今回の動画で原監督は開幕1、2戦目に外国人投手を抜擢(1戦目はビーディ、2戦目はグリフィン)した経緯や、投手交代時に監督自らマウンドに向かう理由などを話した。その中で、原監督は離脱が続く菅野への心境を口にした。
今季の菅野は3月中旬のオープン戦で右肘の張りを訴え開幕一軍を外れると、そこから約1か月にわたり続報がほとんどない状況が続いた。その後5月11日になり、キャンプ中に首を寝違えた影響からここまでコンディション不良が続いていたこと、近日中に二軍で実戦復帰する見通しであることが報じられている。
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原監督は開幕に助っ人を抜擢したことについて話す中で、「本来ならば智之というのが一番順当ではあったんですけど、まだマウンドには上がれないという状況だった」と菅野の故障離脱も一要因だったと説明。同監督が説明を終えた後、岡崎氏は「ところで菅野はどれくらいで帰って来れそうなんですか?」と復帰時期について質問した。
すると、原監督は苦笑交じりに「いやもう、相当待ってるんだけど」と、それは自分が聞きたいと言わんばかりに返答。「去年の12月、(今年の)1月とかは非常に状態がよかったと言ってたんだけど、それから5か月くらいたつのかな」と調整順調だったオフとは対照的な現状に首をかしげたが結局、回復状況については触れなかった。
「戸郷(翔征)という若いエースがいますけども、精神的支柱という点においても経験値をすごく持ってる人ですから。やっぱりいて戦ってくれる、いい成績を残してくれるというのは心強いですよね」と、チームにとって菅野は必要な存在だとする原監督。しかし、「指をくわえててもしょうがないわけだしね」と、菅野の不在を受け入れて戦わなければならないとも口にしていた。
原監督の発言を受けて、ネット上にも「相当待ってるっていうのは現場やファン全員の総意だと思う」、「急げとは言いにくいけどできる限り早く帰ってきてほしい」、「先発も中継ぎも今一つだから菅野の存在が本当に必要」といった同調の声が相次いだ。
今季の巨人は14日終了時点でセ・リーグ5位(16勝20敗)に低迷。チーム打率リーグ4位(.248)、本塁打数が1位(40本)、得点数が1位タイ(133得点)と打線は機能している一方、先発防御率(3.79)、救援防御率(4.96)と投手陣が精彩を欠く状況が続いている。昨季までに「238登板・117勝63敗・防御率2.46」を誇る菅野は万全なら現状を打破する存在になり得るが、一軍復帰までにどれくらいの時間を要するのだろうか。
文 / 柴田雅人
記事内の引用について
岡崎郁氏の公式YouTubeチャンネルより
https://www.youtube.com/@asuaka