スポーツ
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スポーツ 2022年06月14日 17時30分
オリックス交流戦9位も中嶋監督、公式戦再開まで「立て直す期間として有効に使わなきゃいけない」
オリックスが交流戦を6連勝からの5連敗で終えた。一時は連覇も見えた交流戦も、終わってみれば8勝10敗の9位。パ・リーグの順位も4位に落ち、首位とは7.5ゲームも離されてしまった。【オリックス・バファローズ戦績 6.7-6.12】対 東京ヤクルトスワローズ大阪・京セラドーム大阪6月7日○オリックス(山岡)6-1(サイスニード)東京ヤクルト●6月8日●オリックス(ワゲスパック)3-6(原)東京ヤクルト○6月9日●オリックス(増井)1-2(石川)東京ヤクルト○対 阪神タイガース大阪・京セラドーム大阪6月10日●オリックス(山崎福)1-6(青柳)阪神○6月11日●オリックス(山本)2-3(伊藤将)阪神○6月12日●オリックス(宮城)1-9(ガンケル)阪神○※カッコ内は先発投手。※64試合、30勝34敗0分の4位。首位の東北楽天ゴールデンイーグルスとは7.5ゲーム差。 今年の交流戦最終週は、本拠地である京セラドーム大阪6連戦。圧倒的にオリックスが優位なはずだった。結果は1勝5敗に終わったが、少なくとも3試合は勝ってもおかしくなかった。しかし、守備のミスが好投を続ける投手陣の足を引っ張った形だ。 中嶋聡監督は拙守について「ミスが全て点に絡んだというか…ですかね。まあいろんな状況を整理してたら、そこを後ろにやるのももちろんダメでしょうしね。ワンヒットで止めてるべきなのか…とかそういうのがいろいろ重なったら打点になるんですよね。それが野球だと思うし。何とか捕ろう押さえようとしたんでしょうけど、そこは練習して押さえられるようにしなきゃいけない」と語った。 打線に関しても「作戦上のことなんで、あまり言いたくないですけど、それはやったら…というところがいろいろ出るんですかね。それも全て、ね。こっちの責任なんで。じゃあ一球一球、説明するのかといったら、なかなか難しいですけど。このベースではこうとか、一球一球ね。このケースではこういうのとか、一球一球、あそこに行って指示するわけにはいかないんで。どうしようかなと思うんですけどね。またこっちでやっていきます。言っていって、なんとかうまくいくようにやらなきゃいけない」と苦悩を明かしている。 17日の埼玉西武ライオンズ戦(埼玉・ベルーナドーム)から公式戦が再開するまで、チームは休日と練習を繰り返す。「交流戦、貯金できなかったし、その分ね、悔しいですけども、全然終わったわけじゃないですし、立て直す期間ちょっとありますんで。ピッチャー陣も、もっともっと攻めていけるようにならなきゃいけないですし、そういう立て直す期間として有効に使わなきゃいけないですよね」と言い聞かせていた。 交流戦の最後は代打出場にとどまっていた主砲の吉田正尚が、公式戦再開からスタメン復帰するのかにも注目したい。(どら増田 / 写真・Rinco)
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スポーツ 2022年06月14日 15時30分
巨人・原監督、ブルペン陣への嘆きが「トレード補強あるか?」憶測呼ぶ 実現の可否は現有戦力次第か
12日終了時点で「36勝31敗・勝率.537」でセ・リーグ2位につける巨人。14日に伝えられた原辰徳監督のコメントがネット上で話題となっている。 報道によると、原監督は13日に応じた取材の中で「左のセットアップがもう1人欲しいよな。彼ら(高梨雄平、今村信貴)しかいないわけだよな」、「リリーフは(一軍全体で)7、8人いるわけでしょ? (左が)入ってこなきゃね」とコメント。首位ヤクルトを7ゲーム差で追う現状について話す中でリリーフ左腕の不足を嘆いたという。 巨人は現在高梨、今村と2名のリリーフ左腕が一軍に同行し、高梨は「24登板・1勝0敗9ホールド・防御率2.76」、今村も「25登板・0勝1敗17ホールド・防御率4.81」といった数字を残しブルペンを支えている。ただ、他にリリーフ左腕がいないこともあり、今村は登板数リーグ5位タイ、高梨も同9位タイと登板数がかさんでいる。 >>巨人・原監督、吉川に激怒「いつまでそんなバッティングしてんだ!」 開幕前の裏話に、“再指導”求める声も<< この原監督のコメントに、ネット上では「今いる2人が登板過多で調子落とす前にもう1枚加えたい」といった同調の声と共に、「原のことだから、誰も使えなければトレード補強もあるんじゃないか?」、「今枠が埋まってる外野手を弾に左のリリーフ引っ張ってくるのもあり得なくはない」と外部補強を予想する声も多数みられた。 「巨人は現在高木京介(防御率2.03)、戸根千明(同3.45)など二軍である程度数字を残しているリリーフ左腕が複数名いますので、原監督は今後まずこうした左腕たちが一軍で使えるかを探るものと思われます。ただ、巨人は原監督が指揮した2019~2021年にかけ計9件(12球団トップ)のトレードを成立させるなど外部補強に積極的な球団であるため、現有戦力では賄えないと原監督が判断すればトレードもあり得ると考えているファンも少なからずいるようです」 「トレードは一般的に作戦サインの流出を防ぐため別リーグ同士で行われやすいこと、現在は出場機会に恵まれていないものの過去にある程度実績がある選手が対象になりやすいことを踏まえると、ロッテ・中村稔弥(今季7登板、防御率9.82/昨季まで通算40登板、同4.18)、西武・佐野泰雄(今季2登板、防御率0.00/昨季まで通算103登板、防御率4.43)といった左腕は狙い目とみられます。また、ロッテはチーム打率『.220(リーグ最下位)』、西武は『.227(同5位)』と両球団共に打線が湿っていることを考えると、巨人としてはレギュラーが固まっているため余剰戦力となっている外野手(ウィーラー、重信慎之介、石川慎吾など)を交換要員として持ちかけやすい状況ともいえます」(野球ライター) 昨季は東京五輪開催に伴う特例で8月31日までだったが、今季は例年通り7月31日までとなっているトレード期限。残り1か月半の間に巨人がリリーフ左腕のトレード補強に乗り出すことは果たしてあるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年06月14日 11時10分
阪神・矢野監督、守護神の二軍降格は予定通りだった? リスクをはらむ処遇は最後の賭けか
矢野燿大監督は計算したつもりでいるだろうが、「賭け」に近い。 6月13日午後、「阪神が岩崎優を抹消した」との情報が飛び込んできた。岩崎は「トラの守護神」である。13日抹消となれば、再昇格は23日以降。ペナントレースが再開される17日はもちろん、DeNA、広島を相手に“守護神不在”で戦わなければならないわけだ。 「6月6日に湯浅京己を抹消(16日以降再昇格)、7日にはケラーを登録しています。再開後の6試合はこの2人で何とか凌いでと考えているのでしょう」(在阪メディア) 昨年の取材メモを読み直してみると、岩崎は6月4日に一度、登録を抹消されていた。「体力的な理由。リフレッシュ」とされ、今回の抹消についても、関係者の話を総合すると、休養が目的のようだ。 >>阪神・岩崎、開幕戦の乱調は矢野監督のせい? 球界OBの問題点指摘に賛否「あんなの予想できんだろ」<< 矢野監督にとっては「予定事項」のようたが、タイミングは悪すぎる。 阪神は交流戦を12勝6敗(2位)と大きく勝ち越し、最下位脱出だけではなく、4位にまで浮上した。再開するペナントレースの最初の相手は5位DeNAで、次は3位広島。DeNAとのゲーム差は「ゼロ」で、広島とは「2・5」。両カードを勝ち越せば、首位ヤクルト、2位巨人の背中も見えてくる。 「岩崎は疲れていたと思います。3者凡退で試合を締めくくることができず、最近は走者を背負って、なんとか凌いでいる感じでした」 関西で活動しているプロ野球解説者の心象だ。 しかし、大事な6試合を守護神不在で迎えるのは「賭け」に近い。 「打線が上向きなので、6試合なら凌げると思ったのでは」(前出・プロ野球解説者) また、岩崎とともに二軍降格となったのは、藤浪晋太郎。交流戦5試合にリリーフ登板し、失点ゼロ。四球も出したが、150キロ台後半のストレートで相手打者をねじ伏せていた。岩崎不在の間のクローザーを託すべきは、藤浪の方だと思うが? 「先発のウィルカーソンが2試合続けて炎上しています。ウィルカーソンもDeNA、広島との6試合のどこかで投げてくると思う。その結果次第では、藤浪かアルカンタラと入れ替えるのでは」(前出・同) 不安定なウィルカーソンの先発も含め、重要な6試合は投手陣の不安要素が多すぎる。 話は昨季終了後に遡るが、矢野監督は藤原崇起オーナーにシーズン成績を報告した後、こう語っていた。 「優勝したヤクルトの高津(臣吾)監督を見ていると、1年間どう戦うのかを考え、やり切った結果なのかなって」 ヤクルトは主力選手にも休養期間を与え、選手のベストコンディションを保ってきた。「守護神・岩崎」の抹消は予定事項だったようだが、チーム状況が異なる。 「阪神は打順、守備位置が固定されていません。大山悠輔、佐藤輝明は外野と内野の両方を守らされています。先発で調整させてきた藤浪を救援で使い、また、先発の調整をさせるのはかわいそう」(球界関係者) 他選手にしわ寄せが行くリフレッシュ休暇は宜しくない。交流戦明けの6試合でペナントレースの分岐点になりそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年06月14日 10時55分
GHC奪取でグランドスラム達成の小島聡、初防衛戦は7.16武道館で拳王と対戦!「ノアのレベルは何も新日本に劣ってない」
新日本プロレスの小島聡が、サイバーファイト傘下4団体(DDTプロレスリング、プロレスリング・ノア、東京女子プロレス、ガンバレ☆プロレス)による合同興行『CyberFight Festival 2022』6.12埼玉・さいたまスーパーアリーナ大会で、プロレスリング・ノアのGHCヘビー級チャンピオン、潮崎豪に挑戦すると、ウエスタン・ラリアットで破り、IWGPヘビー級王座(新日本プロレス)、三冠ヘビー級王座(全日本プロレス)と合わせ、メジャー3団体の最高峰王座に輝き、佐々木健介氏、高山善廣、武藤敬司に続き、史上4人目のグランドスラムを達成した。ちなみに健介氏、高山、武藤は達成時はフリーだったため、団体、しかも他団体に所属しながら達成したのは小島が初の快挙である。 所属している新日本は、同日に大阪・大阪城ホールでビッグマッチを開催しており、小島は新日本の選手をセコンドに付けることなく、単身でノアのシリーズに参戦。潮崎と一進一退の前哨戦を行ってきた。新日本では第3世代として、トップ戦線からは一線を引いているように見えるが、小島は日々トレーニングを続けて、自慢の腕をさらに太くしていった。こういうチャンスが来るのを待っていたのだろう。 「すごく強いチャンピオンと対戦して、体がボロボロになってます。対戦してくれた潮崎、ありがとう。こんな対戦相手に恵まれて、本当に幸せなプロレス人生だったと思います。引退するみたいになってますが、まだやらせてください」と言う新チャンピオンの前に現れたのは、今年の新日本1.5東京・東京ドーム大会にノア勢の一員として乗り込み、新日本にケンカを売った金剛のリーダー、拳王だった。 「オイ、小島!ノアは新日本の天下り先じゃねぇんだよ。ここ数年ずっと思ってたぞ。武藤敬司も、藤田和之もそうだ。そのほかにもいっぱいいるだろ。過去の栄光のおこぼれをちょうだいしてるようじゃ、ノアに、サイバーファイトに未来はねぇ。俺が未来を切り開いていってやる。ノアで一番権威あるそのベルト、俺に挑戦させろ」と小島に挑戦表明した拳王に、小島は「拳王、もう少し年長者をいたわれよ。俺はもうすぐ52歳になっちゃうんだよ。オマエのそういうやり方がすごく気に入らねぇ。だから俺とこのベルト懸けて試合しろ。オマエ1度も見たことがねぇんだ。楽しみにしてるよ」と受諾。この日は小島と縁のある武藤敬司が来春の引退を表明したこともあり、「切なさ」も感じたという。 「何年かぶりに、団体の主要なチャンピオンになることができました。挑戦する時はあまりグランドスラムと言われることに意識がありませんでした。いつの間にかそれを意識するようになりました。51を過ぎて、こういうベルトに挑戦する機会を得ることができて、ベルトを獲ることができて感無量です」という小島は「新日本で最前線にいないからって、ノアのレベルが低いとか絶対に言わせたくない。それは闘った俺が断言する。ノア、潮崎、他の選手のレベル、何も新日本に劣ってないから」とシリーズに参戦したことにより、ノアのレベルの高さを肌で感じた様子。また、拳王については「すでにトップにいる拳王とまたこうやって、大きな舞台で対戦することが、俺にとっては幸せなことだと思っています」とコメント。 この結果を受けて、ノアは7.16東京・日本武道館大会で小島と拳王によるGHCヘビー王座戦を決定した。(どら増田)
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スポーツ 2022年06月13日 20時30分
阪神、藤浪の二軍降格は先発復帰への布石か 入れ替え相手はウィルカーソン? 不可解な処遇に憶測の声
今季「8登板・0勝1敗・防御率4.29」といった数字を残している阪神のプロ10年目・28歳の藤浪晋太郎。13日、一軍登録を抹消されたことがNPBから公示された。 NPB公式サイトはこの日、阪神が藤浪の登録を抹消し二軍降格としたことを公示。ただ、抹消の理由や意図について、矢野燿大監督ら一軍首脳陣が何らかのコメントを残したとは特に伝えられていない。 今季、開幕当初は先発だった藤浪は「3登板・0勝1敗・防御率6.00」と振るっていなかった4月13日、新型コロナ感染を理由に登録抹消。その後チーム事情からリリーフに配置転換され5月31日に一軍再昇格したが、昇格後は6月12日までに登板した5試合で全て無失点と好投していた。 >>阪神・藤浪の不振に「イップスがあるもんね」元横浜・高木氏の発言に反論相次ぐ 過去に本人が強く否定<< 藤浪の二軍降格を受け、ネット上のファンは「1点も取られてないし、制球も安定してる(5試合で四球1)のに何で落としたんだ?」といった疑問の声と共に、「成績は上々で特に怪我もしてない、ってことは先発調整させるための抹消か?」、「不調のウィルカーソンとの入れ替えでローテに入れる説はありそう」と先発再転向のためではないかと推測するコメントも多数見られた。 「阪神は現在青柳晃洋(防御率0.89)、西勇輝(同1.50)、ガンケル(同2.31)、伊藤将司(同2.81)、西純矢(同2.97)、ウィルカーソン(同3.06)の6名が先発ローテを回していますが、唯一防御率3点台のウィルカーソンが6月3日・日本ハム戦(3回7失点)、同月9日・ソフトバンク戦(3.2回3失点)と直近2登板連続でKOされるなど今ひとつ。このことから、一軍首脳陣は不調のウィルカーソンと入れ替えで藤浪を先発ローテに入れるため、二軍で先発調整させようと登録を抹消したのではとみているファンも少なくありません」(野球ライター) 12日・オリックス戦に勝利し今季初の4位に浮上したが、12.5ゲーム差の首位ヤクルトに追いすがるためには大型連勝が求められる状況の阪神。連勝を伸ばす上では先発ローテの安定は必要不可欠だが、そのローテのテコ入れ要員として藤浪に白羽の矢を立てたということなのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年06月13日 19時30分
阪神ドラ4・前川、フェンス激突後交代に「背中の故障再発?」心配の声 またも長期離脱か、平田監督も沈痛
12日に行われた二軍・阪神対ソフトバンク戦。「2-15」で阪神が敗れたが、試合結果以上に話題となったのが阪神のドラ4・19歳、前川右京の負傷交代だった。 「0-3」と阪神3点ビハインドの1回表無死満塁。乱調の阪神先発・小野泰己に代わりこの場面からマウンドに上がった2番手・牧丈一郎は、打席のソフトバンク・リチャードに4球目のスプリットを左翼後方へ運ばれる。左翼手の前川はすぐに背走し、フェンスに背中からぶつかりながら捕球を試みるも及ばなかった。 フェンス激突後は特に変わった様子は見せずにプレーを続行し、直後の1回表1死二、三塁の場面ではアウトは取れなかったものの本塁への好返球も見せていた前川。ところが、2回裏1死一塁で回ってきた第1打席で片山雄哉を代打に送られ途中交代となった。 >>阪神二軍選手に「絶対に1番着けさせえ!」 川藤氏が平田監督に無茶振り、「球団方針知らんのか」と指摘も<< 突然の交代を受け、ネット上には「問題ないと思ってたら急にベンチ下がったけど大丈夫なのか」といった心配の声に加え、「これまさか上半身コンディション不良が再発したのでは」、「背中、腰に故障再発なら、また2か月ぐらいグラウンドから遠ざかるってことになるんじゃないか?」と長期離脱を危惧するようなコメントも多数みられた。 「前川は高卒ルーキーながら矢野燿大一軍監督、平田勝男二軍監督からスイングの鋭さなど打撃面を高く評価されている期待の若手ですが、3月末に上半身コンディション不良を発症し戦線を離脱。当時の報道では背中・腰の張りがきっかけとされており、その後約2カ月の調整を経て、6月7日の二軍・オリックス戦で実戦復帰したばかりでした。今回の途中交代は1回表のフェンス激突で何らかのアクシデントが生じたことが理由と思われますが、もし上半身コンディション不良が再発したとなると、また2カ月程度の長期離脱を強いられる可能性も決して低くはないでしょう」(野球ライター) 試合後の報道では、平田二軍監督が前川は13日に病院に行く予定と明かすと同時に、「(痛めた箇所は)同じところだと思うよ。せっかく(故障が)終わったところなのにな…。参った。一番、コレが痛いや」と再発を覚悟していることが伝えられている。長期離脱からようやく復帰した直後に、またその悪夢が前川に再来してしまうことになるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年06月13日 18時30分
DeNA、交流戦は5割フィニッシュ! 若武者・外国人・“89年組”が融合しブルペンで奮闘
18試合9勝9敗。昨年は9勝6敗3分、3位の成績よりは見劣りするが、リーグ戦からけが人やコロナの影響で戦力の整わない中、勝率5割でなんとか切り抜けた印象だ。 昨年はリーグ戦で.237、ホームラン37だった打線が、タイラー・オースティンを中心とした豪打が火を吹き、交流戦では打率.297、ホームランは24本と共に12球団トップの数字を残し、パ・リーグを粉砕した。 今年は打撃内容はほぼリーグ戦と変わりないものの、防御率はリーグ戦4.23に対し交流戦は2.60と劇的良化。先発では完全復活を果たし、7日のファイターズ戦ではノーヒットノーランを達成した今永昇太と、コロナからの調整が明けた“パ・リーグキラー”濱口遥大の両左腕を中心にローテーションを回すことに成功した。 その中でもチームを救い続けたのは強力とは言えない打線の援護を待ちながら、ゲームを粘り強く作り続けたリリーフ陣の踏ん張りだろう。リーグ戦では開幕から失点のなかった伊勢大夢は、交流戦の初っぱなのソフトバンク戦で記録は途絶えたものの安定感は抜群。入江大生もストレートとフォークのコンビネーションで、回途中からの登板や回またぎと様々な役割をこなした。9日には通算17勝を挙げ、球団歴代外国人の記録に並んだ鉄腕、エドウィン・エスコバーと、今シーズンから加入した右腕のブルックス・クリスキーの両外国人もしっかりと機能。また見逃せないのが"89年組”の3人。三上朋也はどの場面でもひょうひょうと仕事を果たし、TJ手術前よりもグレードアップした田中健二朗と、12日に通算200奪三振を達成した平田真吾は、コンビで大事な1イニングを任されるケースも散見され、勝ちパターンでの起用で腕を振り続けた。抑えの山崎康晃も近年の不安定さは影を潜め、弾むような躍動感が戻ってきた。結果リリーフ陣の防御率は1.66と堂々の数字を残し、三嶋一輝の穴を埋めることにも成功した。 金曜から始まるリーグ戦。長年自慢のリリーフ陣を武器に、三浦ベイスターズは反撃のリスタートを切る。 取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2022年06月13日 17時30分
スターダムFWCコグマ&葉月が大江戸隊相手にゴッデス王座防衛!次期挑戦者チームはゴッズアイが名乗り
ブシロード傘下の女子プロレス団体スターダムは11日、『OSAKA 2days-day1』大阪・エディオンアリーナ大阪第二競技場(大阪府立体育会館)大会を開催した。メインイベントでは、ゴッデス・オブ・スターダム選手権試合、チャンピオンチームのSTARS、FWCコグマ&葉月に、大江戸隊の鹿島沙希&フキゲンです★が挑戦した。 試合はコグマが鹿島の起死回生にあわやの場面もあったものの、フキゲンのスポーツ紙殴打が鹿島に誤爆。するとコグマが回転式横入りエビ固めで鹿島を丸め込み、カウント3。FWCが2度目の防衛に成功している。 試合後、葉月が「FWC、2度目の防衛に成功しました!防衛成功したということは、次の挑戦者がいるんじゃないの?月山?月山? 誰でもいいよ」と月山和香の名前を出すもMIRAIが現れ、「次は、壮麗亜美と、このシンデレラのMIRAI、ゴッズアイがそのゴッデスに魂込めて!挑戦したい」と挑戦表明。壮麗も「神々に選ばれし者ゴッズアイ、その女神のベルトを巻く」とこれに続いた。 葉月は「今、勢いのあるゴッズアイと防衛戦いいんじゃないですか!ただ、このゴッデスのベルトは私たちの方に微笑むと思いますけどね。必ずアナタたちを倒して、防衛成功します。ね?コグマ」と挑戦を受諾した上で、コグマに振ると、「私自身はMIRAIにシンデレラの借りがあるし、壮麗亜美初めまして。私、壮麗亜美と闘ったことないから初に闘えるのがゴッデスですごく楽しみです。よろしくお願いします」とコグマも受諾。MIRAIは「魂込めて!よろしくお願いします」と言ってリングを降りた。 バックステージでコグマは「変な人たち。すっごいいろんなことやってきて、鼻がもげたかと思ったり、(ロッシー)小川さんとツーショット取らされたり。起死回生は、何回やっても抜けれない。怖かった」とコメント。葉月は「ベルトはね、ウチらの元に来たから。次の挑戦者、壮麗亜美とシンデレラ・トーナメント優勝者のMIRAI。勢いはありますけど、その勢いを私たちが潰してしっかりと防衛したいと思います」と次に頭を切り替えていた。 クレイジーな防衛ロードはまだまだ続きそうだ。◆スターダム◆『OSAKA 2days-day1』 2022年6月11日大阪・エディオンアリーナ大阪第二競技場(大阪府立体育会館)観衆 558人▼ゴッデス・オブ・スターダム選手権試合(30分1本勝負)<王者組>○コグマ&葉月(10分44秒 回転式横入りエビ固め)鹿島沙希●&フキゲンです★<挑戦者組>※第24代王者組が2度目の防衛に成功。(どら増田)
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スポーツ 2022年06月13日 15時30分
「やらんかいアホ!」中日・波留コーチ、試合中の激昂は自業自得? 打線低迷は指導力不足のせいと指摘相次ぐ
12日に行われ、中日が「0-2」で敗れた日本ハム戦。中継カメラが映した中日・波留敏夫一軍打撃コーチの檄がネット上で物議を醸している。 この日の中日は先発・柳裕也が4回裏まで1失点とまずまずの投球を見せる一方、打線は散発3安打で無得点と苦戦。5回表以降の同点・逆転を狙い、チームは自軍ベンチ前で円陣を組み5回表に臨んだ。 先頭・木下拓哉のカウントが「1-2」となったところで、中継では5回表開始前の円陣の様子を捉えたリプレー映像が流れる。円陣ではマスクをあごまで下げた波留コーチが「目覚ませもっとお前ら! いつまで甘えてやってんねん野球! その気でやらんかいアホ!」と厳しい表情で選手に檄を飛ばしていた。 >>中日・立浪監督、根尾の投手転向方針に球界OBが「甘くねえぞ!」と苦言 致命的な問題点も指摘<< この波留コーチの檄を受け、ネット上には「急に波留コーチのブチギレ映像が映ってビックリした」といった驚きの声と共に、「こうやって怒らなきゃいけないのは、現状把握に苦戦してるコーチ側にも責任があると思うんだが」、「選手を叱り飛ばす前に、単打狙いの指導方針を見直す方が先では」と、波留コーチの指導力不足を指摘するコメントも多数みられた。 「今季の中日は開幕から5月22日まで中村紀洋、森野将彦両コーチが一軍打撃コーチを務めていましたが、23日から中村コーチが二軍打撃コーチに配置転換され、それまで同職だった波留コーチが一軍に昇格。立浪和義監督は配置転換の理由について詳細は明かしていませんが、チームは波留コーチの合流後22試合で45得点と、合流前(40試合で143得点)より得点力が大きく低下しています。このこともあり、それまで無得点の野手陣を一喝した波留コーチに対し、自分の指導力不足が原因ではないのかと感じたファンは少なからずいたようです。なお、波留コーチは敗戦した前日11日の試合後、一軍野手陣について『春から彼らのことを一個も見てないので。急にこっちに来たもんですから良いところも見ていない。話しをしながら何がいいのか探しながらやっていきたい』とコメントしたことが伝えられています。この発言を踏まえると、波留コーチは一軍合流から現在まで野手陣の現状や課題の把握に手こずっていることから効果的な指導ができていないという可能性は考えられます」(野球ライター) 各報道によると、単打でつなぐ野球という球団方針に従い指導を行っているとされる波留コーチ。試合後の報道では立浪監督が「打てる打てないはあるけど、もっと目の色を変えて打席に立てと。今のドラゴンズに、そこの部分が一番大事なこと。波留が円陣でそうやって気合いを入れてくれた。そこも大事」と理解を示したことが伝えられている。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年06月13日 11時30分
千葉ロッテが元MLBセーブ王オスナを獲得!「全力で投げて日本の野球に順応していきたい」
千葉ロッテマリーンズは新外国人として、右腕のロベルト・オスナ投手を獲得したと発表した。背番号は「42」。 1995年2月7日生まれで27歳のオスナは、メキシコ出身、右投げ右打ちの投手。身長と体重は188cm、104kg、球歴はメキシコシティ・レッドデビルズ(2011年)―トロント・ブルージェイズ(2011年8月~2018年)―ヒューストン・アストロズ(2018年7月~2020年)―メキシコシティ・レッドデビルズ(2021~2022年5月)となっており、今シーズンはメキシカンリーグに在籍し、12試合に登板、2勝0敗6セーブ、投球回は13回1/3、被安打6、被本塁打2、与四死球2、奪三振15、防御率1.35と好成績をマークしていたところ、調査を続けていたロッテの目に止まり、入団に合意した。2019年にはアストロズで38セーブを挙げて、アメリカン・リーグのセーブ王に輝いている。 オスナは「千葉ロッテマリーンズで投げられることにとても感謝し、日本のファンの皆様の前で投げることが待ちきれません。マリーンズがパ・リーグ、日本シリーズで優勝する為に一生懸命チームの為に頑張ります」とコメントすると、現在のコンディションについて、「準備は出来ています。自分の全力を出してチームの勝利に貢献していきたいと思います」と改めてチームへの貢献を宣言。 日本の野球については「日本の野球を映像で見てきましたが、とてもレベルが高いという印象です。メジャーでも沢山の日本人と対戦をしてきました。イチロー選手や大谷選手とも対戦をしました。彼らを通して日本のレベルの高さを感じています。自分も全力で投げて日本の野球に順応していきたいと思います。ファンの皆様には勝利を提供し、色々な国で自分が学んできたことをプレーを通じて皆様にお見せしたいと思います」と日本人選手との対戦を通じて、かなり勉強して来ている様子。 井口資仁監督は「実績十分の投手。150キロを超えるストレートに多彩な変化球を持っており、さらにコントロールもよく頼もしい存在。一日でも早くチームに合流して勝利に貢献して欲しいと思います」とメジャー通算155セーブの実績を持つオスナに期待を寄せていた。ロッテは益田直也がクローザーとして健在だが、後ろに厚みを持たせる狙いがありそうだ。(どら増田)
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横綱・白鵬にまさかの廃業危機? 有識者会議が“一代年寄”撤廃を提言「そんなに角界から追い出したいのか」憶測飛び交う
2021年04月20日 17時00分
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防御率リーグ首位のオリックス中嶋監督「形的には良くなっている…」
2021年04月20日 11時30分
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阪神・梅野の故障で優勝戦線から脱落? 不安だらけの首位攻防戦、矢野監督は新助っ人の緊急昇格も検討か
2021年04月20日 11時05分
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新日本KENTAが“棒”を死守!YOSHI-HASHIから「次は6人タッグのベルト獲る」
2021年04月20日 10時50分
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ジャガー横田がフリー転向の弟子、伊藤薫にエール!「我が子のつもりで育ててきた」
2021年04月19日 22時30分
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侍ジャパン・稲葉監督は抑え投手を召集すべきではない?「思った通りの力を発揮できてない」藤川氏がデメリット指摘も賛否
2021年04月19日 21時30分
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日本ハム・中田の打撃“若手に悪影響”と指摘 岩本氏、ドラ1・早川相手の“3タコ”に苦言 前回対戦と真逆の結果になったワケは
2021年04月19日 19時35分
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DeNA、ソト&オースティンコンビがお目覚め? 開幕から苦戦も外国人パワーで反撃開始!
2021年04月19日 17時30分
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甲子園の審判団に「阪神をひいきするな」ヤクルトファン激怒 藤浪ら死球連発の犠牲に? 今季初の警告試合宣告に反発相次ぐ
2021年04月19日 15時30分