右の写真を見ていただきたい。もはや説明は不要かと思うが、卒塔婆の隣に謎の白い物体がハッキリと宙に浮いてしまっている。さらにその真上にはオレンジ色の球体まで確認できる。
これは奥多摩からほど近い、山梨県甲州市塩山一之瀬高橋にある花魁淵(おいらんぶち)で撮影されたものである。
「花魁淵」と聞いてピンとくる人も多いだろう。ここは東京近隣の心霊スポットの中でも「最凶」との呼び声の高い場所である。
花魁淵の名は戦国時代、武田氏の隠し金山の秘密漏洩を避けるため鉱山労働者の相手をするため遊廓にいた55人の遊女をこの淵に沈めて皆殺しにしたという事件が由来となっている。55人という大量殺戮、秘密を守るための口封じということで、この地には昔から心霊的な噂が後を絶たない。
この写真は山口敏太郎事務所のスタッフが大学時代、オカルト好きの友人と一緒に花魁淵へ行った際に撮られたもので、現地を離れたのち友人のカメラにこの画像があったのを見つけたものである。
山口敏太郎事務所は前回に引き続き、関西在住の霊能者であるあーりん女史に鑑定をお願いした。
「写真の背景部分の地面などにも多数の不成仏霊が写っているようですね。あの光の部分は一個人の幽霊ではなく、霊たちの欲している供養の灯明の具現化です。集団かつ同じ思いの霊がいる場所では、こういうものが欲しいと、お供え物の集団リクエストをしてくる場合があります。光という自然現象を使って、ろうそくのような形を見せたようです。通常、カメラの前にガラス面や水面などフラッシュが反射するものがないと画面の真ん中であのような光の反射はしないです」
「不成仏霊」そして「集団の霊」…これはまさに前述の「花魁淵伝説」にバッチリ当てはまっている。
夏もそろそろ終わり…皆さんも心霊スポットの探検には十分に気をつけていただきたい。
(山口敏太郎事務所)
<参照サイト>
あーりん監修携帯サイトau公式 携帯コンテンツ
「本格☆香港風水〜恋する護符」http://h-fusui.jp/