スポーツ
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スポーツ 2023年04月25日 15時55分
巨人、3週間ぶり連勝は続かない? 球界OBが救世主・秋広の低迷を指摘「打てないとこばっかこられる」、チームの浮沈も左右か
野球解説者・江川卓氏(元巨人)が24日、自身の公式YouTubeチャンネルに動画を投稿。巨人のプロ3年目・20歳の秋広優人にまつわる発言が話題となっている。 今回の動画で江川氏は25日試合前時点でセ・リーグ5位(8勝12敗)に沈む巨人の戦いぶりについて、複数選手の名を挙げながら解説。その中で、出場機会を得つつある秋広に待ち受ける問題を指摘した。 今季の秋広は二軍で「13試合・.341・1本・8打点」と好結果を残し4月18日に今季初昇格。同月22日・ヤクルト戦で今季初出場・プロ初スタメンに抜擢されると、「3打数1安打・1打点」とプロ初安打・初打点を挙げ起用に応えた。また、翌23日の同カードでもスタメン起用されると、「3打数2安打・2打点」と2日連続で結果を残している。 >>巨人・秋広に元木ヘッドが「おかしいでしょ」 新人なのにコーチを酷評? 超生意気発言にファンも驚き<< 二軍での勢いそのままに一軍でも躍動している秋広だが、江川氏は「今打ってるので、各チームとも打てないところ探すんでしょうね」、「今は出てきて(すぐで)みんな分かりませんから。いくら二軍で打ってるといっても、二軍のデータもってきて、一軍の投手がどこ投げたらどのくらい打つって分かりませんから」と発言。昇格後の好調はデータ不足によるところが大きく、他球団はここから秋広のデータ集め・対策確立に動くだろうと予想した。 江川氏は続けて「何試合かやるとすぐにデータは出てくるので。『あ、ここ打てないね』っていうところ、そこばっかりこられるので。そこからだと思いますね」とコメント。対策が講じられるまでそう時間はかからないとした上で、そこから秋広は真の実力が試されると指摘した。 「これが10、20試合続けばすごいんですけど、まあ10、20試合続くんだったらもっと早く(一軍に)出てるのでどこかに欠点はある」と、具体的には触れなかったが何かしら弱点は見つかるのではとした江川氏。「何試合か打つ人はいっぱい出てくるんですけど、それを相手が全部データを見て攻められた時に、そこを超えられるかどうかというのが次のステップになる」と、相手の対策を乗り越えられるかが一軍定着の行方を左右すると語った。 江川氏の発言を受け、ネット上にも「確かに今の調子がいつまでも続くわけがない」、「数十打席消化したら打率1割とかもあり得なくはない」、「内角打てないままだったらかなり厳しくなりそう」、「相手対策と並行して体重減とも戦えるのかは不安」といった心配の声が上がっている。 「秋広は25日試合前時点で一軍で7打席(6打数)に立っていますが、コース別打率を見ると真ん中~外角は4打数3安打(.750)の一方、内角は2打数無安打(.000)とまだヒットが出ていません。ここから試合を重ねても内角の打率が上がってこない場合は、そこを執拗に攻められ一気に調子を落とす可能性も十分考えられます。また、秋広は身長200センチと常人離れした体格の影響もあり体重が落ちやすいことがかねて課題とされており、今季も開幕前は107キロだった体重が今は103キロまで減少しているといいます。体重の減少は打球速度や飛距離といった要素に響くため、自己管理も徹底しないと相手の対策にかかわらず打てなくなってしまう展開もあるのでは」(野球ライター) 秋広が結果を出したこともあり、巨人は22、23日の試合で3週間ぶりの連勝を収めている。秋広がどこまで調子を維持できるかはチームの浮沈にも関わってきそうだが、今後厳しくなる相手のマークに屈するのか、それとも乗り越えて結果を出し続けられるのかは要注目だ。文 / 柴田雅人記事内の引用について江川卓氏の公式YouTubeチャンネルよりhttps://www.youtube.com/@egawasuguru
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スポーツ 2023年04月25日 11時00分
大谷翔平、正捕手離脱は投球に致命傷? 今オフの去就問題にも影響か
エンゼルスの“代理捕手”の存在が、投手・大谷翔平選手に大きな影響を与えそうだ。 「エンゼルスのフィル・ネビン監督は淡々と語っていましたが、その内容からして、ローガン・オホッピー捕手の今季中の復帰は『ほぼ無い』と見るべき。大谷の投球スタイルに理解を示していた捕手の離脱は、大打撃です」(米国人ライター) 正捕手のオホッピーがアクシデントに見舞われたのは、4月20日(現地時間、以下同)のヤンキース戦だった。第4打席で左前安打を放ち、一塁ベースに到達したものの、左肩付近を押さえ込んだ。 >>大谷翔平、“侍対決”の裏で弱点露呈? 敵監督が繰り出した戦略で制球大荒れか<< 「その左前安打を放った瞬間、バランスを崩し、尻餅をつくような感じで倒れこみました。その時、左肩に激痛が走ったと」(現地メディア) 17日のレッドソックス戦でも「バットスイング後に左肩を押さえる仕草を見せていた」という。その後もオホッピーは試合に出続けている。次節のヤンキース戦ではスタメンマスクを譲る試合もあったので、首脳陣も“異変”には気づいていたのだろう。 「オホッピーは『完治まで4か月以上掛かる』と発表されました。20日の故障後、取材に応じ、『自分を哀れんでいても、状況は変わらないと自分に言い聞かせていた』とコメントしています」(前出・米国人ライター) 23歳の正捕手の長期離脱で、米メディアの大半は「将来の大砲候補が…」と伝えていた。心配なのは、投手・大谷に与える影響だが、その件を米国側の取材者にぶつけてみたら、「打線の援護が」と返してきた。この辺は野球観の違いなのだろう。 昨年8月、トレードで移籍してきた。マイナーで出塁率4割7分3厘のハイスコアを残し、今春キャンプは「正捕手で使う予定」と告げられ、ピッチクロックの新ルールに適応しようとする大谷とも“呼吸を合わせよう”と努力してきた。 「大谷は高校時代から捕手のサインに首を振っていました。最終的に捕手が折れて大谷の投げたい球種で勝負することが多かったんですが、オホッピー離脱後の21日は自分から捕手にサインを出していました」(前出・同) オホッピーは「大谷の投げたい球種」を研究し、「走者ナシの場面では15秒以内に投球モーションに」というピッチクロックに引っ掛からないように努めてきた。 当面は大谷からサインを出すスタイルが続きそうだが、 「投手からサインを出す分、相手チームに見破られるリスクも大きくなる」 と心配する日本のプロ野球解説者も多くいた。 「大谷がサインを出し終えた後、捕手が構え方をビミョ~に変えるんです。その動作で次に投げてくる球種が予想できます。『投手・大谷』の研究が進み、後半戦のピッチングにも影響してくるんじゃないか…」(プロ野球解説者) だが、こんな情報も聞かれた。同僚のマイク・トラウト選手がオホッピーを励ましていたのは既報通りだが、大谷はトラウトの優しさに感動していたという。 トラウトは今季で契約が切れる大谷に対しても、「来年以降も一緒にやろう!」と訴え続けてきた。オホッピーの離脱は後半戦のピッチング以外でも大きな影響を与えるのではないだろうか。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2023年04月24日 21時35分
ソフトB三森の昇格に「人選おかしい」疑問の声 成績微妙も招集のワケ、首脳陣にとっても苦渋の判断?
21〜23日の対ロッテ3連戦で3タテを食らい、パ・リーグ首位から4位に転落したソフトバンク。24日にNPBが公示した選手の昇降格情報が物議を醸している。 NPB公式サイトはこの日、開幕から一軍に同行していたプロ10年目・27歳の上林誠知が登録を抹消されたと公示。代わって一軍に昇格する選手は掲載されなかったが、各報道によるとプロ7年目・24歳の三森大貴が今季初めて昇格する見通しだという。 上林はオープン(OP)戦で「17試合・.277・2本・5打点」といった数字をマークし開幕一軍入りを果たすも、迎えたシーズンでは「14試合・.176・0本・1打点」と今ひとつ。一方、三森はOP戦で「18試合・.174・0本・4打点」と振るわず開幕二軍スタートとなり、二軍でも24日時点で「20試合・.266・1本・9打点」と特筆すべき数字は残していない。 >>ソフトB・藤本監督が楽天戦後に失言?「いい加減慎むべき」敵選手のミス引き合いに自軍へ忠告し物議<< 今回の公示を受け、ネット上のファンは上林の二軍降格には納得した様子。一方、三森の一軍昇格については「昇格選手の人選がおかしくないか」、「大体の数字が平凡なのに一軍上げて意味あるのか」、「先週の数字見て復調したって判断したんだろうか」、「とにもかくにも起爆剤が欲しいからしゃあなしで昇格させた感もあるな」といった疑問の声が寄せられた。 「二軍での今季成績は2割中盤にとどまっている三森ですが、先週(4月17~23日)は『6試合・.391・0本・4打点』と4割に迫る打率をマーク。首脳陣はこの成績を評価し、好調なうちに一軍で使おうと判断したのでは。また、ソフトバンク一軍は現在5連敗中で、この5試合は全て3得点以下と打線のテコ入れが必須の状況ですが、今二軍にいる野手の中で、10試合以上に出場し打率3割超は野村大樹(14試合/.357)のみ。ただ、野村は13日の二軍・広島戦で頭部死球を受け離脱中のため、2割台野手の中では最も打率がいい三森を苦肉の策で上げた可能性も考えられます」(野球ライター) 三森が本職とする二塁は現在牧原大成(17試合・.303・0本・4打点)が主に起用されているが、牧原は三塁、遊撃、外野と他ポジションも複数守れる。そのため、三森は25日から始まる次カードからの二塁スタメン起用も十分あり得るが、ファンから疑問視された昇格人事は果たして吉と出るのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2023年04月24日 19時55分
広島・野間、致命的ミス再び!「また捕り損ねかよ」DeNA戦終盤の後逸に呆れ声、同僚の守備が影響と指摘も?
23日に行われ、広島が「3-4」で敗れたDeNA戦。途中出場したプロ9年目・30歳の野間峻祥の守備が物議を醸している。 問題となっているのは、「3-3」と両チーム同点の9回表2死一、二塁のこと。打席のDeNA・楠本泰史は、広島5番手・栗林良吏が初球に投じた直球をスイング。打球は一、二塁間をしぶとく破るヒットとなったが、右翼を守っていた野間は一刻も早く本塁に返球するべく打球に猛チャージをかけた。 ところが、野間は転がってくる打球に体をかがめながらグラブを出すも捕りきれずに後逸。慌ててボールを追いかけ拾い直したものの、この間に二走・関根大気は悠々と本塁に生還。勝ち越しの1点を奪われた広島は、裏の攻撃で同点・サヨナラにできず敗れた。 >>広島・岡田、四死球連発し最後は退場!「キャリアも危うい」厳しい声も、二軍戦の大乱調は手術の後遺症か<< 試合の明暗を分けた形の野間の守備だが、ネット上には「またここ一番で捕り損ねかよ、勘弁してくれ」、「何回致命的ミスやれば気が済むんだ」、「ヤクルト戦の大ポカをもう忘れてしまったのか?」、「打撃不調で守備もこのザマだったらもう使いどころないわ」といった呆れ声が寄せられた。 「勝負所で痛恨のファンブルを犯した野間ですが、4月2日・ヤクルト戦でも同様のミスを喫しています。『2-2』と両チーム同点の8回裏、野間は先頭・村上宗隆が放った右翼フェンス直撃の当たりを処理する際、素手でボールを拾おうとするも捕り損ね後逸。さらに、ボールを追いかけようと反転した時に足を滑らせ捕球にもたついた上、中腰の体勢から無理に行った返球が一塁ファールゾーン方向へ転がる悪送球となり、この間に村上に決勝のホームを踏まれました(記録は二塁打と野間のエラー)。外野手が打球をファンブルするのはそこまで珍しいというわけでもないのですが、野間については短期間で致命的なミスが続いたこともあり風当たりが強まっているようです」(野球ライター) ファンにため息をつかれている野間だが、一部からは「菊池の守備の影響も考慮すべきでは」という指摘も上がっている。9回表の場面で楠本が放った打球はスライディングキャッチを試みた二塁手・菊池涼介のグラブをかすめて右翼方向へ抜けて行ったが、この際にボールの軌道や回転が不規則になり野間のミスが誘発されたのではという見方もあるようだ。 23日の試合は打撃でも「2打数無安打」といいところなく、シーズン成績も「17試合・.222・0本・2打点」と低迷している野間。25日から始まる次カード・中日戦では巻き返しを見せられるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2023年04月24日 17時30分
DeNA・バウアー、これが超大物の流儀! マウンドで見せるアメリカと変わらぬルーティンワーク
超大物、トレバー・バウアーが22日、平塚球場で行われたファーム・イーグルス戦で来日以来2度目の先発マウンドを踏んだ。球数を重要視し、6回途中(5回0/3)、77球。後を託したピッチャーが残したランナーをかえしたため、1失点との結果となった。 16日の横須賀スタジアムでお披露目した際もそうだったが、ファンの視線が真っ先に行くポイントは、バウアーがマウンドに向かった際に行う独特の仕草だろう。 まず小走りでマウンドへ向かうとホームに背を向け、ボールを握った右腕をバックスクリーン方向に力強く振る仕草を3回行い、その後助走をつけて立っているキャッチャーに向かって剛速球を思い切りよく1球投げ込む。 シャドーのような仕草は、日本で投球練習の回数がルールブック上、メジャーよりも少ない7球までと定められているためそれを補う意味での準備。助走からのピッチングは「15歳の時からずっと続けているルーティンで、もう人生の半分以上やっています」と少年時代から続けていることを明かした。 「その時考えていたことはとにかく速いボール、強いボールを投げようと思ってやっていました。それをやることによってそれを思い出し、ここで速くて強いボールを投げるんだと思い出すために今はなっている」と説明。その後はマウンドの後ろで目をつぶり瞑想することには「好きな曲を口ずさみながら、今この瞬間にやらなければいけないことを考えながら集中すること」に重点を置いていると説いた。ちなみにこの日の曲は「忘れてしまった」と笑いながらコメントしたことからも、その時の集中力のすごさを物語っているのではないかと推測できる。 メジャーでも最上級にランクされるが「野球は野球。高校でもメジャーでもメキシコでも、大きな障がいはない」と時や環境に左右されるものではないと言い切るバウアー。いつ何時でも変わらぬルーティンワークが、そのマインドとパフォーマンスをキープするための一つのキーにもなっているようだ。 取材・文・写真/ 萩原孝弘
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スポーツ 2023年04月24日 15時30分
阪神・梅野のSNSに誹謗中傷相次ぎファン激怒「全員訴えられろ」中日戦4タコに我慢ならず? NPBの忠告も届かず
23日に行われ、阪神が「1-2」で敗れた中日戦。「7番・捕手」で先発したプロ10年目・31歳の梅野隆太郎に一部ファンが心無いコメントを寄せ物議を醸している。 同戦の梅野は2回表1死一塁の第1打席は右飛、5回表1死の第2打席は中飛、7回2死二、三塁の第3打席は空振り三振と快音を残せず。さらに、9回表1死一、二塁で回ってきた第4打席では併殺を喫しこの日最後の打者になってしまった。 9回表の打席は一打同点・逆転の大チャンスだったとあり、併殺打にガックリ肩を落とすファンも少なくなかった。ところが、その中の一部はイライラが収まらなかったのか、試合後に梅野の公式インスタグラムの最新投稿(3月28日)のコメント欄に「このクソ野郎!」、「役立たずのゴミプレイヤー」、「もう野球辞めてもいい」といった心無いコメントを書き込んだ。 >>DeNA・エスコバーへの誹謗中傷に元同僚激怒「許さない!」、球団も法的措置検討? NPBの注意喚起も響かずか<< 梅野への誹謗中傷に対し、ネット上には「梅野のインスタに攻撃してる奴いてドン引き」、「頑張ってる選手に対してこんな仕打ちは絶対許せない」、「4タコは事実だが、それがゴミとかクソとか言っていい理由にはならないだろ」、「青柳のアレから1週間足らずで同じことやる神経が理解できん」、「マジで気分悪い、全員まとめて訴えられろ」といった怒りの声が相次いだ。 阪神はプロ8年目・29歳の青柳晃洋が21日に自身のインスタグラムストーリーに投稿。「負傷してシーズンを終えろ」、「しんでくれゴミ戦犯」といったコメントが書かれたインスタDM画面のスクリーンショットを添え、「メッセージ送るのは自由ですけど訴えられてからグダグダ言わないでくださいね。アカウント消しても意味ないので」と誹謗中傷に警鐘を鳴らしたばかりだった。これも梅野への誹謗中傷に対する批判が高まっている一要因のようだ。 NPBは3月29日に公式サイト上で、昨季はSNSで選手・首脳陣や審判員ら球界関係者への誹謗中傷が相次いだとしながら「誹謗中傷等を拡散しないこと、SNS等での投稿にあたってマナーを守っていただくこと」をファンに呼びかけている。ただ、この呼びかけが響いていないファンも一部存在するのが現状のようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について青柳晃洋のインスタグラムよりhttps://www.instagram.com/aoyagi.koyo/NPB公式サイトよりhttps://npb.jp/
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スポーツ 2023年04月24日 11時00分
藤浪晋太郎、先発落ちは決定的? マイナー投手と入れ替わりか、現地の不満も爆発寸前
日本時間4月23日午後1時過ぎ、メジャーリーグ公式サイトのニュースが更新され、アスレチックス・藤浪晋太郎投手に関する“続報”が追加された。 同日午前中に行われたレンジャーズ戦で先発登板のチャンスをもらったものの、3回途中8失点で「開幕4連敗」を喫したことはすでに伝えられていた。 「続報」とは、アスレチックスのマーク・コッツェイ監督のコメント。今後の藤浪の起用法について、 「(本人と)話し合う必要がある。検討しなければならないが、それは今夜ではない」 と語っていた。 >>阪神・藤浪、アスレチックスでのプレーは1年限り? 正式契約間近も拭えない不安要素は<< 首脳陣が「話し合い」「検討」などの言葉が使ってきた場合、たいていは“降格”だ。藤浪が先発ローテーションから外される可能性も出てきた。 「アスレチックスと契約した際、『先発で起用する』約束を取り付けたと聞いています」(米国人ライター) 起用法に関する条項が契約の際に書き加えられた場合、監督もその通りに起用する。しかし、当人がそれで結果を残せなかった時は、一般論として、本人か代理人と改めて話し合いをし、中継ぎなどへの配置換えを受け入れ、そこで頑張って先発復帰をめざすか、「マイナー降格を受け入れる」の二択になる。 「もう一回、様子を見ようとなるかもしれません。その前に結果を出せなかった場合の『中継ぎか、マイナー落ち』の結論を出してからになりますが。アスレチックスは投打ともに人材難なので、藤浪が『勝てる投手』になってくれるのが一番なんですが」(前出・同) MLBサイトは「100マイル以上(約161キロ)の速球を投げる素質の持ち主」とも伝えていたが、「今季の防御率は14.40。先発投手の役目を果たしていない」と辛辣だ。 だが、「藤浪ピンチ」の一報に米国の野球ファンは、日本とは異なる感想も持ったそうだ。 「トップ・プロスペクト(若手有望株)であるカイル・マラー投手のメジャー昇格を暗に伝えている」と--。 マラーは昨年12月にブレーブスからトレードで獲得したエース候補だ。藤浪がアスレチックスと契約したのが今年1月。米メディアが「藤浪とはどんな投手なのか」を伝えていた際、「マラーとキャラが被る。タイプが似ている」と思ったそうだ。 「マラーは身長200センチ、左のオーバーハンドで100マイル近い剛速球とスライダーが武器。与四球率が高いのがタマに傷」(現地メディア) 藤浪の身長は197センチ。体格も似ている。その“藤浪のそっくりさん”がマイナーで好投を続けているのだ。 アスレチックスはア・リーグ西部地区でダントツの最下位。4勝17敗、勝率1割9分0厘だ(同時点)。ファンのモヤモヤ感も日増しに高まっており、「不甲斐ない藤浪のピッチングが、今季チームの象徴のように伝えられている」という。 「藤浪を叩くことでアスレチックスファンはモヤモヤ感を発散しています」(前出・同) 8失点KO後、藤浪は「もっと自信を持ってストライクを投げられるよう…」とも語っていたが、一旦、マイナー落ちを受け入れ、“深呼吸”をした方が良いのでは? マラーが制球難を克服した秘訣も聞けるかもしれないし。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2023年04月23日 11時00分
巨人・原監督に「どうせならもっと負けろ」アンチ化するファンも? 上がり目ない歴史的低迷、退任待望論も高まる
3月末に開幕した今季のプロ野球。まだレギュラーシーズンの約10分の1が終わったばかりだが、早くもセ・リーグ優勝争いから脱落しつつあるのが巨人だ。 今季は3年ぶりのリーグ優勝、11年ぶりの日本一をめざす巨人は開幕カード・中日戦こそ2勝1敗で勝ち越したものの、そこからは4カード連続で負け越し。16日・中日戦で両リーグ最速で10敗目を喫したが、これは球団史上唯一の最下位に沈んだ1975年以来48年ぶりのことだったという。 19日試合前時点では「5勝11敗」の借金6でリーグ最下位に沈み、首位のDeNA、阪神とは早くも4.5ゲーム差がついている。巨人ファンの落胆や失望も日々大きくなっているが、その理由は勝敗以上だけではないようだ。 「序盤から低迷中の巨人ですが、19日試合前時点で5位中日(5勝9敗)と1ゲーム差な上、パ・リーグでは日本ハム(4勝11敗/最下位)が巨人以上に苦戦中。ただ、巨人ファンの間では『今1番弱い球団は間違いなく巨人』、『他球団に比べて未来が見えなさすぎる』と自球団の状況が一番よくないという主張も多数見られます。勝敗はもちろんですが、それ以上に原監督の選手起用、特にベテラン打者の重用に憤っているファンが多いようですね」(野球ライター) 巨人と同程度に低迷している中日、日本ハムだが、中日はプロ7年目・24歳の細川成也や4年目・21歳の石川昂弥、日本ハムは6年目・23歳の清宮幸太郎、5年目・22歳の野村佑希、5年目・23歳の万波中正など若手有望株が複数出てきている。日本ハム・新庄剛志監督は12日・ソフトバンク戦に敗れた試合後、「負けはしたけど、この若いメンバーの姿を見たら希望しかない」と前向きに語ったというが、両チームファンも同様の思いを持ち長い目でチームを見守っているようだ。 一方、巨人も8年目・25歳のオコエ瑠偉、3年目・21歳の中山礼都など活きのいい若手はいるが、坂本勇人、長野久義、松田宣浩らベテランの起用も目立つ。18日・DeNA戦では打率3割前半のオコエ、2割後半の中山が下げられ、代わりに1割前半の坂本、2割前半の長野を出す代打策も物議を醸したが、こうした采配が閉塞感につながっているようだ。 また、現状を嘆くファンの間では「どうせならもっと負けろ、それで原は解任されろ」、「途中休養に追い込まれるまで借金増えてほしい」と、解任・休養を願いさらなる低迷を望む意見も出始めている。原監督は今季が3年契約の2年目で、順当なら来オフまで体制変更が行われない見通しだが、我慢の限界から“アンチ化”しているファンも少なくない。 巨人は2019年から第3次原政権がスタートしているが、2019〜20年はリーグ優勝、21年は3位、22年は4位と徐々に順位が下落。今季もその流れは止まっていない状況だが、原政権がこのまま沈んでいくのか、それとも盛り返していけるのか要注目だ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2023年04月22日 17時30分
ロッテ・澤村、メジャー経てパフォーマンスも進化? 古巣復帰の剛腕が放つ存在感
日本球界に舞い戻ったベテランが、頼もしいマウンド姿を見せている。 今季より千葉ロッテに復帰した澤村拓一は連日のように試合終盤に登場し、チームの勝利に貢献している。初登板となった4月4日のZOZOマリンスタジアムでの日本ハム戦、8回に登板し初ホールドを記録すると、そこからは白星やセーブも挙げるなど、試合を締めくくる役割としての存在感は絶大だ。 昨季までレッドソックスでの2シーズンでは、登板数は計104試合を数え通算6勝を記録。リリーフ、セットアッパーとしてさまざまな場面でチームの期待に応える活躍を見せ、1年目にはポストシーズンでも3試合でマウンドに登っている。 昨年8月に登録40人枠から外れ、以降はメジャー復帰をめざすも叶わず、今年1月、古巣であるロッテのユニフォームを着ることを決意した。4月3日には35歳の誕生日を迎え、メジャーの経験に加えさらに円熟味を増している澤村のピッチング。投球内容もさることながら、その姿を観るだけでファンは胸を躍らせることとなる。 本拠地のZOZOマリンスタジアムを始め、リリーフ投手が登板する際に使用されるリリーフカーには澤村は乗ることはなく、ブルペンから自らの足でマウンドへ向かう「メジャースタイル」を貫いている。加えて、レッドソックス時代から話題となってきている長髪、そして髭を蓄えた勇ましい風貌も、まさに「米国ナイズ」としたものと言える澤村のマウンド姿。 さらに、今季の登板の中ではファン、メディアからの視線を集めたのが、初セーブを挙げた4月14日、本拠地で行われたオリックス戦でのシーン。最終回に登場し、ここでも走ってマウンドに登った澤村は簡単に打者2人を切って獲り、最後のバッターがセンターフライを打ち上げるとマウンド上で振り返り、打球を目で追いながら腕を組んで仁王立ち。ワールド・ベースボール・クラシックでメキシコ代表として日本とも対戦したランディ・アロザレーナ(レイズ)の姿を思わせる「ドヤ顔」パフォーマンス、そして派手なガッツポーズも見せ、スタンドを大いに沸かせている。 まさにその一挙手一投足、立ち居振る舞いはメジャーリーガーそのもの。ピンストライプの背番号54が繰り広げる、ファンを惹き付けるピッチングは今季のプロ野球の大きな楽しみの一つとなりそうだ。(佐藤文孝)
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スポーツ 2023年04月22日 11時00分
侍ジャパンメンバーが苦しむ“WBC後遺症”、ソフトB・近藤も致命的問題? 首位打者争いの裏で起こっている異変
3月8~22日にかけ行われ、侍ジャパンが2009年大会以来の優勝を果たしたWBC。世界一に大きく貢献し、大会後も好調を維持している選手の一人がソフトバンクのプロ12年目・29歳の近藤健介だ。 近藤は1次ラウンドから決勝戦までの全7試合で「2番・右翼」を任され、「.346・1本・5打点」と好成績をマーク。大会終了後に迎えたシーズンでも「12試合・.333・2本・10打点」(18日試合前時点)と首位打者を争うほどのハイアベレージを残している。 近藤は日本ハム(2012-2022)でのプレーを経て、昨オフに7年総額50億円(推定)の条件でソフトバンクにFA移籍。現時点では大型契約にふさわしい働きを見せているといえそうだが、一部からは三振数の悪化が不安視されている。 >>WBC、森保監督始球式で一部客に「日本の恥」と批判! 中継カメラに映った問題行動が物議<< 日本ハム時代の近藤は通算3990打席に立ち、喫した三振は567個(三振率.142)。昨季も396打席で45三振(.114)とさほど数字がかさんでいなかった。 ところが、ソフトバンク1年目の今季はここまで53打席に立ち15三振(同.283)と早くも昨季の3分の1に到達。4月14日・楽天戦では、自身初となる1試合4三振を喫したことも大きく報じられた。 「今季は昨季以前に比べて大幅に三振が増えている近藤ですが、シーズン前に行われたWBCが大きく影響している可能性は考えられます。WBCに参加した選手たちは大会に合わせて調子のピークを持っていき優勝に貢献したわけですが、その反動からかシーズンに入ってから故障(山川穂高、山田哲人ら)や不振(村上宗隆、中村悠平ら)に陥る選手が相次いでいます。3月28日にチームに合流した際に『疲労感はすごい』と語っていた近藤も、状態が完全には戻り切っていないとしても不思議ではありません。また、メジャーの審判が裁くWBCはNPBとはストライクゾーンの広さが異なるとされており、大会中には村上が『ゾーンがアウトコースに広かったり、高めに広かったり、まだつかめていないところがあります』とコメントしたことも伝えられていますが、この点も三振増に関係している可能性はあるのでは」(野球ライター) “WBC後遺症”が出ているという見方ができそうな近藤だが、一部からは他にも本拠地が変わったことが影響しているのではという意見も上がっている。近藤は昨季まで両翼100メートル、中堅122メートル、外野フェンス5.75メートルの札幌ドームを本拠地にプレーしていたが、今季からは両翼100メートル、中堅122メートル、外野フェンス4.2メートルの福岡PayPayドームがホーム球場に。本塁打を打つハードルが下がった分、スイングが大振りになっているという可能性も考えられそうだ。 18日試合前時点では打率はリーグトップ、三振はリーグワーストタイと対照的な近藤。打率を維持したまま三振を減らすことが一番理想だが、試合を重ねる中で修正していくことはできるのだろうか。文/ 柴田雅人
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2022年12月28日 11時05分
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2022年12月27日 20時30分
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2022年12月27日 19時30分
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新日本1.4ドーム出陣へ藤波辰爾「いろいろな思いを持って東京ドームのリングに上がりたい」
2022年12月27日 17時30分
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平幕・逸ノ城の処分内容に「おかみ殴ったのに軽すぎ」怒りの声 阿炎・朝乃山と明暗分かれたワケは
2022年12月27日 15時30分
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阪神・佐藤、WBC落選が攻守に好影響? 岡田監督の徹底指導でもう一皮向けるか
2022年12月27日 11時40分
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スターダム白いベルトに挑戦のディアナ梅咲遥「上谷沙弥に負けたくないっていう気持ちが今日一層強まった」
2022年12月27日 11時30分
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中日、年明けに再び捕手トレード? 加藤を無償獲得も憶測相次ぐ、立浪監督の過去発言とは矛盾か
2022年12月26日 20時30分
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ロッテ・佐々木朗希、松川の致命的欠点をズバリ「あいつ指見えない」 他投手も苦しむ問題点、特番で漏らす
2022年12月26日 19時30分
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DeNA・佐野「勝つ喜びを感じられた」 キャプテン4年目の来シーズンこそ悲願達成へ!
2022年12月26日 18時30分
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猪木ボンバイエにUWFルールで出陣の新日本プロレス柴田勝頼「道場論が根底にあるプロのレスリングを試合で見せたい」
2022年12月26日 17時30分
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ソフトB・リチャードの更改後コメントに「考えが甘い」厳しい声 単独自主トレ表明も苦言相次ぐ、開始前から失敗を予想?
2022年12月26日 15時30分
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日本代表・板倉滉選手、スペイン戦後の涙のワケ明かす「悔しさがあったんです」W杯振り返る
2022年12月26日 12時15分
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ガンジョとアイスリボンの対抗戦を前に年内引退の真白優希がまなせゆうなを挑発!「引退前に3人を真白ワールドに染めたい」
2022年12月26日 11時30分
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侍ジャパン・栗山監督、佐々木朗希をWBC開幕戦に抜擢? メンバー内定をスピード発表したワケは
2022年12月26日 11時00分
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DDT参戦の西村修区議が仰天条例を提案か?「下半身出しちゃいけないとか、この試合をきっかけに文京区で条例ができるかもしれない」
2022年12月26日 10時50分
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楽天・阿部、初めてのパ参戦にも自信満々? 中日ファン衝撃のトレード加入にかかる期待
2022年12月25日 11時00分
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中日戦力外の平田、需要ないまま現役引退? NPBオファー切望も進展ナシ、タイムリミットは来季開幕までか
2022年12月24日 11時00分