前回のトーナメント開幕戦では総合格闘技デビュー戦の元大リーガー・ホセ・カンセコに楽勝したホンマン。準決勝ではMMAキャリアも豊富なミノワマンと対戦するが、今回もカンセコ戦同様に圧勝するつもりだ。「彼がリングで自分を倒すのは不可能。自分がグラウンドに行く前に終わる」といきまいた。
そもそも韓流大巨人はミノワマンを格闘家として評価していない。「ミノワマンは率直に言うと弱い選手。彼が超人? ムリムリ」。ここまで過激挑発できるのは、ホンマン自身もコンディションが上がってきているからだ。昨年はストレスで160キロあった体重が20キロも落ちてしまったが、現在は153キロまで戻り「絶好調」という。
しまいにはホンマンから秒殺予告まで飛び出す。「1分で終わる」。もはやホンマンの中ではミノワマンなど単なる“ザコキャラ”に過ぎないようだが、韓流大巨人のお手並み拝見だ。
◎青木が悲壮な決意
DREAMライト級王者ヨアキム・ハンセンに挑む青木真也が悲壮な決意をにじませた。ハンセンとPRIDE時代から2度対戦して1勝1敗の青木は、今回タイトルを懸けて因縁の相手と3度目の大一番。この日は公開練習に臨み、打倒ハンセンに燃えていると思いきや「ベルトが欲しいというより、もう負けたくない」と切羽詰っているようで「とにかく勝てばいい」と静かな闘志をたぎらせた。