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日本相撲協会、白鵬の『三本締め』に「後日対処する」と処分を示唆し物議 “考えが古い”と批判も

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白鵬

 25日、日本相撲協会が、春場所で優勝した横綱・白鵬がNHKの優勝インタビュー後、自ら「三本締め」をしたことについて苦言を呈したことが物議を醸している。

 問題となっているのは、春場所で優勝した白鵬が、土俵上で自ら観客に「三本締め」を要求したこと。なぜ、このようなことを思いついたのは不明だが、観客はこれに応じる。そして、白鵬が「どうもありがとうございました」と締め、インタビューは終了となった。

 特に問題がないようにも思われたが、一部の相撲ファンから「なんで白鵬がやるんだ」「スタンドプレー」だと批判が続出することになった。

 そして、横綱審議委員会は25日、会合後、矢野弘典委員長が「違和感を覚える人が多かった」と指摘。さらに、「手締めは千秋楽のすべての行事が終わった後にやるもの」「本場所では神送りの儀式ですべてが終わる。一力士がやれる立場にあるのか。力士に対する教育を含めて理事会が態度を決めてもらいたい」と苦言を呈した。

 また、日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)も、矢野委員長と同様の見解を示し、「賛否両論あるので後日対処する」などと処分を示唆する発言を行っている。

 白鵬は以前にも優勝インタビューで、観客と万歳三唱を行い、猛批判されており、またも物議を醸す行動に出てしまった。ただし、今回は「手締めは神送りの儀式の後にやるもの」という伝統を破ったとも取れるだけに、問題視する人も多い。

 一方で、相撲ファン以外からは「別に手締めをしても構わないのでは」「神送りの儀式があるならどうしてそれを明確化しないのか」「外国人力士に『わかっているよね』という暗黙の了解は通用しない」などの声や、「白鵬がモンゴル人だから言っているのではないか」「体質が古すぎる」「神事というなら優勝インタビューも宜しくないのでは」「NHKのアナウンサーが止めろよ」など、相撲協会やNHKに批判を向ける人も少なくなかった。

 日本相撲協会が今後、白鵬にどのような対応を行うのか注目される。

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