社会
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社会 2012年01月30日 11時45分
集英社ウハウハ! 石原都知事とバトル繰り広げた芥川賞作家・田中氏の著書が異例の発行部数に
第146回芥川賞を受賞しながら、不機嫌な会見をした田中慎弥氏(39)の姿は記憶に新しいところだ。その受賞作「共喰い」の発行部数が10万部に達したことが分かった。純文学としては異例の部数で、発行元の集英社はウハウハだ。 集英社によると、初版は3万5000部だったが、予約が順調なことから、1月19日に1万5000部の増刷を決定。早めに売り場に並んだ東京都内の一部大型書店の売り上げも好調だったことから、さらに5万部を追加し、最終的に計10万部に達したという。 田中氏は07、08、09、11年と4度も芥川賞候補に上りながらも落選した苦労人。その一方で05年に新潮新人賞、08年には川端康成文学賞、三島由紀夫賞を受賞した“陰の実力派”だった。山口県立下関中央工業高校卒業以降、アルバイトも含め、一度も職業に就いたことがないという異色の経歴をもつ。 「ばかみたいな作品ばかり」と発言した芥川賞選考委員の石原慎太郎都知事に対し、受賞会見で「4回も落っことされて、断っておくのが礼儀。断ったりして気の弱い委員の方が倒れたりしたら、都政が混乱するので。都知事閣下と東京都民各位のために、もらっといてやる」と皮肉った。石原都知事は今回限りで選考委員を辞める意向を明らかにしたが、「読み物としては読めたけど、ある水準に達していない。○×△で△を付けた」と田中氏の作品を評した。田中氏は「石原慎太郎に評価されたくない。どうせなら×をつけてほしかった」とやり返して、石原都知事とのバトルが話題になっていた。 結果的に、この不機嫌会見が功を奏して、世の注目を集めて発行部数がグーンと伸びた田中氏。平凡な会見をしていたら、メディアで大きく取り上げられることもなく、10万部もの部数には到底届かなかったはずだ。これで、印税もガッポリ。集英社も田中氏もニンマリだ。これまで、芥川賞に縁がなかった田中氏だが、これでその苦労も報われたということか…。(蔵元英二)
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社会 2012年01月29日 15時00分
大阪都構想頓挫か 橋下市長に松井府知事がブチ切れ3秒前 (2)
橋下市長と松井知事の関係を怪しくしかねない火種は他にもある。 1月12日、市民団体が大阪府を相手取り、大阪市に対し咲洲庁舎(旧WTC)への移転について総額96億円の損害賠償を求める訴訟を起こしたのだ。訴えたのは市民団体『おおさか市民ネットワーク』(藤永延代代表)と、フリージャーナリストの西谷文和氏ら85人。原告らは「咲洲庁舎の購入は、科学的な耐震調査がなされておらず、安易な支出で違法なもの」と主張する。 咲洲庁舎は、橋下市長が知事時代の'10年6月に、大阪市から約85億円で旧WTCビルを買い取ったもの。府議会の議論が移転反対、購入賛成と混乱する中で、部局の移転が進められていたが、昨年3月の東日本大震災で損傷し専門家から耐震性の問題を指摘されていた。結果、全面移転は断念したものの、現在も咲洲庁舎として使用され「府市統合本部」を中心に約2000人の職員が勤務している。 訴訟を受けて橋下市長は記者団に対し「議会での議論などのプロセスをきちんと踏んだ決定で僕が賠償責任を負うことになれば、自治体の長なんてできなくなる。府庁移転反対の人は、訴訟ではなく選挙を通じて民意を実現すればよかった」と、いつもの橋下節で、選挙による民意を強調したが、原告代表の一人、西谷氏はこう反論する。 「市長は民意と言うが、移転反対という議会を通じた民意は無視している。せめて継続審議に応じていれば、東日本大震災の時に違った結果が出ていた可能性がある。自分の考えだけで暴走し、大阪府に損害を与えた責任は大きい。裁判を通じて、民意とは何かを訴えたい」 また、原告弁護団の西川大史弁護士も指摘する。 「多数決で決められた民意がすべてというのなら、裁判所はいらないのではないか。民意の名の暴走に歯止めをかけたい」 「橋下さん96億円返して!」を旗印に進められるこの訴訟、もし訴えが認められれば、松井知事に橋下前知事を訴えろという判決が出て、結果、2人は否応なしに対立の局面に追い込まれるのだ。 「2人ともそんな訴えが通るわけがないとタカをくくっていますが、果たしてどうなるか。もしそうなったら、松井知事は、橋下市長からきっちりケジメをとってもらいたい」(ある原告) 橋下-松井の関係について、松井知事の後援者の一人はこう語る。 「手柄はあっち、汚れ役はこっちと、いくら信頼関係にあるとはいえ、松井さんはよく我慢しているなと思います。普通の人ならとうにブチ切れてますよ」 市議会・府議会の野党の間からは「もし維新の会に対立の気配が見えたなら、その時は火に油を注いでやる」と物騒な声もある。 一見、盤石に見える橋下−松井の名コンビだが、今後対立する可能性が出てきた。もし足元おぼつかない状況となれば、橋下市長の掲げる「大阪都構想」も危うくなるだろう。
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社会 2012年01月28日 17時59分
国会会期中にラウンドガール! 民主・早川衆院議員が姿態披露
現在は国会会期中。民主・野田佳彦首相が消費増税に意欲を見せて、けんけんごうごうに議論が交わされている。そんななかで、与党の民主党所属議員が場外で派手な課外活動をしてみせた。 その話題の主は1期目の早川久美子衆院議員(41)。早川氏は1月26日、東京・後楽園ホールで行われたプロボクシング、WBC世界フライ級13位・粉川拓也(宮田)vs日本同級1位・池原繁尊(横浜光)の日本フライ級王座決定戦でラウンドガールを務めたのだ。先ごろ引退した元世界チャンピオン・内藤大助が所属していた宮田ジムの宮田博行会長が、地元の早川議員を応援しており、今回はその縁で声がかかったものだ。 それも、ふだんのスーツ姿ではない。丈の短いTシャツにショートパンツで、見事なヘソ出し。黒のロングブーツをはいた全身黒ずくめのセクシーな衣装は、とても40代とは思えないなまめかしさであった。 早川氏は01年から葛飾区議を2期務めた後、09年の衆院選に出馬。小選挙区では敗れたが、比例で復活当選した。現在は樽床伸二・民主党幹事長代行のグループに所属している。葛飾区議時代の06年には、写真週刊誌「フライデー」で水着姿を披露。当時から、セクシー系議員として注目を集めていた。 国会議員としては、この活動はどうかという意見もあろうが、国会をさぼってラウンドガールを務めたわけではなく、セクシー系女性議員としての特性を生かした自己アピールといえる。 民主党の女性議員といえば蓮舫参院議員がいる。蓮舫氏といえば、元クラリオンガールで、水着になるのが仕事であった。蓮舫氏の姿態も見てみたい気もするが、さすがに無理か。これは、他の女性議員ではマネできない早川氏ならではの活動であろう。次は水着でのラウンドガール姿を見てみたい?(落合一郎)画像:早川久美子facebook http://www.facebook.com/kumiko.hayakawa
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社会 2012年01月28日 17時59分
元女性と女性との間の子は実子として認められない?
性同一性障害のため性別を戸籍上、女性から変更した大阪府東大阪市の会社員の男性(29)が、第三者(男性の実弟)から精子の提供を受けて、人工授精で妻(30)との間に生まれた男児(2)が、法律上の夫婦の子である「嫡出(ちゃくしゅつ)子」と認められないのは不当だとして、東京家庭裁判所に不服を申し立てる方針を決めたという。 男性は08年3月、戸籍の性別を女性から変更して、現在の妻と結婚。翌年、人工授精により、妻が男児を出産した。しかし、当時住んでいた兵庫県宍粟(しそう)市は「生物学的に親子関係は認められない」として嫡出子と認めなかったという。2年前に東大阪市に転居した後、大阪市にも出生届を提出したが、受理されなかった。さらに、1月27日に東京都新宿区役所に出生届を提出したが、これも受理されなかった。男児は戸籍がない状態が続いている。 10年3月に当時の千葉景子法務相が法改正検討を表明し、男性は法務省にも何度か足を運んだが、「我々にはどうすることもできない」と回答されたという。男性は「法改正なしで区役所が認めるのは難しい。自分たちの子と認めてもらうには、家裁に申し立てるしかない」と話しているという。 法務省によると、性別を変更した夫は、性別変更の審判を受けたことが戸籍に記載され、「生物学的な父でないことが明らか」なため、民法の規定に照らし、自治体からの照会には「非嫡出子」とするよう回答しているという。戸籍法では、戸籍事務に責任を負うのは市町村長や区長で、処分に不服があれば家裁に不服申し立てができると定めている。 簡単にいうと、嫡出子とは婚姻関係にある男女(夫婦)から生まれた子で、逆に非嫡出子とは婚姻関係にない男女から生まれた子という定義になる。たとえば、夫婦間ではなく愛人関係で生まれた子は非嫡出子となる。 一般の夫婦関係において、夫に生殖能力がなく、不妊治療として第三者から精子を提供されて人工授精で出産した場合は、出生届提出の際に事実を申告する必要がないため、一般的に嫡出子として受理されている。だが、このケースの場合は男性の戸籍に性別変更の事実が記載されており、「生物学的な父でないことが明らか」なため受理されないのだという。男性は「一般の夫婦では提供精子でもうけた子が嫡出子になっている。なぜ性同一性障害だと法的に男性になった後も差別を受けるのか」と訴えている。 この件に関連して、小川敏夫法務相は「家族制度や親子の関係、生殖医療の問題をどうするかという大変深い問題。すぐ結論を言えないが、非常に重要な問題なので検討したい」との見解を示した。 性別を変更してまで結婚したからには、2人の子どもがほしいと思うのは自然な流れ。現状、法律が実態に追いついておらず、該当する人たちの悩みは深いであろう。(蔵元英二)
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社会 2012年01月28日 15時00分
大阪都構想頓挫か 橋下市長に松井府知事がブチ切れ3秒前 (1)
『大阪維新の会』大躍進の立役者、橋下徹大阪市長と松井一郎大阪府知事。「ロシアのプーチンとメドベージェフのようなもの」とも言われる2人の関係に、ヒビが入っているのではないか、との情報が聞こえてきた。実務レベルを取り仕切り、維新の会を実質的に支えている松井知事が、橋下人気を妬んでいる、というのだ。 「正確に言えば、松井知事というより、松井知事とその周辺でしょう」と、ある自民党のベテラン府議は言う。本当だろうか? 実際、ダブル選挙圧勝後の橋下市長は人気爆発中だ。1月20日に大阪市内で開催される予定の市長就任後初の政治資金パーティーでは、チケットを当初予定の1500枚から急遽500枚を増刷するなど売れ行き絶好調。会場もホテルの一室からワンフロア貸し切りに拡大するという人気ぶりだ。後援会の入会申し込み者数も上々で、ダブル選挙後の一カ月で305人増加。資金面、組織面に弱さがあると言われる橋下後援会にしてみれば、嬉しい悲鳴以外の何ものでもない。 一方の松井知事も橋下人気、維新旋風の影響で、景気のいい話が…と思いきや、そうではないらしい。パーティー規模は例年通りで、後援会の入会申し込みも「少し増えたぐらいかな、という感じですね」(松井一郎・後援会事務局)だという。この状況に事務局は「予想通り」とのことだが、地元の後援者の間からは「あまり面白くない」との声が出ているのだ。 「松井知事は、維新の会の黒子を気取っているようですが、政治家はある意味、人気商売。陰に回って喜んでいるようではいけません。ましてや知事なんですから」(八尾市の建設業者) 今でこそ橋下市長が主役の維新の会だが、組織を立ち上げたのは、松井知事ら自民党の府議だった。にもかかわらず、これだけ差がつくと松井知事はさぞ面白くなかろうと、周囲は気を使っているのである。 「松井さんの周辺には、利権絡みで、それなりの期待を持つ人がいます。彼らにしてみれば、せっかく知事になったのに橋下さんの言いなりばかりでは困るのです」(革新系の地元市議) 府議時代の松井知事を知る元府議はこう語る。 「松井氏は本来、橋下さんに負けんぐらいの目立ちたがり屋。それに維新の会を立ち上げたという自負もある。いくら相手が橋下さんでも、ずっと大人しくしているとは思えない」
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社会 2012年01月27日 11時45分
“現代の阿部定事件”と思われた局部切断事件は意外な結末で幕!
さる1月16日、東京都昭島市福島町2丁目のアパートの一室で、独身で一人暮らしのタクシー運転手・矢口行さん(49)が、死亡していた事件は衝撃を与えた。男性は首、胸、腹、下腹部の4カ所に文化包丁による傷があり、局部は切り取られて、ベッド付近の床に落ちていたからだ。あまりにもむごい死に方は、“現代の阿部定事件”と思われた。 阿部定事件とは36年(昭和11年)5月18日に、仲居であった阿部定(当時30)が、東京市(現東京都)荒川区尾久の待合茶屋で、性交中に愛人の男性・石田吉蔵さん(当時42)を殺害し、局部を切断した事件で、まさにその再現かともいわれていたのだ。 当初はこの男性が交際していた40代とみられる女性と、大ゲンカしている声や、女性が物を壊す音を近所の住民が度々聞いており、他殺説も出ていた。ところが、男性の遺体には腕に注射痕があり、覚せい剤反応が出たことで、自殺、他殺の両面で捜査が進められていた。 その結果、警視庁捜査1課などは26日までに、自殺と断定した。同課によると、男性は10日午後2〜10時に死亡したとみられるという。第三者がアパートに入った形跡がなく、体の傷も自分で付けられる箇所ばかりで、抵抗した際にできる防御創もなかったことから、覚せい剤を使った上で、自殺したものと判断されたもよう。男性は周囲に「死ぬ時は腹を切って死ななきゃいけない」と語っていたという。 覚せい剤中毒のひとつの特徴として自傷癖がある。脳の中枢神経が冒され、痛覚などの感覚も麻痺するため、痛みも感じなくなるという。とはいえ、いくらなんでも、自身の局部を自ら切断するとは狂気の沙汰。薬物で錯乱したのであろうが、このような死に方はさすがにしたくない。改めて、覚せい剤の恐ろしさを痛感させられた事件だった。(蔵元英二)
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社会 2012年01月27日 11時00分
オリンパス上場維持へ 政府・東証のあきれた思惑(2)
証券記者が続ける。 「政府=金融庁にとって、外資からの資金調達に活路を求めかねない彼の復帰は歓迎できません。同じことが東証にもいえる。もし上場廃止を決定すれば、これを機にオリンパス株は猛然と売り浴びる。そのタイミングを捉えて外資が二束三文となった株を買いあされば乗っ取りに王手が掛かる。ただでさえ金融庁に首根っこを押さえられている東証が、お上の意向に逆らえるわけがありません」 東証を発信地とする上場維持のフライング報道と、ウッドフォード元社長の“敗北宣言”は、ほぼ同じタイミングでのことだった。言い換えれば当局の強い意向をくんだ国内の主要株主が“ウッドフォード外し”を画策、その厚い壁を痛感した同氏が自らの社長復帰を断念したのが真相だろう。 しかし東証が、堂々たる粉飾決算に手を染めたオリンパスの上場を認めれば、世界の目には「日本の市場は粉飾天国」としか映らない。確かに決算発表のタイムリミットや債務超過など上場廃止についての線引きはあるものの、虚偽記載の目的や規模が市場にどれだけの影響を与えたから上場を廃止し、どの程度ならば条件つきで上場維持を認めるのかについて、東証には明確な規定がない。それを良いことに関係者のサジ加減がまかり通れば、市場への信頼は失墜する。 「昨年暮れ、米ゴールドマン・サックスが、マネースキャンダルの混乱に乗じて大量のオリンパス株を空売りし、ボロ儲けした。これに激怒した金融庁は、増資後の経営に海外企業が介入することなどもってのほかとなり、ウッドフォード氏復帰にも不快感をあらわにした。ゴールドマン・サックスのえげつない商法は問題ですが、その分を割り引いたとしても、外国の投資家は『政府主導の露骨な海外排除シフト』とささやきあっています」(金融情報筋) 実際、そんな政府=金融庁の腹のなかをくみ取ったのか、東証は昨年暮れに1部・2部市場の上場基準を大幅に緩和すると発表した。直前の決算が赤字であっても「2年間トータルで経常利益が5億円以上」であれば上場を認めるなど、質の低下には目をつむるという奇策に打って出たのである。 「このところ経営統合やMBO(経営陣による企業買収)などで上場企業の数が減っている。これに危機感を募らせた東証が恥も外聞もなく『赤字会社、大歓迎』とぶち上げ、オリンパスの上場維持に対する世間の批判をかわそうとしているのだろう。まさに厚顔無恥だね」(地場証券役員OB) 東証がどんなに奇策を弄したところで「日本の常識は世界の非常識」である。
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社会 2012年01月26日 11時45分
年賀状を廃棄し現金書留を盗んだ元郵便配達員を逮捕! 管理体制問われる郵便事業会社
愛知県警愛知署は1月24日、年賀状を配達せずに廃棄し、さらに現金書留を盗んだとして、窃盗と郵便法違反の疑いで、愛知県日進市梅森町、郵便事業会社日進支店の元期間従業員・岩田恵介容疑者(21)を逮捕した。 逮捕容疑は7日、同市内で現金書留3通の中に入っていた計約20万円を盗み、7〜9日頃、旅行先の福岡県古賀市の九州自動車サービスエリアのゴミ箱に、現金書留の封筒と未配達の年賀状約200通を捨てた疑い。同署によると、同容疑者は容疑を認めており、「配り切れなかったから捨てた。おカネも欲しかった」と供述しているという。 全くもって、許せない事件だ。年賀状を廃棄したくらいはまだましだが、客が送金したカネに手を付けるとは、とんでもない配達員だ。郵便事業の信頼性自体を揺るがす犯罪である。ただ、管理側に問題はないのだろうか。現金書留という特殊な郵便物を、非正規の期間従業員に任せてもいいのだろうか。 ジャーナリストのA氏は「郵便事業会社は人件費削減のため、配達員の多くが非正規社員になってしまっています。本来なら、書留のような重要な郵便物は正規社員が配達すべきなんでしょうが、それでは効率も悪く、だんだんなしくずしになっているようです」と語る。 また、かつて埼玉県内で郵便配達のアルバイトをしていたというBさん(34)は、「国の事業だから潰れることはないだろうと思って始めました。しかし、時給は900円程度。仕事は雨や雪が降っても、バイクで配達しなければならず、かなりきつい仕事です。正直、天気が悪い日や量が多い日は郵便物を捨てたい衝動にかられた時もありました。それに、バイトに書留まで任せるのは、どうかと疑問に思っていました」と話す。 正規であろうと非正規であろうと、やっていいことと悪いことがある。ただ、一般的に郵便事業会社の時給は安いといわれている。立場に見合わない仕事を非正規社員にまで任せるのは、いかがなものかという問題もある。今後、このような事件が起きぬよう、郵便事業会社では正規、非正規に割り当てる仕事の内容を再考する必要があるのではなかろうか。(蔵元英二)
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社会 2012年01月26日 11時00分
オリンパス上場維持へ 政府・東証のあきれた思惑(1)
オリンパスの巨額損失隠し問題に関し、「菊川剛前社長ら現旧経営陣19人に責任があった」とする調査報告書が公表された。ところが東京証券取引所は、それでも上場維持の“お墨付き”を与えようとしている。 企業の上場審査や市場を監視する「東証自主規制法人」が関係者に行った聞き取りの結果、損失隠しが一部経営陣の独断で極秘に行われたものと判断し、1月中にも上場維持を決定する見通しだが、全くお咎めなしでは世間の反発を招くのは必至。そこで、市場の信頼を損ねたことから「上場契約違約金」1000万円の支払いに加え、社内の管理体制や情報開示に問題があったことを投資家に周知徹底させる「特設注意市場銘柄」に指定。3年以内に社内の管理体制を改善しなければ上場廃止できる、事実上の“執行猶予”とする落としどころを模索しているのだ。 「新年早々、各紙が競うように『オリンパス、上場維持へ』などと報じたのは、世間の反応を探りたい東証の意図的リークに決まっています。この報道で株価が急騰したように、日本航空やライブドア、西武鉄道の場合のような株主責任をウンヌンする声はトーンダウンしました。何としても上場を維持させたい東証首脳は、このアナウンス効果に内心ニンマリしているでしょう」(市場関係者) 過去10年余にわたって組織的な“飛ばし”に手を染め、1350億円に及ぶ簿外損失を抱えたオリンパスがセーフになれば、株主責任を厳しく問われて紙クズを掴まされた市場追放組の株主こそ浮かばれない。まして西武鉄道は、大株主の保有株を巡る虚偽記載での一発退場だった。オリンパスの悪質さは比ではないだけに、今回の決断の舞台裏における関係者の秘めた思惑が見え隠れする。 マネースキャンダルを追求した揚げ句、寝首をかかれるようにして失脚したマイケル・ウッドフォード元社長は1月6日、3〜4月にも予定されている臨時株主総会での現経営陣との委任状争奪戦を断念すると発表した。復帰に意欲を見せていた同氏がファイティングポーズを解いたのは、国内主要株主が自らの復帰を含む独自の役員候補案に難色を示し、争奪戦を仕掛けても勝算が薄いと判断したからに他ならない。 「米国の投資ファンドなど一部の株主はウッドフォード氏復帰を歓迎していますが、国内の機関投資家は大半が距離を置いている。日本では馴染みが薄い委任状争奪戦へのアレルギーもあるでしょうが、それよりも彼が復帰すれば資本増強のドサクサに紛れて海外企業の発言力が強まり、乗っ取られてしまうと恐れているからです」(証券記者) オリンパスは損失隠しに伴う決算訂正で資本が大きく目減りした。そこで1000億円規模の資本増強を計画している。同社は世界の内視鏡市場で4分の3という圧倒的シェアを誇っており、医療分野の強化を目指す内外企業には垂涎の的。資本参加を機に業務提携で風穴を開ければ経営へのグリップが一気に強まる。野心に満ちた会社が舌舐めずりしないわけがない。
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社会 2012年01月24日 11時45分
NHK大河「平清盛」に井戸兵庫県知事がまたクレーム!
もはや、毎週休み明けの恒例行事となったようだ。井戸敏三兵庫県知事が1月23日の会見で、NHK大河ドラマ「平清盛」(日曜午後8時)に、またクレームを付けた。 8日に初回放送された「平清盛」に対し、10日の会見で井戸知事は「画面が汚い。鮮やかさのない画面ではチャンネルを回す気にならない」と苦言。これは、同回の放送が大河ドラマの初回放送としては過去3番目の低さだったことに対する意見だった。だが、県には「映像は効果的だった」「知事がテレビ番組に介入すべきではない」などと、井戸知事への批判のメールや電話が312件も入っていた。 そして、15日の第2回放送を受けた16日、再度、井戸知事が口を開き、「先週言った通り。明るい画質を検討してもらったらと思う」と苦言を呈した。この発言に対し、NHK側は18日の会見で、「当時の空気感を出している。汚いと言われるかもしれないが、我々の思いとして作っている」と反論し、「(画面の)変更の予定はありません」とキッパリ言い切った。 これでは終わらなかった。22日の第3回放送後の23日の会見で、井戸知事は画面の明るさなどを変更しないとNHK側が語ったことについて、「今変えたら(NHKの)全面敗北になる。世論の動きで見直さざるを得ないこともあるだろうから、期待している」と語った。さらに、「瀬戸内海に船が浮かぶ場面で真っ青な海の色が出ていない。瀬戸内海の自然をきちっと映し出してほしい」と、またも演出上にクレームを付けた。 県や神戸市は、平清盛の築いた福原京が現在の神戸市兵庫区にあったことから、ドラマの放送に合わせて県や市が観光客誘致を進めている最中。番組への期待感が、批判や要望につながっているもようで、今後も“注文”が出そうな気配だ。そうはいっても、県や市のためにドラマを制作しているわけでもなく、NHKとしては対処に苦慮するところだ。(蔵元英二)
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都知事選 石原氏満員電車でGO!
2007年03月23日 15時00分
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都知事選きょう告示、石原氏ら第一声
2007年03月22日 15時00分
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2007年03月20日 15時00分
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都知事選 黒川氏が石原知事をホリエモン呼ばわり
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ホリエモン実刑
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丸山弁護士東京都知事選出馬へ
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石原カジノ構想消滅!?浅野氏に“追い風”吹く
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上層部スタッフが告発 NOVA 怪文書
2007年02月21日 15時00分