スポーツ
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スポーツ 2022年01月06日 11時15分
巨人、今オフの選手補強は早くも失敗か 桑田・阿部コーチが命運握る? ポランコ・大勢に共通する深刻な課題とは
「不屈~GIANTS EVOLUTION~」。そのスローガン通り、“進化”させることができるのか? 巨人が元パイレーツのグレゴリー・ポランコ外野手と契約した。メジャー通算96本塁打、2017年WBC・ドミニカ共和国代表で大会ベストナイン入り、若手の有望株を意味するトッププロスペクトとも称されてきた左打ちのスラッガーだ。アダム・ウォーカー外野手を獲得しているが、こちらは米独立リーグに所属していた。「日本で育て上げる側」の選手だろう。 >>巨人、新助っ人獲得も「絶対機能しない」冷ややかな声 実績十分、チームの課題解決に適任も期待されないワケは<< 「原辰徳監督は岡本和真の後を打つ不動の5番バッターを求めていました。以前から補強したいとしていた『左の強打者』なので、ポランコの獲得は理想的な補強と言えそうです」 そんな風に評するメディアも少なくなかった。本当にそうだろうか。 「17年WBCでも活躍し、21年までの5年契約を結んでいました。19年に利き腕である左肩を故障して以来、打撃成績もパッとしません。21年は途中解雇となり、ブルージェイズとマイナー契約を結び直しました」(米国人ライター) ポランコの本塁打はスタンド中段以上に飛び込むものが多い。とは言え、三振も少なくない。 巨人の渉外担当者は“再生可能”と判断したようだが、キャンプ、オープン戦の約2か月間でそれができるのかどうか、疑問だ。「教え直す」という意味では、ドラフト1位ルーキー・翁田大勢(関西国際大/登録名は大勢)も同じようだ。 他球団だが、関西地区担当のスカウトがこう評していた。 「真っ直ぐに力があります。落差の大きいフォークボールも投げてきます。でも、左バッターを苦手にしているらしく、コントロールもアバウト」 指名挨拶でのことだ。大勢が「自分はリリーフタイプ」と話していたのに対し、巨人は先発での起用を明言。現在はその期待に応えようと、大学施設内での自主トレに励んでいるが、先発となれば、苦手の左バッターとは何度も対戦しなければならない。 投打の補強がポランコ、大勢だとすれば、ともに“課題アリ”ということになる。 スローガンにあるEVOLUTIONを直訳すれば、「進化」。投打の期待のカギが進化できなければ、今季も苦しい展開となるだろう。 「今年の原監督は、投手陣のことは桑田真澄コーチに、野手陣は阿部慎之助、元木大介両コーチに任せ、自身は一歩引いたところから教えていこうとしています。コーチが何も教えないで活躍できる外国人選手、新人投手はいません。コーチスタッフも若いので、多少の時間が掛かったとしても仕方ないでしょう」(プロ野球解説者) ポランコについて、気になるデータもある。 14年のメジャーデビュー以降、3220打席に立っているが、対左投手の割合はその3分の1以下で、通算打率が2割4分1厘なのに対し、対左投手は2割8厘。「左投手は苦手」と見ていい。開幕カードは中日戦なので、好左腕・大野雄大との対戦は避けられないが…。“進化”を遂げるまで、巨人コーチたちは根気強く教えていかなければならないようだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年01月06日 10時55分
新日本ノーDQマッチでUS王座奪還の棚橋弘至「こってこての60分フルタイムドローの試合がやりたいよ」
新日本プロレスは5日、東京ドーム2連戦『レッスルキングダム16 in 東京ドーム』2戦目を開催した。 セミファイナルではIWGP USヘビー級選手権試合、王者KENTAに棚橋弘至が挑戦。ルールはKENTAの「ノーDQマッチならやってもいい」という条件を棚橋が受諾したため、反則とリングアウト裁定がないノーDQマッチに。棚橋は4日に行われた前哨戦で、KENTAから竹刀を取り上げるとKENTA相手に振り回すというキラーモードになり、反則負けとなっている。 試合は棚橋が竹刀を使うも、KENTAはゴミ箱の蓋やラダーを使って、棚橋を痛めつけていく。KENTAの自爆を誘った棚橋は、苦悶の表情を浮かべながら、ゴミ箱でKENTAを殴打すると、ゴミ箱を頭に被せてイスをフルスイング。そして、リング下からギターを取り出して、KENTAの頭にぶち抜いた。さらに、リング下からテーブルを出した棚橋は場外にセッティング。突っ込んで来たKENTAにドラゴンスクリューからテキサスクローバーを狙うも、KENTAはブリーフケースで殴打。 KENTAは場外に棚橋を出して、テーブルの上に乗せて、トップロープに登るが、棚橋が立ち上がり、コーナーでの攻防に。これを凌いだ棚橋はリングの下からイスを何脚もリングに入れて、イスの山盛りの上にスリングブレイドから、ハイフライフローを狙うがこれはかわされてしまう。コーナーにもたれる棚橋にイスを被せたKENTAは串刺しのドロップキック。しかし、棚橋はツイスト&シャウトで反撃。 テーブルをリングの中に入れてセットすると、KENTAを乗せてハイフライフローを狙うが、KENTAが起き上がりテーブルを目掛けて雪崩式のファルコンアローで、テーブルは真っ二つに割れる。KENTAはリング下から、新しいテーブルと高いラダーをリング内へ。5mのラダーをセットするKENTAは、さらにテーブルもセット。テーブルに棚橋を寝かせるとラダーを登る。下から揺らしてKENTAを落下させる棚橋は逆にKENTAをテーブルに寝かせて、ラダーを登り、スーパーハイフライフロー。これが見事に決まりカウント3。棚橋がUS王座を奪還に成功している。 凄い試合を制した棚橋だったが、「今あるのは虚無感…ベルトは返って来たけど、どこからスタートしたらいいのか分からないです」とモヤモヤが止まらない様子。最後は「こってこての60分フルタイムドローの試合がやりたいよ」と涙声で言葉を振り絞っていた。◆新日本プロレス◆『レッスルキングダム16 in 東京ドーム』2022年1月5日東京・東京ドーム観衆 6379人▼IWGP USヘビー級選手権試合 ノーDQマッチ(60分1本勝負)<第11王者>●KENTA(22分40秒 片エビ固め)棚橋弘至○<挑戦者>※ラダーからのハイフライフロー※KENTAが初防衛に失敗。棚橋が第12代王者となる。(どら増田)
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スポーツ 2022年01月05日 19時30分
元大関・高安、1月場所全休決定も「逆にラッキー」の声 所属部屋がクラスター危機もデメリットばかりではない?
9日から開催予定の大相撲1月場所(9~23日/東京・両国国技館)に、東前頭7枚目として出場予定だった元大関・高安。4日、所属する田子ノ浦部屋から新型コロナ感染者が出たため全休が決まったと日本相撲協会が発表した。 >>キャバクラ通い・朝乃山、先場所中にも外出写真を撮られた? 貴闘力氏の暴露に驚きの声、引退に繋がっていた可能性も<< 協会公式サイトはこの日、師匠・田子ノ浦親方(元幕内・隆の鶴)、力士養成員2名、床山1名の計4名が新型コロナに感染したことを発表。同時に、「陽性者及び濃厚接触の可能性がある協会員の休場」として、高安を含む部屋所属力士14名全員が1月場所を全休する旨も掲載している。 高安は直近の2021年11月場所は「6勝9敗」と振るわなかったが、翌12月下旬に行われた合同稽古では関取衆相手に計39番取り「30勝9敗」と好調をアピール。稽古最終日の同月23日には「気持ちを新たに本当にいい年にしたい。(来年は)結果残したいですね」と2022年への意気込みを語ったことも伝えられていたが、年明け早々に出鼻をくじかれる形となった。 新型コロナの影響による高安の全休を受け、ネット上には「1年最初の場所でいきなり全休は残念過ぎる」、「年末の稽古で好調だったから期待してたのに…」と落胆する声があった一方、「コンディションのこと考えたら逆にラッキーなのでは」、「調整期間が2か月増えたわけだから、3月場所からは好調が続くんじゃないか」と全休にはメリットもあるとするコメントも多数挙がる。 高安は昨年7月に急性腰痛症、同9月に右大殿筋筋挫傷と故障が続発。この影響もあってか、同9~11月場所は「7勝6敗2休」、「4勝8敗3休」、「6勝9敗」と3場所連続で負け越しを喫し、番付も東関脇から東前頭7枚目と急落している。 「昨年の後半3場所は故障もあり苦戦が続いていた高安ですが、故障前までの1~5月場所は『9勝6敗』、『10勝5敗』、『10勝5敗』と3場所連続で勝ち越し。そのため、体調さえ万全なら三役・大関復帰を狙えるほどの勝ち星は十分計算できます。昨年末の合同稽古の時点で既にある程度状態は上がってきているようですが、今回の全休で空いた時間をさらに身体のケア・調整に費やせば、復帰予定の3月場所以降は好成績が続くのではと期待しているファンも少なからずいるようです。ただ、全休の影響で相撲勘が鈍る可能性も考えられるので、期待通りの結果につながるかは実戦形式の稽古に今後どれだけ時間を割けるかもカギとなりそうです」(相撲ライター) 新型コロナの影響で全休となった力士の番付は基本的には据え置かれるため、復帰予定の3月場所も東前頭7枚目で臨むことが濃厚の高安。同場所から番付を上位に戻せるかは、今回の全休で空いた時間をどのように使うのかにも左右されそうだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について日本相撲協会の公式サイトよりhttps://sumo.or.jp/
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スポーツ 2022年01月05日 17時30分
スターダムQQにレディ・Cが加入!AZMは渡辺桃とシングル対決へ「何しにQQ抜けたんだ?遅めの反抗期か?」
ブシロード傘下の女子プロレス団体スターダムは3日、東京・ベルサール新宿グランドで、『STARDOM AWARD 2021〜DAY 試合〜』を開催した。 セミファイナルでは、AZM&林下詩美&上谷沙弥のクイーンズクエストと、渡辺桃&鹿島沙希&フキゲンです★の大江戸隊が6人タッグで対決。リーダーの渡辺桃を引き抜かれたQQは怒り心頭で、最後はAZMが鹿島を仕留めた。しかし試合後、結果に納得がいかない大江戸隊がQQへの攻撃をやめない。ここで助っ人に現れたのは、新人としてユニットに属していなかったレディ・C。レディは桃に脳天唐竹割りを炸裂させるなど大暴れ。 これを見たAZMは「おい、やめろやめろ 負けたくせにみっともねえなあ。おい、渡辺桃。オマエは、何しにわざわざQQ抜けたんだ?遅めの反抗期か?何がしたいかわからないから、このAZMが(8日の)後楽園ホール、オマエとシングルマッチしてやるよ。どうだ?」と桃にシングルマッチを要求。桃は「AZMちゃん、いいよ。私はやってあげてもいいけどさ、またメソメソ泣くのはAZMちゃんだよ、ホントにかわいそうなヤツだなあ。楽しみだよ」と嫌味を混ぜながら受諾した。 すると、詩美が「AZMさん、さっきはレディが助けに来てくれて、私たちクイーンズクエスト、今メンバー補強しないといけないと思うんですよ。だからレディ、クイーンズクエスト来ない?」とレディをQQに勧誘。レディは「ありがとうございます。レディは今まで、いろんなユニットの方と組ませていただいたり、お世話になったりしてきました。クイーンズクエストは、私がデビュー戦の時にガチガチに緊張してる時に背中を叩いて送り出してくださったり、デビュー戦のセコンドもついてくださって、いつも試合を見て私を育ててくれたのはクイーンズクエストです。誰を信じるかは、自分で決めます。AZMさん、詩美さん、上谷さん、私はクイーンズクエスト信じます。よろしくお願いします!」とQQ入りを表明。最後は4人で手を挙げてから引き揚げた。◆スターダム◆『STARDOM AWARD 2021〜DAY 試合〜』2022年1月3日東京・ベルサール新宿グランド観衆 430人(超満員札止め)▼6人タッグマッチ(20分1本勝負)○AZM&林下詩美&上谷沙弥(16分21秒 ヌメロ・ウノ)渡辺桃&鹿島沙希●&フキゲンです★(どら増田 / 写真・ブシロードファイト)
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スポーツ 2022年01月05日 15時30分
巨人、新助っ人獲得も「絶対機能しない」冷ややかな声 実績十分、チームの課題解決に適任も期待されないワケは
今季は2年ぶりのリーグ優勝、10年ぶりの日本一を狙う巨人。5日、30歳の外野手・ポランコ(前トロント・ブルージェイズ傘下)の獲得が決定的になったと複数メディアが報じた。 >>巨人・小林、4年契約公表に驚きの声「だからトレードされなかったんだな」 成績微妙でも球団に厚遇されたワケは<< 昨年12月ごろから、ポランコとの契約合意に近づいていると伝えられていた巨人。報道によると、具体的な条件は不明ながら大筋で合意に達したといい、近日中にも正式発表される見込みだという。 ポランコは2014年にピッツバーグ・パイレーツでメジャーデビューを果たすと、同年から昨季までに「823試合・.241・96本・362打点」といった通算成績を残した強打の左打者。また、ドミニカ共和国代表として出場した2017年WBCでは最優秀外野手に輝いた経歴も持っている。 ポランコの獲得報道を受け、ネット上には「現役バリバリのメジャーリーガーだから相当期待できそう」、「盗塁もこれまで98個してるから、守備走塁面でもかなりやってくれるのでは」と期待する声が多い一方で「確かに実績は凄いが、それ以上に故障体質なのが引っ掛かる」、「最近怪我ばっかしてるし、巨人に来ても絶対機能しないとしか思えん」と活躍に懐疑的なコメントも多数挙がった。 ポランコは左肩脱臼(2018)、左肩炎症(2019)、右手首骨折(2020)と近年は故障が頻発しており、昨季も7月に両内転筋の張りで戦線を離脱。2021年は「107試合・.208・11本・36打点」と今ひとつの数字にとどまったが、これで他MLB球団からの評価が下がったこともNPB・巨人入りが実現した一因とみられている。 「昨季の巨人は外野3枠のうち2枠は松原聖弥(124試合)、丸佳浩(116試合)が主に占めた一方、残る1枠についてはなかなか固定できず。また、クリーンナップを務められる左の強打者も丸(.265・23本・55打点)以外には見当たらない状況でした。そのため、球団はこの2つの課題を同時に解消できる存在としてポランコに白羽の矢を立てたものと思われますが、毎年のように故障に泣かされていることから、期待に応えるような活躍を見せる可能性は低いのではとみているファンも少なからずいるようです」(野球ライター) 巨人は昨季新助っ人・テームズが4月末の一軍デビュー戦で右アキレス腱を断裂。その後、手術のため母国アメリカに帰国したまま、8月下旬に自由契約となっている。このこともあってか、一部からは「首脳陣やトレーナーは細かく状態チェックしないと、ポランコもテームズの二の舞になるぞ」といった声も寄せられている。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年01月05日 11時30分
DDT赤井沙希とアイスリボン退団の雪妃真矢がミクスドタッグ対決「その先にどんな舞台が待っているのか楽しみ」
サイバーファイトグループのDDTプロレスが3日、東京・後楽園ホールで年始大会「DDT25周年開幕スペシャル!全席3000円興行!!」を開催。第3試合では、昨年いっぱいでアイスリボンを退団した雪妃真矢がフリー初戦で赤井沙希と激しい闘いを展開し、舌戦を繰り広げた。 雪妃は高梨将弘と組み、勝俣瞬馬、赤井組とミックストタッグマッチで激突。雪妃と赤井は火花を散らしたが、最後はエビ固めの応酬から高梨がオクラホマロールで勝俣を丸め込んで、雪妃組が勝利。 マイクを持った雪妃は「沙希ちゃんが紅一点で守ってきたDDTの華やかなステージ、踏み荒らす気はないけど、荒らすかもしれないな! とは言っても、、私は沙希ちゃんと闘いたいし、組んでもいきたいです」とアピール。 赤井は「雪妃選手、これからここのリングで高め合って、磨き合って、時には削り合って。その先にどんな舞台が待っているのか楽しみにしてます」と応じた。 バックステージで雪妃は「私は女子プロレスの畑でやってきた人間なので、どんな風に闘っていけば溶け込めるか考えたんですけど。今までやってきたことをリングで出して、通用するかしないか。その中で赤井選手と高め合って、時には削り合って。どんどん押し上げていければいいなと思います」とコメント。 迎え撃つ赤井は「私は紅一点でここにいるつもりはなくて。みんなと同じイチ選手としているので。踏み荒らせるならどうぞって感じです。私はDDT大好きなので、変わっていくならウエルカム。ちょっとでも変だと思うことがあったら止めて潰すだけです」と話した。 この後、雪妃は1月7日の東京・新宿FACE、同22日の横浜ラジアントホール大会への参戦が決まっている。アイスリボン時代から多数の団体に参戦していた雪妃だが、これをキッカケにDDTはもちろん、グループ団体である東京女子プロレスへの参戦も期待が高まるところである。◆DDTプロレス◆『DDT25周年開幕スペシャル!全席3000円興行!!』2022年1月3日東京・後楽園ホール観衆 725人(超満員札止め)▼スペシャルミックストタッグマッチ(15分1本勝負)●勝俣瞬馬&赤井沙希(11分0秒 オクラホマロール)高梨将弘○&雪妃真矢(どら増田)
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スポーツ 2022年01月05日 11時00分
ソフトB、Bクラスからの巻き返しは絶望的? 藤本監督でも解消困難な根深い課題とは
福岡ソフトバンクホークスが動き始めた。本拠地・ペイペイドームの利用が可能となった1月4日、複数の選手が練習を開始した。目標は「日本一奪回」だが、そのポイントは、“2021年型の脱却”、そして、藤本博史新監督と新キャプテン・柳田悠岐の師弟関係となりそうだ。 >>ソフトB・岩嵜の人的移籍、直前に“匂わせ”あった? 公開直後にスピード削除、同期・中村のSNS投稿に憶測の声<< 「柳田が入団した2011年、ファームでその打撃指導に当たったのが、藤本監督。選手に寄り添った熱血指導でも有名ですが、人前で話をするのが苦手なんです。でも、プライベートでは喋り出したら止まりません」(チーム関係者) そんな指揮官を支えるのが、新キャプテンに選ばれた柳田だ。 前出のチーム関係者によれば、藤本監督に指揮官就任の打診をした昨年10月、同時に柳田の名前が出されたという。球団スタッフの方から「ギータ(柳田)でいきましょう!」と推薦があった。柳田には藤本監督から伝えられたが、最初に返ってきた言葉は「無理!」。しかし、恩師のお願いということで、断りきれなかったようだ。 「20年春季キャンプでの柳田は『B班』スタートでした。右肘を手術した影響によるものですが、『B班』というのは、二軍。二軍宿舎は複数人部屋なので、球団は柳田の実績に配慮し、個室を用意しようとしたら、それを辞退したんです」(前出・同) その複数人部屋で若手を指導していたのではない。集団生活を楽しみ、「ともに一軍へ」の雰囲気も自然と作り出していた。その様子が球団スタッフにも報告され、今回のキャプテン就任につながったわけだ。 「藤本監督は柳田に勧められて、某有名コーヒーショップの加糖系アイスドリンクを好んで飲むようになりました」(地元メディア) 外見からは想像もつかないが、これも公私にわたる信頼関係から来たものだろう。 そんな指揮官が着手しようとしているのが、“日替わりポジション”の見直しだ。そもそも、昨季の敗因は、故障者の続出。ここに五輪野球と新型コロナウイルス禍が重なり、デスパイネ、グラシアルの両外国人選手のチーム合流も大幅に遅れた。そのため、若手が複数のポジションを守らなければならなくなった。 「典型的だったのが、牧原大成。投手、捕手、一塁以外は全て守りました。DHや代走まで務めています。藤本構想では、彼にはセカンドのレギュラー争いをさせたいようですが」(前出・チーム関係者) 一つのポジションで競争させる狙いは、頭角を現した若手のレベルアップだ。しかし、こんな情報も聞かれた。 「退団説も伝えられていたデスパイネ、グラシアルが一転して、残留の方向となりました。彼らがどこを守るのか? 現実的に見て、内野でスタートした若手が外野に回される可能性もあれば、外野から内野にコンバートさせる選手も出てきそう」(同) 牧原以外にも複数のポジションを守れる選手が多い。「一つのポジションで」の育成ビジョンは間違っていないが、指揮官は手塩にかけた若手を「試合に出してやりたい」とも考えているはず。昨季に定着した複数ポジション制は“継続”となるのでは…。 藤本監督はスタメン編成で悩み、“コーヒー”を飲む時間もなくなってしまいそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年01月05日 10時50分
新日本1.4ドームEVILが石井智宏をダーティーファイトでNEVER王座強奪「CHAOSを沈没させてやる!」
新日本プロレスは4日、東京ドーム2連戦『レッスルキングダム16 in 東京ドーム』初戦を開催した。 第5試合では、因縁が続くCHAOSの石井智宏が保持するNEVER無差別級王座に、バレットクラブHOUSE OF TORTUREのEVILが挑戦。 EVILは入場した石井を急襲。序盤、石井はTシャツを着用したまま試合を行うハメに。EVILのパワーに押されていた石井だが、バックドロップ、ラリアットで吹っ飛ばしていく。さらに、EVILをコーナーに乗せると滞空時間の長い雪崩式ブレーンバスターでペースを握るが、ラリアットがレフェリーに誤爆するとH.o.Tのディック東郷がスポイラーズチョーカーで石井の首を締め上げ、高橋裕二郎も乱入するが、石井は2人を同士討ちにする。さらにH.o.TはSHOも乱入。しかし、ここはYOHが救出に入る。 石井とEVILはお互いに譲らない一進一退の攻防を見せるが、石井が垂直落下式ブレーンバスターの体勢に入ると、東郷がレフェリーを惹きつけている隙に裕二郎がローブロー。EVILはNEVERのベルトで石井を殴打すると、EVILを決めて非情にもカウント3が入ってしまった。H.o.Tのダーティーファイトによる王座移動劇に客席からは、ため息が漏れた。H.o.Tの4人はお構いなしにポーズを決めてからベンチ裏のインタビュースペースへ。 インタビュースペースに現れたH.o.Tは、まず裕二郎が「あんなもんか?石井オイ!おととい来やがれコノヤロー!ああ?石井!」と息巻くと、EVILは「ざまあみろコノヤロー!いいかオイッ!コレ(ベルト)はよぉ!オレのものだ!明日もよぉ!このNEVER6メン!あいつらにオレが負けるわけねぇだろコノヤロー!なぁ!いいか!CHAOS!明日!沈没させてやるよ!よく覚えとけ!」と叫び、5日の東京ドーム大会で今度はCHAOSの挑戦を受けるNEVER無差別級6人タッグ選手権試合もダーティーファイトで防衛する考えだ。◆新日本プロレス◆『レッスルキングダム16 in 東京ドーム』2022年1月4日東京・東京ドーム▼NEVER無差別級選手権試合(60分1本勝負)<第34代王者>●石井智宏(12分10秒 片エビ固め)EVIL○<挑戦者>※EVIL※石井が初防衛に失敗、EVILが第35代王者となる。(どら増田)
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スポーツ 2022年01月04日 19時30分
ソフトB・藤本監督、不調のまま森を一軍昇格させた? 故障復帰直前のやり取りを暴露、「だからチームが低迷した」批判の声も
野球解説者・池田親興氏(元阪神他)が3日に自身の公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画に、ソフトバンク・藤本博史監督がゲスト出演。チームのプロ9年目・29歳の森唯斗にまつわる発言がネット上で物議を醸している。 >>ソフトB・岩嵜の人的移籍、直前に“匂わせ”あった? 公開直後にスピード削除、同期・中村のSNS投稿に憶測の声<< 今回の動画で藤本監督は、就任1年目となる今季の展望をテーマにトーク。守護神は森を最有力候補に考えていることや、センターのポジション奪取を期待している若手外野手などについて語った。 物議を醸しているのは、森の守護神構想について語る中で飛び出た藤本監督の暴露話。森は昨季開幕直後、防御率1点台と安定した投球を見せていたが、4月末に「左肘関節化膿性滑液包炎」を発症し戦線を離脱。その後5月末に患部の手術を受け、9月上旬に一軍に復帰したが、復帰後は「17登板・0勝3敗・防御率6.19」と深刻な不振に陥った。 昨季二軍監督を務めていた藤本監督は、昨季の森について「(故障で)2カ月くらい休んで、ちょっと投げられるようになっていきなり一軍に上がってしまった」と、一軍復帰は見切り発車のような形だったと告白。続けて、「(故障明けは)僕から見て(球速が)5、6キロ遅かった。だいたい140キロ後半出る投手が、(一軍昇格前に)二軍で最後投げた時は141キロだった」と、昇格直前の二軍戦でも球速の低下が目立っていたことを明かした。 そのため、同戦終了後に「(まだ一軍復帰は)ちょっとしんどいんじゃないか?」と森に問いかけるも、「いや、もう来いと言われたら行きますよ僕」と返されたという藤本監督。「(森は)すごい心意気がある選手なので、『じゃあ頑張ってこい』と言ったけどなかなかうまくいかなかった」と、本人の意思を尊重して昇格にGOサインを出したものの結果にはつながらなかったと当時を振り返った。 藤本監督の発言を受け、ネット上には「故障から約4か月経っても調子戻りきって無かったのか」、「手術・リハビリの間に体重が落ちて、その分球威が失われたってことなんだろうか」と驚く声が続出。「状態悪いって分かり切ってるならGOサイン出すなよ」、「だからチームが低迷したと言ってもいいくらい森の昇格は悪手だったぞ」と不満を示すネットユーザーも多かった。 「昨季のソフトBは9回の失点数が44と2020年の23からほぼ倍増していますが、森はこのうち13失点を喫しています。また、13失点中11失点は守護神の座に戻った後半戦、17試合中6試合で喫したもので、チームも森が失点した試合は『1勝4敗1分』と大きく黒星が先行しました。土壇場の失点で勝ち試合を取りこぼした影響もあってか、チームは8年ぶりのBクラス4位に沈んでいますが、藤本監督が不調の森の昇格を強く制止していればこのような結果は避けられたのではないかと不満を抱いているファンも少なくないようです」(野球ライター) 森は2021年12月23日の契約更改後会見で「このままでは終われない。もう1回体を作り直してやっていきたい」と、今オフのコンディション調整に気合をのぞかせたことが伝えられている。その森が本調子なら守護神を任せるという意向の藤本監督だが、言葉通りの復調が果たせていない場合は、開幕二軍スタートなど厳しい判断をとる必要もありそうだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について池田親興氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UC89DdDdfD-wuREdrIjnO8DA
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スポーツ 2022年01月04日 17時30分
いよいよ新日本1.4ドーム決戦! IWGP世界王者の鷹木信悟「オカダ、オスプレイ、まとめて俺が叩きつぶす!」
新日本プロレス『レッスルキングダムin東京ドーム』が今年も4日、5日と東京ドーム2連戦で開催される。1.4のメインイベントでは、IWGP世界ヘビー級王者の鷹木信悟に、『G1クライマックス』優勝者で同大会での挑戦権利証を保有しているオカダ・カズチカが挑戦。1.5ではその勝者に、怪我により同王座を返上(本人は認めていない)したウィル・オスプレイが挑戦する。 オカダは「1月4日、チャレンジするということで、正直、IWGP世界ヘビー級チャンピオンvs『G1クライマックス』チャンピオン、という戦いで、そこまで世紀の一戦というわけでもないと思いますし、すごいドリームマッチというほど、僕と鷹木さんにも物語はないのかなと思います。でも、その中でもしっかりと素晴らしい戦いを、みなさんにお見せしたいと思ってます。僕やっぱり、1.5もありますけど、やっぱり新日本プロレスに大事なのは1.4だと思ってますし、そのメインイベントをしっかりと戦って、また1.5のメインイベントも、そちらも進んで勝って、次に進んでいきたいなと思います。本当に、最近の新日本プロレスは乱入であったり、ストレスの溜まる戦いも多いと思うんですけど、そこはこのメインイベントが新日本プロレスらしい戦いをしっかり、50周年を代表する戦いをみなさんにお見せして、新チャンピオン、その姿をみなさんにお見せしたいなと思います」と挑戦者ではなく、チャンピオン目線でコメント。 鷹木は「俺としては、年内最終戦だった後楽園で言ったように、1.4は強くてすごい本気のオカダで来てほしいと。何の言い訳もされたくないからね。負けた言い訳を。俺には迷いも不安もないよ。自信しかないよ。今年一年やってきたことを出せば、いつも通りの鷹木信悟を貫けば勝てると思ってる。一つ、引っかかると言えば、この前の後楽園でオカダに言われたけど、『鷹木さん、あなたの背中じゃ新日本の50周年、背負えないよ』。あえて、そこで俺は言い返さなかったけど、家に帰って冷静に考えたけどな、あそこで『いや、俺が新日本の50周年、背負うんだ』って言うのも違うと思うし。50周年っていうだけだから、選手全員で背負って、その中でチャンピオンがトップにいるっていうのでいいと思うしね。逆に聞くけど、オカダが新日本の50周年記念、背負う覚悟はあんのかなって。時代は令和になって、IWGPも世界ヘビーになった。未来に向かって走っていってるのに、オカダは先代のベルトを持ち出しておもちゃ扱いしてる。こんなヤツに50周年、背負う資格はねえよ。心配するな!オカダ、俺がやってやるよ。それから、1.5に対しても言っておこうか。ウィル・オスプレイ。偉そうに待ってるな。アイツが自作のIWGP世界ヘビーを作った時、俺もブチ切れたけど、日本に入国したと聞いたら俺も素直にうれしかったよ。なんか、アイツのことは憎めなくてな。心の奥にリスペクトがあるのか知らねえけど。ただ、アイツに関して俺は大事なところで、大事な試合で全て負けている。俺にとってこの1.5も勝たなければ。言ってみれば2021年も終われねえし、オスプレイに勝たなければ2022年も始まらない。冷静に見てみたら、最高峰のベルトが三本あるってコレ、ハッキリ言って新日本が迷走してるよ、迷走してる。この迷走を正しい道を作れるのは、俺しかいないと思ってるから。1.4、1.5、オカダ、オスプレイ、まとめて俺が叩きつぶす!俺の言いたいことは、以上です」とオカダを前にしても鷹木節が止まることはなかった。 1.4と1.5の東京ドーム大会は、今年も地上波のテレビ朝日と一部の系列局で、深夜に1時間の特番の放送が決定している。(どら増田)
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マエケン、試合前からノーヒットノーランを予感していた? 大記録の裏話を告白、試合後にはまさかのサプライズも
2020年07月08日 20時30分
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2020年07月08日 19時30分
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阪神 120試合ならめっぽう強い「過去12年首位4回」
2020年07月08日 18時00分
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2020年07月08日 17時30分
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東京五輪開会式予定日だった24日、全国120か所で一斉打ち上げ花火を実施 中止の花火大会会場などで検討
2020年07月08日 17時15分
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スポーツ
中日・与田監督に「最低の采配」ファン激怒 無計画な選手起用で自滅、本人も「完全に僕のミス」と猛省
2020年07月08日 15時45分
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スポーツ
阪神・藤浪、一軍復帰は時間の問題か 「今季は戦力外」の声、覆したのは高校以来の“ケンカ投法”?
2020年07月08日 11時50分
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スポーツ
新日本7.12大阪城で三大タイトルマッチ開催!SHOが鷹木信悟に挑戦
2020年07月08日 11時15分
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スポーツ
DDTのエースHARASHIMAが一般女性との結婚と本人プロフィールを発表
2020年07月07日 22時30分
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スポーツ
阪神、藤川に「バトンを渡す」継投がベスト? 中西元コーチの主張に賛否、「安定感無いし連投も出来ない」ファンの間で議論に
2020年07月07日 20時30分
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広島 肥満・佐々岡監督を救う皮肉な「リリーフ陣の不振」
2020年07月07日 18時00分
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スポーツ
新日本7.11大阪城大会NJC決勝全カード決定!マスター・ワト参戦
2020年07月07日 17時30分
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スポーツ
金村義明氏、阪神・藤浪に「坊主にでもして一軍で投げえ!」 二軍戦0封で一軍復帰にゴーサイン、ファンからは反発も
2020年07月07日 17時00分
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中日、「東京ドームで胴上げ」の可能性? シリーズ進出へ復調気配も思わぬ問題浮上か
2020年07月07日 11時50分
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ロッテが7月の“チバユニ”着用試合を発表「千葉県などのロゴを掲示」
2020年07月07日 11時00分
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那須川天心の仕上がりに“盟友”白鳥大珠も太鼓判「俺自身もついていけないぐらい成長している」
2020年07月07日 06時30分
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ノアジュニアの意地見せた!原田大輔、吉岡世起がフルタイムドローの熱戦!
2020年07月06日 22時30分
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金村義明氏「レギュラー獲るんじゃないか」 元中日川上氏も「MLBの野球観てる感じ」 中日助っ人捕手のブレークに太鼓判
2020年07月06日 19時30分
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DeNA・ラミレス監督に「意味が分からん」ファン困惑 またしても物議の継投策、本人は「経験してもらいたかった」と弁明
2020年07月06日 18時30分