だが、事実である可能性は高いようで、「マニア」からは「横浜高校はルールに従っただけ」と擁護が。また、「春はしないことも多い」という指摘もあった。 いずれにしても、試合後に健闘をたたえて、「握手をしなければならない」というルールはない。したがって、仮に拒否したとしても、それは許されるものであるはず。高校野球ファン以外からは、「叩いているファンのほうが怖い」「自分勝手な解釈を選手に押し付けないでほしい」「横浜高校がかわいそう」と高校野球ファンに批判が殺到した。 野球関係者はこう語る。「社会人野球では、試合前と試合後、監督が握手するよう審判が促しますが、高校野球はそんなことはありません。選手が勝手に健闘をたたえて握手するようになったもので、しなければいけないというルールもないですし、そんな紳士協定もないですよ。単純に見ていて美しいとか、見る側の論理でしょう。本来はするもしないも自由なはずです。 まして、高野連はやらないよう推奨しているわけですから。高校野球ファンは高校球児が苦痛にゆがむ様子を美化した挙げ句、負けて腸が煮えくり返るような気持ちでも、『握手しろ』と要求する。勝手な様式美を高校生に押し付けるほうが、よっぽど問題ですし、パワハラですよ。 このままでは横浜高校の選手があまりにもかわいそうです。高野連は試合後の握手についての規定などを作り、公表していくべきでしょう。本来必要ないことですが、不当なことで叩かれる選手を出してはなりません」 頭が固いのは、高野連だけではなかった様子。握手をしなかったというだけで犯罪者のように叩かれる横浜高校の選手が不憫でならない。文・櫻井哲夫
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スポーツ 2019年03月25日 11時30分
“白鵬”時代は終わらず 横綱白鵬が執念の全勝優勝
大相撲春場所千秋楽(25日、大阪・エディオンアリーナ大阪)、ただ一人無敗を守ってきた白鵬(東横綱)は、“平成最後の結び”で鶴竜(西横綱)を撃破。「14勝1敗」の逸ノ城(西前頭4枚目)を振り切り、「15勝0敗」で42回目の優勝を果たした。 立ち合いからの攻めをこらえ、まずは左四つの体勢となった白鵬。その後、鶴竜にもろ差しを許すと、隙を狙った巻き替えで今度は得意の右四つに持ち込んだ。 がっぷり四つの状態から引きつけや寄りを展開し、鶴竜を揺さぶった白鵬。最後は両まわしを引いて前に出る相手に、右上手投げを合わせて土俵外へ投げ切った。 1分を超える熱戦の中で、勝負を決めた右腕を痛めていた白鵬。取組後の優勝インタビューで「最後投げる時に(右腕を)痛めてしまって。ちょっと痛いです」と語った横綱は、その言葉通り1人で賜杯を抱えることができなかった。42回目の優勝、そして“平成最後の優勝”に、どれほどの執念を燃やしていたのかは想像に難くない。 2001年の春場所で初土俵を踏み、力士人生をスタートさせた白鵬。「平成に育ててもらいました」と語る通り、モンゴルからやってきた少年は平成という時代を駆け抜け、数々の記録を持つ大横綱へと成長した。 全盛期の頃と比べると、怪我や休場の回数は増えた。また、この1年は自身の不在中に、御嶽海(東小結)や貴景勝(東関脇)といった若手が賜杯を手に台頭。今場所前は稀勢の里(元横綱/現荒磯親方)の引退も相まって、「世代交代の場所になる」と予想するファンも少なくなかった。 しかし、長らく治世を敷く“絶対王者”は、決して玉座を渡すことはなかった。危ない場面もありながら、ただの1つも負けなかった全15日。予想を覆されたファンの多くが、改めて白鵬の強さを実感したことだろう。 “平成最後の場所”で、健在ぶりを示した角界の第一人者。平成の時代はもうすぐ終焉を迎えるが、“白鵬”時代はもうしばらく、その歴史が続いていきそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年03月25日 06時00分
大谷翔平の兄・龍太も社会人野球選手、ロッテ・安田の兄もあの名門野球部に…
野球界には「兄弟揃ってプロ野球選手」というケースのほかに、プロとアマそれぞれの舞台で活躍する兄弟が存在する。アマチュア野球ファンにとっては、そんな選手に注目することも楽しみの1つである。 今回はそんな「プロ野球選手と有力アマ選手」の兄弟を紹介しよう。①江越海地選手(三菱日立パワーシステムズ) 阪神タイガースの江越大賀選手の弟海地選手は、右投げ左打ちの外野手で、兄と同じ長崎海星高校で甲子園に出場。その後、地元社会人野球チーム三菱重工長崎野球部に入り、腕を磨く。 2017年から統合に伴い、神奈川県の三菱日立パワーシステムズ野球部に所属。兄にも勝るとも劣らない俊足と走塁技術が高く評価されている。3月に行われたJABA東京スポニチ大会では2試合連続ホームランを放ち、ポテンシャルの高さを見せつけた。まだ24歳と若く、プロ入りの可能性も残されている。②大谷龍太選手(トヨタ自動車東日本) アナハイム・エンゼルス大谷翔平選手の兄。身長は187センチで、右投げ右打ちの外野手である。高校卒業後、一般企業に勤務しながらクラブチームの水沢駒形野球倶楽部で腕を磨き、2010年に四国アイランドリーグ・高知ファイティングドッグスでプレーする。 2012年から新設のトヨタ自動車東日本野球部に移籍し、コーチ兼任外野手として活躍。昨年はチームを初の都市対抗野球出場に導いた。弟同様パワフルな打撃が持ち味で、3月のスポニチ大会NTT東日本戦では、流し打ちでライトへホームランを放った。③野村昭彦氏(環太平洋大学前監督) 環太平洋大学野球部の野村昭彦前監督は、元広島東洋カープ・野村謙二郎監督の実弟だ。投手として駒澤大学・日本石油で活躍し、コーチ・監督を歴任。2013年から2018年まで、環太平洋大学野球部の監督として指揮を執った。 就任前は決して強いとは言えなかった環太平洋大だが、就任するとメキメキと力をつける。そして2017年の神宮大会では慶應義塾大学に勝利し、2018年は快進撃を続けて、あと一歩の準優勝を達成。残念ながら同年を以って監督を退任したが、指導力は高く評価されていた。④安田亮太捕手(三菱重工名古屋) 千葉ロッテマリーンズの安田尚憲選手の兄亮太選手は、右投げ右打ちの捕手で、三菱重工名古屋野球部に所属する。 PL学園から明治大学とエリートコースを進み、三菱重工名古屋でもレギュラーポジションを獲得。弟同様パワフルな打撃に定評があり、都市対抗野球大会でホームランを放ったこともある。 そんな亮太選手は昨年の社会人野球日本選手権で見事に優勝。プロ入りはならなかったものの、社会人野球というジャンルで日本一の栄冠を手にした。 この他にもたくさんの「兄弟選手」がプレーしているアマチュア野球。プロ入りの夢が叶わなくとも、アマ最高峰の舞台でそれぞれが誇りを持ってプレーしている。一度見に行ってみてはいかがだろう。文・櫻井哲夫
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ドラディション 藤波があの百田氏に触手
2009年10月05日 15時00分
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JWP 春山が無差別級7度目防衛
2009年10月05日 15時00分
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極悪同盟 ダンプ “血祭り”ジャガーに敗北
2009年10月05日 15時00分
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スポーツ
西口プロレス・アントニオ小猪木 涙と笑いの格闘人生
2009年10月05日 15時00分
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スポーツ
「時代」を彩った男と女・あの人は今 元女子バレー選手・横山樹理さん “第二のジュリ”育成へ高校生とバレーまみれ
2009年10月05日 15時00分
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スポーツ
蝶野 GHC王者・潮崎に黒い助言
2009年10月03日 15時00分
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スポーツ
DREAM 韓流大巨人 ミノワマンを子供扱い
2009年10月03日 15時00分
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スポーツ
ハッスル 元WWE戦士が殴り込み
2009年10月03日 15時00分
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スポーツ
★リアスポ ウィークリー バトルナビ★
2009年10月03日 15時00分
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スポーツ
ハッスル 坂井 ハッスル乗っ取り狙う
2009年10月02日 15時00分
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スポーツ
ドラディション 藤波 ホーガンと合体へ
2009年10月02日 15時00分
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スポーツ
ドラディション 藤波 長州と一騎打ち決定
2009年10月02日 15時00分
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スポーツ
6日WBA世界フライ級挑戦 大毅 亀父が戦慄KO予告
2009年10月02日 15時00分
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スポーツ
虎が吠える 佐山サトル見参!!(5) 猪木の凄さとゴッチの教え
2009年10月02日 15時00分
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スポーツ
風香 メキシコ遠征で夢実現
2009年10月02日 15時00分
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スポーツ
ノア 邪道&外道 王座に挑む
2009年10月02日 15時00分
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スポーツ
DDT 天下統一のため、カレー店開く
2009年10月02日 15時00分
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スポーツ
「時代」を彩った男と女・あの人は今 Jリーガー・岡野雅行さん
2009年10月01日 15時00分
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スポーツ
パッティング編 ドライバーの倍練習時間をとれ
2009年10月01日 15時00分