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巨人が松井秀喜監督断念「ポスト原」にイチロー浮上①

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提供:週刊実話

 この年末になって本誌編集部に飛び込んできたのが、イチローが来年3月に行われるマリナーズの日本開幕戦後、巨人に電撃移籍するという怪情報だ。“ポスト原監督”を見据えての戦略と言われるが、そこには今オフのFA戦略の深謀遠慮が秘められている??。

 原辰徳監督(60)が4年ぶりに指揮を執る巨人が、3月17、18日に東京ドームで米大リーグのマリナーズと親善試合を行う。その試合でマリナーズのイチロー球団会長付特別補佐(45)が選手として出場することで、物議を醸している。
「マリナーズの日本開幕戦(3月20、21日)の対戦相手はアスレチックス。今季はア・リーグ西地区で2位でしたが、人気チームとは言い難い。それでも開催に至ったのは、開幕戦前に予定されている巨人との親善試合にイチローを出場させるため。その試合の後、電撃的に3月29日のNPB開幕に合わせて巨人入りさせる。元々、イチローはマ軍の支配下選手ではなく、練習だけ参加している球団幹部。日本球界入りしてもややこしい問題は起こりません」(スポーツ紙デスク)

 イチローが現在の“会長付特別補佐”という特殊なポストを与えられたのは、今年5月3日。以降、チームに帯同して若手を指導しながら、試合前の練習を続けてきた。それも、すべては巨人入りに合わせた行動だったというのだ。

 原監督とイチローは、特別な関係にある。’09年のワールド・ベースボール・クラシックで監督と選手という立場で共闘し、世界連覇を果たした間柄。今年10月、監督に就任した原監督があえてヘッドコーチを“空室”にしていたのは、イチローをヘッド兼選手として迎える構想を温めていたからだ。

 とはいえ、本来ならシーズンオフの早い時期に巨人入団を発表できたはずだ。しかし、それをあえて封印していたのは、マリナーズとの親善試合の目玉にする思惑だけでなく、今オフに進められた巨人の超大型“フリーエージェント(FA)戦略”に、その意図が込められていた。
「入団契約を結んでしまえば支配下選手登録する必要があり、FAの人的補償に波及します。いい例が上原浩治でとった“裏技”です。シーズン終了後に左ひざのクリーニング手術を理由に一時自由契約とし、人的補償から“避難”した後で、再契約を結びました。『規則破り』との声もありますが、野球協約には抵触しない。イチローの場合もまたしかり、ということです」(放送関係者)

 このオフ、巨人はFAで丸佳浩外野手と炭谷銀仁朗捕手を獲得した。巨人のプロテクト枠は、それぞれ28人。事前にイチロー獲得を発表していれば、有力選手を1人、プロテクト枠から外さざるを得ない。FAの人的補償問題が片付いた後で電撃入団というのが、当初からの目論みだったのだ。

 今回のFA補償で、巨人一筋15年、通算133勝を挙げた左腕・内海哲也投手をプロテクト枠から外し、西武は炭谷の人的補償として指名。そのまますんなり移籍は決まったものの、投手陣の精神的支柱だった内海の突然の移籍は、ファンばかりでなく、選手、OB連の間でも波紋を呼んでいる。
(明日に続く)

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