事案が発生したのは、京都府城陽市の城陽ジャンクション。15日午前9時10分頃、滋賀観光バスが新名神高速道路から京奈和自動車道に入ろうとしたところ、男性運転手(70)が誤って出口方向へ出てしまった。
本来そのまま出るべきだったが、運転手はバックで逆走。約20秒間走り、京奈和道自動車道に入り直した。当時バスには10人の乗客がいたが、幸い事故などは発生せず、怪我人などはなし。運転手は当初事態を会社に報告していなかったが、19日になり発覚した。
会社の事情聴取について、運転手は「遅れると迷惑がかかると思った」などと話しているという。滋賀観光バスは現在のところ処分などは予定していない模様だ。
運転のプロが犯したケアレスミスに、ネットユーザーも驚きの声を上げる。特に、運転手が70歳だったことについて驚く人が多く、「そんな人を使って大丈夫なのか」「高齢すぎる運転手は危険だから使わないでほしい」「会社の管理体制はどうなっていたのか」などの声が上がった。
プロの運転手といえども間違うことはある。高速道路の場合、ご存知の通り間違えた場合バックすることはできない。車が猛スピードで走る高速道路での逆走は当然ながら重大な死亡事故に繋がる。この運転手は遅れたとしても、迂回ルートを走るべきだった。
重大事故に繋がらなかったことが、不幸中の幸いだった。