ジョンヒョンさんは姉に遺書と見られるメッセージを送り、「今まで辛かった」と悩みを打ち明けていた。日本と比べて韓国は、若い芸能人が自ら命を断つ場合が多い。
「日本でも知られるところでは、KARAの新メンバー候補で構成される“BABY KARA”のメンバーだったソジンさんが2015年2月に、22歳で飛び降り自殺をしています。KARAのメンバーに選ばれなかったことを悲観しての自殺といわれていますが、将来を期待されていただけに残念ですね。2010年6月には『冬のソナタ』にも出演したパク・ヨンハさんが32歳の若さで首吊り自殺をしています。自殺の原因は、父親の病気や、過剰な人気に対するストレスなど複合的な悩みとも言われていますね」(芸能ライター)
なぜ、韓国の芸能人たちは若くして命を断ってしまうのか。そこには韓国特有の社会事情も関係しているようだ。
「LINEやカカオトークといったメッセンジャーアプリが、いずれも韓国企業によって提供されていることからもわかる通り、韓国は日本以上にインターネットが人々の生活に密着しています。そこでは、芸能人に対する度を過ぎた誹謗中傷が日本以上に飛び交っています。さらに、2009年3月に人気女優のチャン・ジョヨンさんが『枕営業の強要』を明かし29歳で自殺したほか、いまだに事務所が多額のマージンを搾取するため、人気が出たとしても生活は苦しいといった旧来の慣習に苦しむ芸能人も多くいます」(前出・同)
不幸の連鎖を断ち切るためにも、日本と同様に韓国の芸能界にも変革が求められるのかもしれない。