試合は3WAYマッチとあって、三者ともに駆け引きを駆使して、騙し騙される展開に。佐々木が上野を場外戦に連れ出すと、その間に佐々木のセコンドのKANON、MJポーが土井を場外で攻撃するなど試合に介入。上野が佐々木にトップロープ越えのトペ・コンヒーロ、佐々木と土井にまとめてミサイルキックを発射。レフェリーが昏倒している隙に、KANON、ポーが乱入して土井を襲撃すると、平田一喜が入って救出しようとするもダムネーションT.Aに蹴散らされる。
佐々木が上野をミスティカ式クロスフェース・ロック、変型フェースロックで絞め上げた。さらに佐々木は上野に佐々木式ウラカンラナを決めるも、上野は強引に丸め込んで3カウントを奪い、まず佐々木が脱落。続けて土井がDOI555、バカタレ・スライディングキックを見舞えば、上野はスタンド式シャイニング・ウイザード、ブリザード・スープレックスで応戦。上野のBMEを剣山で阻止した土井は後頭部にバカタレ・スライディングキック。上野は顔面へのドロップキックからWR狙いも、回避した土井はマスキュラーボムが決まりカウント3。土井がタイトルを奪取した。
試合後、土井は「DDTに参戦して3か月目。早くもシングルのベルト手に入れたぞ。カリスマ(佐々木)は置いといて、上野に対してはDDTの現在未来を象徴する選手やと思ってる。それをジャマするのが俺の役割や。結果残したぞ」と高らかに叫ぶと、そこにダムネーションT.AのKANONが現れて、「俺は今日佐々木大輔が勝って、そのベルトに挑戦するつもりだったんだけど、計画が崩れちゃったから。俺はそのベルトをオマエから獲って、佐々木さんに自慢することにする。俺の挑戦受けろ」と挑戦表明。土井は「今日オマエに手を出されたからな。やり返したる。オマエも今日の上野みたいに沈めてやる」と受諾し、2.18愛知・名古屋国際会議場イベントホール大会での王座戦が決定。しばらくは土井がDDTにとって台風の目になりそうだ。
◆DDTプロレス◆
『Sweet Dreams!2023 TOUR in SHINJUKU~FIRE!~』
2023年1月13日
東京・新宿FACE
観衆 241人
▼DDT UNIVERSAL選手権試合~サバイバル3WAYマッチ(60分)
<王者>上野勇希 対 土井成樹<挑戦者> 対 佐々木大輔<挑戦者>
【試合経過】
①○上野(17分49秒 エビ固め)佐々木●
※佐々木式ウラカンラナを切り返す
②●上野(20分59秒 エビ固め)土井○
※マスキュラーボム。上野が3度目の防衛に失敗、土井が第9代王者となる。
(どら増田)