この日は開幕戦の追加対戦カードとして、過去3度、世界制覇したアンディ・サワーVS欧州王者リーロイ・ケスナー、日本GP覇者の小比類巻大信VSアジア王者イム・チビンなどが発表。既出の佐藤嘉洋VSドラゴなどを含め、全8試合が出そろった。
開幕戦を前に魔裟斗が引退を表明している。大みそか「Dynamite!!」の引退試合で本年度の世界王者と対戦することを明言したことで、魔裟斗への挑戦権を懸けた闘いの様相を呈している。
そんな事態に谷川EPは「魔裟斗に勝ち逃げしてもらっちゃ困る。特に日本人の佐藤選手には世界を制し、大みそかに魔裟斗選手を倒してほしい」と、新たな主役が出てくることを願った。
今年は歴代王者にも厳しい目が向けられることになった。谷川EPは「魔裟斗くんは自分の意思で世代をバトンタッチしますが、他の世界王者のサワーとかブアカーオだって同じ」と切り出し、「サワーとブアカーオは、今年勝たないと来年は呼ばない。背水の陣になる」と通告。負ければ歴代王者も容赦なく“クビ”にする意向を示した。
カリスマ魔裟斗の引退余波で、歴代王者たちも生き残りを懸けた闘いに臨むことになった。