社会
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社会 2018年06月27日 23時20分
デンマーク女優、54歳で出産 日本の高齢出産芸能人は…
デンマーク女優のブリジット・ニールセンが54歳で妊娠したことを明かし話題となっている。ブリジッドにとっては5番目の子どもとなり、23年ぶりの妊娠となった。 日本でも、高齢出産する芸能人は少なくない。一般人に比べれば不妊治療や子育てをする経済的な余裕があるためと言われている。ほかには誰がいるだろうか。 「日本ではタレントでラジオパーソナリティの坂上みきが53歳で出産しています。47歳で12歳年下のニュージーランド人男性と結婚し、その後不妊治療に取り組み50歳を過ぎて妊娠したことが話題になりました。53歳で初産だったことに世間は驚いていましたね。そのほか、ソプラノ歌手の戸川昌子は48歳、プロレスラーでタレントのジャガー横田は45歳でいずれも第1子を出産していますね」(芸能ライター) 一般的に、高齢出産とは35歳以上の初産、または40歳以上の出産をさす。坂上のように50歳以上の場合は超高齢出産と言われることもある。年齢を重ねるにつれて自然妊娠の確率は下がっていくため、何らかの不妊治療を行うケースも多い。 「先ごろ42歳で第3子を出産したプロゴルファーの東尾理子は、夫で俳優の石田純一と結婚した後に不妊治療を開始し流産も経験しています。東尾はこのときの様子を講演会でも語っているようですね。女優の矢沢心は元K-1世界王者の魔娑斗と結婚。夫の遺伝子を残したいと不妊治療に取り組み、複数回にわたる体外受精で待望の妊娠を果たし、現在は2人の子どもを授かっています」(前出・同) 不妊治療には後ろめたいイメージもあるのか、公にする人はさほど多くないのかもしれない。しかし芸能人がこうした話をすると、同じ悩みを持つ人たちの励みになるのも確かであろう。
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社会 2018年06月27日 22時20分
男女で意見対立『家事代行は、あり?なし?』 「逃げ恥」の影響で志願者急増
26日に放送された『セブンルール』(関西テレビ・フジテレビ系)で、家事代行サービスに奮闘する女性が紹介され話題となっている。というのも、あの“国民的ドラマ”を思い出させたからだろう。ネットでは、家事代行サービスを利用することの是非について熱い議論が起きている。 あのドラマとは、『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系、2016年)のことだ。新垣結衣が家事代行として働く主人公・森山みくりを演じたことで、家事代行という職業を知った視聴者も少なくないだろう。細かな心情や社会問題なども取り入れた同ドラマは、さまざまな世代の共感を呼び大ヒット。SNSや動画サイトで一大ブームを巻き起こした“恋ダンス”も記憶に新しい。しかし、その影響力はそれだけではなかった。 同ドラマが最終回を迎える頃に、家事代行サービススタッフへの応募者が急増していたのだ。「18〜24歳の応募者は1.5倍。都内に限っては2.6倍になった」と、同ドラマを監修した家事代行サービス会社のベアーズが発表している。同ドラマの要所に出てくる、みくりの家事スキルの高さに「私もこんな風になりたい」と憧れを抱いた女性が多かったようだ。 しかし、家事代行サービスの利用については賛否両論あり、特に男女で意見は大きく分かれている。女性は「家事のストレスが減れば家族にも優しくできそう」「お金を払ってでもバランスのとれた食事を家族に食べさせたい」「共働きで頼れる人が近くにいないから助かる」「仕事と子育ての両立で限界だから旦那に相談してみようかな」と賛成派が多数。 一方、男性からは「家事は家庭内でするもの。他人に任せるな」「女性はイライラしすぎ、不平不満が多い」「家事は愛情表現のひとつじゃないの?」「他人を家にあげるくらいなら汚いままでいい」「子供に手伝わせればいい」など否定的な意見も多く見られた。 もちろんこれが意見の全てではないが、男女の意見が対立する形となった。家事代行サービスの市場規模は、将来的に6000億円まで拡大すると言われている(平成26年、経済産業省調べ)。市場拡大とともに家庭では家事代行が主流となっていくのか、それとも反対派が市場拡大を阻止するのか。まだまだ議論は続きそうだ。
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社会 2018年06月27日 08時00分
世の中おかしな事だらけ 三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』 第276回 米朝首脳会談の衝撃
個人的に驚愕したのだが、6月12日、予定通りシンガポールでトランプ米大統領と金正恩朝鮮労働党委員長による米朝首脳会談が開催された。筆者が「米朝首脳会談は開催されない」と主張していたのは、アメリカと北朝鮮が事前協議において2つの「溝」を埋められないと考えたためだ。 ●アメリカは「北朝鮮の完全で検証可能かつ不可逆的な非核化」を望んでいるが、北朝鮮は「朝鮮半島」の段階的な非核化を主張している(※在韓米軍撤退含む)。 ●北朝鮮はアメリカによる「永続的な体制保障」を望んでいるが、トランプ大統領は自分の後継者の判断はコミットできない。 米朝首脳会談が開催されたということは、これら2つの「溝」が埋まったという話になる。問題は「いかにして埋まったか?」だ。 米朝首脳会談後に公表された共同声明によると、 『トランプ大統領は北朝鮮に安全の保証を与えることを約束し、金委員長は朝鮮半島の完全非核化への確固で揺るぎのない約束を再確認した』(※共同声明文より引用) とのことである。 「北朝鮮の完全で検証可能かつ不可逆的な非核化」ではなく、「朝鮮半島の完全非核化」だ。自国ではなく「半島非核化」と引き換えに、北朝鮮は「文書(共同声明)」により安全の保障を手に入れたことになる。金正恩の勝利である。 共同声明文は全体的に抽象的で具体性は皆無なのだが、それにしても北朝鮮による核査察の受け入れすら盛り込まれていないのは驚きだ。非核化関連の記述は、上記に加え、 『2018年4月27日の「板門店宣言」を再確認し、北朝鮮は朝鮮半島における完全非核化に向けて努力すると約束する』 があるのみである。 板門店宣言において、韓国と北朝鮮両国は、 『朝鮮半島の完全な非核化を南北の共同目標とし、積極的に努力をすること』 について合意した。北朝鮮は対韓国に続き、対アメリカでも「朝鮮半島(※北朝鮮ではなく)」の非核化について合意したわけだ。しかも、信じがたい話だが、トランプ大統領は米朝首脳会談後の記者会見で、米韓合同軍事演習を中止する意向や、将来的な在韓米軍の縮小、撤収の可能性についてまで言及した。 北朝鮮ではなく「朝鮮半島の非核化」という話になると、在韓米軍撤収の主張が正当化されてしまう。理由は、在韓米軍はいつでも核兵器を保有でき、しかもかつては実際に核兵器を保有していたためだ。 1991年まで、在韓米軍には核兵器が配備されていた。在韓米軍に配備されていた戦術核兵器は1000発を越え、'91年9月にブッシュ大統領(当時)が撤収を表明したのである。 北朝鮮に言わせれば、在韓米軍が存在する限り「半島非核化」は実現不可能という話になる。当然ながら、 「在韓米軍がある以上、一方的に自国が核兵器を破棄することはできない」 といった論調で時間稼ぎをしてくるだろう。 トランプ大統領は、首脳会談前に、 「過去の失敗を繰り返さない」 と語っていた。とはいえ、共同声明を読むかぎり、北朝鮮の「時間稼ぎ作戦」が成功したとしか思えない。何しろ声明の中で非核化は謳ったものの、具体的な検証やプロセスには触れず、弾道ミサイル破棄に関する言及すらないのだ。さらに、北朝鮮の朝鮮中央通信は13日、両首脳が朝鮮半島の非核化を実現する過程で「段階別、同時行動の原則」の順守が重要との認識で一致したと報じている。これまでアメリカが求めてきた「完全、かつ検証可能で不可逆的な核放棄」など、どこかに吹き飛んでしまった。 一応、対北朝鮮制裁は継続することになってはいるが、中国やロシアをはじめ、制裁破りの国が続出することになるだろう。結果、北朝鮮は一息つくことができ、核ミサイルの最終的な完成までの時間稼ぎができる。 筆者は、いわゆるリビア方式でなくとも、せめて国際原子力機関(IAEA)の査察くらいは入ると期待していたのだが、それすら言及されていない。声明文には、 『米朝首脳会談の成果を履行するため、米国と北朝鮮はマイク・ポンペオ米国務長官と北朝鮮の担当高官が主導して、できるだけ早い日程でさらなる交渉を行う』 と書かれたが、要するに具体的な話は何も決まっていないのである。それにも関わらず、アメリカ側は文書で北朝鮮の体制保障を確約してしまった。無論、北朝鮮が査察を受け入れたとしても、山がちで核兵器の「隠蔽」の地形には事欠かない国だ。実際に、北朝鮮が核放棄をすることはないだろう。 それにしても、査察の実施すら共同声明に盛り込まれないとは驚くほかない。トランプ大統領は、北朝鮮の「核保有路線」に完全にはまったのである。非核化も、拉致問題も、何ら具体的な話はなく、北朝鮮側が体制保障を取り付けた。北朝鮮の時間稼ぎ戦法の勝利である。 北朝鮮はミサイルのエンジン試験場の解体を表明しているが、弾道弾ミサイルはそのまま配備されている。試験場を今さら解体したところで、大勢に影響があるわけではない。 「核ミサイルを配備し、アメリカと対等に(体制保障の)交渉をする」 という金日成から続いている戦略が、そのまま継続されていると理解するべきだ。 さらに、北朝鮮の2つ目の戦略、 「韓国に親北朝鮮政権を打ち立て、最終的に連邦国家を目指す」 との項目も着々と進行中だ。韓国の文在寅大統領は、米朝首脳会談の結果を称賛。「在韓米軍の撤収」までもが話題になったにも関わらず、危機感はゼロ。韓国では、早くも開城工業団地の再稼働への期待も起きている。対北経済制裁を韓国自ら破りそうな勢いだ。 今回の米朝首脳会談を受け、国内マスコミはまるで明日にでも北朝鮮が核を放棄するような論調であるが、実際には核問題は解決には向かわず、拉致問題も進展せず(「言及」はされたが)、 「アメリカによる、北朝鮮の核保有国認定」 「南北朝鮮の連邦制による核保有国誕生」 という、日本にとって「悪夢のシナリオ」にまた一歩近付いたのは確実だ。 結局のところ、「日本の問題は、日本国民が解決する」という意識を持たない限り、わが国は周辺諸国に振り回され、安全保障がひたすら弱体化していく現実は変わらないのである。みつはし たかあき(経済評論家・作家)1969年、熊本県生まれ。外資系企業を経て、中小企業診断士として独立。現在、気鋭の経済評論家として、分かりやすい経済評論が人気を集めている。
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社会 2018年06月26日 22時30分
衝撃のブロガー殺害事件にネット騒然 8年前にも類似したライター刺殺事件があった
6月24日夜、福岡でITセミナーで講師を務めていた男性が殺害される事件が起きた。被害男性はhagexのハンドルネームで、ネット炎上をウォッチするブロガーとして活躍していた。容疑者として逮捕されたのは、ネットで荒らし行為を行っていた42歳の無職男性で、hagexさんの書き込みを逆恨みしての犯行と見られる。 事件を受けネット上では、2010年7月に起こった村崎百郎さん刺殺事件を思い出す人間が多いようだ。 「村崎百郎さんは、編集者を経て1995年ごろから鬼畜系、電波系を標榜するライターとして活躍していました。ダストハンティング(ゴミ漁り)を行い、その成果を記事にするといった特殊なスタイルで活躍し、一部の熱狂的なファンを獲得しました。2010年に読者を名乗る男性が家を訪れ、その場で全身を刺されて亡くなっています。のちに犯人は『著作の内容に騙された』と犯行動機を語り、統合失調症と診断され不起訴処分を受けています」(サブカルチャーに詳しいフリーライター) 福岡の事件と村崎さん事件の共通項は、加害者と被害者に直接の面識がなかった点であろう。村崎さんとhagexさんは「煽る」文章を得意とした。これは物書きとしてのサービス精神のあらわれだが、誤解も招きやすい。 「もう一つの共通項としては、犯人が居場所を把握し犯行現場に向かっている点ですね。村崎さん事件では、犯人は村崎さんと親交のあった特殊漫画家の根本敬さんの家へ向かったものの、すでに引っ越していたため村崎さん宅へ向かったようです。当然ながら両方の住所は公開されていませんが、ネット上の書き込みなどを細かく見て行けば特定はできないこともありません。今回の福岡の事件でも、hagexさんが来るセミナーの会場を犯人が把握しており、そこへ現れました。さらに、犯行現場はトイレであり計画的な様子がうかがえます」(前出・同) 生前の村崎さんは、ゴミから個人情報が筒抜けである事実をコラムで指摘するなど、ある種のセキュリティ評論家の側面も持っていた。今回の事件も、ネット上のトラブルからリアルな被害が生じており、ITセキュリティ管理の重要さが浮き彫りになったといえるだろう。hagexさんのご冥福をお祈りしたい。
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社会 2018年06月26日 12時20分
女性の顔に殺虫剤、男性にヘッドロック 「明石市元部長」の異常行為に怒りの声
25日、兵庫県明石市が、産業文化振興部の元部長がセクハラやパワハラを日常的に繰り返していたとして6か月の停職処分とし、その後依願退職したと発表。その度を超えた振る舞いに、驚きの声が広がっている。 この元部長は、平成28年間から29年の間、部下の男女3名に対し頭を掴んで締めるプロレス技「ヘッドロック」を行う。さらに、男性の頬を平手で殴るという行為に出たほか、宴会の進行が気に入らないと蹴ったこともあったそう。 また、「お前が休んだほうが世のため人のため」と暴言を吐き、あろうことか女性の顔に対し、殺虫剤を噴射。さらに、女性5人の頭や肩を撫で回したうえ、食事や旅行にしつこく勧誘。まさにやりたい放題だ。 元部長の異常行為の数々について、元部長は「スキンシップだった」などと釈明している。さらに、暴行やセクハラは酒を飲んでのものというが、そんなことが言い訳にならないのは当然のこと。 女性の顔に殺虫剤を掛けるという行為は、殺人未遂罪にもなりうるのではないかという声が上がるほどの異常行為。そのような行動をなぜ発見し、咎めることができなかったのか疑問視する声があり、「日常的にパワハラが行われ、容認する雰囲気があったのではないか」との指摘もあるほど。 役職にあるものがその立場を利用してパワハラやセクハラを行うのは、人間として最低の行為。特に女性に対し交際を迫る、身体を触るなどするのは許しがたく、退職するのは当然だ。 パワハラやセクハラに対する目が厳しくなるなかで、市民の税金によって運営される公務員の管理職者が「やりたい放題」状態になっていたことは極めて遺憾。再発防止策を早急に講じる必要がある。
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社会 2018年06月26日 08時00分
日朝首脳会談 北朝鮮が突きつける「非核化」「戦後賠償」費用100兆円超
ドナルド・トランプ劇団による“6月12日・シンガポール公演”は、主役のトランプ大統領が「会談はパーフェクトだった」と自画自賛したが、公開された米朝間の合意書を見る限り、内容は過去のやり取りから大幅に後退している。そればかりか、ディール(取引)の達人とは名ばかりの単なるコストカッターだったことがハッキリした。 「米中韓ロの4カ国は口をそろえて『朝鮮半島の非核化』とは言うものの、実際は非核化に強い関心があるわけではありません。米国は『アメリカ・ファースト』ですから、すでに米国に届くICBMの開発を北朝鮮に断念させ、核実験場を爆破させたことで目的を達成しています。トランプ大統領は米朝首脳会談で『ノーベル平和賞が取れるかも』という程度の軽いノリで臨んだのです。中ロは米韓軍事演習がなくなったことと、緩衝地帯としての北朝鮮が残ることでウハウハでしょう。韓国は腹の中では、北に核があっても別に邪魔にはならないと思っていますから、中国とタッグを組み、歴史認識で日本を非難しながら非核化費用を出させようとするでしょうね」(国際ジャーナリスト) 金食いの在韓米軍の撤退について、トランプ大統領は「経費節減になる」と言い切っている。その上、北朝鮮が日本をターゲットにしている中距離ミサイルを除去するための「完全な非核化」については、「正恩と話はつけた。後はシンゾーがカネを出してやれ」と日本に丸投げだ。実際、トランプ大統領は正恩委員長に次のように語り掛けている。 《米国としては、完全な非核化が実現されれば経済制裁は解除するつもりだが、本格的な経済支援を受けたいと考えるなら日本と協議するしかないだろう。ただし、日本とは直接会談して拉致問題を解決しない限り、経済支援は期待できない》 このように拉致問題に言及してくれてはいるが、その裏では、米朝会談前から米朝和平後の投資によるもうけ話でロビイストたちが蠢いていた。拉致問題の解決より、もうけ話の延長線上で正恩委員長への先の囁きがあったのだ。 「ロビイストたちの目当ては、総額で6兆4000億ドルと試算されている北朝鮮の豊富な地下資源です。手つかずの観光開発やさまざまなインフラ整備の可能性など“巨大プロジェクト”もゴロゴロ転がっている。そこでロビイストらは、『日本を巻き込んだらいい』とトランプ政権に知恵を付け、その金額を戦後賠償と経済協力という名目で1兆〜2兆ドルだとトランプ大統領に吹き込んだのです」(在米日本人ジャーナリスト) 1兆ドルは日本円にして100兆円超だ。日本の年間の一般会計予算が100兆円弱なのに合計2兆ドルなどあり得ない話だが、民間企業による投資も含め、10年、20年かけて日本から引き出そうということらしい。 韓国サムスン証券も6月13日、北朝鮮が対日請求権を行使し、200億ドル(約2兆2000億円)を受け取れると分析している。 「何しろ安倍首相の相手となるのは、百戦錬磨のディールに長けたトランプ大統領さえ『才能がある』とヨイショしたタフネゴシエーターの正恩委員長です。拉致問題の解決を熱望する安倍首相の足元を見て、賠償金を数兆円単位で上乗せしてきてもおかしくありません。トランプ大統領が米朝首脳会談で拉致問題を提起したのは『完全な非核化』を求める安倍首相に、カネを出させるために仕組んだワナとも思えてきます」(北朝鮮ウオッチャー) 5月14日の衆院予算委員会で、安倍首相は再び『日朝平壌宣言』について言及するようになった。「平壌宣言に則って、拉致、核、ミサイルを包括的に解決し、両国間の不幸な過去を精算し、国交を正常化するという方針に変わりはない」と述べたのだ。 「2002年9月、当時の小泉純一郎首相は、金正日総書記と会談して『日朝平壌宣言』に署名しています。小泉内閣の官房副長官として安倍首相も関与した同宣言こそ、現在の安倍政権が『圧力』から『宥和』へと転じる大義名分になり得る唯一無二のよりどころです」(政治ジャーナリスト) 5月15日に韓国で出版され、ベストセラーになった太永浩元駐英北朝鮮公使の回顧録『3階書記室の暗号』に、この平壌宣言の内幕が登場する。それによると、日本は戦後賠償として100億ドル出す用意があると北側に伝えたとある。 この試算額は、韓国が1965年に受けた経済支援の額を当時のレートで換算したもので、日本円では約1兆円になる。正日総書記は100億ドルのために自尊心を曲げて拉致を認め、日本の首相に謝罪したのだ。 「当時の北朝鮮は、経済支援を日本に頼るしかなかったのです。しかし同宣言はアメリカの横ヤリで、戦後賠償が実を結ばなかったため、北はその後『拉致は解決済み』と主張し、日本との交渉に応じなくなってしまいました。以後、同宣言はホコリをかぶったままですが、今回は米国の口添えがあったとはいえ、北サイドには今や拉致問題を解決して日本からの援助を引き出そうとする切迫感がありません。中ロが制裁解除に動くのはほぼ確実だからです」(前出・北朝鮮ウオッチャー) 太永浩氏は、北朝鮮に拉致され行方不明になっている拉致被害者についてキーマンの存在を挙げている。それは著書のタイトルにもある3階書記室の室長・金昌善氏だ。彼は現在、国内的には国務委員会部長、対外的には正恩委員長の首席補佐官として突如、表舞台にデビューし、米朝会談、二度の中朝、南北会談を差配した事実上のナンバー2といわれる人物だ。 「拉致が頻繁に起こっていた時代、金昌善氏は人民武力部(現:省)傘下の『対外事業部』の上級指揮官でした。拉致被害者のすべてを知っている人物といわれています」(在日韓国人ジャーナリスト) 北朝鮮側は'02年と違い、韓中、そしてロシアまで自陣サイドに引き寄せている。残念ながら日本からの経済支援のために再び拉致問題で譲歩するとは考えにくい。 「北朝鮮に対する過去の清算は、韓国・朴正煕政権のときに解決済み。当時の5億ドルには北朝鮮復興も含まれており、さらに『平壌宣言』で、お互いに請求権を放棄することが合意されています。日本の外交当局は正恩-昌善ラインにこう切り出すべきです。世界にデビューするためには人権問題、わけても日本の拉致被害者を帰すべきだと」(前出・政治ジャーナリスト) '98年から'02年にかけて朝銀信用組合系の16の北朝鮮系信組が経営破綻し、日本は公的資金1兆3600億円を血税から負担している。'17年8月2日、東京地裁は朝鮮総連に対し910億円の支払いを命じる判決を下し、結果的に東京の一等地に建つ朝鮮総連ビルは競売に掛けられたが、その額は損害遅延金にも及ばず、おまけに朝鮮総連はここに居座り続けている。 「だから米国籍の3人の人質と同じく、無償で拉致被害者を全員返還しろ! と正恩委員長に突き付けるべきなのです」(同) 翻ってトランプ大統領は、国際条約や合意書にあまり重きを置かない稀有な政治家だ。イランとの核合意破棄を見るまでもなく、トランプ大統領の外交ルールを無視したやり方は北との交渉では大きな武器となる。 正恩委員長はトランプ大統領の“次の一手”が読めない限り、非核化を中断すればトマホークが飛んでくる恐怖から逃れることはできない。日本はその脅しに“乗っけてもらう”しかないのだ。
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社会 2018年06月25日 17時54分
今井絵理子議員『表現の自由』を完全に履き違える
“税金ドロボー”の陰口が聞かれる今井絵理子参院議員に「まだいたのか」「早く辞職しろ」の怒りの声が持ち上がっている。 今井議員が非難を浴びているのは、バンド『RADWIMPS』の新曲『HINOMARU』の歌詞問題だ。新曲はボーカルの野田洋次郎の昨詞で、《風にたなびくあの旗に 古よりはためく旗に意味もなく懐かしくなり こみ上げるこの気持ちはなに》 に始まり、《受け継がれた歴史》《気高きこの御国の御霊》《日出づる国の御名のもとに》《さぁいざ行かん 日出づる国の御名のもとに》 といった歌詞が並び“愛国ソング”という評判が出ていた。他方「軍歌だ」という疑問も続出。これに対して野田はツイッターで、「結果的にその曲で不快な想いをさせてしまった人がいたというのが何より悲しいです……戦時中のことと結びつけて考えられる可能性があるかと腑に落ちる部分もありました。傷ついた人達、すみませんでした」 と謝罪。これで一件落着となる予定だった。 ところが余計な口を挟んだのが今井議員だった。今井はブログで、「表現の手法は作家の自由であり、言葉遣いや色使いに正しいも間違いもありません。決して誰かの同意や批判を得たくて作品をつくるわけでもありません。出来上がった作品がすべてなのです」 と擁護。この今井議員の発言がネットで拡大。「お前なんかに言われて野田がかわいそう」と、今度は“今井バッシング”が起こってしまったのだ。「今井議員は憲法21条で保障されている『表現の自由』を言いたかったのでしょう。日本は表現も言論も自由ですが、だからといってみんなが賛同するわけではない。自分の主張に反論する人間がいるということが分かっていない。軍歌と受け取る者がいて不快に思った。だから野田さんは、そんな意図はないと謝罪したのです。表現の本質すら知らない人間が、なぜ政治家なのか。これこそ大問題」(マスコミ論教員) 何しろ今井議員は昨年8月、妻帯者の橋本健神戸市議(当時)との交際が発覚。車中キス、新幹線で手を握り合い、ホテルで泊まっても「一線を越えていない」と不倫を否定。「橋本元市議の妻が近く、不貞行為に対する裁判を起こすみたいです。そうなれば敗訴確実でしょう。早く裁判になって辞職してほしいものです」(政治ライター) 今井議員、まさに亡国の象徴だ。
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社会 2018年06月25日 15時00分
選考解禁 有名企業に群がるいまどき学生の就活事情
6月1日、2019年春卒業予定の大学生らの採用選考が解禁となった。ここ数年の有効求人倍率はバブル期を上回り、学生側が企業を選ぶ“売り手市場”が続いている。 「1日に選考が解禁されるのは経団連に加盟する大手企業ですが、その他の企業では優秀な学生を確保すべく青田刈りを行っています。内定辞退を考慮し、募集人数を上回る学生に内々定を出さざるを得ません。採用数が下回るとまずいので…」(外資系企業の人事担当) ある学生が「内定をもらうと自信が付く。どこまで通用するのかゲーム感覚で採用試験を受けています」と語るなど、就職の意思がない企業を受け続ける者もおり、入社希望者の弊害となっているほどだ。 「大手でさえ学生の争奪戦が激化している。中小企業はなおさらです。募集をしても応募がない。就活イベントをしても中小企業のブースはいつもガラガラです。魅力的な中小企業はたくさんありますが、学生の大手志向が根強く、有名企業しか念頭にないようです」(人材系企業担当者) かつてはIT系ベンチャーブームがあったが“悟り世代”には残業が多く給料が安いという“ブラック”のレッテルを貼られ敬遠されているという。 では、実際に大手企業に入れば幸せなのだろうか。 「某名門大学の学生は、有名企業ばかりを狙って応募したものの志望動機が定まらず、不採用の連続でした。結局、学校の推薦枠で誰もが知る超大手企業のグループ会社に就職。ところが、入社3カ月足らずで休職してしまった。有名企業に就職すると求められるレベルが高すぎて、ストレスから心身のバランスを崩す場合も少なくないのです」(同) 昔は石の上にも3年といわれたものだが、入社数カ月で転職するケースが相次いでいる。売り手市場は学生をぬるま湯に漬からせ、やる気のない人間を輩出していると言っても言いすぎではあるまい。
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社会 2018年06月25日 08時00分
天下の猛妻 -秘録・総理夫人伝- 森喜朗・智恵子夫人(上)
石川県立金沢二水高校時代、主将としてラグビーに明け暮れた森喜朗は、こんな人生観を学び取った。後年の森の言葉である。 「ラグビーの楕円球のボールは、ときにとんでもない方向を転々とする。リバウンドしたボールが自分の手元に返る確率は、100分の1以下と言われている。まさに、人生がどのように展開していくか分からないのに似ている。私の人生もまた、ラグビーボールそのものだと思っている」 なるほど、森の人生、政治生活は「リバウンドしたラグビーボール」に似た転変をたどった。妻・智恵子もまた、そうした森を見守るだけに、なんとも刺激の多い日々を送るのである。 森はあの大リーグ・NYヤンキースで活躍した松井秀喜と同郷の石川県根上町の生まれで、父親は町長を務めていた。高校を卒業すると早稲田大学に入り、当然のようにラグビー部に入った。しかし、入部して間もなく体調を崩したことからラグビーを断念。次に入ったサークルには、東南アジアの留学生が沢山おり、交流を深めようという趣旨の『国際学友会』というサークルであった。同大の教育学部にいた智恵子とは、ここで出会った。ラグビーボールは、早くもここから転々とするのである。 初めて会ったとき、ちょうど水泳で真っ黒に日焼けしていた智恵子に、こう森が声をかけた。「あなた、お国はどちらですか」。森は、色の黒さから智恵子をタイかインドネシアあたりから来た留学生とカン違いをしたのだった。当時の森は太ってはおらず、「背は高く、なかなかのハンサム。それ以上に、物事に律義、几帳面、夢を持っていてかわいい人だなというのが印象でした」というのが、その頃の智恵子の印象であった。 結婚はともに大学を卒業した1年後だったが、ラグビーボールはまた意外な方向へ転がるのだった。 森は産経新聞社に入社、系列の日本工業新聞の記者となるが、その1年後に退職して代議士の秘書に転じてしまったのである。理由は、父親が町長止まりだったこともあり、それなら自分は国会議員になってやろうとの野望であった。森は大学時代、国際学友会のサークルに入る一方、将来を期して雄弁会にも入部、その活動にのめり込んでいたのである。 代議士秘書になって6年後、森に石川県からの総選挙出馬のチャンスが巡ってきた。自民党公認は取れず、無所属での出馬である。神奈川県横浜生まれの智恵子は、石川県の選挙区の風土、風習になじめなかったこのときの選挙の手伝いを、こう述懐している。 「長男が4歳、まだ乳飲み子の長女のおしめを換えながらのテンテコ舞いでした。長女を連れていると、後援者から『なんで選挙をやる人間が無計画に子供を産んだのか』と怒られたり…。時間は昼、夜なしで、家にもまともに帰って来ないという新聞記者の妻時代も加え、何があっても怖くない、ちょっとのことではへこたれないガマン強さをこの選挙で身につけたものです」(『THEMIS』平成13年7月号=要旨=) やがて、森は自民党に入党後、実力者の階段をのぼり始めた。ついには党ナンバー2の幹事長に就任する。こうしたさなか、自民党国会議員の夫人たちの情報交換の場として、『ワイブズ・ネットワーク』なる会が発足した。世話役は党3役経験者の夫人たちが務め、年に1回、食事会を兼ねた総会がある。智恵子も、世話役の常連となった。当時の森に近かった議員は、こんな話を残している。 「あるときの会で、夫人たちの話題に『夫のために死ねるか』というのが出た。大方の夫人たちは『子供のためなら分かるけど、旦那のためにというのはねぇ』と、いわばノーということだった。ところが、ふだんは口数の少ない智恵子夫人のみ、『子供のためにも死ねるけど、私は夫のためにも死ねるわ』と、周りの夫人たちの目を見張らせたというのです。以後しばし、夫人たちの間では、『ハラの一番すわっている奥さんは森さんの奥さん』で一致したと言われていた」 ラグビーボールは、またまた転々とした。折から、小渕恵三首相が突然の病魔に倒れ、再起の見通しがつかぬ中で、後継首相に幹事長の森が押されたのである。当時、森は閣僚経験は文部大臣1回だけで、幹事長ともども政調会長、総務会長を踏んでいる「党務の人」として、「総理の器」としては疑念の声が多かった。しかし、自民党としては“緊急避難”として、時の青木幹雄官房長官ら党首脳5人による“密室協議”のうえ、森を小渕「後継」としたのだった。当時の政権は、自民、公明、保守新党の3党連立、「5人組」としては、政権維持を最大目的とし、“強力かつ穏便”に森を担ぎ出したということだった。 だが、案の定と言うべきか、「総理の器」を問われた森政権は、発足間もなくから大波に揺さぶり続けられることになる。妻・智恵子もまた、予期せぬ“針のムシロ”にすわらせられるのだった。=敬称略=(この項つづく)小林吉弥(こばやしきちや)早大卒。永田町取材48年余のベテラン政治評論家。抜群の政局・選挙分析で定評がある。著書に『決定版 田中角栄名語録』(セブン&アイ出版)、『21世紀リーダー候補の真贋』(読売新聞社)など多数。
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社会 2018年06月24日 22時30分
【放送都市伝説】5年前行方不明になった我が子発見!きっかけはこまどり姉妹?
今から50年ほど前、「テレビの奇跡」である。1964年9月16日付の朝日新聞の記事によると、5年前に迷子になり行方不明になった女の子が偶然テレビに映ったことで所在がわかり、無事に両親のもとへ帰ってきたというのだ。 1959年、東京都足立区に暮らすAさん一家は両親と娘二人の4人家族。父親は長野県へ出稼ぎに出ており、母と娘の3人で暮らすことが多かったという。ある日、母親が急病で入院することになり、その入院騒ぎの最中に一番下の4歳の娘である由紀子ちゃん(仮名)が迷子になってしまった。言葉もおぼつかない由紀子ちゃんは泣きながら、足立区内を歩き回り、しばらくして男性が保護。「きっと身寄りのない子供では」と思い、世田谷区の某修道院へ行き、由紀子ちゃんを置いてそのまま行方をくらませてしまった。かわいそうに思った修道院側は彼女を引き取り、後に多摩地区の児童養護施設、そして5年後には地元の小学校へ通うようになっていた。 そのころ、由紀子ちゃんの本当の父親と母親は娘の行方を探したが、一向に見つからず半ば諦めかけていた。ところが、ある日、当時の人気の双子デュオ、こまどり姉妹の冠番組『こまどり姉妹の日曜日』を観ていたところ、テレビ画面に由紀子ちゃんそっくりの女の子が映っているのを発見。さっそく、番組の舞台となっていた養護施設へ問い合わせ、実に5年ぶりの家族再会と相成ったという。 なお、由紀子ちゃんは自分の本名を忘れており、父親の顔を見てもイマイチ思い出せない様子だったが、仲の良かった姉の名前をきっかけに幼い頃の記憶を取り戻し、完全に記憶が戻った際には5年前のようにニッコリした表情を両親に見せたという。 この日、偶然、父親がテレビを見ていなかったら、または出演シーンを見逃していたら、この奇跡の再会はなく、改めてテレビというメディアの影響力について考えさせる事件といえよう。文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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