(詳細はこちらを参照 http://www2.toho-movie.jp/movie/kurosawa/ )
ブルーレイも順次発売中だが、「七人の侍」のようなアクションは大画面で見るとまた迫力が違う。近県のファンは一度見に行ってみてはいかがだろうか。また「生誕100年祭公式サイト(http://ak100project.com/index.html)」によると、すでに去年からアメリカ、香港等海外で記念展示会が行われ、今年もモナコ、ロシア等で予定されているようだ。日本では広島・宮島で7月に開催予定。展示のほかに吉田兄弟による奉納ライブ等もあり、盛りだくさんの内容になりそうだ。山梨県北杜市でも10月開催が決まった様子。また、「世界のクロサワ」だけに、各業界にまたがっての記念イベントを楽しみにしているファンも多いかも。文芸春秋は『黒澤明VSハリウッド』(田草川 弘著)、『複眼の映像』(橋本忍著)の2点を生誕百周年記念として3月に文庫化している。黒澤関連本は点数が多いので、出版業界にもビジネスチャンスとして大きなイベントになるかもしれない。しかし、その中心的役割は、やはり映画業界に期待したいところ。黒澤監督と縁の深かった東宝を中心に、日本映画界が誇る世界の巨匠の名を辱めないよう、記念の年を盛り上げてほしいものだ。
(横浜 六太 山口敏太郎事務所)
参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」
http://blog.goo.ne.jp/youkaiou